佐藤優のレビュー一覧
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ネタバレ皆さん、おひさ~。今日の書評は私も久しぶりの佐藤優先生です。題名が「国境のインテリジェンス」といい、佐藤先生の本質がギュギュっと詰まった一冊です。その中から、第一章のさわりだけをピックアップして取り上げたいと思います。
少し古い本なのでしょうがないが、まずはアベノミクスについて警告を発しています。
佐藤先生はアベノミクスの生みの親である、浜田宏一内閣官房参与(イエール大学教授)の取る立場に反対しておられます。
浜田教授の説を引用すると<囲碁では、打つ手の順序が重要になる。手順が前後してしまうと、勝てるはずの勝負も勝てなくなってしまう。経済も同じだ。財務省の好む消費税率引き上げを金融緩和の -
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2017.6.20
面白い。外交官としての人脈作り、仕事への姿勢もさることながら、その人脈を駆使して、ソ連崩壊を正確に読み解く力は圧巻。
ソ連崩壊の過程。バルト三国の独立。血の日曜日事件。共産党にかわるイデオロギーとして、ロシア正教会との連携。かの有名なKGBの存在。実はそれを操る政治が重要。まさに権力闘争。ただ、最終的には、民意が勝つ。ゴルバチョフは民意の流れを作り、要は一度欲望をしってしまうと、後戻り出来ない。最後はエリツィンがゴールを決める。こういう権力闘争の中、ポリシーをもって人と付き合うことで、人脈が出来、外交交渉も有利に進める事が出来る。世界の最前線で、まさに命がけで戦う外交官に敬 -
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ネタバレこの本は日本が大きな変化に飲み込まれる時に一人ひとりが生き残るにはどうすればいいのかというノウハウが書かれている。
1つ目は自分の中の怒りの出所をはっきりさせることである。
怒りとは非生産的なものであり感情的な行動です。
だからこそこれを理性で抑えることが肝要です。だからこの怒りという感情が出てきた際はできる限り合理的に説明し、自分の感情を書き出し、図解し分析するといい。
2つ目は世の中はビビらせることで成り立っていると知ることである。
経済はビビらせることで購買意欲を刺激し成り立っています。
だからこそ必要以上にビビらないために相手を知ることが大事です。
また映画や小説で代理経験することも -
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インテリジェンスに通暁しているお二方による、最近の国際情勢や政治に対する現状分析と今後の見通しを述べた対談式の書です。
お二人の書は、毎年一冊くらいで新書化されており、いつも楽しみにしています。
一般的なメディアからは味わうことが出来ない、様々な情報を統合しての見解は、たいへん読み応えがあり、知的興奮を味わうことができます。
今回は、一国の代表者として、アメリカ オバマ大統領と、安倍総理に対する、バックグラウンドから観た、今の政策運営の考察が、たいへん勉強になりました。
我が国では、政治やビジネスの場において、インテリジェンスリテラシーに通じる人材の育成・輩出が、重要だと感じた次第です。 -
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メディア出身の手嶋さんと、外務官僚出身の佐藤優さんの、実務派インテリジェンスの両巨頭による対談形式での、時事の安全保障問題に対する論評集です。
両氏の対談書はこれで3冊目ですが、どの書を読んでも両氏の深い洞察による本質的な議論には、圧倒されます。最もインテリジェンスという性質上、まだまだ真因の部分は秘匿されているかもしれませんが。
今回も、東京オリンピック招致成功による東アジアの安全保障情勢に対する考察や、スノーデン事件の問題の本質とアメリカやロシアの考え・行動に対する考察、安部政権に対する各国の評価など、かなり参考になりました。
国家インテリジェンスに関する職業に就くことは、国家への忠誠心は -
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野中広務氏の政治家引退までを描いたノンフィクション。
この本を読んで、野中広務氏の見方が180°変わりました。
究極の叩き上げ人生ですね。
逆に究極の実践力がないと、ここまでのし上がることは出来ない。
鈴木宗男氏が、頭に浮かびました。
もちろん、全く出自が正反対の麻生太郎氏とは所詮水と油。
著者の綿密な取材力には舌を巻きましたが、巻末の佐高信氏の解説を読んで、ジャーナリズムの道徳観というものについて、考えられさせられました。
本人や血縁者の意向に関わらず、結果として暴かれてしまうということの意味を。
そういう意味で、今回は野中広務氏の肩を持ちたいと思います。
でも著者をけして全否定している訳で -
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ネタバレ最新刊なのに「あー、こんなこともあったなー(もう何も音沙汰なしだけど)」ということも多くて、時流の速さみたいなものに少しクラクラきました。
「ゆう活」なんてホントにどこ行ったんだろ?
そのうち来週に第2回目がやってくるプレミアムフライデーもうやむやに葬りさられるんだろうなぁ。
一番笑ったのは「戦艦武蔵発見」の項の西原さんの「じいさんが大きなカブを抜き始めたらおわりのはじまり」の一言。確かにあの人もあの人もそうだわ!と膝を打ちたくなるような着眼点。
読んでいて一番驚いたのが「ドナルド・トランプ」の項の佐藤さんの考察。2015年秋の記事だから候補時代に書かれたものだけど、大統領に選ばれたと仮定 -
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知の巨人・佐藤優とフェミニズムの開拓者・北原みのりの対談集。
佐藤はこの対談を通して「自分自身の思考がいかに暴力性を帯びているかについて反省」したと語る。
一方、北原は佐藤のことを「差別と暴力を、握り拳のなかで感じられる人」と。
共鳴し合う二人の共通項は「獄中闘争」。
凄まじい経験した二人が共通して語る。
「拘束される恐怖と屈辱感」こそが差別の正体なのだと。執行猶予が終わった後、自由になった後こそが、恐怖で当時のことが書けないのだと。
二人の対談を通して、気付かずに差別する側になってしまうことに愕然とする。
でも、知ることが第一歩なのだ。
自分自身の胸に刺さる、抜き難き一本の矢。差異 -
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自己愛が強い人は嫉妬はしないが。
35歳以上の世代の自己愛は、俺の仕事がいかにすごいか
それ以下の世代は、いかにスマートか
そして、スマートさは求め下には行きたくないが、トップに行けるとも思えていない。
欲求段階 4承認欲求→5自己実現 だが、自己実現しまいと思わない、
自己愛が強い人間は〜というが、誰しもあるのでは?そこを否定しないコミュニケーションがとれるよう気をつけたい。特に、自分の自己愛を傷つけられるようなことを言われると、その何倍も相手の自己愛を傷付ける反撃をしてしまう気がするから。
今は、みんなの前で褒めるのにも注意。嫉妬を招くかも。
自己愛が強いかは、自己でなく他者を通して