佐藤優のレビュー一覧

  • 野中広務 差別と権力

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    一般社会の裏側に存在する権力社会と被差別社会
    被差別社会の苛烈な環境で育ったことで身につけた裏側社会での生き方は、
    同じく裏側社会である権力社会で生き抜く術となり、
    野中を権力の中枢へと導いた、のかな
    生々しい政治の世界が垣間見られる良書
    ただし、権力者に認められるクダリがことごとく浅く、さらに裏側があるのではと思ってしまう

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    2009年10月04日
  • 獄中記

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    2009/4/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2012/4/6~4/27

    佐藤優氏が東京拘置所に入っていた514日間の記録。私も今年からライフハックじみたことを始めたが、なかなかここまでは出来ない。確かに拘置所という特殊な空間に居たとはいえ。自分とは全く違う資質を持つ佐藤氏に今後も注目したい。
    文庫版あとがきにある拘置所の細かいルールはとても興味深い。

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    2012年04月27日
  • 自壊する帝国

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    ソ連崩壊時に、筆者は外交官としてモスクワに駐在していた。本書は、ソ連崩壊の過程を外交官の目から記録したもの。Detailが多く流れがつかみにくいきらいはあるけれども、かなり迫力のある記録。

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    2011年07月25日
  • 国家と神とマルクス 「自由主義的保守主義者」かく語りき

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    2008/11/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2011/4/18〜4/24
    久々の佐藤氏の本。
    こういうベビーな思想本は大学生の頃に結構読んだが、最近は全く読めていなかった。特に第五章の白井氏との対談は、佐藤氏のバックボーンを知ることが出来て興味深い。我が国もこういうユニークな人材を国策捜査のために失ってしまったのはもったいない。
    私自身は理系であるが、たまにこういう本を読んで視野を拡げないといかんなあ。

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    2011年04月24日
  • 野中広務 差別と権力

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    京都出身ということもあり、へえ、あの時はああだったのかと思うこともあり、おもしろかった。政治にそれほど詳しくないのだけれど、これを読むと、政治家は権力闘争や利権争いが本当に好きで、国のことや国民のことを考えてるのだろうか?と思ってしまう。しかし、野中氏には人のために社会を改革するという熱い部分と、狡猾な部分の両方があって、そこが本書の魅力であり、野中広務の魅力なのだろうと思う。

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    2011年09月03日
  • 北朝鮮特殊部隊 白頭山3号作戦

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    北朝鮮が韓国を赤化統一する、あるいは今年末の大統領選で韓国に保守政権が誕生して追い詰められた北朝鮮が‘爆発’する、あるいは「保守政権が誕生した後に軍事行動を起こして激しい抵抗に遭うよりも親北朝鮮政権があるうちに攻めるほうが有利だと、金正日が決断」して軍事行動に踏み切る、というようなシナリオを想定して、本書の目玉らしい在日の北朝鮮工作員が著者に打ち明けたという「白頭山軍事作戦」という戦争勃発後の北朝鮮の軍事行動計画(在日米軍と原発が最初の標的となっている)や北朝鮮の対日工作活動などを説明している。元軍人の方なのでその方面については詳細で私には真偽のほどがよく見分けが付かないのだけれど、武力にせよ

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    2009年10月07日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    ネタバレ

    佐藤優氏が定年後の人生をどのように描いているのか、興味があったので購入。
    意外と普通で驚いた。自分の好きなことをして、ほどほどの生活を送ることを薦めている。
    具体的なおすすめもいくつかあって、これは参考にしたい。

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    2025年12月06日
  • 自壊する帝国

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    巻末の解説にも書かれているが、外国で一流エリートや知識人と関係性を築くためにいかに教養が重要かを思い知らされる。深い教養と胆力を武器に、ソ連の政治家と圧倒的な人脈を築いた佐藤優。話半分としても、日本の国益にとって貴重な活動をした唯一無二の外交官であることは事実だろう。
    ただし読み物としては面白い部類ではない為、ソビエト崩壊の過程に興味があるかそれなりの予備知識がないと辛い。何度も挫折しかけた。

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    2025年12月04日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    以前から産経新聞だけは保守色が明確だったが、2013年の安倍首相の靖国神社参拝や2014年のNHK会長の就任会見の頃から新聞ごとのニュースの取り上げ方が変わった。

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    2025年11月26日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    僕はリーダーシップに興味があって色々な本を読んだりしています。そんな文脈で新・リーダー論というタイトルに惹かれてこの本を読んだ訳ですが、タイトルと内容の不一致が大きいなと思いました。

    この本は、各国の政治のリーダーや情勢について、池上氏と佐藤氏がひたすらあれこれ話しているという対談本です。内容は本当に知識豊富な2人が、深い議論をしていて、色々と考えさせられるもので面白かったです。政治経済に関する背景知識がないと理解できないところも多く、普段あまりニュースも見ない、新聞も読まない僕にとっては難しいとも思える本でした。

    この本の想定している読者層がどういった方なのか分かりませんが、イントロが無

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    2025年11月22日
  • 教養としての「病」(インターナショナル新書)

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    タイトルから内容がわかりにくい。出版は佐藤氏の腎臓移植とほぼ同時期。一見相容れないような佐藤氏の剛という感じと、片岡先生の柔とが調和している不思議な雰囲気の本。片岡先生のお人柄があちこちに感じられる。

    料理に例えると、美味くもない、なんなのかよくわからない、ときどき鈍い苦味のような変な味がする、けど食べた経験が残る、、そんな本か。

    新自由主義のくだりが興味深かった。何でもかんでも個人の自由平等を振りまわすのは社会全体のためによくない、と。
    「イガイガトゲトゲの多い二項対立の御時世」を佐藤氏と二人で憂い、無駄に希望を持たせない、悲観的な気配が流れている。しかし投げやりではない。諦念というべき

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    2025年11月17日
  • 死の言葉

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    いろいろな偉人たちの「死」に対する考えを知ることができる言葉たち。当然ながら「死が怖くて怖くてどうしよう」(勝手にちょっと『鬼滅の刃』の善逸をイメージ)みたいな言葉はないな。生きている人間は「死」について知ることができず、誰でもいずれは死ぬことを受け入れざるを得ない。確実な将来の死があるからこそ、生を充実したものとして享受できる。

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    2025年11月16日
  • いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編

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    頑張って読み切りました。
    最後の佐藤さんのコメントで読み切る=教養つけるには体力勝負とあり、なるほどと思った次第。

    もっと大人向けのわかりやすい歴史指南書だと思って購入しましたが、ガチ教科書なんですね。
    でも…これ我が家の高校生が読み切れるかは疑問。

    良い勉強になりました。
    もう少し写真や挿絵があるとメリハリつけて読めそうです。

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    2025年11月14日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    表題がキャッチーな割には、書いてあることはフツーでした。
    たびたび「512日にわたる拘留でわかったこと」が出てくるが、一般人には真似できない話なので、ちょっと興ざめしてしまいます。

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    2025年11月10日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    「コミュニティとのつながり」ではなく、「家族とのつながり」こそが、最強のセーフティネットとなるのだ。
    家族との「楽しい体験」や「思い出づくり」に投資することは、金融投資などよりも、ずっと大切な「投資活動」だと思う。それによって家族の絆が強くなれば、定年後の生活は、ずっと豊かさを増すはずだ。

    定年後の人たちは、仕事に注ぎ込んできたエネルギーを、本当に信頼できる友人に振り向けるべきだろう。そうすれば、ビジネスの最前線で戦ってきた前半生よりも、ずっと濃い、豊かな人生を送ることができるはずだ。

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    2025年11月05日
  • トランプの世界戦略

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    ネタバレ

    トランプ2.0を読み解くカギは"下品力"と"認知戦"にあり!
    とのこと。佐藤さんは宗教も詳しいのでこういった分析がわかりやすい。
    バイデンはアメリカ史上二人目のカトリック教徒の大統領だとか。。。全然知らなかったw

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    2025年11月04日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    2025年74冊目。満足度★★★☆☆

    「日本」という便利なインフラを有効活用しながら、老後は取捨選択のメリハリを効かせた人生を送れと説く

    著者は私より7歳上だけど、私は7年前に早期退職しているので、こうした生活に関しては、ある意味私が先輩なのである。えへん。

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    2025年10月30日
  • 知らなきゃよかった 予測不能時代の新・情報術

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    昨今のニュースを見ると、たしかに世界は独裁化傾向にあるのかなと思えてしまうこともある。トップが神のような人であれば、トップの言うことを、万事がスムーズにスピーディになるかもしれないが、トップが暴走した時が怖い。暴走を食い止めれる民主主義の制度がないと怖い。

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    2025年10月29日
  • 50代からの人生戦略

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    50代をイメージしたくて手に取った。40代までの拡大路線から、50代は縮小路線へ。量よりも質の年代のようだ。

    50歳代の終わり頃に再読して、この本に書かれていることを、ぜひ振り返りたいと思った。

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    2025年10月29日
  • なぜ格差は広がり、どんどん貧しくなるのか?『資本論』について佐藤優先生に聞いてみた

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    資本論が述べるのは、労働者が資本家に搾取され続けるというもの、という聞いたことあるメッセージからスタート。労働価値基準。自分で選んだ仕事だからという労働者の責任感を巧みに利用して働かせる資本家の構造。出来高賃金は労働者間の競争を煽り、結果ベース賃金が下がって労働者の疲弊、資本家一人勝ちになりがち。

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    2025年10月23日