佐藤優のレビュー一覧

  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    現代の知の巨人の対談を通して、130年の日本と世界を語る150冊の書籍を選ぶ教養書。150冊のうち、専門書として50冊は日本、50冊は海外、残り50冊はそれらを一般向けに理解できるような通俗本として 紹介されています。

    圧倒的な知識をもつ2人なので、対談で出てくる単語、キーワードが双方通じているものの、知識が浅い私はついていくのがやっとでした。断片的ながら高校の倫理をかじっていれば多少は単語はわかるものの、それぞれの言葉の意味のつながりまでは洞察できませんでした。「知」を極めた人であればこれくらい簡単なことなのか、、、

    ただ、この本のいいところは、専門書としての100冊の後に、通俗本が紹介

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    2018年05月05日
  • 埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意

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    公立進学校の社会的役割を上手く説明していると思った。親の所得の差が受験対策に決定的に影響するような入試ではなく教育成果を上げられる学校の重要さを認識した。一部の公立校での中高一貫化や難問揃う独自入試の採用などは一つの方向として推奨されても致し方ないと思うが、浦和高校のような学校の生徒さん達にこそ大学進学実績でも立派な成果が上げられるように頑張ってもらいたい。

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    2018年05月01日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    トランプのアメリカ大統領就任について、エマニュエル・トッドと佐藤優の2人が分析したもの。

    当然ながらアメリカ国内にいるのと日本から見るのとででは微妙に見方は違うものの、どちらも非常に冷静な分析で勉強になった。

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    2018年04月28日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    ネタバレ

    2018/4/28 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2019/9/25〜9/26

    松岡正剛氏と佐藤優氏が対談しながら、読むべき本について語る対談集。松岡正剛氏は名前は知っていたが、どういう人なのかあまり良く知らなかったが、佐藤さんとガッチリ組み合っているところからしても、凄い人であることがわかる。恥ずかしながら紹介された本で読んだことのあるのは2,3冊であった。

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    2019年09月26日
  • 国家と神とマルクス 「自由主義的保守主義者」かく語りき

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    この頃の著者の本は密度が濃かったなあと懐かしくなる。思想的な面では相容れない部分が多く、さほど楽しめない。著者の思想から離れて他者を分析する際の眼差しが
    、硬派でかっこいい。とはいえ近年はその眼差しも突飛な理論を引っ張ってきてムリクリ論評しているように見えて好きになれないが。
    著者独特の自分の思想でさえ突き放して観察するようなスタンスは特に左派の市民運動に著しく欠けていると思う。その意味で、今後に生かしてゆきたい本である。

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    2018年04月27日
  • 埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意

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    第1章
    面白い先生がいっぱいいていいなぁ…。

    自分の行った高校は、生徒をイジって(しかもド下手ないじり)笑いを取って人気があるつもりの教師、気に入らない生徒(自分と同じノリではしゃげない生徒)は完全無視といういじめのようなことを平然とする教師、より上位の進学校に行ってる自分の娘と比較して受け持ち生徒をディスる教師など、今思うと腐った高校だったなぁ。


    p. 73 「今の日本はなんというか、国中が偏差値教育で疲弊しているような気がします。(中略)役所や会社の中で、ごくごくたまに「自分は東大法学部の出身で、二次試験の数学では4問中3問正解した」などと言うことを同僚に自慢するような人間もいますが

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    2018年05月03日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    松岡正剛氏と佐藤優氏の知識量の多さには驚かされた。
    松岡氏が読んだ本はだいたい佐藤氏も読んでいるし、その逆もまた然りだったのは、対談前から、取り上げる150冊がだいたい決まっていたからなのだろうか。それとも、これほどの読書家になってくると、面白いと思う本、読むべき本がだいたい収斂されてくるものなのか。ちょっと不思議に感じた。

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    2018年04月22日
  • 埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意

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    キーワードは「教養」。「学力」と似ているけれど、優秀な浦高生たちは違いをよく知っているのだろう。
    『効率的な勉強法!』みたいな本を有りがたがる、悩める高校生に読んでほしい。

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    2018年04月20日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    巻頭の対談と、最後の通俗小説紹介はそれなりに理解も出来た感じ。ただ、真ん中の本気で100冊紹介の部分は、殆ど分かりませんでした。基礎知識が違い過ぎる。そして、紹介されている本の殆ど全てを読んでいないってのも、なかなかいみじきものです。とっかかりとしては通俗本だと思うし、最後の50冊の中から何冊かつまみ食いする、くらいがやっとだと思います。

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    2018年04月20日
  • ファシズムの正体(インターナショナル新書)

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    (自分を含め)「ファシズム」≒「ナチズム(独裁政治?)」ぐらいの認識である人は必読な良書。そもそも語源はイタリアのムッソリーニによる「ファシスト党」から来ているし、その歴史や世界観を学ぶことで理解が深まる。
    そして「ファシズム」は帝国主義時代の歴史を学ぶ過去のものではなく、現代のいきすぎたグローバル資本主義に対抗する「新・帝国主義」時代に必要な教養である。もともとファシズムの世界観は、合理主義や個人主義、物質主義に対する反発から出現し、それらの精神は現代の資本主義社会にもそのまま当てはまる。

    p.s. これを踏まえたうえで、村上龍の『愛と幻想のファシズム』を読んでみたいと思った。

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    2018年04月17日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    刺激的な本だった。教養エンタメといえば、エンタメなのかもしれないけど。気楽に読んで、すごく知的好奇心を刺激されるんだよね。通俗化の価値とか、なるほどなぁと思うところもあったし。本書に出てきた150冊を読破したら、頭よくなるだろうか、なんて頭の悪い夢想をするのも楽しい(笑)。

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    2018年04月16日
  • 人に強くなる極意

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    佐藤優さんの本で始めに読んだやつ。

    一見ジャイアンのような見た目でいかにも人に強そうな氏だが、内面は緻密で戦略的。賢い人だなーと思った。

    技術的な自己啓発書

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    2018年04月14日
  • 性と国家

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    北原さんの本も佐藤さんの本も読んだことがない。そんな二人の対談。論を闘わすというよりは、共感のなかで話が進んでいく感じ。二人の話にほぼ私も共感。
    自分のなかでは曲者的な印象だった佐藤さん。ちょっと読まず嫌いだったかなと思った。2015年の日韓合意が見直されることになると看破していたのはさすが。
    なるほどなと思ったのは、北原さんが話していたんだと思うが、女性が性暴力と隣り合わせであることに、男性に思いを寄せてもらおうとするときの「自分の妻や娘がそういう目に遭ったらと想像してみろ」という常套句を突いたところ。自分の妻や娘がでなく、自分がそういう目に遭ったらと想像して対せるようでないと駄目なんだ。妻

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    2018年04月01日
  • 埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意

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    佐藤優氏が母校である浦和高校の教育についてまとめた書籍である。散りばめられた教育理論や経験からは今の佐藤優氏の原点が見えた。

    まず、この本を読んで取り組もうと思ったことはもう一度世界史を学習することである。

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    2018年03月27日
  • 佐藤優の集中講義 民族問題

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    佐藤氏が同志社大学で行った全10回の講義記録を書き起こした著作。
    普段何気なく使っている「民族」という単語に対して、奥深い意味を見出すことが出来た。日本人という民族が意識されたのは最近のことであり、民族意識も政治的に利用される手段になってしまっていること、さらには一度火がつくと制御できなくなってしまう危うさもある。

    ・民族について扱うときに、二つの考え方がある。一つは原初主義。民族というものは古くからある。日本は神の国だから、少なくとも二六〇〇年以上の歴史があって、日本固有の「日本民族」が実体としてあるという考え方ですが、こういう考え方は学問的には完全に否定されています。「民族」という概念は

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    2018年03月25日
  • いま、公明党が考えていること

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    佐藤優氏と山口公明党代表の対談。タイトルの通り、各種政策についての党の考え方が語られている。党の考え方の紹介のために出版されているものであるとの前提で読む必要はあろうが、党の目指すところがわかりやすく書かれている。

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    2018年03月19日
  • 先生と私

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    佐藤優が少年時代から高校生になるまでの間に出会った人々を中心に描かれた自伝的内容。
    彼がまだ大人になる前、実に周りの“人”に恵まれていたかが彼らの言葉からよく分かる。ただ彼らが偶然に佐藤優氏の前に現れたわけではないだろう。優秀で利発な子どもであった彼の周りに然るべき人が集まるのはある意味では必然的であるとも言えるのかもしれない。
    本書の最後の方の高校入学を目前に控えた春休みでの北海道一人旅はかなり読み飛ばしてしまったが、それ以外の部分は周りの人間がまだ少年の佐藤氏にかけた数々の言葉(特に彼の両親と塾の教師たちの言葉)が印象的。

    優くんがしょうらいなんになるかは、優君自身が決めればいいんだけど

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    2018年03月10日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    「知の巨人」立花隆氏と、「知の怪物」佐藤優氏の対談本。

    サブタイトルとして「必読の教養書400冊」と書かれている。つまり、「知の巨人」と「知の怪物」が、読むべき本としてセレクトした濃厚な400冊が紹介されているのですね。

    正直、これだけ「知」を極めつくしたこの二人が対談をするとなると、両者一歩も引くことなく、壮絶な知的バトルが展開されて、収拾がつかないほどの喧嘩になっちゃうんじゃないかと心配でした。

    ところがどっこいそんな心配は無用で、このお二方は、とても仲良く対談を楽しんでおられたのでした。

    お互いの知を認め合いつつ、むしろこの機会こそ高質の知を相手から得られるチャンスとばかりに、自

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    2018年03月01日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    この中で印象に残ったのは人付き合いの終わらせ方。広げた人脈も年を取るにつれて本当に必要な人のみに収束させること。残りの時間を考えたとき何に時間をかけるべきかを考えさせられる。

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    2018年02月24日
  • 武器を磨け 弱者の戦略教科書『キングダム』

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    今は平和だけど、考えなしに生きていても息詰まってしまう。
    周りから浮いてもいいから、いろいろなテクニックや考え方を身につけて、生き残る力をつけること。

    テクニック面では、相手に51を与える、という交渉の考え方
    考え方では、総合力は知恵×力^2

    権力の力を軽視して、出世したり力を付けるより、知恵をつけようとしていたことに気づいた。
    とても非効率だと痛感した。

    佐藤優氏の考え方は、とても地に足の着いたものと思う。
    組織の中でも、1人の人としても大事な考え方や経験が詰まっている。

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    2018年02月22日