佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書評誌と経済誌からの二部建て再構成である。序論が書き下ろし、第Ⅰ部が理論編、第Ⅱ部が実践編という構成となっている。
第Ⅰ部では浅田彰の「構造と力」をもって日本もポストモダニズムへと移行していることを挙げ、日本は神話(歴史・伝統・文化)の構築をしてゆくべきだと説いている。また、世界最強の偶像たる「国家」「貨幣」についてはマルクスの資本主義観察がもっとも本質を突いているとし、ポストモダンからマルクス経済学労農派の宇野弘蔵の論理に退却し、われわれの立ち位置を見いだすべきという主張をしている。
第Ⅱ部では検察特捜部の解体に触れ、結果として警察権力の増大を招ききわめて政治性の強い捜査が行われる -
Posted by ブクログ
「知の怪物」の異名をとる「外務省のラスプーチン」こと佐藤優氏がネットや活字メディアを通じて発信し続けた「3.11」に関する論考です。過激な言葉の中に彼の持つインテリジェンスの感覚が窺がえます。
この記事を書いている現在、原発事故の事故は第一段階が終了したとのことらしいのですが、まだまだ予断を許せる状態ではありません。この本は僕の好きな論客で『知の巨人』の異名をとる佐藤優さんが3.11の日からインターネットや活字媒体を通して自らの思いを発信し続けてきたものをまとめたものです。その中では結構刺激的な言葉、たとえば『国家翼賛体制』ですとか『大和魂』など、普段の理知的な論理を展開する筆者が日頃使わ