佐藤優のレビュー一覧

  • 人間の叡智

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    筆者が主張する新・帝国主義論を世界各地の状況から帰納的にまとめたもの。ナショナリズムのバイブル。ただ世界情勢の基礎知識がないと難しく感じる。基礎を身に付けた上で再読したい一冊。

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    2013年02月05日
  • 甦るロシア帝国

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    「私のマルクス」の続編的自伝。ソ連崩壊前後にモスクワ大使館で勤務しながら、モスクワ大学で神学を講義しながら出会った学生や、民俗学研究所幹部との交流について。神学・哲学の知識をバックグラウンドにした、ソ連崩壊に関する議論は何とも理知的。自分の学生時代とは違いますね(笑)。

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    2013年01月27日
  • 子どもの教養の育て方

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    なるほどなと思ったところ(抜粋)
    「高度な専門知識と経験を必要とする分野で、素人が嘴を挟んで事態が改善する可能性は皆無。」(p5)
    「子どもは反復で飽きない」(p81)
    「サムシング・グレート」、日本でいえば「お天道様が見ている」(p140)
    「悪い経験を小説を通じてさせてやる」(p221)
    教育の究極的な目的とは「信頼」

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    2013年01月12日
  • 帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ

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    国家機能を強化するにはどうすれば良いのか?我々は、厳しいこの世界をどう生きればよいのか?この本で記されていることは理論編と実践編の二部構成になっていて、前半部は学術的ですが後半からは俄然面白いです。

    現在、筆者の論調が非常に面白く思います。筆者言うところの『帝国主義化』する世界でどう生きていけばいいのか?それをインテリジェンスの力で読み解いていくというのが本書の趣旨かと思われます。

    本書の構成は理論編と実践編の二つに分かれていて、前半部の理論編ではマルクス理論とその流れを受け継ぐ宇野経済学とその批判する論調を引用して現在の世界を語るのですが、第Ⅰ部では10章分の内容でかなりこれが難しいの

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    2012年12月25日
  • 人間の叡智

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    冷静に時代を読み解いた本、とも言えるのか。特に日本のメディアでは多くを語られない現在の世界情勢が詳しく解説されていて得るものが多かった。加えて、日本の進むべき道筋、エリートの知的劣化など、鋭い指摘に溢れていたように思う。日本は歴史の大きな大きな曲がり角に既に直面している。刹那的な利益考量ではなく長いスパンの大きな物語こそが今求められているらしい。私もそう思う。

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    2012年12月24日
  • 新約聖書 2

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    新約聖書とは、神とナザレ人イエスに関する資料集、論文集と捉えると良いかと思える。そこに書いてある一言一句というよりも心に湧き上がる神への信仰を育むためのコンテンツ集である。

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    2012年12月08日
  • 動乱のインテリジェンス

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    インテリジェンス通の二人が語る、日本を中心にした世界情勢。周縁の領土がらみの問題が噴出している理由やアメリカ・中国と沖縄やTPPとのからみなど、虚々実々のパワーゲームの中での動きだということが認識できた。
    外交機密になるような極秘情報は、当然この二人も正確には知りえないのだろうし、別の視点からの見立てもありうるとしても、この種の情報は世界を認識するうえで有用だと感じられた。
    12-146

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    2012年12月06日
  • 動乱のインテリジェンス

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    佐藤優さんと手嶋龍一さんの、袈裟の下に鎧を隠した感じの対談集、でしょうか。

    いや、非常に読み応えがありました、まさしく今の世界状況を読み解く道標かと。
    少なくとも年内から来年夏くらいまでの状況は対応できる気に、なりました。

     「国家を真剣に守ろうと思えば、情報収集の手段は自前で構築する必要がある。」

    これをベースに、自分なりの肌感と軸となる価値観を交えて、意見を確立しておきたいところ。
    同じくお二人の対談である『インテリジェンス 武器なき戦争』も読み返してみようかな。

    言われてみれば、なんだか妙に違和感を感じる昨今のTPP反対論ですが、
    お二人の仰る「経済ではなく安全保障の視座での検討

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    2012年11月28日
  • 人間の叡智

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    佐藤さんの本はハズレが無い。これまで読んだ他の佐藤さんの本と比べて面白かったのが、維新の会やTPPなど直近の問題に対して多くのページが割かれていることと、分析だけでなく佐藤さんの意見、主張が多く書かれていることの二点。

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    2012年11月25日
  • インテリジェンス人生相談 社会編

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    いろいろな悩みに対して、ユーモアと優しさをもって真摯に答えていて、いい方だな〜と思いながら読んだ。回答の中で必ず本が紹介されていて、読書が人生を切り拓く鍵であることもよくわかった。

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    2012年10月04日
  • 憂国のラスプーチン 5

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    本書の題材となっている一連の事件が起きた当時は、今のようにはソーシャルメディアが発達していませんでした。だからというのは言い訳にならないですが、鈴木宗男さんは確実に悪いことをしていると信じていました。マスコミの報道は真実だと信じていたからです。
    しかし、アラブ諸国民主化の流れを見ても、ソーシャルメディアの発達が旧態依然としたマスコミのウソや怠慢を明らかにしています。そしてこのコミックの内容は、僕たちがソーシャルメディアを通して見て感じた現実と合致していることがわかります。堀江貴文氏や小沢一郎代議士への対応を見ても、検察がいかに横暴で傲慢な組織であるかがわかります。そしてこのコミックは、その事実

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    2012年09月18日
  • 甦るロシア帝国

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    これは筆者が旧ソ連のモスクワ大学で教鞭をとっていた頃とソ連科学アカデミーに出入りしていた頃の記録です。『ソ連崩壊』を歴史、神学、思想の面から考察されていて非常に面白かったです。彼らの事を知る為の一冊。

    これは、『外務省のラスプーチン』こと現在は作家の佐藤優氏が外務省入省後、旧ソ連のモスクワ大学哲学部で教鞭をとっていた頃と、ソ連科学アカデミー民俗学研究所に出入りしていた頃の記録です。『ソ連崩壊』を歴史、神学、思想の面から考察されていて、非常におもしろかったです。筆者はこれを日本の大学生に読んでほしいと書いておりますが、個人的な見解だとこの本を読みこなせる日本の大学生はいいところ5%いるかいな

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    2012年09月13日
  • 獄中記

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     かっこいい。
     学術的な事柄から、日本の基礎体力の低下についての憂慮、後輩へのアドバイス、果ては「馬鹿」という言葉の意味まで、様々なことが書かれていて、それらが佐藤優という一人の人間を浮かび上がらせる。

     佐藤さんはビジュアル的には無頓着なイメージなのだが、彼の眼光の鋭さには非常に憧れる。彼の生き様を背中ではなく目で語られているようだ。

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    2012年09月07日
  • 甦るロシア帝国

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     著者の佐藤優氏は、2002年の鈴木宗男氏の事件に連座する形で現場を追われるまで、ロシア外交のキーパーソンの一人として活躍されていた方です。一線を退いてからは、ご自身の経験やインテリジェンスをベースに魅力的で読み応えのある著作(『国家の罠』や『自壊する帝国』、『日米開戦の真実』etc)を精力的に出されています。

     本書では、その佐藤氏がソ連崩壊後の1992年9月から、日本の外交官として初めてモスクワ大学で教鞭をとられた時の経験を横糸に、崩壊前後にまたがって人脈のあったソ連科学アカデミー民俗学研究所との政治思想についての議論を縦糸に、ロシアが近代国家として甦っていく過程の要素が綴られています。

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    2012年08月04日
  • 功利主義者の読書術

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    "功利主義"と言うとどこか堅苦しく考えてしまいますが、平易に考えると、
    自分自身にとって必要な知識を抽出し整理する、位のニュアンスになりますか。

    - 読書には、大きな罠がある。

    個人的には、読書をすること≒考えること、との認識ですが、
    この辺りは基礎学問である歴史学の影響が強いと感じています。

    - 経済発展の背後には、精神力があるということが再認識されている

    - 自由な討論に基づく公共圏を回復することで、
      国家の横暴を規制するという気構えが残っている限り、
      大衆民主主義は、他の政治体制と比較してよりましな制度なのである

    知識として吸収した上で知恵とし

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    2012年05月16日
  • 日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く

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    まず読んであらためて感じたのは、ここ数年の日本を取り巻く状況が、
    70年前の第二次世界大戦前夜に非常に酷似しているということ、でしょうか。

    - (支那が)四億の人口を擁することは、欧米列強にとって無二の市場であります
    - 国際連盟は言うまでもなく世界旧秩序維持の機関であります
    - アメリカの帝国主義政策は「オレンジ計画」に結実した

    "歴史は繰り返す"とは大分手垢のついた言葉ですが、それでもやはり、
    学問として学んだ一人としては、その傾向がなくなることはないと、折々に感じます。

    そして、歴史は勝者が創るものであって、敗者にその権利はないと。

    個人的に、アメリカと

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    2012年04月17日
  • 国家の崩壊

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    ソ連末期、それはまさに世紀末の様相を呈していた。この様子を詳しく知るのは佐藤優さんである。全く彼くらい「悲劇」を詳らかに語れる人はいないのではないだろうか。なにせ、幕間から覗くのみならず、舞台の端にも登場するし、舞台裏にも通じているのだから。

    本書は、ソ連末期~エリツィン政権までの政治・社会情勢が主な話題である。現地でしか分からない経験から、市井の人びとの様子が見えてくる。そして、外交官だから知りうる裏側を明晰な観察力で濾過することで、通説とは異なる現実を明らかにしている。

    民族・宗教問題も絡み、さらにはマフィアも出てくる(聞き手の宮崎学さんはその道の「知識人」だそうだ)。現代ロシアを知り

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    2012年03月17日
  • 功利主義者の読書術

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    この人の本はどれも読み応えがあって面白いです。一度読んだ本でもまた違った読み方ができて面白かったです。特に、綿矢りさの『夢を与える』の書評には「ウーンそんな読み方があるんだ」とうなってしまいました。

    この本は佐藤優氏による「実際に役立つ」という観点からピックアップされ、本人は書評を書く訓練はしていない、と謙遜しつつも、ロシア分析で培った『相手の内在的論理』をつかむという筆致で描き出された本の中身の論考についてはやはり、参考になる部分が多かったと思います。『資本主義の本質とは何か?』『大不況を生き抜く智慧』『人間の本質を見抜くテクニック』など、非常に刺激的なタイトルのあとに、一見「この本がい

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    2012年03月04日
  • 新約聖書 1

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    解説の中で佐藤優が、
    「聖書を読むと夢の中身が変わる」
    と書いていたのが、
    すごくうまい表現だと思った。

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    2013年03月29日
  • インテリジェンス人生相談 復興編

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    「週刊SPA!」にて絶賛好評連載されている佐藤優氏の人生相談の連載です。その「復興編」です、ここでも筆者は相談者からの人生相談に数々の角度から答えており、彼の辿ってきた人生の片鱗を感じさせます。

    相談者「妻が放射能に怯えて沖縄に逃げました……」
    佐藤優「私は東京にとどまるが、他人に強要はしない」


    相談者「放射能汚染にまつわる差別が悲しすぎる」
    佐藤優「差別を克服する活動は真に愛国的だ」

    相談者「熟女とのSEXの意義をどう考えますか?」
    佐藤優「『熟女もの』以外の官能小説を読んでみる」

    この本は『週刊SPA!』にて絶賛連載されている佐藤優氏による人生相談の連載に加えて、さらにウオトカ

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    2012年02月13日