佐藤優のレビュー一覧

  • 愛国の罠

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     「愛国」という美名がいかに人を縛るかを問う一冊である。
    国を思う心は尊いと誰もが疑わない。
    だが著者は、国家と個人の距離を誤れば、その情熱は容易に利用されると指摘する。
    外交と情報の現場を知る筆者の体験は、正義が時に権力の装置となる現実を浮かび上がらせる。
    愛するとは従うことか、問い続けることか。感情に流されぬ理性こそが真の愛国を支えると迫る。

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    2026年02月18日
  • 残された時間の使い方

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     佐藤氏が出演しているテレビを見ていて、佐藤優という人間に興味をもった矢先、妻が佐藤氏の本を買ったので、私も読んでみました。
     月に約70本の締め切りを抱え、1日20冊ほど、月に約500冊の本を読んでいるというのには、ただただ驚きました。
     私も工夫次第で、まだまだ自分の時間が捻出できるなと思いました。

     【心に残ったこと・学んだこと】
    ・この本の最終的なテーマは「幸せになるための時間活用術」だと考えています。人生の究極の目的を、社会で成功するということではなく、「幸せになる」ということに置くのです。
     会社の仕事の時間は、結局のところ「他者時間」が支配している時間となります。その中でどんな

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    2026年02月15日
  • 聖書を語る

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    【あらすじ】
    共にキリスト教徒(プロテスタント)、同志社大学出身の二人が、聖書をベースに宗教・哲学・社会問題と縦横無尽に語りつくす異色の対談集。第一章では、カルヴァン派の佐藤氏とバプテスト派の中村氏が、同じプロテスタントでありながら宗派によって異なる、他力本願と自力本願などの相違点、終末論など神学的な問題を語りあう。第二章のテーマは、村上春樹の『1Q84』とサリンジャーを読む。そして、「新世紀エヴァンゲリオン」など、文学やサブカルに見られるキリスト教の影響を読み解く。第三章は、3・11を契機に激変した日本社会を伝統宗教は救えるのかがテーマとなっている。不安定な世の中にはスピリチュアル的なものが

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    2026年02月12日
  • 愛国の罠

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    講義形式で分かりやすく、最近の世界的な愛国主義的な流れを知ることができた。

    工業社会にはマニュアルを読むため識字率を高める必要があり、そのために国家が必要となる。狩猟採集、農業では必要ない。
    日本の外交はロシアウクライナ戦争の際のウクライナに肩入れしない立ち回りや、アメリカの言いなりになり過ぎない動きを含めてよくやってると分かった。
    愛国主義には「社会に根差す愛国心」「国家に根差す愛国心」の二つがある。社会に根差すと排外主義など思想にまつわる方向に行ってしまうが、国家の仕組み自体への愛国は理論的に行動することができる。これからの日本には憲法遵守など国家に根差す愛国心が求められる。

    とは言う

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    2026年02月12日
  • 組織の掟

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    あらゆる組織には「掟」がある。暗黙の内に共有され、時に法より重んじられ、破れば代償を払わされる。組織で生き抜く極意とは、この掟を熟知して利用することにある。「組織は上司に味方する」「ヤバい話は聞かないでおく」「外部の助言で評価を動かせ」「問題人物は断固拒否せよ」「斜め上の応援団を作れ」「後輩のために仕事をサボれ」……“最恐”の組織、外務省にいた著者が全ビジネスパーソンに贈る「超実践的処世訓」。

    目次
    はじめに
    第1章 組織の活用術 組織は自分を引き上げてくれる
    雑用仕事にも意味がある
    組織は個人にスキルを与える
    相手に合わせた仕事が身につく
    組織に10年いれば一人前になれる

    第2章 組織の

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    2026年02月11日
  • 50代からの人生戦略

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    還暦前の著者が、50代の過ごし方についてアドバイスしてくれている。折り返し地点を過ぎた人生の残り時間について、働き方、職場の人間関係、お金、家族関係、自分磨きなど。キリスト教徒である著者は、聖書を元に説明している所も多々あった。

    納得できない事や理不尽な事は、日常生活や仕事で広く見られます。その時、人生や社会自体がそもそも理不尽で説明不可能なものだという諦観があれば、困難に耐える事が可能になるかもしれません。諦観を持つことで世の中が違って見えたり、人生や人間関係が意外に上手く展開する事もあります。

    人生の逆境はいつ何時私達を襲うかわかりません。ただし、どのような困難であっても、時の流れを見

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    2026年02月06日
  • 学生を戦地へ送るには―田辺元「悪魔の京大講義」を読む―

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    朝井リョウ氏が紹介していて興味を惹かれ手に取ったが、肝心の箇所については「?マーク」だらけであった。
    佐藤は「共同体のために死ね」という論理はどこの国でも当たり前にあるが、田辺の論理はそれとは違い、新しい文化の建設(つまり大東亜共栄圏)のために死ねという特殊な論理だと。確かに国を守るのではない戦争に動員するロジックとしてはそういう面もあるとは思うが、ではベトナム戦争やイラク戦争に動員されたアメリカ兵はどんなロジックで命を差し出したのだろう?マクナマラの論理と田辺の論理を比較してそこに決定的な差があるのだろうか?
    また、「統率の外道」である特攻が大西瀧治郎の頭の中にさえ無い昭和14年に、エリート

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    2026年02月02日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    時系列で振り返る世界史ではなく、現代で起きていることから世界史を見ていく本
    この本は導入だと思って他の本でしっかり世界史を勉強したい

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    2026年02月02日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    純粋に面白かった。ほかの国に比べて日本がこんなに老後が過ごしやすいんだから、これがお勧めだよと言う一冊。確かに介護制度や金融制度、ある程度の資産があれば上手く活用して老後を乗り切れるのはわかるけど。。。

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    2026年01月31日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    ネタバレ

    日本の尺度で話を進めても、どこかで齟齬が生まれるのは宗教という下地から異なることが要因の1つであることには納得した。それにしても15世紀におけるキリスト教の教会は暴力団だという発言には笑ってしまった。

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    2026年01月22日
  • ウクライナ「情報」戦争 ロシア発のシグナルはなぜ見落とされるのか

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    日本のニュースでは伝えられない
    ロシア側からの宇露戦争の内側
    戦争含め政治とはどちらか片方の意見しか聞かないのは危険だと自分は思っているので
    日本人として生きてきて日本は簡単に言うとウクライナ側、ロシア批判のニュースを流してきたなかで、ロシアからみた宇露戦争、ロシアからみた日本、また、安倍首相、岸田首相の日本側からのロシアへの対応の違いというものを知れてよかった。
    戦争というものはどちらが良い悪いではない。ただどちらか片方だけの意見を聞き加担するというのは危険だということを気付かせてくれた。

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    2026年01月22日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    ネタバレ

    ロシア外交で名を馳せ、よくTVで観ていた。鈴木宗男氏絡みで刑務所も経験し、その後、文筆家になられた方。そんな知の巨人と言われた彼の考える退職後の暮らしってどんなだろう?
    何かしらの示唆があるかもしれない。

    この新書、どうやら、彼の体験談のよう。
    これほど名を馳せた人でも、定年後は、マインドリセットから、か。

    「定年後に最優先すべきことは、何か。
    自分のしたいこと、やるべきことを五つずつ,リストアップ。そこで重複しているものが、今の自分にとって、最も優先順位の高い項目だ。」

    「マイナスのミニマム化」

    「仕事は趣味と興味の延長で」 等々

    定年後の生活に迷ったら、参考に
    読んでみるといいか

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    2026年01月19日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    佐藤優さんの本はこれまで何冊か読んできましたが、正直、文章の密度が高くて「理解しきれたのかな」と不安になることもありました。
    ところが今回の一冊は驚くほど読みやすく、スッと内容が入ってきました。最初は「こういうテーマだから平易に書かれているのかな」と思ったのですが、読み進めるうちに、それだけではないと気づきました。おそらくご病気を乗り越えられた経験が、文章のトーンや伝え方に変化をもたらしたのではないかと感じています。

    書かれている内容自体は、他の本でも触れられているようなテーマが多いのに、なぜか心に残る。著者自身の人生と蓄積された経験が行間に滲み出ていて、同じ言葉でも説得力がまったく違うので

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    2026年01月18日
  • 残された時間の使い方

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    人生後半の生き方を引き算と捉える考え方に共感した。他者時間ではなく自分時間を大切にするためにしっかり人生の目的を意識していきたい。

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    2026年01月17日
  • 伝え方の作法 どんな相手からも一目置かれる63の心得

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    内容としては、目新しいものはなかった⋯と、思ったらエピローグが一番面白かった(笑)!こういうお話をもっと聞きたかったわ!!

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    2026年01月12日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    ネタバレ

      ごもっともなことの羅列。
    でも、大卒で教養のある男性が定年を迎え、専業主婦の妻と老後を生きるケースなんですね、という感想。
    定年を迎えた人はもっと多種多様なはず。

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    2026年01月10日
  • 21世紀の独裁

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    佐藤優の本ということで手に取ったのだが、舛添氏の著作など、彼の主張についての情報を私は全く持っていなかったこともあり、舛添氏の本と呼んでもいいのでは、とまで感じた。

    佐藤氏の主張は基本的には他著でも繰り返し述べられているものなので真新しくはないのだが、舛添氏によるヨーロッパの過去の独裁政権との比較から学ぶ点や、三権分立から見直すべきといった主張は刺激的だった。

    佐藤氏について気になったのは、昨年2025年の参議院議員選挙の際、YouTubeで安野貴博さんを応援していのだが、本書ではそのようなニュアンスは全く出さず、むしろ文脈からはややネガティブな印象を受ける点だ。

    文脈では都知事選で小池

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    2026年01月07日
  • いっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編

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    近代日本は成功と失敗が急速に折り重なった時代だ。制度を整え国を富ませる一方で、何を急ぎ何を見落としたのかが問われ続けてきた。
     戦争、復興、高度成長。出来事を年号で追えば理解した気になるがその背後には選択と判断の連なりがある。
     近代・現代史を通史として読み直す意義は過去を裁くことではない。なぜその道が選ばれ別の道は閉ざされたのかを考える点にある。
     混迷する現在は過去の延長線上にある。歴史を学び直すとは未来を予測するための材料を集めることではなく自らの判断軸を点検する営みなのだ。近代現代史はその静かな鏡である。

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    2026年01月07日
  • いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編

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    日本史は時代を貫く思考の積み重ねである。三氏は古代・中世・近世を一気に見渡す視座を示す。
     政権交代や制度の変化を点で追うのではなく、外交、宗教、権力構造がどう連なったかを丁寧にほどく。
     通史は過去を並べる作業ではない。現在の立ち位置を確かめるための地図である。
     混迷の時代に歴史を学び直す意味は答えを得ることではなく問いの質を高めることにある。教養としての日本史は静かに思考の背骨を鍛えてくれる。

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    2026年01月07日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    定年後を考えることはなかったが、考えるきっかけにもなったし、前向きに定年後と向き合えそうと思える本だった。また何年かしたら読み返そうと思う。

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    2026年01月06日