佐藤優のレビュー一覧

  • 紳士協定―私のイギリス物語―

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    すごーく面白かった。久々に惹きこまれて一気に通読。佐藤氏の10代、20代の片鱗が垣間見えて面白い。‥‥わが身と比較すると全然違ってて、軽く落ち込むけど(経済学部の癖に、学生の頃、経済学のこと、まったくわかってなかったし)。
    佐藤氏の無神論から洗礼を受けるまでの過程について、もっと知りたい。他の本に書かれているのかな。

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    2015年05月21日
  • 「知」の読書術

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    歴史を学ばなければ、と痛切に思う。ただし、学生時代のような学び方ではなく。現在起きていることに過去からのつながりがあることをきちんと考えながら。
    学びの重要性を感じた後に、そのための技術も提示されていて、かつ、これからの生き方まで示唆されているという、みっちり詰まった本。

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    2015年05月10日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    20世紀末に考案され、実質21世紀の幕開けとともに実用化され、今日に至る黎明期を明かす。撮影や通信技術が進化し、GPSが高度化することで偵察機から爆撃機へ、すなわち殺人兵器へとドローンの正体は移っていく。思うに、ハイテク機器を搭載したローテク機材なのだ。しかしまあ、我が身の危険を回避しつつ他国の領域を侵犯し、テロリストを標的暗殺するって、それ自体がさらなる陰湿なテロルではなかろうか。今は一方的に仕掛けている米国だが、いずれ相手もその技術で応戦するに違いない。天は常に我を見張り、狙っているとはおぞましい。

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    2015年05月06日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    第二章について(スパイの基本テクニック)
    ・相手から情報を聞き出す時は、
    ①知りたい情報を特定②その情報を知るための質問を考える(直接聞くことはできないので質問を複数に設定する)③その質問に会話を誘導する。

    第五章について(CIA諜報員は不要な嘘をつかない)
    ・必要な時しか嘘はつかない。それ以外では倫理的に振る舞う。信頼は資本であり、蓄積可能なもの。ただし、ただやみくもに善行を重ねるのではなく、目標の達成の役立つ善行を戦略的に行う。
    (裏の顔があるのがカッコいいとか感じるているうちは論外)

    ・自分を不当に優位にするための嘘、誰かを不当に排除するための嘘はついてはいけない。これらの嘘は信頼に

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    2015年05月06日
  • 日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く

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    大川周明の”米英東亜侵略史”の解説をしながら、現在との類似性をたどり、日本の針路への提言をしている作品。変貌したアメリカという帝国の普遍主義と最終的には、対立せざるを得なかった日本の宿命と大東亜共栄圏構想の道義的な矛盾と妥当性が、淡々と描かれています。最後の第4章では、著者の持論が展開されています。性悪説の必要性と、東アジア共同体構想の持つ幻想と危険性が、的確に指摘されている。

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    2015年05月01日
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    他者に迎合せず、自分の意見をもちたいと思っていますが、難しい。
    佐藤優氏と中村うさぎ氏は、日本人にはめずらしいくらい"自分の意見"をはっきりとお話される方です。正論は正論と受け止めますが、例え正論と違っても、自分の意見をはっきりともっています。
    そんな2人の生死観。宗教的な知識も含めてお話されていて、非常に興味深い対談でした。

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    2016年10月06日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    初めて佐藤優の著作を読んだ。ビジネスパーソンが会社の組織の中でどう生きていけば良いか非常に分かりやすく書いている。他の著作も読んでみようかと思う。

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    2015年04月05日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    中国の抱える問題の味方には感服しました。さすが、という感じです。テレビではなかなか見られない池上さんの奥深さもいいです。

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    2023年02月18日
  • 帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ

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    前半はマルクス経済学、近代経済学のお話。(宇野理論というものらしい)他の本でもそうだが、この手の専門の話は基本的な理解がないと難しすぎる。
    後半は、時事についての著者の批評。こちらは具体的で面白いのだが、いかんせん2011年前後の話題で、さすがに古い。もっと早く読んでいれば、という感じ。

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    2015年03月18日
  • 「知」の読書術

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    東洋経済で連載していたコラムを読んで著者を知りました。
    すごく勤勉なイメージがある著者の読書法の本です。

    価値のある読書の方法や、英語の勉強の仕方、電子書籍の活用法など独自の活用法が書かれています。
    読書においては、やはり古典や文学界の有名な本などを読む事が大切なんだなぁと実感しました。
    英語も勉強をしては、やめ、してはやめの繰り返しでしたので、また改めて勉強再開します。
    本も古典を読む割合を増やします。
    勉強に対するモチベーションをあげたい方におすすめです。

    下記は読んでみたいと思う本です。

    「20世紀の歴史」エリック・ボブズボーム
    「ルネサンスと宗教改革」エルンスト・トレルチ
    「トレ

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    2015年03月17日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    第一次世界大戦から学ぶべき教訓の一つは、同盟によって国々が戦争に引きずり込まれたという部分が印象的だった。

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    2015年03月06日
  • 国境のインテリジェンス

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    元は2年前の本となります。

    主な題材は2011年から2013年ころの、政局や国際情勢、
    国内的には民主党崩壊と第2次安倍政権の始まり辺りまで。

    インテリジェンス、対ロシア関係、沖縄問題、特亜関連、、
    軸となる視座は他の著書とも相違なく。

    知の巨人とも言われる事が増えてきた佐藤優さん、
    この方の“考え”を俯瞰するのにちょうどいいかな、と思います。

    興味深いのは、心情的に、現在よりも若干“安倍さんより”との点、
    これは“時の政権”には常に批判的でいるという感じでしょうか。

    それでいて、認めるところは認める、
    知識人として、至極真っ当なスタンスかと。

    批判的な意見がないとの状況、それは危

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    2015年03月03日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    第Ⅰ部は読む価値なし。CIAを騙った当たり前のことしか書かれていない。

    ところが第Ⅱ部から有益な情報が盛り沢山で一気に面白くなる。それは危機管理や人材戦略の話に及んでいるからだ。この分野は民間企業が意識とノウハウともに弱い部分であり、CIAが異様に強みを持つ部分だからであろう。騙し騙されつつのイメージがある、現に嘘も時に必要と公言する筆者が、協力者に正直で誠実にを口酸っぱく説いているのは面白い。むしろビジネス以上に真摯な態度は徹底しているのかもしれない。

    もちろんCIAという組織は特殊過ぎて全てがすべて応用できるテクニックではないが、情報技術が発達し国境がなくなった今、CIAの持つ技術は適

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    2015年01月30日
  • 「知」の読書術

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    深い教養と鋭い洞察ができるようにする。自分で考え決断していくためには、読書は大切。
    もっともっと教養を身につけたい。

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    2015年01月17日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    外交の詳細な情報と高度な分析力を持ち、実経験豊かな手嶋隆一氏、佐藤優氏の対談手記。尖閣諸島、TPP、沖縄などの日本の抱える課題を、取り巻く各国の情報戦略を解き解しながら解説。対談は明治時代に生きた優れたインテリジェンス発現者にも及ぶ。日本が生き残るためには、高度なインテリジェンスが指導者個人はもちろん組織的にも必要。啓示的な書。

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    2015年01月10日
  • 日本国家の神髄

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    ネタバレ

    戦後GHQが禁書指定した「国体の本義」の本文を全て掲載しながら筆者が解説する。

    国体とは何か、そこに過去から未来まで変わらず存在し続ける日本の真髄こそが国体であり、国体の理解こそが今の日本に必要だと論じる。


    というわけで読み終わった。正直、本文は読みづらかったのだが内容は何となく把握した。

    戦後70年経った今、国体の本義というテキストには現代人の意識からは乖離した部分があると思うが、現代にも必要とされる思想も書かれている。
    読んで思ったことを書いていこうと思う。

    まず、国体の前提として、国体の本質は天皇を中心とした祭祀共同体である。そして高天原の御代から日本は神々の国であり続けるとい

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    2015年01月10日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    作家佐藤優オススメの本。CIAのスパイが駆使する技術は、誰でも使用可能な技術が多いということで、その技術を解説した本。どのように知りたい情報を集めるかの実践法は面白い。

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    2015年01月04日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    手嶋氏と佐藤氏によるインテリジェンス対談第三弾。ウクライナ問題、イスラム国、集団自衛権等世界、日本の最新情勢の真相が分かり易く解き明かされている。

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    2015年01月03日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    当たり前の事が、書かれている。

    なぜそう感じるかと言うと、常に自らを有利な立場に置こうと、日頃から意識しているからだ。その意味で、本著にはあまり目新しい事はない。自己啓発本や、技術指南書は、このような傾向がある。だからといって、全く無駄だと言うわけではない。そもそも、啓発本を読む目的は、1,新たな視点の獲得 のみならず、 2,既存認識の強化 にもあるからだ。知っているからといって、実行することは難しい。従い、認識を強化することは非常に重要である。

    本著に既視感を感じるのは、恐らく佐藤優をよく読む事も関係している。インテリジェンスと言う仕事で重要な事は、かなり共通しているからだ。

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    2015年01月03日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    オリンピックがらみの分析は面白かった。やはり佐藤優本は最高のフィクションである、という受け止め方でとりあえずいいのかなあ、という思いを強くした手島龍一との対談本であった。全体的に2人の人間関係がスムーズでない部分が散見されたりして落ち着きが悪い。

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    2014年12月23日