佐藤優のレビュー一覧

  • 「ズルさ」のすすめ

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    佐藤優による、生き方の指南書。月刊Big tomorrowの連載「佐藤優の人生修行」に加筆・再構成したもの。著者の豊富な経験に基づく、力強い文章に共感できる点が多い。ハッキリとした意見を述べていることに好感が持てる。
    「最初から競争をしない人の中には、負ける自分を認めるのがイヤで外れている人もいます。そういう人の中には、一見飄々としているようで、実は人一倍自尊心が強く頑固な人物もいる。そんな人物の心の根っこには、深いニヒリズムが潜んでいる場合が多いのです。それは、本当の意味で突き抜けた人物とは言えない気がします」p26
    「仕事ができる人は総じて理屈や理論でガチガチの人ではありません」p71

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    2018年10月30日
  • 功利主義者の読書術

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    佐藤優による読むべき本の紹介本。著者が神学者的考え方をすることがよくわかり、紹介されている本を読めば、より理解が深まるものと考える。小説が多いことには驚いた。
    「読書には、大きな罠がある。特に、読書家と言われる人がその罠に落ちやすい。読書はいわば「他人の頭で考えること」である。従って、たくさんの本を読むうちに、自分の頭で考えなくなってしまう危険性がある」p3
    「(旧ソ連)労働によろこびを感じる労働力や農民はほとんどいない。ルーブル紙幣がいくらあっても、人々が欲しい商品がない。カネの力で、労働者や農民を働かせることはできないが、暴力を剥き出しにした国家が脅しあげて、国民を働かせていた。国家全体

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    2018年10月30日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    タイトルは大げさだが、世界史視点で説く読みやすい対談本

    おふたりが持論を断定口調(鵜呑みは要注意)で述べているところが分かりやすく面白い(佐藤氏がやや過激)。
    類似本で中心となる「中国」「沖縄」の章が霞んでしまうほどである。


    「イスラムとは付き合うな」→身もふたもない結論で面白い。

    「ドイツ人は、家具や食器に入れ込むだけの超低欲望社会」
    →外需頼みの経済。日本の上を行く構造なので注目。

    「アメリカでは戦争は公共事業」→まさにそうですねw

    「共和党の議員は大半がパスポートを持っていない」
    「共和党支持層の多い、米南部ではUFOを信じている人が多い」
    →もう、共和党から大統領は出ること

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    2018年10月29日
  • 日本国家の神髄

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    2016年46冊目
    久々に参加した東京の読書会「3B」。6月の課題図書でした。
    「国体の本義」は戦前文部省が広く国民に読ませるために書かれた本であるが、戦後アメリカ占領軍が無かったことにしてしまた本。

    本書では佐藤 優氏がその内容を解説。
    日本人の本質は何ということを考えさせられる内容である。
    当時の文体と佐藤氏の解説が混じり馴染みが無いとかなり読みにくい本ではあるが
    日本人について考えるには大事なことがわかりやすく書かれている一冊

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    2018年10月28日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・実は賞味はペラペラ。そうでなくても薄めの本書の1/7はトランプの演説(ちなみに1/7がトッドのインタビュー)。

    ・しかも実は最近、少し食傷気味の佐藤優。それでも高めの評価なのは、

     知らなかったラインホールド・ニーバーについて少し知ることができた
     田中宇の主張が的外れではないことを確認できた

     から。

    【目次】

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    2018年10月28日
  • 人に強くなる極意

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    【由来】
    ・大通の文教堂で目にして興味を持った。

    【期待したもの】
    ・特に「どんな相手にもぶれない、びびらない」というコピーに惹かれた。

    【ノート】
    ・一番の関心事であった「びびらない」については、相手の内在的論理を知る、また、自分の限界を知るために、日ごろから自分の仕事は少し負荷のかかるようにしておく、ということだった。「相手の内在的論理」については、佐藤優さんが他でも言ってることだが、負荷をかけておくというのは初見。また、今、自分が考えているアイディアを補強してくれるような内容だったのが収穫。

    第1章 怒らない
    第2章 びびらない
    第3章 飾らない
    第4章 侮らない
    第5章 断らない

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    2018年10月28日
  • 国境のインテリジェンス

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    "2011年~2013年の民主党政権(野田首相)と自民党政権(阿部首相)時代の国事について佐藤優さんのコラムをまとめたもの。
    外務省ロシア地域の個別人事案件や女性問題など三面記事的な内容も交えて読者を楽しませるサービス精神旺盛の内容。
    著者の博識の高さに目を見張る。"

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    2018年10月28日
  • 日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く

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    "第二次世界大戦時の思想家を振り返り、現在の国際情勢も見据える。
    この域に達するには、相当の学習が必要だ。
    こうした書物を読みこみ、物事の思考方法を学ぶこと。"

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    2018年10月28日
  • 埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意

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    佐藤優さん、流石。
    とても後輩思いなんだね。
    中学生も読んで欲しいな。
    こんな高校生活もいいんじゃない。
    学ぶことは大人になってもできるけど、
    高校時代にたくさん勉強するのがいいよね。
    人生で貴重な時間だと思う。

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    2018年10月24日
  • 国家と人生 「寛容と多元主義が世界を変える」

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    佐藤優、竹村健一の両巨匠による対談を、2007年12月に発刊したものを文庫化したもの。両氏の生い立ちや考え方のよく分かる本。両氏とも基本的に保守的な自由主義者であって、天皇制を重んじる国際派であることがわかる。佐藤氏が、護憲論者であることには驚いた。
    「収監された日のメニューは今でも覚えています。青椒牛肉絲、小エビがたくさん入った中華スープ、ザーサイで、外部から食事の差し入れも可能なのですが、「食事は思ったより美味しいのでとくに差し入れはいらない」と断ったほどです」p20
    「国家というものがある限り、戦争は避けられない」p30
    「問題点があるにしろ、国家がその方向に動いていくのであれば、それ

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    2018年10月24日
  • 思考法 教養講座「歴史とは何か」

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    佐藤優氏が教養講座の中で述べた内容を本にしたもの。深い内容を簡潔に述べている。考え方は参考になるが、神学については知識がないため難解だった。
    「(新井紀子)コンピュータは計算機に過ぎない。できるのは四則演算だけだ。過去4000年の歴史の中で数学が獲得した言語は、論理、確率、統計の3つだけだ。次世代スパコンや量子コンピューターが開発されようとも、非ノイマン型コンピューターが開発されても、使えるのはこの言語だけなのである。AIは計算機ですから、数式、つまり数学の言語に置き換えることのできないことは計算できません。では、私たちの知能の営みは、すべて論理と確率、統計に置き換えることができるでしょうか

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    2018年10月19日
  • 知らなきゃよかった 予測不能時代の新・情報術

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    ネタバレ

    現在の世界情勢を理解しようと購入。一定の効果はあったと考える。実際の対立の構図は知識として知ることができたが、宗教的な対立は十分理解できず。国際情勢と宗教の結びつきが強いことはわかった。

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    2018年10月17日
  • 新約聖書 1

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    新書の聖書で、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによる福音書と、佐藤優氏の解説が載っています。各福音書はイエスの生涯を描いていますが、同じストーリーを4回読むことになります。聖書は初めてですが、結構読むのに時間がかかってしまいました。

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    2018年10月13日
  • 人に強くなる極意

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    ・リスクをどれだけ抱え込めるかで人生は変わってくる.
    ・自分をマネジメントできるのは自分しかいない
    ・人間は決断することを恐れている
    ・誰でも不祥事を起こす可能性がある

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    2018年10月09日
  • 野中広務 差別と権力

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    前半は野中氏の生い立ちについて書かれ、後半は権力を握っていく過程と最後について書かれている。自民党の権力史みたいな感じで思いのほか面白かった。今だったら考えられないような無茶苦茶なこともやっていたようだが、とにかくその行動力と相手を動かす能力に目が覚める思いがした。自分を含めて今の若者に一番欠けているものが野中氏にあるような気がする。

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    2021年08月08日
  • いま生きる階級論(新潮文庫)

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    前著「いま生きる資本論」の後編としての著者の講義を活字化されたものです。マルクスの資本論を、それに対して書かれたものを読むことで、その核心をつかもうという試みがされています。タイトルにもありますように、結論的には階級の話になるのですが、そこから資本主義が巡回していく様子をつかむことができます。その感覚を身につけることで、資本論を読むことができるようになる。ひいては様々な書物を読むことができるようになる。それが本書を読む目的です。
    全部をきちんと読む必要がなく、要点をきちんとつかむことの重要さを知ることができました。
    労働力と資本。賃金と利潤。商品の種類(労働力商品との違い)。そして資本主義の限

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    2018年10月08日
  • 偉くない「私」が一番自由

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    付き合いのあった佐藤優が米原万理の作品を紹介している。米原作品を読む前に読むと参考になるだろう。東京外大ロシア語学科の卒業論文も含まれていて、ネクラーソフの生涯について書かれてある。ネクラーネフって初めて聞いたが、米原万理が選んだのはよくわかる。

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    2018年10月05日
  • 交渉術

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    元ロシア外交官の佐藤優による回顧録。

    とかく政治家や官僚に対して潔癖であることを求めがちであるが、実際のインテリジェンスの世界は一筋縄でいかないことがよくわかった。

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    2018年10月01日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

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    昭和史の大家と現代インテリジェンスの怪人の対談。
    印象的な言葉がおおい。
    巻末の「昭和史を武器に変える十四冊」が参考になります。

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    2018年09月30日
  • 宗教と暴力 激動する世界と宗教

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    アイデンティティがどこにどれだけ存在するのか、どのスタンスからそれを考えるのか、によって捉え方はそれこそ人の数だけ細分化されてしまうのではないか…というとりとめなさを感じました。
    本書を読むことによって「宗教と暴力」について自分なりの考えがまとまる?どう考えるべきか?自分の意見が持てる?と思っていましたが逆にもっと混沌としてしまった…ような…(苦笑)

    本書においても議論は未だ未だ途上である、議論は尽きるどころかこれからだったのにという印象。
    本書の印象だけ言えば松岡さんという先生は容赦がないな、ということと池上さんはさすが場をまとめるのが素晴らしく上手でいらっしゃるということでしょうか(笑)

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    2018年09月25日