佐藤優のレビュー一覧
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共産党=戦争反対運動のイメージを持っていたが、そもそもそれは社会党の考えで、社会党なき後にその支持者を集めるべく共産党が言い出した戦略だったそう。
そもそも、共産党の発端はロシア共産主義を世界に広めるべくして結成され、世の中を良くするためには暴力を暴力を辞さないという考えから始まっている。
平和的なイメージを今まで持っていたが、内部では権力で下を押さえつける体制があり、結局綺麗事を言っているだけで行動は一致していないような組織なのだろう。
最近、党首公選を訴えた松竹氏を除名した出来事も、対外的には平和を訴えながら党内部では権力を使った暴力をおこなっているのだと個人的に感じてしまった。 -
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ネタバレとても現代を生きていく上で、有意義ないろいろな「ヒント」の内容があったように思えました。
対面には暴力性があり、オンラインはそれを軽減/消去する。
「対面で会うことが必然的にはらんでしまう暴力性」
オンラインでの対面を可能にするインフラが整備され、「対面せずに会う」という仕事、勉強、診察等の経験が一気に広がった。同時に「なぜ人は対面を必要とするのか」という、かってない問をもたらしてくれた。
第1章「鬼滅の刃」ブームにみる現代日本人の闇
「四重の格差」1.国家間格差2.国内での地域間格差3.経済などの階級格差4.ジェンダー格差
自殺者が目に見えて低い町、徳島県の旧海部町(現海陽町の一部)は自 -
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大人にならないとこういう講義の重要性は分からないし、広く物事をみないと偏った見方をするよと中高の自分に言いたい。
著名人の対談を引き合いに出して賛同した話をするかと思ったら批判もしつつ若者に今の若い世代の危険性を説いたり、受験勉強は将来絶対役に立つと何度も言って喝を入れたり、分かるまで勉強の意味は何時間も勉強する事で何が不得手か、理解がきちんとされているのか細かく分かるので対処できるとのこと。
佐藤氏は教育を充分に受けて来れなかった子にも教えておられ、意欲的に活動されている。何ができるのか、未来のビジョンがしっかりしている。諦めない精神で立ち直ったと言われてるので佐藤氏の頭脳や精神、考え方を -
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佐藤氏は、言います。
「なぜ、読書術が知の技法のいちばん初めに位置づけられなくてはならないのだろうか。
それは、人間が死を運命づけられている存在だからだ」。
私は、この一文がどうも気になり、購入しました。
佐藤は、続けて言います。
「そのために、時間が人間にとって最大の制約条件になる。」
「正しい読書法を身につければ、人生を2倍、3倍豊かにすることができる。
読書によって数十人分の経験を身につけることができる。」
この読書の技法の目的が明確に書かれた一文です。読書で、人生を豊かにすることができる。
しかし、人生はいつか必ず終わる。
佐藤氏は、さらっと書いていますが、なんとも考えさせられる一 -
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危機を認識し、警鐘を鳴らす思想家は預言者に連なる
イスラエルとユダヤ人から学んだ事柄について書いた論文とエッセイをまとめたもの。
中東に浮かぶ、自由主義、民主主義、市場経済の国、イスラエルと日本の物語
著者は、こういう。「全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても生き残る」という気概をもつイスラエル人の愛国心、さらにそれを支える神理解から、日本国家と日本人が生き残るための知恵を学ぶことが、私が本書を著した目的である。
イスラエルを地上から抹殺せんともくろむイランと、イランに核開発技術を供与する北朝鮮。それなのに、日本は親イランとしてイランを援助していた。
佐藤優を政治的 -
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読んでいて怖くなりました。
日露平和条約の締結と北方領土問題を阻んだものは何であったのか。
あゝ、今少しで失われし国土を取り戻すことができたかもしれず、非常に残念です。
巻末にひっそりと語られている鈴木宗男氏の杉原千畝の名誉回復に始まる国際協調
佐藤氏と築いた、唯一、プーチンにいつでも会える政治家としての、鈴木宗男氏。
チェルノブイリの支援を含めた、ロシア、中央アジア、アフリカ諸国、イスラエルとの関係を戦略的に強化しようとした鈴木宗男氏の構想。
それらが外務省のアメリカスクールで、いやアメリカそのものを刺激してしまったのでしょうか。
気になったものは以下です。
・「貴様嘘をつくな!」とい -
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冷戦というのが所与の枠組みだった時代の青春。現代なら東欧とロシアでこんなに苦労するはないのだろう。旅行のハードル的にはインドか南米くらいか?
佐藤優の十五の夏休みをに触れていろいろな思いが湧いてくるのだが、旅行自体は自分ごとではなく、5歳の息子を重ねてしまうのが、自分の歳を感じて辛い。あと10年で彼がこういう経験を望むようになるだろうか。もちろんその時代には、1975年当時ほどの異世界感はないかもしれないし、そもそもリアルに国境を越える必要すら怪しいものだが。
なるべくしてなったのだなと思う一方で、本当に好きなことで食べていけない人はいない、という言葉はとても、重い。 -
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ネタバレ2021年7月25日記述
人生の役に立つ聖書の名言
佐藤優氏による著作。
2020年2月1日発行。
本作品は2017年9月単行本として刊行。
2020年1月講談社文庫として刊行されたものを電子書籍化したものです。
聖書は最古の古典であるとしてビジネスでも応用できると野口悠紀雄氏は説いていた。
(だから古典はおもしろい、2020)
しかし多くの古典は一般人がいきなり読んでも分かりにくい。
(文化や背景が大きく異なるため)
その中で佐藤優氏の解説によりそれぞれの聖書の格言、名言をどのように捉え、どのように生活に活かしていくべきかが本書を読むことで見えてくる。
闇雲に聖書を開いた所で寝てしまう