十五の夏  下
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十五の夏 下

909円 (税込)

4pt

ソ連国営国際旅行公社の職員と別れ、ホテルに戻った。窓からボリショイ劇場とクレムリンの赤い星がうっすら見える。寝付けずに数学の問題集を解いていたら、朝8時になっていた――。モスクワを歩き、同じソ連でも別世界の中央アジアへ。帰路のバイカル号では不思議な「授業」が待っていた……。少年を「佐藤優」たらしめた全40日間の旅の記録。

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十五の夏 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 十五の夏  上
    909円 (税込)
    1975年夏。高校合格のご褒美で僕はソ連・東欧を旅した。費用は48万円、3年間の授業料の10倍もかかる。両親には申し訳ないが好奇心を優先した――。カイロ経由でチェコスロバキアからポーランド、ペンフレンドのフィフィ一家が住むハンガリー、ルーマニアを経て、ソ連入国まで。様々な出会いと友情、爽やかな恋の前編。
  • 十五の夏  下
    909円 (税込)
    ソ連国営国際旅行公社の職員と別れ、ホテルに戻った。窓からボリショイ劇場とクレムリンの赤い星がうっすら見える。寝付けずに数学の問題集を解いていたら、朝8時になっていた――。モスクワを歩き、同じソ連でも別世界の中央アジアへ。帰路のバイカル号では不思議な「授業」が待っていた……。少年を「佐藤優」たらしめた全40日間の旅の記録。

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十五の夏 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    冷戦というのが所与の枠組みだった時代の青春。現代なら東欧とロシアでこんなに苦労するはないのだろう。旅行のハードル的にはインドか南米くらいか?
    佐藤優の十五の夏休みをに触れていろいろな思いが湧いてくるのだが、旅行自体は自分ごとではなく、5歳の息子を重ねてしまうのが、自分の歳を感じて辛い。あと10年で彼

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    何気なく手に取ってみたが、そのボリュームに圧倒されつつも、一気に読み切った。
    高一でこんなこと考えてたの?とか、詳細に記録してたのかさもなくば創作?とか、食べ物の描写がリアル?とかいうこと以外に感じた事。
    漫然と観光するのではなく、一つの経験から得られた知識を抽象化して解釈し血肉とする力を感じた。ま

    0
    2022年08月12日

    Posted by ブクログ

    40年以上も前のことをこれほど鮮明に覚えているものだろうか。メモを基に再構成したのだとしても、出会った人々との生き生きとした会話や、特に食事に関する克明な記述には感嘆する。

    0
    2021年08月25日

    Posted by ブクログ

    上巻が、ポーランドやハンガリー等の当時の共産圏の現地の人々との交流に関して多く紙幅を割いていた一方で、下巻では日ソ友の会やバイカル号での様子など、旅に関係する日本人との交流を多く描いていた(外国人との交流を強く制限している地域だということも影響していると思う)。

    特定のトピックへの関心が強いと、中

    0
    2021年08月22日

    Posted by ブクログ

    長くかけて読んだ。出来事を叙述しただけの自伝的小説のように見えて、読後にはずっしりとした重い感じがある。ソ連の長旅、その後の同志社大学神学部への進学………。人の人生を追体験する意味を感じる。

    0
    2021年07月28日

    Posted by ブクログ

    15歳という若さでまだ旅行の環境が整ってはいなかったであろう、共産圏の国々を訪れていく行動力に脱帽する。まだ私はロシアに行ったことはないが、本書の上下巻を読み終えてみて次に海外出張に行けるようになったらロシアを選びたい。

    0
    2021年05月02日

    Posted by ブクログ

    作家で元外交官の佐藤優氏は15歳の夏、高校合格のご褒美にソ連・東欧を一人旅した記録。
    知的好奇心が旺盛で、15歳とは思えない行動力、意志の強さに驚かされる。旅先での出会いやペンフレンドとの交流は心温まり、国や文化・言語は違えど、人間は同じなんだと感じる。若い世代の人に是非とも読んでほしい。
    可愛い子

    0
    2021年03月20日

    Posted by ブクログ

    凄い作品だった。かなりの衝撃。今この時期に、この作品を知り、読めたことは本当によかったと思う。佐藤優という人にすごく興味を持った。どうしたらこんな考え方・行動力の塊のような人間が生まれるのだろうか。自分の子どもがちょうど同じ年代だが、かすりもしない。私より10歳ぐらい上だが、いろいろな意味で尊敬もす

    0
    2021年03月19日

    Posted by ブクログ

    【上下の感想】古書店で購入したのは1年ほど前で、ぼちぼち読んでいたら、ロシアとウクライナの戦争が始まった。
    まだ読み終わってないけど武田百合子の『犬が星見た』もロシアの話で、でも、多分20年くらい差があるので、だいぶ環境が異なっている。ただ同じなのはロシア人が中国をとても嫌っていること。今はどうなん

    0
    2022年06月05日

    Posted by ブクログ

    旅行記の後編

    ソビエトを中心に記載があり、いかに社会主義国を旅することが難しいか、その中での人々の生活観はどのように旅行客に対して影響していくのかなどが描かれていて、旅の途中で会う日本人とのやりとりなども面白い。

    0
    2024年02月17日

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