佐藤優のレビュー一覧

  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    定年は終わりではなく、もう一つの始まりである。かつては企業に尽くすことが美徳とされ、退職は余白、余剰と見なされた。しかし今、人生百年の時代にあって、その余白はむしろ主役の舞台へと変わりつつある。時間という資源を手にした日本人は、学び直し、旅に出て、人とつながる力を持つ。だが同時に、孤独や生きがいの喪失という影もまた忍び寄る。楽園とは与えられるものではなく、自ら耕すものだろう。定年後という荒野に、何を植え、どう育てるか。まだ日本は植えやすい広野が提供されている。その選択こそが真の豊かさを決めていく。

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    2026年05月01日
  • 一寸先は闇

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    戦争を知らない、ロシアを本の知識程度しか知らないので、2人の話は生の声でとても貴重に感じた。少し前の話なので、日本の総理は出てこなかったけれど、アメリカの大統領や天皇陛下の話は聞くことができた。今後気をつけておくべき事も確認できた。今読んでよかった。

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    2026年04月29日
  • 一寸先は闇

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    YouTubeページターナーズから参入。五木さんの年齢を感じさせないフレッシュな感性が心地いい。わからないことをわからないというのもいい。自分は93歳だったらこんなふうに言えるだろうか。佐藤さんの博覧強記も相変わらずだ。この人の話は単純に知らないことを教えてくれるのが楽しい。
    卓越した2人の会話はリズムよく、まるでラジオを聞いてるみたいにサラサラよめた。しかし、扱うテーマは重厚で良書だと感じた

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    2026年04月29日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    トッド人類学のおおまかな考えがわかって他の本のとっかかりとなった。
    西洋絶対主義を全否定しており、家族観に根付く人類学的観点から各国を捉えていて、面白い。

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    2026年04月28日
  • 残された時間の使い方

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    全ての人にとって、生きている時間は有限なものである。しかし現代社会は、自分の持ち時間を意識することができにくくなっている。
    「この部屋から、東京タワーは永遠に見えない(麻布競馬場さん)」の小説にあるように、高学歴で一見勝ち組に見える人たちでさえ、他者からの評価に縛られ、主体的に自分の人生を生きれていない。
    そのことに気づかせ、一度立ち止まって考える機会を作ってくれた一冊です。

    ① SNSやネットショッピングなど、主体的に時間を使っているように見えて、実はちゃんと戦略にはまって、気づかないうちに「時間泥棒」に会っている。
    ② 「他者時間」を生きないために、「目的を明確化」させる。
    「いつまでに

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    2026年04月28日
  • グローバルサウスの逆襲

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    正確には「サウスインターナショナル」の方が適切。国家主権が基本となるサウス側は、国境を越えた人・物・金の移動が発生しないから。

    トランプも池田大作も、踊りという身体性によって人々の団結性を高めている。トランプのあの踊りを見るたびにイライラしていたが、あれもある種の策略なのか。

    この本が刊行されてから2年。戦争を嫌うはずのトランプはイランを攻撃し、イランがなりふり構わぬ反撃を始めた。池上さんは今の状況をどう見ているのか。
    事実と認識と分析を正しく切り分けた発信をしてほしい。

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    2026年04月27日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    新聞読んでネットはNHKだけにして、ネットニュースやSNSはやめなさい。
    本読んで理解できないなら君の教養が足りないから高校の教科書読み直しなさい。
    そんな感じ。
    「技術」っていうテーマのはずなのに、それについてはずっとぼやけたまま。
    読んでて学校の先生にずっと説教されてる気分だった。

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    2026年04月12日
  • 残された時間の使い方

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    時間は、際限がある。ただSNSだとかユーチューブを観るのは、なんとなく無駄遣いしていると感じていた。その理由が記載されていて、動機付けの素になりそうだ。
    残された時間は、人に喜ばれる使い方をしたいものだ。

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    2026年04月10日
  • 子どもを守る仕事

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    児童福祉についての新書。こどもはなかなか声を上げられないし、声を上げても守ってくれる人や場所にたどり着けなかったり……。こどもを守る仕事について。

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    2026年04月03日
  • 聖書を語る

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    ネタバレ

    キリスト教の大学に在籍しておりましたが、聖書っておもしろそうだと本書を読んで気付きました。聖書とエヴァンゲリオンを比較しながら語ることが多く、エヴァンゲリオンを知っている身としてはかなりとっつきやすかったです。といっても、エヴァンゲリオンは上澄み程度の知識しかないので、「複数を個にする」物語だということは初めて知りましたが。予期せずして、エヴァンゲリオンもといシン・ゴジラへの興味も高まりました。「神様のノート」というすでに人生は決まっているという考え方もおもしろかった。続きも読んでみたいです。

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    2026年03月23日
  • インテリジェンスの基礎理論

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    インテリジェンスとは、「政策決定者が国家安全保障上の問題に関して判断を行うために政策決定者に提供される、情報から分析、加工された知識のプロダクト、あるいはそうしたプロダクトを生産するプロセス」のことを言う。

    上記の定義は、本書で20回くらい繰り返される。と言うのも、インテリジェンスの理論は政策決定者とインテリジェンスコミュニティとの緊張関係の緩和を軸に発展してきたからだ。

    具体的には、インテリジェンスコミュニティが政治家にとって都合のいいプロダクトを生産する、インテリジェンスの政治化が一例だ。客観性が担保されるためには、民主的な統制がいる。

    一方で、民主化されすぎるとコミュニティの透明性

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    2026年03月22日
  • インテリジェンスの基礎理論

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    アメリカがイランの最高指導者であるハメネイ師を殺害した。
    CIAがハメネイ師の居場所を追跡調査しており、会議が行われる場所と日時を特定したことからミサイル攻撃に至った。
    CIAは、いわゆるスパイ活動に代表される、人的情報に基づくインテリジェンスを中心に行っている組織である。

    インテリジェンスは情報の収集から始まる。
    情報の種類として、大きく次の4つに分類されている。
    公開情報(オシント)…テレビ、新聞、インターネットなど
    人的情報(ヒューミント)…スパイ、外交官、海外を訪問した一般人、犯罪捜査の取り調べなど
    信号情報(シギント)…電子的な通信の傍受、暗号解読、通信量や頻度、レーダーやミサイル

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    2026年03月21日
  • サクッとわかる ビジネス教養 世界の紛争

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    ネタバレ

    本書を通して、日本の国際的な立場がいかに不安定で、決して安全とは言い切れない状況にあるのかを強く実感した。特に北朝鮮問題や台湾有事は、日本にとって避けて通れない差し迫った課題であると感じた。

    なかでも台湾有事については、台湾が世界有数の半導体供給拠点であることから、大規模な衝突は起こりにくいという見方もある。しかし一方で、中国が近年、台湾周辺で軍事演習を繰り返している現状を踏まえると、領土的な野心が高まっているのも事実であり、決して楽観視はできない。

    こうした状況の中で、日本にまで戦争が拡大するリスクを抑えるためには、平時からの外交的な備えが不可欠だと感じた。例えば、中国と日本の間でホット

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    2026年03月19日
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    うさぎさんと佐藤さんが生と死についてマジメに語り合う対談集。うさぎさんの死を怖くない、死後に著書が絶版になってしまってもかまわないという姿勢に「え」、と。うさぎさんの臨死体験では、"死ぬ"と痛みとは無縁の真っ暗な世界に放り出されたとのこと。別段死への怖さが消えるわけでもないのだけど、お二人が天国に行くだけとか輪廻転生があるからとか語られるのを読むうちに、うやむやだった死との向き合い方がなんとなーく見えてきた気がします。おもしろい本でした。

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    2026年03月18日
  • 偉くない「私」が一番自由

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    佐藤さん選の米原万理さんのエッセイ集。米原さんの本をおそらく10冊は読んでいるので、知っている話は多々ーなのですが、やっぱりおもしろい話は何度読んでもおもしろい。米原さんが学生時代に書いたネクラーソフの論文も掲載。文章量と論文という体裁上、目は滑りつつもネクラーソフという男の軌跡はなかなか興味深かったです。DV父と献身的で賢い母に育てられ、農奴制への不満を抱えて、父をだまして単身都会へ。そして、貧困のどん底。すごい人生でした。一部、読むのが大変でしたが、読めて良かった作品でした。

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    2026年03月17日
  • 黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867ー1945

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    はい、池上彰さんと佐藤優さんが日本の左翼史を振り返るシリーズ全3巻の第4弾です!

    売れたんだね
    思ったより売れたんで、調子乗って急遽つけ足したんだね
    そして急遽のつけ足しは戦前を振り返る!
    まさに日本の左翼の黎明期でなんだか薄ぼんやりしている

    っていうか、飽きた!左翼もう飽きた!w

    だいたい4冊読んでめちゃくちゃたくさん人が出てきたけど、誰ひとり覚えてない!w(元々知ってた人は除く)

    で、そんな元々知ってた人のひとりが小林多喜二です
    戦前の左翼の話だからそれは名前出てくるよね
    日本のプロレタリア文学の代表的作家ですよね
    代表作は言わずと知れた『蟹工船』ですよ
    だがお二人のお話によると、

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    2026年03月14日
  • 明日への扉 君たちだから伝えたいこと

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    「知の巨人」と言われる佐藤優氏と東京、関西の創価学園生との対話Projectを書籍化した一冊。キリスト教徒ではあるが創価学会ウォッチャーであり池田大作第三代会長を尊敬している佐藤さんと、創価学園生とのやり取りは大人と子どものやり取りではなく、一人の人間として、一対一の対話を心の限り尽くされ、紡がれた言葉が溢れていた。「自分の学校名を胸を張って答えられない」「信仰と洗脳はどう違うのか」といった奥深い質問もあれば「両親の喧嘩する姿を見るのが辛い」といった思春期やリアルな家庭状況の悩みまで多種多様な話題に、明快にまた痛快に応える佐藤氏。そこには池田大作第三代会長を尊敬し、その弟子である創価学園生への

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    2026年03月13日
  • グローバルサウスの逆襲

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    中国とスーダンの接近に対し、アメリカが油田利権を背景として南スーダンの傀儡政権を樹立して紛争状態に。

    アフリカ諸国は旧宗主国への嫌悪感根強く、中国、次いでロシアとの接近。近年特に顕著なロシアとの交流。

    ロシアはGDPだけでは測れない国力がある。(訴訟大国アメリカは国内の訴訟でもGDPが見た目上増えたりする)

    日本はしれっとグローバルサウス側。岸田政権は狙って(?)なのか、ウクライナへしゃもじ送りつけて応援。支援策も”戦後復興”を主として現在時点は曖昧な姿勢でお茶濁す。これもグローバルサウス。

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    2026年03月09日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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     定年退職して以来、眼にとまりだしたのは定年本の数々だ。どうやら自分が当事者になると目にとまりだすようだ。

     本書の著者は、あの佐藤優さんだ。外交官として起訴された経歴は有名で、著書多数だが、そのイメージとは異なるジャンルだ。タイトル通り、定年後の処世術だが、著者のキリスト教徒としての価値観が色濃く反映されている。退職金を基に投資や起業はせずに出費を制し、日本の整った社会福祉制度を活用し、穏やかにかつ活動的に生活しようではないかと説いてくれる。

     定年後を迎えた今、よもや兵隊に徴兵されることはない年齢だが、自由にモノを言える環境であれば、著者が本書で説かれるように楽園を生きることができるだ

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    2026年03月03日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    11年前の本

    思っていたものと違った。
    小学校の教科書で何を教えているのか知りたかったけれど、
    凄く小さくて読めない。

    元官僚と政治家の対談形式なのでご都合主義だけれど
    自民党安部派の改憲にたいして問題意識は強くあるようなのでそこだけは同感
    憲法の流れに関しては良い書

    96条も絶対変えさせてはいけない。
    国民の意志無しに与党の好きにさせる事は、時代と逆行した独裁を生む

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    2026年03月01日