佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「教養」というワードに惹かれて手に取った。
なるほどーと納得する主張
分かるけど、でもねぇ…と現実問題ハードル高いと思ってしまう主張
一理あるけど私はこう思うな…と自分のスタンスを改めて自覚させてくれるような主張
など、さまざま。
全てを参考にするというよりは、展開されている話に自分も一緒に考えながら読み進めた。
「子どもの教養を育む」という意識が持てただけでも、読んでよかったと思えた。
それにしても、佐藤さんの多方面からの話の展開力に驚嘆。まさに教養を見せつけられた。
教養を駆使しながら思考を働かせるって、楽しいだろうなぁ。
紹介されている本の振れ幅もすごい。
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Posted by ブクログ
著者は「地アタマ」と記憶力がいい人なんだろうな。
ソ連・ロシアについてはゴルバチョフ・エリツィン・ペレストロイカ・グラスノスチなんて単語は知っていたが、それが何か、当時何があったのかは当作で知ることができた。
また、北方領土がその中でどういう位置づけであったか学ぶことができた。
また、外交官がどの様な働きをするのか、そもそも外交とは何か、興味深く読みました。
そして、国家組織の中にいる優秀な人物であっても、ひとたび国家に目をつけられるとどの様な扱いを受けるのか…恐ろしい。
ムネオハウスという単語が出てきた事件、おぼろげに覚えているがそんな事だったのか。
当然、これは一方から見た意見ではある -
Posted by ブクログ
世界史に興味を持っていて何冊か本を読んでいるうちに、特にヨーロッパの歴史を学ぶ上ではキリスト教の学習は避けて通れないなと感じていました。もともと宗教には興味があるのでキリスト教の本も何冊か読んでみたくなり、キリスト教の考えが分かりやすく書かれている本を探していて本書を読みました。
13歳から、とありましたが、大人の私にも響く内容でキリスト教徒が日常の出来事をどんな風にとらえるのかということがよくわかりました。
イエスの誕生から2000年以上経っている現在で、当時と生活習慣も文化も違う世の中になりましたが、教えは普遍的なものもあるのだと実感。 -
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Posted by ブクログ
「わかりやすく解説」するニュースよりよほど分かりやすく歴史の襞に分け入っていると思う。
p. 60 ウクライナ東部のルハンスク州、ドネツク州の住民を擁護し、非軍事化するーープーチンは、こうした名分を掲げて侵攻に踏み切った。しかしこれは今回の侵攻での「戦争目的」に過ぎません。ここに至る経過は長くて複雑です。(中略)
ソビエト連邦は解体を余儀なくされ、それに伴ってNATOに対抗してソ連、東ドイツ、ポーランドなどが結成したワルシャワ条約機構も解体されました。このとき、西側陣営は「国際社会の脅威はこれで消え去った」と勝利に酔いしれ、ワルシャワ条約機構が消滅した地域にNATOを拡大していきます。(中略 -
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Posted by ブクログ
世界史の概説本ではなく、現代の情勢を眺めるために過去の歴史を学ぶ必要性を訴えた本。筆者の主張は世界の歴史をアナロジカル(類似的)に見ることが重要ということ。それによればグローバル主義の行きついた現在は、アメリカの覇権が揺らぎ新たに台頭した国々が力をむき出しにする新帝国主義時代と言え、第一次世界大戦前夜と似たような空気感と評せるとのこと。確かにこの考察は面白いと思った。また、近代ナショナリズムは自然発生的なものではなく、上からの作用もありつつ、集団に共通する過去の物語が見いだされることで形成されるという論説の紹介や、原罪を持つキリスト教と違い、イスラム教は神を信じたとたんにすべてが正当化されると
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Posted by ブクログ
4巻通じての感想。
この両者の組合せに拒否感を覚える人もいるのだろうが、なかなか面白かった。
特に、戦後左派(第4巻は戦前だが)の潮流を大まかに掴むことができると言う点で良かった。更に詳しい本を読む際の取っ掛かりとしても良いだろう。対談形式で進むのでスピード感を持って読み進めることができる。
途中途中で、左派の運動の方法論が現代でも手を替え品を替えで登場していることにも気づいた。読んでいた時が都知事選真っ只中の時期だったので尚更。
全編通して、敗戦という日本史上の一大転換点のみならず、戦後においても現代の平成生まれの世代とこの時代を生きてきた人の間では思想に対する目線がだいぶ違うという事実に