あらすじ
「役立つ。そして稼げる」知識と教養が身につく特別講義!
同志社大学神学部の後輩へ向けての20時間におよぶ集中講義を完全収録。
「やや刺激的かつ俗物的にいえば、年収1000万円を稼げる大人になるための知力を身につけるための授業です。
したがってこの講義では、そうしたことを念頭に置きながら、就活、資格試験や外国語の勉強の仕方など、社会の実践の場で「役立つ。そして稼げる」知識と教養のあり方を、一緒に考えながら進めて生きたいと思います。」(本文より)
■おもな目次■
<第1講>天国か地獄か
型を身につけることは重要だ/自己愛を分析する武器としての神学/
傷つきたくない自分という病/数学力が身を助ける/
動機付け次第で暗記力はアップする ほか
<第2講>天使のように貪欲に
カイロスとしての年号/資格試験予備校は教材が命/
勉強のスケジュールにも締切を導入せよ/じつは難しくない司法試験/
翻訳のあるものはすべて日本語でよい ほか
<第3章>悪魔のように勤勉に
正しいウィキペディア活用術/パウロは「ポケモンGO」に何というのか/
難しい語学には二重の要素がある/勉強の「踊り場」までは一気呵成に集中する/
メモ起こしからノートづくりまで ほか
<第4章>復活の日に向けて
神童が伸び悩む理由とは/学生時代の三〇〇万円か、四十歳の一〇〇〇万円か/
これが一五〇〇時間の勉強習慣のつけ方だ/遅刻は重大なペナルティ/
「神学者」佐藤優はこうして生まれた ほか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
内容は2016年6月〜8月に、同志社大学神学部での
特別講義を記録したものです。
ゆえに勉強術について語られているのは、
その一部分であって本旨ではないです。
その一部である勉強術についてだけでも読む価値は
ありますが他の内容は、題名と合致しておらずちょっと
肩透かしを食う感じを持つかもしれないです。
それでも佐藤優に私淑している人にはたまらない一冊です。
Posted by ブクログ
著者の母校、神学科での講義内容とそれに付随する勉強術や宗教学に関する内容。
勉強術の話というより、人生への向き合い方としての要素が強いと感じた。
同じカトリック系として捉えていた、上智と同志社でこんなにも違いがあったことに気づいた一冊になりました
Posted by ブクログ
"基礎学力として、数学、英語、歴史が重要。
語学に関しては、初級のレベルにいる限りは毎日欠かさず行わないと、あっという間にレベルは落ち込む。最低でも毎日30分。初級からの学習時は、最初の1か月間はかなりの時間を割いて集中的に一つの科目のみ行う。その後、平日3時間、土日は5時間学習を続けること。初級レベルを脱するには、100時間から200時間が必要。
学習に最適なテキストの紹介もある。
本書はキリスト教を学ぶことが前提の学生に向けた講義なので、難しいと感じる部分があるが、21億人(1993年の調査)の人々が信仰している宗教を学ぶ良い機会。
世界宗教信者の割合では、キリスト教33%、イスラム教22%、ヒンドゥー教15%、仏教6%、儒教・道教4%、無宗教14%、他6%程度と言われている。
ほかの国の方々との交流は避けて通れない時代ゆえ、話し相手となる品物のバックグラウンドを理解しておく必要があり、宗教についてもある程度の知識は持っておかないといけない。"
Posted by ブクログ
大学生向けの授業を実況中継した作品。
数学や外国語を学び直し、キリスト教の本を新たに学ぼうかと、経験や教養に満ち溢れた説得力には驚く。
就職・留学のアドバイスが的確で、社会人だけでなく大学生には必読です。
単なる評論家や学者ではない元実務家であるこの作者の授業は、学生時代に是非とも受講したかった。
Posted by ブクログ
「天使のように貪欲に」「悪魔のように勤勉に」という章に惹かれて購入したものの、著者はそのような表現をしていないため、少し残念。
同志社大学神学部の学生に、著者の洗礼を受ける経緯等を話すシーンは印象的だった。
英語、数学、歴史と基礎的な学びを中学レベルからやり直す必要があると感じた。
平日3時間、土日は5時間、1ヶ月100時間かけることによって、勉強の「踊り場」まで到達するという説も納得。
まずは、目標設定から始めよう。
Posted by ブクログ
この内容が面白いかどうかは、宗教に対しての興味の度合いにもよるだろう。何故ならこれは、同志社大学神学部に向けて行われた、OBである佐藤優の講義録だからだ。佐藤優の人となりがこれでもかという程味わえる一冊。私はこれが満足であり、実は、久々に読書の楽しさを確認できた一冊となった。何だろうか、やはり知的刺激あり、著書の紹介という意味で、本の中に更なる本がある、という連鎖が嬉しいのだろうと思う。
Posted by ブクログ
著者が、母校である同志社神学部でおこなった講義をまとめた本です。
キリスト教の信条を読み解くことで、キリスト教の教養を実践につなげていくための方法を説いているほか、就職のための実践的なアドヴァイスや、語学の勉強のしかたなど、さまざまな話題がとりあげられており、おもしろく読めました。
Posted by ブクログ
世俗的なタイトルと内容のギャップが激しすぎてビックリ。楽して勉強、ちゃっかり年収1000万!的な内容かと思いきや、極めてオーソドックスに教養の重要性を説く内容。
平日3時間、休日5時間でも勉強してたら、確かに人生変わるんだろうとは思うが、誰もが出来る取り組みじゃないなーと。
同志社大神学部の大学生向けの講義を基に書かれているので、キリスト教の話が半分以上を占めてるのも予想外。詰まらなくはないけど。