佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレロシア外交で名を馳せ、よくTVで観ていた。鈴木宗男氏絡みで刑務所も経験し、その後、文筆家になられた方。そんな知の巨人と言われた彼の考える退職後の暮らしってどんなだろう?
何かしらの示唆があるかもしれない。
この新書、どうやら、彼の体験談のよう。
これほど名を馳せた人でも、定年後は、マインドリセットから、か。
「定年後に最優先すべきことは、何か。
自分のしたいこと、やるべきことを五つずつ,リストアップ。そこで重複しているものが、今の自分にとって、最も優先順位の高い項目だ。」
「マイナスのミニマム化」
「仕事は趣味と興味の延長で」 等々
定年後の生活に迷ったら、参考に
読んでみるといいか -
Posted by ブクログ
佐藤優さんの本はこれまで何冊か読んできましたが、正直、文章の密度が高くて「理解しきれたのかな」と不安になることもありました。
ところが今回の一冊は驚くほど読みやすく、スッと内容が入ってきました。最初は「こういうテーマだから平易に書かれているのかな」と思ったのですが、読み進めるうちに、それだけではないと気づきました。おそらくご病気を乗り越えられた経験が、文章のトーンや伝え方に変化をもたらしたのではないかと感じています。
書かれている内容自体は、他の本でも触れられているようなテーマが多いのに、なぜか心に残る。著者自身の人生と蓄積された経験が行間に滲み出ていて、同じ言葉でも説得力がまったく違うので -
Posted by ブクログ
佐藤優の本ということで手に取ったのだが、舛添氏の著作など、彼の主張についての情報を私は全く持っていなかったこともあり、舛添氏の本と呼んでもいいのでは、とまで感じた。
佐藤氏の主張は基本的には他著でも繰り返し述べられているものなので真新しくはないのだが、舛添氏によるヨーロッパの過去の独裁政権との比較から学ぶ点や、三権分立から見直すべきといった主張は刺激的だった。
佐藤氏について気になったのは、昨年2025年の参議院議員選挙の際、YouTubeで安野貴博さんを応援していのだが、本書ではそのようなニュアンスは全く出さず、むしろ文脈からはややネガティブな印象を受ける点だ。
文脈では都知事選で小池 -
Posted by ブクログ
言わずと知れたニュース解説者の池上彰と、元外交官で神学を修めた佐藤優の対談。2人の対談形式の本はたくさんあると思うが、これは2015年時点の世界情勢を踏まえて、世界史学習の必要性について語った本。世界史を学ぶための2人のおすすめのブックガイドも最後に載っている。「大世界史」というタイトルの意味は、「第一は、「世界史と日本史を融合した大世界史ということだ。(略)第二は、歴史だけでなく、哲学、思想、文化、政治、軍事、科学技術、宗教などを含めた体系知、包括知としての大世界史ということだ」(p.253)。
ちょっと自分が世界情勢に弱いので、この2人が10年前に言ったことの答え合わせ的なことが出来な -
Posted by ブクログ
佐藤氏の他の著作と比べると、本書は引用、参考文献の提示が多く、丁寧にされている。
分析、解説に主軸を置いた一冊ということだろう。
分析内容、見立てには納得感がある。
分析や解説に力点を置いているだけに、逆に佐藤氏の感情や好みの部分はばっさり落とされている。
なお他著でも繰り返し論じられた主張がメインなので、真新しいものは少ない。
日本が関連した過去の戦禍からの距離が遠い故に、私はどうしても「戦争を避ける」「人命優先」という至上命題が根底にあることを忘れてしまいがちになる。
だから表面的なトランプの認知操作的攻撃に振り回されて、イライラさせられる。これは感情が本能的に反応しているものなので仕 -
Posted by ブクログ
僕はリーダーシップに興味があって色々な本を読んだりしています。そんな文脈で新・リーダー論というタイトルに惹かれてこの本を読んだ訳ですが、タイトルと内容の不一致が大きいなと思いました。
この本は、各国の政治のリーダーや情勢について、池上氏と佐藤氏がひたすらあれこれ話しているという対談本です。内容は本当に知識豊富な2人が、深い議論をしていて、色々と考えさせられるもので面白かったです。政治経済に関する背景知識がないと理解できないところも多く、普段あまりニュースも見ない、新聞も読まない僕にとっては難しいとも思える本でした。
この本の想定している読者層がどういった方なのか分かりませんが、イントロが無 -
Posted by ブクログ
タイトルから内容がわかりにくい。出版は佐藤氏の腎臓移植とほぼ同時期。一見相容れないような佐藤氏の剛という感じと、片岡先生の柔とが調和している不思議な雰囲気の本。片岡先生のお人柄があちこちに感じられる。
料理に例えると、美味くもない、なんなのかよくわからない、ときどき鈍い苦味のような変な味がする、けど食べた経験が残る、、そんな本か。
新自由主義のくだりが興味深かった。何でもかんでも個人の自由平等を振りまわすのは社会全体のためによくない、と。
「イガイガトゲトゲの多い二項対立の御時世」を佐藤氏と二人で憂い、無駄に希望を持たせない、悲観的な気配が流れている。しかし投げやりではない。諦念というべき