佐藤優のレビュー一覧

  • 人生、何を成したかよりどう生きるか

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    前半は頭にスッと入ってこない内容で何度も読み返す感じだったが、後半はとても分かりやすかった。後、まとめよう。

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    2024年01月13日
  • 嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる

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    嫉妬心が希薄なのは美徳と言われるがほかの人の嫉妬に気がつけないからトラブルを引き起こすと気づけた。
    難しかったので今度また読みたい。
    紹介されていた小説を何冊か読んでみたいと感じた。
    やる気がある有能、やる気がある無能、やる気はない有能、やる気はない無能と分類するとやる気のある無能が1番迷惑だと認識できたので頑張りたいなと思った。

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    2024年01月10日
  • 正しさってなんだろう 14歳からの正義と格差の授業

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    358hanautaさんのレビュー通り、佐藤優氏の濫用と思われる一冊。14歳というタイトルの哲学や教諭本はかなりあるが、どれも本当に14歳が読んでも理解できないか、理解できる子はそもそも読まなくても自分の中で咀嚼できていて必要ない本。どちらかというと本を全く読まない14歳(では遅過ぎるとは思うが)の親に読ませるべき内容。

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    2023年12月31日
  • 正しさってなんだろう 14歳からの正義と格差の授業

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    まえがきとあとがきが素敵だったのと、1章に「小学生の頃とはガラリと変わる、中学生の親子関係」が扱われているというところに惹かれて衝動買い。書店にもたくさん並んでいるし。
    と思ったのだけれど、内容は驚くほどフツーだった。何十年か前にすでにおぎママとかも同じことを言ってそう。佐藤優の無駄遣いじゃないかなぁ。。本当にこれ、編集者でなく佐藤優がこう書けといったのかなぁ。。

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    2023年12月26日
  • なぜ格差は広がり、どんどん貧しくなるのか?『資本論』について佐藤優先生に聞いてみた

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    図解が分かりやすかった。
    なぜ給料が上がらないのか、なるほど、と合点がいった。
    ただ、内容は薄め。斎藤 幸平さんの「ゼロからの『資本論』 」のような衝撃はなかった。

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    2023年12月17日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    ●サクッと読める対談。
    ●2人とも穏やかだから刺激的な論調はないが、読まされる内容。
    ●たしかに脳科学の胡散臭さは感じていたから、たしかになあと。ふらっと優生思想が出てくるのも怖い。
    ●不登校がそこまで増加しているのは問題。最近はN高とかも大盛況みたいだし、色々な学び方があってしかるべきだね。
    ●そろそろコロナも終わりそうだけど、スペイン風邪の記憶、記録がほとんどないのはなるほどなと。ぼんやりきて、ぼんやり終わる。始めがないと人間は認識、記憶しにくいのか。

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    2023年11月26日
  • 美術は宗教を超えるか

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    ・ルネサンス概念の変遷
    ・佐藤優氏の”日本は仏教、儒教の土壌があったから、キリスト教の本質を理解することができた”という趣旨の『日本基督教の精神的伝統』(魚木忠一著)からの引用が興味深い。
    ・カトリックとプロテスタントの違いに敏感になれる記述。

    ☆3.5

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    2023年11月22日
  • 資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ

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    宇野経済学の枠組みにもとづいて、近代以降の日本資本主義の展開を解説するとともに、現代の日本および世界が直面している諸問題についての考察をおこなっている本です。

    宇野経済学では、共産主義の実現をめざす革命家としてのマルクスと、資本主義の分析をおこなった観察者としてのマルクスを区別し、あくまで観察者のまなざしで資本主義のしくみを解明するという立場が採られます。そのうえで、原理論・段階論・現状分析という三つのステップの区別によって資本主義の展開が明らかにされます。すなわち、19世紀なかばのイギリスにおける資本主義の純粋なかたちを明らかにする原理論、国家が介入することで重商主義から自由主義的な資本主

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    2023年11月21日
  • 知的再武装 60のヒント

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    池上彰さんと佐藤優さんの共著。この二人の賢者は、現代の情報過多にどのように対処して信頼性のある情報を見分け、偽情報から自分たちを守っているのか。読者に向けて、情報社会を生き抜く知識とスキルを向上させ、批判的思考を養い自己防衛する方法を解説。さらに情報の対処法だけでなく、情報を有効に活用して個人的な成長や社会的な問題に取り組むためのヒントも提供。本書はデジタル時代において、より賢明に情報を扱うための指南書となること間違いなし。

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    2023年11月06日
  • 異端の人間学

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    ロシアという国を正確に理解できる人が世の中にどれほどいるだろうか。勿論私にとってもロシアはよくわからない国の一つだ。プーチン大統領の目つきや喋り方をニュース映像から見ていると、鋭く威圧的な雰囲気が漂ってくる一方で、帯を締めて柔道で技を決めたり、乗馬する姿などは少年の様な純粋さを感じたりする。ウクライナへ侵攻して随分と日が経つが、大規模反転攻勢に出てから既に3ヶ月経過し、未だウクライナはロシアを追い出して領土奪還まで到達できていない。開戦当初経済封鎖などで早々に疲弊するだろうと思われたロシアも、ルーブルの急激な下げを一時的に受けただけで、現状でもまだまだ戦う力を失っていない。寧ろロシアに進出して

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    2023年10月29日
  • 黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867ー1945

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    1.この本を一言で表すと?
    戦前の左翼の活動を歴史的にまとめた本。

    2.よかった点を3~5つ
    ・日本共産党を過大評価したコミンテルン(p179)
    →コミンテルンから裏金が共産党に流れていたのは驚きだった。

    ・辻潤(p141)
    →尺八を吹くことと詩を書くこと以外ほとんど何もせず生活の糧は物乞いをしている放浪生活を送りました。究極の個人主義者ででいたんだなと驚いた。

    ・大逆事件の衝撃(p127)
    →当時の政府のやり方はかなり無茶な部分があったと感じた。

    ・社会運動をやる上では入り口がものすごく大事だと思いますね。自分たちで働いてお金を集めるなり、薄く広くカンパを集める手段を最初から確立して

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    2023年10月29日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    物事には必ず裏がある。表に出ている情報だけを鵜呑みにして、難しい事を考えずにのほほんと過ごす事も可能だが、所詮どこにでもある情報に大した価値はない。その価値を議論していても単なる飲み屋で繰り広げられるような薄っぺらい時間潰しのネタにしかならない。知ってるものが知らなかったかの様に(もしくは本当に知らない)振る舞う人に偉そうに話している内容は、聴きたくもないのに耳に勝手に入ってきてしまう。そんなこと知ってるだろうし、多分聞かされた方も明日の朝には何も覚えてないんだろうなと頭の中で一人突っ込んでると、自分の参加する飲み会も上の空、何かつまらなそうだねとツッコミを受けてしまう。私の悪い癖だ。
    情報は

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    2023年10月29日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    佐藤優の書いた本だと思っていたのだけど、監修してるだけなんだ。
    内容は入門書で、広く浅く。
    良著だけど、こないだロシアの本を読んだばかりなので、ちょっと物足りない。

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    2023年10月09日
  • いま生きる「資本論」(新潮文庫)

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    高校頃の恩師に「大学を卒業する頃に本棚に『資本論』がないやつは、4年間を無駄にしたと思え」と言われたことをふと思い出して手に取った。

    『資本論』もこれまで手に取ったことはあったものの、第一章の初っ端で挫折した経験があり、ぐじぐじと、いつかは読みたいと悩んでいた。
    本書はそんな初学者にも面白く読むことができて満足。随所の脱線や、著者の経験に基づく卑近な例えを用いた説明は面白いのでスルスルと読めて、とっつきやすかった。

    ただし、受講生のレポートや質疑のレベルの高さには正直ついていけず、説明箇所を何遍も繰り返して読んだり、あるいは何回読んでも最後までモヤモヤしたままの箇所もちらほらある。
    やはり

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    2023年10月03日
  • 漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022

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    シリーズ最終巻。
    この辺りから、だんだん知っている名前も増えてきて面白い。

    本作では革マル派、中核派、民青などに加え、労働組合の物語が強くなってくる。
    中でも国鉄時代の労働運動は大変に興味深い。
    ただし、上尾事件や首都圏国電暴動などは1973年の事件ということで全く知らず。
    こんな恐ろしい事件があったのかということにひどく驚いた。
    スト権スト、だとか、半合理化闘争だとか、ちょっと私の世代では考えられないほどの無駄で生産性のない動き。
    本当に時代というものは変わっていく。
    また、メディアの考え方もこんなに今とは違うのか、と驚く。

    左翼とはなんなのか。
    今や「パヨク」などとあげつらわれ、一方で

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    2023年10月01日
  • それからの帝国

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    ネタバレ

     時系列的に大宅壮一賞の『自壊する帝国』の続編にあたる。
     なにより、自分も深くソ連、ロシアに関わっていた頃の時代なので、感慨深く読み進めることができる。『自壊する帝国』で果たして実在の人物か否かと注目を集めたサーシャのその後も描かれて非常に興味深い。

    「いや、人間には物語をつくる能力がある。物語が人を殺すんだよ」
    「自分より強い人にお願いをしてはいけない」
    「何事にも時がある」

     当時のサーシャとの想い出として語られる、濃厚な会話劇であるが、今、この時代に送るメッセージとしても、力強いものがある。当然、著者もそれを意識して、今の世に送りだしたのだろうと思う。
     混沌とした世の中ではあるが

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    2023年09月25日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    ほぼ10年前の出版。当時の外交、政治を手嶋、佐藤両氏がインテリジェンスをメインに語っている。縺れた糸をほどいてまた紡ぎ直すような的確な視点に驚くと共に、今だに弱腰外交を続ける官僚達にガッカリする。

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    2023年09月24日
  • 無敵の読解力

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    対話形式で読みやすかった。
    ただただ池上、佐藤両氏の読書量と質に驚くばかり。

    台湾有事を必要以上に煽ることが実現性を高めてしまうこと、均質な中国人化を進め国民国家を目指す中国の悲哀、東京オリンピック2020と日本軍の失敗は同じ根っこの限定的合理性によるもの、日本の舵取りをする方々の愛読書と教養の低さの相関性、たびたびブームになる日本人論のカラクリはどれも俯瞰してものを見ない視野狭窄によるのかなと感じた。

    両氏とまでは難しくとも普遍的な価値や知識には触れておくべきで、それはやはり古典と呼ばれるものを熟読する必要を感じた。

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    2023年09月23日
  • 教養としての世界の名言365

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    短いセンテンスの中に本質が込められてる。
    だからこそ覚えようと思わなくても、自然と記憶に残るものが、名言なんだと改めて思った。

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    2023年09月09日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    池上彰、佐藤優による大学入試に関する対談。
    自分が大学入試を経験したのが40年前。それ以降、学校教育にはほとんど関心が無かったので、これまでの大学入試と学習指導要領がどうなっているのか全く知らなかった。当時(共通一次の時代)と共通しているのは、教育についての議論はずっと続いているという事。いろいろ入試の制度が変わったが、その都度問題が発生している事。正直、これまでの問題点を知らなかったので、対談の内容がよく理解できていないけれど、二人とも今回の改革の新テストを支持しているという事だけは判りました。でもこんな議論は、大学入試というものがある限り、永遠に続いて行くのだろうなと思いながら読みました。

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    2023年09月02日