佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2019年の春休み期間中に埼玉県立川口北
高校2年生に対して行われた特別講義が、
収められています。
その中身は凄いです。超ハイレベルな授業
です。
デモクラシー論の古典と言われる、ライン
ホールド・ニーバーの「光の子と闇の子」
を教材に、デモクラシーとはなんであり、
日本人と欧州、そして米国にとってデモク
ラシーはそれぞれどう受け止められている
のかを学びます。
何より、ドイツのナチズムという化け物が
なぜ生まれてしまったのかを学ぶ下りは、
佐藤氏の解釈に反応する生徒の姿は素晴ら
しいです。
こういう授業を受けることができる生徒は
幸せです。
きっと日本の未来は明るい、と確信する
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Posted by ブクログ
佐藤さんと池上さんの対談集はこれまでも何度も読んできたが、こちらは議論、交渉、人付き合いなど「コミュニケーション」に的を絞ったものになっている。
実践や経験から紹介されている様々な具体的なテクニックは、具体的で納得感も高い。これからも時間を見つけて何度も読み返したい本。
初めて会う人とのコミュニケーションにおいては、本書のほか、カーネギーの「人を動かす」、オライリー社の「デザインの伝え方」。
重要な交渉の前には、本書のほか、橋下徹さんの「交渉力」やひろゆきさんの「論破力」、加えて勝間和代さんの「断る力」。
それぞれ前もって読んでおきたい。 -
Posted by ブクログ
署名や副題から、佐藤氏によるビジネスや勉強に
対するテクニックの伝授のようなに感じますが、
全く違います。
同志社大学で実施された実践的特別講義の内容が
そのまま書き起こされただけですが、これが非常
にハイレベルです。
インプットとアウトプットの技法などという、あ
りきたりなビジネス書で取り上げられているよう
な内容とは全く異なります。
本当にエリートを育てるための講義なのです。
主に佐藤氏のライフワークでもあった北方領土
問題を中心に、学生たちがもし自分が外交官であ
ったらどのように振る舞うか、というような対話
型の授業が続きます。
その他にも、歴史、AI、ゲノムまで多岐にわたり
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Posted by ブクログ
いま自分のインプットが仕事に直結するかどうかと改めて考えてみた。半分くらいが、ただただインプットしている状態になっていると気づいた。無駄ではないとは思うが、生産性は落ちる。新鮮なままアウトプットにつなげて、正しい理解をしていきたい。
「SNSを使うか、使わないかで、生涯所得と出世が左右される」
ネットニュースでわかった気になったり、作業中にメッセージアプリを見てしまったり、自分にとってマイナスになっていることが明らかになった。完全に依存してしまっている。まずは、正しく情報を得ること。そして、SNSとの付き合い方を考えることが今の自分に必要だと分かった。