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Posted by ブクログ 2022年03月12日
ー 「もしこのクーデターが成功していたら、ソ連はKGBと軍の影響力が肥大しただろう。ソ連は再びとても息苦しい社会になった。しかし、経済的には市場経済、資本主義の方向へ向かっていったと私は見ている。一種の開発独裁国家にロシアはなったと思う」
「社会主義を維持することは不可能だったと考えているのですか...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月20日
2017.6.20
面白い。外交官としての人脈作り、仕事への姿勢もさることながら、その人脈を駆使して、ソ連崩壊を正確に読み解く力は圧巻。
ソ連崩壊の過程。バルト三国の独立。血の日曜日事件。共産党にかわるイデオロギーとして、ロシア正教会との連携。かの有名なKGBの存在。実はそれを操る政治が重要。まさに...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月19日
1985年に外交官のスタートとして外務省ソ連課に配属されてから、1991年のソ連崩壊までの、著者を取り巻く人間たちの壮大なドキュメンタリー。
東西冷戦の東の雄であるソ連という大帝国が自ら崩壊する過程を、共産党の知的エリートやサーシャなどのソ連インテリらとの交流を交えての内部から観察した臨場感は、圧...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月13日
ソ連邦の消滅という歴史の大きな渦に身を投じた若き外交官は、そこで何を目撃したのか?。筆者が今の日本はこの時期に非常によく似ているという意味が読み終えてなんとなくわかりました。『文庫版あとがき』もいい。
この記事を書くために再読しました。非常に面白かったのですが、やっぱり難しいです。この本は『外務省...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月15日
ソ連の崩壊を見届けた外交官
難しかったけどすばらしい作品
作品の紹介
ロシア外交のプロとして鳴らし、「外務省のラスプーチン」などの異名を取った著者の回想録。在ソ連日本大使館の外交官として見聞きしたソ連崩壊までの一部始終を振り返る。
「もともと、人見知りが激しい」という著者だが、モスクワ大学留学中に...続きを読む
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