佐藤優のレビュー一覧

  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    読書への興味が湧き上がった。

    速読の習得目的で手に取りましたが、
    「読書」の根っこを教えてもらった思いです。
    速読する効果と、実行のために必要なことを
    知ることもできましたが、
    それ以上に、読書で得られること、
    本の内容をより理解するために何をしたら良いかが
    分かりやすく具体的に書かれています。

    読後、たくさんの本を読んでみたい衝動に駆られています。
    また、高校の教科書が読みたくなりました。
    本に興味がある幅広い層に薦めたくなる良い本でした。


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    2023年02月15日
  • 日本共産党の100年

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    共産党=戦争反対運動のイメージを持っていたが、そもそもそれは社会党の考えで、社会党なき後にその支持者を集めるべく共産党が言い出した戦略だったそう。
    そもそも、共産党の発端はロシア共産主義を世界に広めるべくして結成され、世の中を良くするためには暴力を暴力を辞さないという考えから始まっている。

    平和的なイメージを今まで持っていたが、内部では権力で下を押さえつける体制があり、結局綺麗事を言っているだけで行動は一致していないような組織なのだろう。
    最近、党首公選を訴えた松竹氏を除名した出来事も、対外的には平和を訴えながら党内部では権力を使った暴力をおこなっているのだと個人的に感じてしまった。

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    2023年02月15日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    対談で進む内容でとても読みやすい!
    そして知の巨匠のお二人が、普段どのようにメディアと関わり、知識教養を高め深めていくかを語っていて、読んでいてありがたい気持ちに。

    早速お二人がいつも見ているWEBサイトをブックマーク。
    そして日本史Aと世界史Aの教科書を無性に読みたい気持ちに(⁠•⁠ө⁠•⁠)⁠♡
    まずは基礎知識をかためる。当たり前のことを見過ごしていた自分に喝!
    とても参考になりました。

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    2023年02月06日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    新聞、書籍、教科書の読み方や使い方を特に真似したい。限りある時間の中で、必要な情報を手に入れ、質の高い知識を得る方法がまとめられている。

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    2023年01月15日
  • 危ない読書 教養の幅を広げる「悪書」のすすめ

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    これは最高!なんか、これまて自分を気持ち良くしてくれて、理解してくれて、応援してくれるような本ばかりを読んできたけれど、踊り場感があったんだ。だけど、それは自分の世界の限界、ってことだったのだろう。

    「自分の価値観とは異なる本、生理的に受け入れがたいザラザラ感のある本、普段であれば決して手にとらないような本を読むことを通じて、世の中と自分を多面的に捉える絶好の機会となる」

    読むべき本がここに列挙されている。すべてを読み終わった時、わたしは新たな知見と感性を得てもっと成長しているのではないかと期待が膨らんでいる。

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    2023年01月04日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    外交官として生きていくなかで培った「酒は度数が強いものから飲ませて感覚を鈍らせ、低い酒をどんどん飲ませ酔わせて本音を引き出す」など実際に使えるテクニックから、外交という厳しい世界のなかで自分のメンタルを保つ考え方など、私達のような一般人でも参考になる良書、外交という日常とかけ離れた世界の一部を垣間見れるこの本は佐藤氏の語り口で一種の小説のような面白さもあり、外交という世界を知ることができる教養書としての側面もある1冊で色々な楽しみ方ができる本。

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    2022年12月17日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    ネタバレ

    とても現代を生きていく上で、有意義ないろいろな「ヒント」の内容があったように思えました。

    対面には暴力性があり、オンラインはそれを軽減/消去する。
    「対面で会うことが必然的にはらんでしまう暴力性」
    オンラインでの対面を可能にするインフラが整備され、「対面せずに会う」という仕事、勉強、診察等の経験が一気に広がった。同時に「なぜ人は対面を必要とするのか」という、かってない問をもたらしてくれた。

    第1章「鬼滅の刃」ブームにみる現代日本人の闇
    「四重の格差」1.国家間格差2.国内での地域間格差3.経済などの階級格差4.ジェンダー格差
    自殺者が目に見えて低い町、徳島県の旧海部町(現海陽町の一部)は自

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    2022年12月03日
  • 16歳のデモクラシー

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    大人にならないとこういう講義の重要性は分からないし、広く物事をみないと偏った見方をするよと中高の自分に言いたい。
    著名人の対談を引き合いに出して賛同した話をするかと思ったら批判もしつつ若者に今の若い世代の危険性を説いたり、受験勉強は将来絶対役に立つと何度も言って喝を入れたり、分かるまで勉強の意味は何時間も勉強する事で何が不得手か、理解がきちんとされているのか細かく分かるので対処できるとのこと。

    佐藤氏は教育を充分に受けて来れなかった子にも教えておられ、意欲的に活動されている。何ができるのか、未来のビジョンがしっかりしている。諦めない精神で立ち直ったと言われてるので佐藤氏の頭脳や精神、考え方を

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    2022年11月11日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    著者の読書を含む「時間」に対する考え方に圧倒される
    全ての時間を自分の考え方に当てはめて無駄に過ごさないことを徹底しているように感じた
    最後の部分にそれらに関する著述があり、熟読や速読の方法が書かれた最初の部分より印象に残った

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    2022年11月09日
  • ウクライナ「情報」戦争 ロシア発のシグナルはなぜ見落とされるのか

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    スゴイ本だ。佐藤氏の分析はいつもながら勉強になるが、同時進行のウクライナ戦争を確りと理解できる本。テレビや新聞や中途半端な情報番組でウクライナ戦争を理解しているつもりでロシアを一方的に非難する方々に是非読んでもらいたい。特に3章のクリミア併合は大変勉強になった。これを読めばロシアが言ってることが噓八百ばかりとは思わなくなるし、ウクライナ:善、ロシア:悪なんていう一方的な近視眼に陥ることもなくなる。

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    2022年10月26日
  • 自壊する帝国

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    あっという間に読んでしまった。それほど興味深く読んでいて面白かった。

    特殊な立場に立つ人の心情が、ここまで精微に活字化されると読み応え抜群な作品になるとは思いませんでした。

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    2022年10月20日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    佐藤氏は、言います。
    「なぜ、読書術が知の技法のいちばん初めに位置づけられなくてはならないのだろうか。
    それは、人間が死を運命づけられている存在だからだ」。
    私は、この一文がどうも気になり、購入しました。
    佐藤は、続けて言います。

    「そのために、時間が人間にとって最大の制約条件になる。」
    「正しい読書法を身につければ、人生を2倍、3倍豊かにすることができる。
    読書によって数十人分の経験を身につけることができる。」

    この読書の技法の目的が明確に書かれた一文です。読書で、人生を豊かにすることができる。
    しかし、人生はいつか必ず終わる。
    佐藤氏は、さらっと書いていますが、なんとも考えさせられる一

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    2022年10月08日
  • イスラエルとユダヤ人 考察ノート

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    危機を認識し、警鐘を鳴らす思想家は預言者に連なる
    イスラエルとユダヤ人から学んだ事柄について書いた論文とエッセイをまとめたもの。

    中東に浮かぶ、自由主義、民主主義、市場経済の国、イスラエルと日本の物語

    著者は、こういう。「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても生き残る」という気概をもつイスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解から、日本国家と日本人が生き残るための知恵を学ぶことが、私が本書を著した目的である。

    イスラエルを地上から抹殺せんともくろむイランと、イランに核開発技術を供与する北朝鮮。それなのに、日本は親イランとしてイランを援助していた。
    佐藤優を政治的

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    2022年10月05日
  • 交渉術

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    読んでいて怖くなりました。
    日露平和条約の締結と北方領土問題を阻んだものは何であったのか。
    あゝ、今少しで失われし国土を取り戻すことができたかもしれず、非常に残念です。

    巻末にひっそりと語られている鈴木宗男氏の杉原千畝の名誉回復に始まる国際協調
    佐藤氏と築いた、唯一、プーチンにいつでも会える政治家としての、鈴木宗男氏。
    チェルノブイリの支援を含めた、ロシア、中央アジア、アフリカ諸国、イスラエルとの関係を戦略的に強化しようとした鈴木宗男氏の構想。
    それらが外務省のアメリカスクールで、いやアメリカそのものを刺激してしまったのでしょうか。

    気になったものは以下です。

    ・「貴様嘘をつくな!」とい

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    2022年09月26日
  • 新約聖書 2

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    新共同訳の新約聖書+佐藤優による簡単な解説,といったスタイルの新書。今やスマホアプリで聖書を読める時代にもなっているが,ビジネス書らしでは新書が有利かもしれない。

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    2022年09月24日
  • 無敵の読解力

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    テーマを決めて読むべき本を挙げて、池上氏
    佐藤氏の二人が、そのテーマとその本の内容
    を絡めつつ、著者の言いたい方向性を導き出
    す高度な対談です。

    新しい資本論、米中対立、東京オリンピック
    の振り返り、リーダー論、日本人論などにつ
    いて議論を重ねます。

    現代の知の二大巨人だけあって、非常に知的
    レベルの高い会話が展開されます。

    本当に無敵と言っていい読解力が身に付く一
    冊です。

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    2022年09月20日
  • 十五の夏  下

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    冷戦というのが所与の枠組みだった時代の青春。現代なら東欧とロシアでこんなに苦労するはないのだろう。旅行のハードル的にはインドか南米くらいか?
    佐藤優の十五の夏休みをに触れていろいろな思いが湧いてくるのだが、旅行自体は自分ごとではなく、5歳の息子を重ねてしまうのが、自分の歳を感じて辛い。あと10年で彼がこういう経験を望むようになるだろうか。もちろんその時代には、1975年当時ほどの異世界感はないかもしれないし、そもそもリアルに国境を越える必要すら怪しいものだが。
    なるべくしてなったのだなと思う一方で、本当に好きなことで食べていけない人はいない、という言葉はとても、重い。

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    2022年09月19日
  • 十五の夏  上

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    こんな高校一年生がいるのか、昭和はすげぇなというのが第一印象。佐藤優ってこんな文章書く人だったっけと思いつつ、短い文章と簡潔な会話にページが進む。これが紀行文という文体なのだろうか。ほとんど馴染みのないジャンルなので不思議な感覚で読み進める。433頁をこのペースで読めるとは思わなかった。

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    2022年09月19日
  • 人生の役に立つ聖書の名言

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    ネタバレ

    2021年7月25日記述


    人生の役に立つ聖書の名言
    佐藤優氏による著作。
    2020年2月1日発行。
    本作品は2017年9月単行本として刊行。
    2020年1月講談社文庫として刊行されたものを電子書籍化したものです。

    聖書は最古の古典であるとしてビジネスでも応用できると野口悠紀雄氏は説いていた。
    (だから古典はおもしろい、2020)
    しかし多くの古典は一般人がいきなり読んでも分かりにくい。
    (文化や背景が大きく異なるため)
    その中で佐藤優氏の解説によりそれぞれの聖書の格言、名言をどのように捉え、どのように生活に活かしていくべきかが本書を読むことで見えてくる。
    闇雲に聖書を開いた所で寝てしまう

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    2022年09月04日
  • 私のマルクス

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    著者の書をいくつも読んだが、小難しいというのが印象でした。
    この書物は著者の高校、大学の自叙伝であり、彼の学友、先生らとの交流の証でもある。
    とにかくこんなに高校、大学時代に物事を真剣に捉えていたとは驚愕の一言。
    当時のカリスマ性が今でも引き継がれて、この人気になったと納得しました。
    面白い。

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    2022年08月29日