佐藤優のレビュー一覧

  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    出版されて数年経っているけど、なぜ世界でこういうことが起こっているのか、がとても分かりやすい。現在の世界の動向を理解するのにも役に立つ良書。

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    2017年09月18日
  • 僕ならこう読む

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    本書の中で取り上げられている小説の登場人物への洞察が深く、「ああ、これはあの人に当てはまるなあ」と私の周りにいる人たちを想像しながら読めました。紹介されている小説で何冊か読んでみたいと思うものがあったので、順番に読んでみようと思います。

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    2017年09月16日
  • 佐藤優対談収録完全版 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

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    北原みのり『佐藤優対談収録完全版 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』講談社文庫。

    ムムムっ。ヤられた!読んでいて気付いたのだが、『毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』を改題し、巻頭に佐藤優との対談を追加しただけではないか。

    証拠が少ない中での死刑判決。男女の生臭い関係を背景にしたセンセーショナルな事件。

    巻頭の対談はオマケ程度で、大したことがない。

    女性コラムニストによる木嶋佳苗事件裁判の傍聴記録。週刊誌のゴシップ記事レベルのソフト・ルポルタージュといったところか。

    本編では特に男達をセックスと嘘で騙し続けた木嶋佳苗の生々しい記述ばかりで、事件の核心に斬り込むこともなく、上辺だけしか描かれ

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    2017年09月16日
  • 学生を戦地へ送るには―田辺元「悪魔の京大講義」を読む―

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    ネタバレ

    思想と時代。今は読み解くことができるが、洗脳に近くそれを正しいと思わざるを得ない背景があるのでしょう。

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    2017年09月13日
  • 動乱のインテリジェンス

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    民主党政権時代の国際情勢を、2人の独特なジャーナリストが分析した対話本です。
    5年前の著作ですが、現在に通じる話題が多く、原発事故、領土問題、中国、北朝鮮、イランなどのトピックに対して、報道されない細部や背景を分析されています。
    中国が初の空母を購入する際は、はじめにマカオのビジネスマンが洋上カジノを作るためと偽ったとか、鳩山元総理がイランを電撃訪問したのは、イランの諜報部門の成果だとか、興味深い情報が多く楽しめました。
    2人の著者は、この本で日本の政治力、外交力の低下を憂いていましたが、この本に書かれている民主党政権時代の施策と比較すると、安倍総理は随分挽回していると思いました。

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    2017年09月08日
  • 悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために

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    大学生向けの授業を実況中継した作品。

    数学や外国語を学び直し、キリスト教の本を新たに学ぼうかと、経験や教養に満ち溢れた説得力には驚く。
    就職・留学のアドバイスが的確で、社会人だけでなく大学生には必読です。

    単なる評論家や学者ではない元実務家であるこの作者の授業は、学生時代に是非とも受講したかった。

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    2017年08月29日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    民間での実用が先行して規制が後追いしているドローン。これだって
    首相官邸屋上のヘリポートに誰も気づかないうちにドローンが停まって
    いた事件がなければ、誰かが怪我をするまで考えなかったのだろうな。

    アメリカでもホワイトハウスの敷地内に落下し、警戒態勢が敷かれた
    のは記憶に新しい。

    無人機ドローン。現在は民間での活用やそれに伴う規制がニュースに
    なることが多いが、元を辿れば軍事技術の民間転用だ。

    戦争はイノベーションの母である。こうして毎日のように利用している
    インターネットも、害虫を退治する殺虫剤も、ドローン同様に軍事技術
    の研究からの産物だものね。

    搭乗するパイロッ

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    2017年08月22日
  • 人に強くなる極意

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    かっこ悪い自己啓発本こそ役に立つよな、
    と佐藤優さんの人生指南書的な二冊を通読して私は思いました。

    佐藤優さんが書いている人生指南は泥臭いです。
    昨今のスタイリッシュな売れているビジネス書とは違いますね。
    だけど、明日からでも、今からでも
    やろうと思えば実行できるアドバイスに満ちています。

    話は飛びますが出版不況と言われながらも
    世間では毎年7万冊の新刊が出版されるということです。
    出来るだけ良い本をたくさん読みたい、というのは
    全読書好き人間の共通する心理ではありますが
    時間的にも、金銭的にも無理がありますね。

    できるだけ良い本と巡り合う打率を上げたいと
    思うわけですが、著者が本を書く

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    2017年08月20日
  • 性と国家

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    慰安婦問題に関して,女性の意見をあまり聞いたことがなかったので,北原さんの発言は非常に興味深いものだった.未だに我が国では女性に対する差別的な見方が通奏低音のように流れていると感じている.これを打破する方法は,幼児教育にあるのではないと思っている.佐藤優さんの弁はいつもながら,的確で素晴らしい.矯風会の話も面白かった.

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    2017年08月18日
  • 組織の掟

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    全部『特殊』な外務省の話じゃねーか!と言いたくなりますが組織が人を引き上げるとか上司に逆らうなとか箴言に満ち溢れた本です。佐藤優先生は膨大な読書量の中から私のようなボンクラに分かるよう平明に解説してくださるのですが今回は敢えてリアルな体験談にされているのでしょう。
    それにしてもファクスとかのくだりを読むと上司はよく観察しソッと判断している事がよく分かります。青木雄二先生は買い出しに行かせるとそいつが使えるやつか否か分かると書いてましたがそれと近しいものを感じました。
    正直に保険を打ちつつ逆らわずに勤めるのが組織の掟と私は解釈しました。

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    2017年08月17日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    スーパーエリートの体験談。当たり前のことだけが書かれているとはいえ、その当たり前のことをできる人がいないから書いてくださっているのです。そしてここに書かれていることこそが実践した方が良い類の当たり前のことなのです。

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    2017年08月12日
  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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    ネタバレ

    さまざまな分野の「牙」を取り上げていますが、テーマと自分の関心の度合いによって、理解に差がありました。

    興味深かったのは、旧日本軍のマニュアルが今でも脈々と「うまくやれ」の日本独特の文化の中に息づいているという点です。本書の趣旨とは外れるかもしれませんが、官僚の世界を垣間見ることができ、面白かったです。

    本中で、各分野における参考テキストを紹介して下さっているので、さらに理解を深める手ほどきとして、役立ちます。

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    2017年07月30日
  • 知の教室 教養は最強の武器である

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    途中までで気になった点。

    シベリアに住むブリヤード人は日本そっくりの顔つきで、日本向けのスパイとして使いやすい。

    新聞を読むなら2紙とったほうが良い。
    1紙は朝日、もう1紙はサンケイエクスプレスあたりがよい。

    北方領土が帰ってきたら根室海峡の魚は日本の漁船がとりつくしてしまうという説。

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    2017年07月28日
  • いま生きる「資本論」(新潮文庫)

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    マルクスの「資本論」を読破することは私にはできませんが、どういうことが書かれいるのか、噛み砕いて説明してくれる本は読んでみたい。佐藤優さんの講話はそんな私でも読み進むことができました。受講生の優秀さにただただ驚くばかりです。

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    2017年07月24日
  • 交渉術

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    もっとビジネス話かと思ったら、ロシア外交時代の北方領土問題が話題。全く作者を知らずに読んだが、楽しめた。

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    2017年07月20日
  • 組織の掟

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    著者の赤裸々な外務省での日々を例に”組織とはこんなんだ”と改めて活字にしてくれたような本だった気がします。
    昔、組織に属していた時のコトを思いだしたりもしながら、外務省ほどまではヒドクなくてよかったなと思ったりも。

    今もそしてこれからも組織に属するつもりはまったくないけれども、もし、もしも組織に属するようなことになれば、
    もう一度この本を読み返したい。

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    2017年07月14日
  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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    教養として、どの分野の知識と考え方を持っていなければならないかについて書かれています。またそのために読むべき本についても書かれていて、読んですぐに実践できる内容になっています。古い本から最近のものまで紹介されていて、もちろん難解なものもあるのですが、それを読むためのアプローチも具体的に書かれています。自身が読む本を、本書の形でカテゴリー分けしていくと、満遍なく知識を身につけられるのではないかと思います。

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    2017年07月09日
  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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    著者による社会人・ビジネスパーソン向けの講座をもとにした本。中間管理職の仕事術、宗教、論理的思考、地政学、経済、歴史、数学といった分野について、参考文献を紐解きながら著者らしい解説が加えられ、会社を生き抜くための教養が示される。
    著者としては、せめてこの程度はという教養レベルなのだろうが、ビジネスエリート対象ではないかと思うようなレベルと感じた。
    各章で有用な参考図書が紹介されており、興味を惹かれるが、これも実際に手に取っても読みこなせそうにない印象で尻込みしてしまう。
    17-104

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    2017年07月08日
  • 紳士協定―私のイギリス物語―

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    1980年頃のイギリスの文化、国際情勢、日本人がどう見られていたか、等を知ることができた。現在は大分状況が違うにしても、イギリスに行くことがあればその前に読んでおきたい本だと思いました。著者と少年グレンの対話が面白く、二人の関係が羨ましくも思いました。

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    2017年06月28日
  • 世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方

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    当然ながらたまに論理展開で「そうだろうか?」と思う点はパラパラあります。例えば宮家さんは中央アジアの土着のイスラムのアイデンティティを薄く見ている節があって、ISやアルカイダが入ってくれば思想的に侵食されると捉えている感がある。しかし個人的に思想の「原理主義性」と、思想の浸透度は直接はリンクしないと思います。
    また佐藤さんは、日本においては左翼よりも右翼の方が危険なレベルにまで過激化する可能性があると捉えている。しかし引き合いに出しているSEELDsとネット右翼の対比に全く説得性はないし、日本赤軍など過去に凄惨な殺人沙汰を起こしたのはむしろ左翼ではなかったか。

    ただ、そこそこの地位まで上り詰

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    2017年06月26日