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「本物の知性をなめるなよ。」
現代を分析するときに必要とされるのは「読解力」である。そこで役に立つのは古典をはじめとする書物だ。万巻の書を読み卓抜の読解力を有する二人が、仕事論、米中対立、オリンピック、リーダー論、日本人論を縦横無尽に斬る。その無敵の斬れ具合を玩味すること以上の知的な興奮はない。
第一章 人新世から見た仕事論
第二章 米中対立 新冷戦か帝国主義戦争か
第三章 オリンピックはなぜやめられなかったのか
第四章 愛読書から見るリーダー論
第五章 日本人論の名著を再読する
Posted by ブクログ 2022年09月20日
テーマを決めて読むべき本を挙げて、池上氏
佐藤氏の二人が、そのテーマとその本の内容
を絡めつつ、著者の言いたい方向性を導き出
す高度な対談です。
新しい資本論、米中対立、東京オリンピック
の振り返り、リーダー論、日本人論などにつ
いて議論を重ねます。
現代の知の二大巨人だけあって、非常に知的
レ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月01日
何冊目かカウントするのも忘れた対談シリーズ。今回は読解力を駆使して、さまざまな書籍の内容を読み解いていく。「リテラシー」とか「情報を鵜呑みにしない」というと、あれもこれもフェイク扱いで全否定するムーブをとる人がネットには多いが、「批判的に見る」という行為とは本来、この2人がおこなうようなものである筈...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月15日
この二人の対談本はいつも興味深いけれども、もう少し話を深掘りしてほしいと思うこともしばしば。
個人的には、一番の読みどころは第四章。現代の政治家たちがめった斬りにされていくのは読んでいて痛快だし、日頃から薄々感じていた政治家(のみならず現代日本人全般)の「薄さ」が言語化されていて腑に落ちた感じがした...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月31日
タイトルには読解力とあるのだが、内容は、現在の社会課題に関連した内容を扱った本をお二人が紹介したもの。少し表現は悪いが、自分はこんなに知識がある、本を読んだということを(やや自慢げに)語ったものといえなくもない。
ただ、「おわりに」で佐藤優さんが、日本の政治家、経営者は本は読むが、脚注のついた学術書...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月20日
豊富な知識を持った二人が、テーマに沿った書籍について、縦横無尽に評を述べていく対話形式。読んだばかりの『実力も運のうち』、『人新生の資本論』も第1章で出てきたので、のっけから充分に楽しめた。同じ書籍を読んでも、ここまで感想や考え方に深みが異なるのか、と痛感した。
日本の政治家の愛読書という、今まであ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月30日
本書は「読解力を育てる」というよりは、著者の読解力を用いた書評である。
著者の対談についてはすでに何冊も本が出ているが、いずれも知的刺激が得られる良書。今回も時事問題を取り混ぜながら、「書籍」を軸に論が展開されているところが面白い。
「組織の不条理」など、取り上げられていた中ですでに読んだ本は何...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月23日
対話形式で読みやすかった。
ただただ池上、佐藤両氏の読書量と質に驚くばかり。
台湾有事を必要以上に煽ることが実現性を高めてしまうこと、均質な中国人化を進め国民国家を目指す中国の悲哀、東京オリンピック2020と日本軍の失敗は同じ根っこの限定的合理性によるもの、日本の舵取りをする方々の愛読書と教養の低...続きを読む
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