佐藤優のレビュー一覧

  • 国家と神とマルクス 「自由主義的保守主義者」かく語りき

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    ジャンル分けに困る本だった。彼がいろんな雑誌等に書いたコラムとかを集めて手直ししたもの。話題が広くしかも結構突っ込むときもあるのでそれなりに知識がないと理解しきるのは難しい。
    国策捜査とか日本の司法の拙さみたいのが垣間見える。これが民主国家かと思うような。
    いろんな哲学の話とか全部おもしろかったけど一番心に残ってるのは一級のスパイマスターたちの共通点。それらの人が自国、自民族のために命を捧げる気構えがあるがそれが物語でしかないことも知っている、そして愚行権、他者へ危害を加えないならその人の物語を認めること。
    あとは恐慌と戦争を繰り返し生き続ける資本主義を考察する上でマルクス経済学が助けとなるこ

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    2010年06月01日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    立花の凄さは感じるのだが、この人が「科学」についてあげた文献を見ると、少し違和感がある。自分の興味の範囲だけ挙げていて、決して科学の全体像を捉えるような視点ではなさそう。

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    2018年10月14日
  • 野中広務 差別と権力

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    元共同通信社記者である著者による、講談社ノンフィクション賞受賞作。
    被差別部落出身でありながら、様々な苦難にぶつかりながらも自民党の幹事長まで務めた野中広務という政治家について、その軌跡を赤裸々に綴ったノンフィクション作品。

    野中自身も、この著書の出版にはかなり嫌な思いを持っていたようである。

    野中広務といえば、ありとあらゆる権謀術数を駆使して権力を握ってきた印象が強いが、その出自のためか、反面弱者に対する慈しみの思いも強く持っていることがわかる。

    部落問題という、腫れ物に触るようにして扱われてきた非常にデリケートなテーマ(私はそうは思っていないが)ではあるが、ジャーナリストとして中立的

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    2009年12月14日
  • 獄中記

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    国策捜査は時代のけじめ。カネを稼ぐがカチ。カネで買えないものはナイ。そういう行き過ぎは駄目だよって。検察は釣り糸を垂らす。必ず釣ってやるから。って。カエシの鋭利な釣り針ですな。時代を転換するために何か象徴的な事件を作り出してそれを断罪する。運が悪かった人だけが捕まる。もし歯車が噛み合っていれば社会的成功者として賞賛されていた。はず。世論は大きな後押し。怖いよ。ほんと。あの時代、この時代を駆け抜けていった嵐のような象徴的な事件の数々。それが終わると何食わぬ様子であれは一体なんだったんだろうねって。真夏の花火は闇夜に消えて。祭りは終わり。人は散りぢり。ここまででやめておけ。ここまでならいいから。や

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    2011年09月15日
  • 獄中記

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    著者は、逮捕前は国益に殉ずるため多忙を極めていた外務官僚だった。一転、時間の流れ方がまるで違う拘置所の中で、自己の思想の歴史を紡ぎ直し、さらに研鑽すべき知的課題を煮詰めていく。
    著者の提示する哲学的、政治学的?課題は、正直に言ってよくわからない。とはいえ、実践的な知性は、歴史の知識および理解と高い使命感を欠いていてはありえない、というのが著者の考えではないだろうか。

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    2018年10月14日
  • 野中広務 差別と権力

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    一般社会の裏側に存在する権力社会と被差別社会
    被差別社会の苛烈な環境で育ったことで身につけた裏側社会での生き方は、
    同じく裏側社会である権力社会で生き抜く術となり、
    野中を権力の中枢へと導いた、のかな
    生々しい政治の世界が垣間見られる良書
    ただし、権力者に認められるクダリがことごとく浅く、さらに裏側があるのではと思ってしまう

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    2009年10月04日
  • 獄中記

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    2009/4/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2012/4/6~4/27

    佐藤優氏が東京拘置所に入っていた514日間の記録。私も今年からライフハックじみたことを始めたが、なかなかここまでは出来ない。確かに拘置所という特殊な空間に居たとはいえ。自分とは全く違う資質を持つ佐藤氏に今後も注目したい。
    文庫版あとがきにある拘置所の細かいルールはとても興味深い。

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    2012年04月27日
  • 自壊する帝国

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    ソ連崩壊時に、筆者は外交官としてモスクワに駐在していた。本書は、ソ連崩壊の過程を外交官の目から記録したもの。Detailが多く流れがつかみにくいきらいはあるけれども、かなり迫力のある記録。

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    2011年07月25日
  • 国家と神とマルクス 「自由主義的保守主義者」かく語りき

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    2008/11/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2011/4/18〜4/24
    久々の佐藤氏の本。
    こういうベビーな思想本は大学生の頃に結構読んだが、最近は全く読めていなかった。特に第五章の白井氏との対談は、佐藤氏のバックボーンを知ることが出来て興味深い。我が国もこういうユニークな人材を国策捜査のために失ってしまったのはもったいない。
    私自身は理系であるが、たまにこういう本を読んで視野を拡げないといかんなあ。

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    2011年04月24日
  • 野中広務 差別と権力

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    京都出身ということもあり、へえ、あの時はああだったのかと思うこともあり、おもしろかった。政治にそれほど詳しくないのだけれど、これを読むと、政治家は権力闘争や利権争いが本当に好きで、国のことや国民のことを考えてるのだろうか?と思ってしまう。しかし、野中氏には人のために社会を改革するという熱い部分と、狡猾な部分の両方があって、そこが本書の魅力であり、野中広務の魅力なのだろうと思う。

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    2011年09月03日
  • 北朝鮮特殊部隊 白頭山3号作戦

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    北朝鮮が韓国を赤化統一する、あるいは今年末の大統領選で韓国に保守政権が誕生して追い詰められた北朝鮮が‘爆発’する、あるいは「保守政権が誕生した後に軍事行動を起こして激しい抵抗に遭うよりも親北朝鮮政権があるうちに攻めるほうが有利だと、金正日が決断」して軍事行動に踏み切る、というようなシナリオを想定して、本書の目玉らしい在日の北朝鮮工作員が著者に打ち明けたという「白頭山軍事作戦」という戦争勃発後の北朝鮮の軍事行動計画(在日米軍と原発が最初の標的となっている)や北朝鮮の対日工作活動などを説明している。元軍人の方なのでその方面については詳細で私には真偽のほどがよく見分けが付かないのだけれど、武力にせよ

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    2009年10月07日
  • 残された時間の使い方

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    『限りある時間の使い方』というベストセラー本のコバンザメなのだが、私はちゃんと読んだし、すぐに読めた。

    ・クロノスとカイロス
     目的論的に思考し、カイロス的時間でとらえる
    ・成功した自分の姿を具体的に思い描く

    ・仕事、家庭、社会 それぞれにおける役割と使命

    ・余暇こそが真理に近づく時間、人間にとって本質的で重要

    ・資本主義下では、機械生産による労働時間の節約は、労働者の自由時間増大につながらない

    ・他者時間や消費時間を減らして「自由時間」や「創造時間を増やすことが望ましい」

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    2026年08月11日
  • 佐藤優の特別講義 民主主義の危機 忍び寄るポピュリズムと強権主義

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    本書を読んで、民主主義だからといって絶対に安全であるとは限らないことがよく分かりました。また、独裁的な国家であっても、民主主義の形をとって現れることがあるという点も印象に残りました。

    一方で、私は現在の日本の民主主義が必ずしも悪い方向に向かっているとは思いません。最近の動きを見ていると、単純にポピュリズムが広がっているというよりも、これまで政治にあまり関心を持っていなかった人たちが、ようやく政治について考え、声を上げるようになってきたように感じます。

    本書を読んでいて気になったのは、一般の国民に対してやや否定的な見方が強い点です。まるで国民が政治に大きな影響を与えるようになると、国家は必ず

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    2026年08月10日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる〈実践・成功編〉(Hanada新書 017)

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    30 前半36点後半18点。勉強、仕事の部分はさすが、参考になる。でも資金関連、年金、老後保険計画。この人の本は必要ないね。
    的を絞って欲しかった。

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    2026年08月02日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    ・仕事に関するインプットだけ行うと決める(もちろん趣味の読書はあり)
    ・相手の能力は、自分の期待の6割程度と割り切る
    ・相手は誰からお金をもらっているかという観点を持つ
    ・自分のキャパシティ以上の仕事を受けない。仮病を使う。あらゆる手を使って自分の心身を守ることが最優先
    ・45歳までは目一杯インプットに勤しみ、45歳になってからはそれまで積み上げてきたインプットを活かしてアウトプットをしていく。

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    2026年07月31日
  • 一寸先は闇

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    題名ほど悲観的な内容ではない
    第四部が良かったです
    徴兵制度の話は、正直悩みました
    そんなに先ではないのかも

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    2026年07月25日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる〈実践・成功編〉(Hanada新書 017)

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    こんな具体的な内容を佐藤氏には求めていないので、あまり良い印象を持てなかった。なんかとっても生臭い。

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    2026年07月18日
  • 残された時間の使い方

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    もうすぐ還暦を迎える身として、このタイトルは他人事とは思えませんでした。本屋で見かけた瞬間、思わず手に取ってしまった一冊です。

    前半では、私たちにとって「時間」とは何かを改めて整理し、知らず知らずのうちに私たちの時間を奪っている「時間泥棒」の正体を明らかにしていきます。

    次に、「休養」と「教養」によって自分の時間を取り戻すという考え方が紹介されます。残された時間を意識する年代になった今、スケジュール管理をより細かくしたり、効率を極限まで高めたりする・・・という内容には息苦しさを感じます。その点、本書は「何を削るか」ではなく、「何に時間を使うか」という視点を大切にしています。時間を増やすこと

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    2026年07月11日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    「トッドの人類史入門」という意味不明なタイトルがついているが、本書の要諦は、その国の立場、ものの見方、考え方を、家族類型に基づいて紐解いた地政学といった感じ。あのクソロシア、おそロシアでさえ、彼らの道理に照らせば合理的な判断に見えてくる。合点がいっても、腑に落ちない(共感できない)というなんとも気持ち悪い読後感。ただ、この気持ち悪さを丸呑みできないと、外国と渡り合っていくことはできないということは理解できた。でも、気持ち悪い。やっぱり日本に定住させていい外国人は、この辺の気持ち悪さを踏まえて決めなくてはいけない。

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    2026年07月04日
  • 読解力の強化書

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    p.100 文学というのは、一種の予防接種、ワクチンのようなものかもしれません。・・・癖が強く、傲慢で性格の悪人もたくさん登場します。・・・私たちは、文学でそれらを疑似体験することで、不条理や悪に対する免疫力ができるのです。(以上、引用のみ)

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    2026年07月04日