佐藤優のレビュー一覧

  • 資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ

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    日本の資本主義の特殊性を過去をさかのぼって分析したうえで、日本の現状について筆者が考察している本。

    以下、自分の整理のための要約
    「日本は資本主義社会だが、それはイギリスから発祥した純粋な資本主義とは別の性格を有している。まずはその資本主義とは何かについて客観的認識する必要がある。その命題について客観的な答えを導き出しているのはマルクスの『資本論』しかない。しかし、『資本論』には二つの魂が混在している。一つは資本主義に対する冷徹な観察者としての魂。そしてもう一つは資本主義社会を打倒するために市民革命をおこして社会主義を実現しようという魂。後者の魂があるせいで『資本論』の論理が破たんしてしまっ

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    2016年05月07日
  • 佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談

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    神学って頭の中であれこれ考えて存在の証拠を提出しようもないものをひねくりだしてる。それでおまんまを喰ってるのが竹内さんには腹立たしい。

    ヨブ記は読みたいような気がする。

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    2016年05月07日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    池上彰氏と佐藤優氏の対談本。

    内容は、イスラエルやイスラム国(IS)、民族と宗教、ウクライナ問題による欧州危機、イスラム国による中東情勢、朝鮮問題、中国問題、アメリカの大統領問題、情報収集方法などである。

    初耳のことも多くなり、知識は増えたが、いつもの対談本らしい読みやすさだった。1年に一度くらいは知識をアップデートしていきたい。

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    2016年05月05日
  • 新・地政学 「第三次世界大戦」を読み解く

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    佐藤優先生と山内先生の対談。

    佐藤優先生の言葉を借りると、日本が誇る最高レベルの知性が、圧倒的なコンテキストの知識を元に世界の流れを解説していく。

    理屈が通っていて、そう考えていくのかと感心させられる。ISやロシアの外交政策が今の自分の世界に影響を及ぼしたとしても、自分にできることはないのだが、物事に大事な考え方や臨み方はとても参考になる。

    ウイグルと中国におけるISの影響や、シーレーンにおける日本の海峡の重要性などは刺激的だった。また、沖縄における民族のテンションは我々本土の人間の皮膚感覚でははかりきれていない問題が潜在化していた。


    最後の日韓問題、日中問題については、このれべるの

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    2016年05月04日
  • 異端の人間学

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    日本人のロシアに対する昨今の関心の低さを憂う二人による博覧強記の対話。
    ウクライナ問題を考える上で必要な教養と時代の理解。
    ロシア市民にとって切っても切り離せない存在である詩と文学。
    知られざる異端とされた宗教の歴史。(日本には”隠れ念仏”はあった)
    現代の国際問題・外交問題の背景にある歴史や思想の理解を深める上で、近代文学をもっと触れようと思った。

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    2016年04月23日
  • 交渉術

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    ソビエト時代のロシアからロシアに変わった時代に北方領土の交渉に尽力した筆者の体験を通して交渉力を描いた本。ロシア大統領(エリツィン・プーチン)と日本歴代首相(橋本・小渕・森)の会談を通して、重要な交渉のポイントを解説している。鈴木宗雄議員と外務省官僚とのやり取りで官僚の舵取りの難しさが描かれている。

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    2016年04月16日
  • 組織の掟

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    佐藤優氏のこういう趣旨の本が読みたいと思っていた矢先に本屋で発見。自身の外務省勤務時代での経験を基に、組織の明文化されていない掟を綴っている。自分が属する組織をどう読めばいいか悩むところだが、外務省という特異な環境は組織の掟の極みを凝縮したところなのかもしれない。

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    2016年04月16日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    メディアで報道されていないことが書かれているので、「戦争論」に対する報道されていること以外の別の捉え方ができる本。
    こういう見方の違う本に出会ったりできるので、読書がやめられない。

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    2016年03月27日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    約束を破らない
    恩を仇で返さない
    失言しない
    酒に飲まれない
    時間に遅れない
    時間に追われない

    当たり前のことをちゃんとやることだなと思った

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    2016年03月20日
  • 人間の叡智

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    タイトルがすごいんだけど、内容は現代世界の読み解き方と生き残り方、みたいな本。
    ご本人が子どもにも日本語を学ぶ外国人にも分かるように書いた、と言うだけあって、分かり易い…比較的。
    心から本当にすごいと思うのは、大量に本を読んでてなおかつ自分のものにしてるとこ。
    本書の中でもぽんぽんいろんな本が(しかも読みづらい古典的な本が)引用されて出てくるんだけど、ちゃんと氏の説を補強する役割として出てくる。その本の内容に引っ張られたり振り回されたりしない。
    本ッ当に頭の良い人なんだなあ、とつくづく。
    こういう現代論のサガで、取り上げられてる出来事がちょっと古いので、今の状況をどう思ってるのか聞いてみたい。

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    2016年03月07日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    日本では重視されてない諜報活動・インテリジェンスにスポットライトを充てた一冊。

    2013年12月なので2年ほど前となるものの、対談形式で緊迫感が伝わる内容だった。

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    2016年03月06日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    祖国のために無人機の開発を始めたが国有企業イスラエル航空産業と利害が一致せず新たな拠点をアメリカに求めた天才エンジニアのエイブ・カレム。エール大学出身で自ら飛行機を操縦する冒険野郎にして逆張りで財をなした投資家のニール兄弟。ドローンの開発は米軍が主導したというよりも彼らイノベーターが推し進めたものだった。インターネットやGPSを開発したことでも知られる国防高等研究計画局DARPAが資金提供したとは言え、空軍はパイロットのいない航空機を重視せず、海軍と陸軍がバラバラに開発をしていた。

    1989年冷戦の終結とともにブッシュ大統領は5年以内に640億ドルの軍事費削減を承認した。オスプレイなどの計画

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    2016年03月02日
  • 人生の極意

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    佐藤優さん質問に回答していくスタイルで表した作品です。多読家らしくすべての回答に文献が示されています。非常にわかりやすい文章です。また、幅広い質問にさまざまな角度から回答していますので、本当におもしろく読めした。

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    2016年02月29日
  • 世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊

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    体裁は読書ガイドで、気になる本は数多あり。それにしても、この博覧強記ぶりは凄まじいですね。ジャンルによっては、交わされている会話の内容が殆ど分からないところもあったり。絶望感に打ちひしがれるだけというのも芸がないから、自分が弱い分野が分かったと前向きに捉えて、そのあたりを重点的に勉強する道標にします。といっても、それがなかなか難しいんですけどね~。

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    2016年02月16日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    しなやかに会社社会を泳いでいくための、フォームの参考に

    楽しい本だったけど、これ、ズルいのか?至極まっとうな本ではないのかな?
    と思ってしまったということは、私が「ズルい」人間なのからでしょうか?

    一番よくないのは、出世競争に敗れたからと自暴自棄になって会社を辞めること。特にあなたが正社員なら、今の労働環境ではそれだけでとても有利です。いい意味の「ズルさ」が必要になってきます。
    まさにその通りだと思って、大学、会社員と続けているなぁと思います。

    取捨選択をしていくことが「ズルさ」でもあるのかな。

    章立てから見てみると

    捨てるもの

    1章 人と比べない―勝ちたいという意識をうまく捨てて

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    2016年01月30日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    上手くコミュニケーションし、職場での人間関係を平穏に保つ”コツ”が綴られている。佐藤さんの外務省時代のロシア大使館勤務の奥深い経験が述べられており、興味深い。ゲーテの次の言葉が引用されている。「智恵ある者の最高の喜びは、知り得ることを知ろうと努力し尽くし、知り得ないことを静かに敬う」。心に響く名言だと思った。

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    2016年01月30日
  • インテリジェンス人生相談 社会編

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    佐藤優による人生相談。この人生相談が連載されている雑誌が雑誌がゆえに質問の内容もなかなかハードだ。いや、別にどんな高尚な雑誌の読者にしたって、言わないだけでその内に秘める悩みというのはどこか似たり寄ったり、人間臭いものなのかもしれないが。

    世の中の人がどんなことに悩んでいるのか知ることができるという意味でも興味深いが、それ以上に興味深いのが佐藤優の回答だ(人生相談だから回答するのは当たり前なのだが)。佐藤優はどんな質問にも参考として何らかの本に言及し、そこから何か"ヒント"を提供する。なるほど、本というのはこういう風に現実の生活の中で活用するのか。純粋な知識を得るためだけでもない、楽しむだけ

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    2016年01月28日
  • インテリジェンス人間論

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    尊敬する作家の米原万里氏関連の読み物で著者について知った。
    著者に対しての批判意見もよく見かけるが、私は著者の物事を分析する視点が好きだ。
    私は政治関係の話題は疎いため、ピンと来ない話もあったが、ある一人の政治家の世間イメージと著者が語る人物像が全然違うことに驚いた。
    逮捕される政治家にも、理想とする国家状態があることに気づいた。私は、逮捕されてしまえば政治家といえども犯罪者である、という目でしか見ていなかったのだ。
    これからも著者に注目していきたい。

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    2016年01月21日
  • サバイバル宗教論

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    いや、面白い!
    近代以前の世界や歴史はみんな素朴実在論で、夢と精神と表象と現実がみんな一緒になってた。

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    2016年01月12日
  • 「知」の読書術

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    ネタバレ

    寝る前のフォトリーディング&起床後の高速リーディング。とても面白い。
    近代が教会と国家を分離して始まり、民族自決から民主主義という宗教を経て、再びいま帝国主義が蘇っていると著者は指摘。なかなか深い考察で、単なる読書術の本ではなさそう。
    また電子書籍の使い方についてはとても参考になる。でもその未来については私の考えとちょっと違い、電子書籍はそれほど普及しなさそうだと考えているようだ。

    下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

    12-15:多くの本が(古典新刊どちらも)まだ電子書籍化していない。故に日本の電子書籍時代はまだ先。しかし電子書籍の利点を挙げると・・・:
    1.電子書籍専用リーダーで本を

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    2016年01月12日