佐藤優のレビュー一覧

  • 「ズルさ」のすすめ

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    外務省出身の佐藤優さん。いろいろあり、退官後、作家として活躍中の方です。

    「ズルさ」という日本語は、微妙な表現に感じる。
    でも、他国後では、肯定的な意味になると教えてくれる。

    ◆人と比べない
    ◆問題から目をそむけない
    ◆頭で考えない
    ◆時間に追われない
    ◆酒に飲まれない
    ◆失言しない
    ◆約束を破らない
    ◆恩を仇で返さない
    ◆嫌われることを恐れない
    ◆人を見た目で判断しない
    ◆上下関係を軽んじない

    1つ1つの章の内容に意外性はなく、常識的。
    ズルさって何?とタイトルを見直してまうほど。

    ただし、モスクワのトイレ掃除の話は、なんとも驚きましたが、やはり、外務省の序列環境の話も、予想はしてい

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    2015年11月01日
  • お金に強くなる生き方

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    お金の使い方について考えさせられます。
    自分の人生において何にどのようにお金を使うかを考える際の参考になりました。
    わかりやすい事例がたくさんあり、読みやすいです。

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    2015年10月25日
  • 知の教室 教養は最強の武器である

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     最近は社会派の新書を読むときには、常に「アウトソーシング社会」という言葉を念頭に置いて読んでいる。

     ここ数年で確信しているのは、社会のアウトソーシング化が進んでいるということだ。
     自分で解決するよりは、知っている人に任せたほうがうまくいく。
     インターネットの発達で情報を簡単に手に入れられるようになり、また専門家に頼むことも容易になってきた。

     その結果、何が起きたか。反知性主義につながっている。

     自分より知性の高い人、物をよく知っている人、そういう人が無数にいるならば、ではそういう人に任せよう。
     そうして自己修練を怠り、結果、日本全体の知的教養の低下につながっている。


     

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    2015年10月20日
  • 国家のエゴ

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    大幅な加除修正とあるものの第I部は2013年の講演がベースとのこと。今まさに考えたいテーマについて、時宜を得て世の中に出てきたということだろう。
    知識人として、その知識の幅と深さは驚くばかりであるが、経験、体験で磨かれた洞察力は鋭く、そして面白い。

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    2015年09月30日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    耳が痛い本だったなぁ。
    より良い自分になりたいと日々やってきてるけど、色々足りてない部分を突きつけられた感じだ。
    後回しにしてることいっぱいあるし、危機管理も不十分。
    やりたいことはあるのに結局日々の生活に流されほとんどができてないよね。
    若い時に無駄にした時間が本当にもったいない。

    外交の裏側がちらりと知れたのは面白かったです。外交官、経験豊富すぎてすごい。

    勉強とかじゃなくて人として生きていく頭の良さが欲しい…

    タイトルは別にもっとリンクしたものがあるのではと思ってしまった。

    第1章 人と比べない
    第2章 問題から目をそむけない
    第3章 頭で考えない
    第4章 時間に追われない
    第5

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    2015年09月29日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    アメリカにおいて軍事用無人機がその性能を認められ広まり始めるまでを描いた良書。
    佐藤優が巻末に無人機の本としては最良と書いているので本当にそうなんだろう。
    なお本書の無人機は遠隔操縦であり自立判断のAI系とは異なるので、そちらに興味がある方にはお薦めしない。

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    2015年09月23日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    インテリジェンスとして活躍した経験から、人間関係の中で強く、賢く、認められながら生きていくためのヒント集。

    誠実に、約束、人から受けたご恩、時間といった、普遍的なものを大切にしつつ、組織人としては上を見てしたたかに生きること
    強くいるためには、相対的に経済力や独り立ちできる専門性が必要、
    だと。

    なんか、自分には全てかけてる気がするが、ズルさは持ち合わせてる気がする。ただ、自己愛の強い、パーソナリティー障害を持つような人のズルさほど、人から嫌われるに違いなかろう。

    気をつけねば。

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    2015年09月16日
  • 修羅場の極意

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    キリストのような超メジャー人物を始め人間から修羅場についての考察を説く。
    西原先生との対談が身になる。最悪を想定せよ!

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    2015年09月06日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    この対談シリーズも3冊目。

    今回は、ウクライナ、イスラム国、東アジア(北朝鮮、中国等)関連、集団自衛権、反知性主義のレジスタンスの全5章。

    対談という形が読みやすく、二人の経歴からインテリジェンスとして読み解くことの楽しさが伝わる本だった。

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    2015年08月29日
  • 「知的野蛮人」になるための本棚

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    佐藤優は、軟硬いろんな本をよく読む人だと思う。
    これだけの本を読めば博学になるだろうなあ。
    少しずつでも掲載された本を読んでゆきたいと思う。
    楽しみが増えた!

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    2015年08月28日
  • とりあたまJAPAN

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    佐藤優に西原先生、どちらも好きでよく読むけれど、二人が組になると??。同じ題材をお二人バラバラの視点で作っているので、まあぞれぞれ楽しめばよいという事で。しかしこのバラバラ感の中でも、お二人の根底に流れるものは不思議となんだか似通っている気が…。

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    2015年08月23日
  • この国が戦争に導かれる時 超訳 小説・日米戦争

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     1920年、大正時代に書かれた樋口麗陽著「小説 日米戦争未来図」を現代語にして解説を加えて纏められたのが本書である。

     20世紀終わり、太平洋に向かい合うアメリカと日本は国力が拮抗していた。

     日本の台頭に危機感を抱いたアメリカは情報戦により日本を孤立へ追いこもうとするが、経済的に日本を抑え込もうとするアメリカの意図は他国にとっても自明であり、国際連盟はアメリカの勝手を許さなかった。
     そしてアメリカは国際連盟を脱退したのち日本に宣戦布告し、また日本もアメリカに宣戦布告した。

     世界最強の海軍を有する日本は当然の勝利を確信しアメリカ海軍とハワイ西方で抗戦するも、アメリカの最新兵器の前に

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    2015年08月06日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    インテリジェンスに必要な事は、愛国心だというのが佐藤優の意見だ。ハッとさせられる。以前読んだ藤原正彦の、論理は情緒を起点に展開するという文脈を思い出す。大事な事だ。論理にしても、技法にしても、それを振るうのは、自らの理念だ。その理念を形成するのが人格、好き嫌い、つまり、愛国心が重要だ。これは企業人にも通ずる考え方であり、意思決定の依拠する理念が、愛社精神に無く、個人利害の場合、あるいは、背任行為を助長しかねない。または、他社を愛するならば、決断は変わるだろう。揺らいではいけない部分。それこそが愛国心なのだろう。

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    2015年07月23日
  • 新約聖書 2

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    「使徒言行録」と「ローマ信徒への手紙」およびその解説のみ読んだ。「使徒言行録」は、イエスをパウロに置き換えた福音書のようなものであるとの印象を持った。また「ローマ信徒への手紙」を読んで、ルターが指摘するとおり、それがキリスト教の教えの核心となるテキストであることを確認できた気がする。両テキストを読んで、キリスト教におけるパウロの存在の大きさを少し実感できた。

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    2015年07月22日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    数年前に貧者の兵器とロボット兵器というドキュメンタリーがすごく印象に残り、ロボット兵器に関心を持っていたので読んだ。無人機の技術の進歩や実験中の失敗以上に米軍やイスラエル軍内部の問題に翻弄され、煮え湯を飲まされる技術者たちが描かれているのがとても印象に残った。やっぱり、官僚政治の問題ははどんな国でもあり得るのだと思った。ユーゴスラビアやアフガニスタンの戦争で実績を得た無人機がこれからの戦争に利用される事は明白だが、米国以外の国も利用することになるのは当然なのでどこの国がこの兵器使ったの?って問題にならないかが不安になる。

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    2015年07月06日
  • 超したたか勉強術

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    <目次>
    序章   「生き残り」のための技術を磨く
    第1章  「したたかさ」を身につける
    第2章  多様なものの見方をする
    第3章  「失敗」と謙虚に向き合う
    第4章  複雑な問題を分解して考える
    第5章  「あてはめ」で可視化する
    第6章  不動とされる価値を疑ってみる
    第7章  物事を考えるときのルールを決める
    第8章  「思考の鋳型」は組み合わせて使う
    第9章  自分の考えを自分で否定する知力をつける
    終章   いま置かれた立場で「生き残る」

    <内容>
    優秀であることは既に分かっている著者が、イギリスの歴史教科書を題材にしながら(イギリスの教育を土台に)、どのような考え方で今後生きてい

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    2015年07月01日
  • インテリジェンス人生相談 社会編

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    片手間に読めるだろうという安直な気持ちで手にとったが、ユーモア(下ネタ?)混じりつつも真剣に回答されていて、改めて「はっ」とすることもありよかった。

    ネットカフェ難民(?)やフリーターからもどかしい思いをして働いている医師など様々な方が日々の不満・悩みを等身大(良い意味で)に質問を投げているから、

    普段は「はずかしいので人には言えないけど(ちょっと自分勝手だとわかっているけど)ぶっちゃけこうなんだよね」っていう思い(質問?)に対して、建設的な答え(?)が提示されており、また参考となる書が提示されている。

    このようなスタイルなので、(短い)通勤時間の合間とかに読むのにぴったりだと思う。

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    2015年06月20日
  • 人たらしの流儀

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    実に読みやすく スラスラ読めた。
    2時間もかからなかった。

    アリョーシャの おうむ返し
    コンカツには 自分の価値がわからない人たちの
    価値を再確認する意味があるが、
    その価値は オカネ になっている。
    資本論が コンカツにつながっている。

    結局は 胆力がないと言うことであるが、
    胆力を養うには どうするのかと言うことは
    ふれていないが、本を読めと さかんに強調している。

    インフォーメーションとインテリジェンス。
    天に宝をつむ。
    問題と問題の場。
    陰徳の力。
    エピステーメーとテクネー。

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    2015年06月14日
  • ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ

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    同志社大学神学部 教授陣が語学が堪能 英語、ドイツ語、ギリシャ語、コイネーギリシャ語、ヘブライ語、ラテン語、アラム語、フランス語

    ヨーロッパ中世の大学 自由七科(文法学、修辞学、論理学、算術、幾何学、天文学、音楽)の習得に11年、神学の専門科目に16年、計27年かかる

    語学の習得には時間がかかる。毎日二時間。人間はや易きに流れるので、身近な娯楽はしばらく遠ざける
    テレビと小説を捨てた

    MI-5を扱った連続ドラマ spooks

    犬は人につき、猫を家につく

    人間の弱さが作り出してしまう悪からわれわれは逃れることができない。悪は必ず憎しみを生む。悪を突き放して理解する知力と意志力を身につけ

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    2015年06月14日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    なるほど、これは面白い本ですね。この面倒な時代を生き抜くために必要な「ズルさ」を真摯に説いています。

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    2015年05月22日