佐藤優のレビュー一覧

  • 教養としての「病」(インターナショナル新書)

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    病院とそれに関わる諸々についての対談本。

    佐藤優の病状と、病院の実態について知ることができた。

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    2025年04月12日
  • 組織を生き抜く極意

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    人間関係って面倒だなと思う。しかし、避けて通れないのも事実です。人間関係に悩める人には参考になる事は多いかと思います。対人関係なんて、直情的になって悩むよりは大人になってしたたかに凌いでいかないといけない感じです

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    2025年04月01日
  • 記者と官僚 特ダネの極意、情報操作の流儀

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    元官僚と元記者の二人が、過去の経験や交流の話をベースに、官僚や記者の在り方、国際政治等について議論する対談形式の本。
    メディアではどちらかというと悪者にされることが多い、官僚や記者がどういったロジックや信念をもって仕事に取り組んでいるかの実態を知ることが出来たことで、新しい見方を持つことにつながった。

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    2025年03月29日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    この本の帯に書いてある数字には誰もが驚くだろう。

    「月平均300冊。多い月は500冊以上」

    だが、この数字にはカラクリがあった。それは下記の記述を見ればわかる。

    目を通している300冊のうち、熟読している本は月に4~5冊。1冊5分程度で処理する「超速読」が240~250冊。30分から2~3時間かけて読む「普通の速読」が50~60冊。(p26を要約)

    超速読の目的は2つ。
    1. 「自分にとって有益な本かどうか」、「時間をかけて読むに値する本か」の仕分け作業
    2. 「一部分だけを読めばいい」、「この箇所を重点的に読めばいい」と当たりをつける
    (p78を要約)

    つまり、約8割の本はさっと見

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    2025年03月28日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    2020年の大学入試と学習指導要領の改革、特にアクティブ・ラーニングと「エリート」教育の部分が気になって手にとった。
    アクティブ・ラーニングの究極は「ハーバード白熱教室」だと思うとイメージしやすい。
    池上さんは語る。白熱のかげに下準備あり。十数人のスタッフが、学生達に課題図書を与え、アリストテレスなりソクラテスなりを読み込ませ、集めるという。
    これは小中学校でアクティブ・ラーニングを進める際の大きなヒントになっている。かたちだけ討論を取り入れても深まらないし、分からない子、内気ない子をおいてきぼりにしかねないからである。
    面白いのは、アメリカの「反転授業」。先生が作った授業VTRを予め見て、知

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    2025年02月25日
  • 死の言葉

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    慢性腎不全から腎移植を経験し、その間には余命宣告もされていた佐藤優。キリスト教カルバン派を信仰するため予定説で自らの運命と向き合いながら、生き延びられたのは神の思召しであり、至近は映像にも挑戦しようと。そんな同氏が、今一度、人類が持つ「死の言葉」を慰めや勇気づけ、コレクションのように並べて点検していく。

    本来、死を担当するのは宗教だ。しかし、そこに挑んだ哲学があった。ニーチェの「超人」である。幾つかの死の言葉の一つとして紹介される。神の死の宣言、そこで登場する「超人」。ニーチェの語る超人は神という絶対的真理に受動的に従う人間を拒否して、より強くより大きくなろうとする「力への意志」を持った強固

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    2025年02月24日
  • 憂国のラスプーチン 4

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    一国民として「ルーブル委員会」の存在は許せない。

    アフガニスタンで起こっていた地獄。
    こんなことがない世界になってほしいと、願うことしかできない。

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    2025年02月05日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    著者の経験から読書に対しての技法、読み方が書かれている本。読書ノートをまとめたり、本に線を引くなどの読み方が合いそうだなと感じる人にはお勧めできる。個人的には、読み方より終わり方を意識するという考え方が参考になった。

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    2025年02月01日
  • トランプ人気の深層

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    本書は2024年7月の刊行で、トランプvsバイデンの大統領選を前提に書かれたもの。
    バイデンの撤退も多少考慮されているが、カマラ・ハリスでは支持が得られないという雰囲気が感じ取れる。
    実際に、トランプvsハリスとなり、トランプの圧勝という結果が出た。

    トランプ人気はトランプ本人の政治家としての資質に期待するものではなく、反バイデンや反民主党によるところが大きいようだ。
    トランプ・共和党vsバイデン・民主党は、かつての安倍・自民党vs野田・民主党の構図に似ているようにも思う。
    政権党は何かと叩かれるのは、どこの国も同じだ。
    そうさせないためには、ロシアや中国のように独裁政治にするしかない。

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    2025年01月24日
  • 賢人たちのインテリジェンス

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    色んな人たちとの対談を収録しているわけだが、さすがに12人ともなると一人一人が薄くなってしまっている。

    今回は私が名を知っている人は誰も居なかったため、誰か自分のテーマと合致する興味深い人はいるだろうか、という視点で読み進めた。哲学者、社会学者が多いが、やはり私の本業とも関わってくるテクノロジー方面ということで、新井紀子氏との対談がこの中では最も興味深く読めた。

    本書全体で、私の場合は大きな驚きや発見、感動はなかったが、新井氏のいう「ゴリラ力」は参考になり、且つ視点も面白かった。

    佐藤氏が新井氏に即座に返している通り、余裕のある対応をできるのは経済的にも余裕のある人だったりする。
    期待値

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    2025年01月09日
  • プーチンの10年戦争

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    読み始めた時は、鬼ヶ島の子守唄を思い出した。
    「お母さん怖いよ、桃太郎が来るよ」

    昔話の英雄も見方を変えれば侵略者。

    読み進める内にそんな単純な話じゃないって事は理解したけど。侵略行為、軍事行為は決して許される事ではないけれど、ロシアにも言い分はある、アメリカを筆頭とする西側諸国の振舞いに配慮が足りない部分はあった、何よりコミュニケーションが成立していない、そんな事は理解したと思う。

    公式ホームページに原文が掲載されているから誰でも当たれる、って言うけど、読むのも理解するのも大変。背景まで理解して解説してもらっても充分に理解出来る自信はない。報道してる側でチェックしてるもんだとばっかり思

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    2025年01月01日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    国家の境界は重要と認識されているにもかかわらず、人工的であったり、曖昧であったりすることから、容易に争いの要因になる。
    個人間では、国家が法的に秩序をコントロールに努めるが、国家間ではそのような機能が働いてきない。
    このような点に、島国、海洋国家で育つとなかなか鋭敏にはなれないことが、お二人の話から理解できました。

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    2024年12月28日
  • これならわかる「カラマーゾフの兄弟」

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    カラマーゾフの兄弟は読んだことはあったけれど、よくわからなかったので、手に取ったみた。佐藤優さんの解説は素晴らしく、いろいろなことを知ることができたが、やはりよく分からないことがわかった。

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    2024年12月24日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    基本はコロナ禍という出来事を踏まえての対談の様子がおさめられている。

    人に会うことが何故辛いのか、何が辛いのか。
    対談なのである程度話は広がるし、コロナベースなのでタイトルだけ見ると多少内容に差はでるかも。
    しかしその中できっちりと対人関係等の人の心について社会を前提に、丁寧な言葉で紡がれているので心に刺さる箇所も十全にある。

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    2024年12月21日
  • 賢人たちのインテリジェンス

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    元外交官の佐藤優氏が12人の専門家と対談した記録。12名の専門家たちは、哲学、AI、教育、都市、心理学といった各分野の先端で活躍しており、若い人も多い。現代社会の問題を鋭く指摘しつつ、笑顔を交えながら気軽に対談している雰囲気で、読んでいて臨場感かある。各対談も短めなので難しい内容ではなく、深刻な議論でもないので、リラックスして読みやすい。短いながら読者に興味を持たせ、各トピックへの問いを投げかけている。単に本書を読んで終わるのではなく、興味を持った対談内容の関連図書に誘導して、知性を鍛えることが目的なのだろう。私は早速、AI教育に関する本を注文してみた。積読にならないよう、お正月あたりに読んで

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    2024年12月11日
  • 憂国のラスプーチン 1

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    伊藤潤二先生の作画でなかったら、自分は手にすることがなかった作品。
    国家の知らないところを、このマンガから学びたい。

    デカい刑務官の表情が好き。

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    2024年12月07日
  • グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話

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    昔子どもの頃に読んだお話は、実は本当は怖いものがたくさんある。
    この様にお話にして後に残すには意味があるんだろうが、ヒトはやっぱり根本的なところでは残酷なんだなぁと感じた。
    2人の独特な掛け合いが面白く、するする読めた。

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    2024年11月22日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    ニュースや情報番組での報道には確かに偏りを感じる。インターネットが普及したからこそ、反対に見えなくなっているものもある。個人のレベルでは大切なものを失う悲しみもあり、そういう報道も人間として重要だと思う。特に戦争のような大きなものは、好き嫌いを置いておいて、いろんな角度から検討する必要がある。

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    2024年11月21日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    アメリカ大統領選挙が決着し、予想通りというのか、予想に反してというのか、トランプ氏が前回2016年の勝利から通算2期目の大統領に選出された。私の周囲でも同氏が大統領になれば、また世界が混乱(混迷)するとか、親イスラエルだから同国による攻撃が盛んになるのでは、ウクライナはロシアに奪われた国土を取り戻せないまま、泣く泣く戦争が終結(ロシアの勝利)するといった様々な予想が飛び交った。一方、ハリス氏が勝てば、基本路線はバイデンと変わらないだろうから、逆にロシアやイスラエル、台湾を狙う中国の不穏な動きについても、大きく変わる事なく、それ自体が混迷を更に長続きさせるだけだとの悲観的意見も多い。果たして今現

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    2024年11月08日
  • 賢人たちのインテリジェンス

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    これも「天才たちのインテリジェンス」と同じく寄せ集め&中途半端感が強い。面白いところも数箇所あったがまあそれだけ。

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    2024年11月06日