佐藤優のレビュー一覧

  • 人たらしの流儀

    Posted by ブクログ

    インテリジェンスの世界では、嘘をつかないというのが最低限の常識。ただ、それは全てを正直に話すと言うことではなく、消極的正直ということ。
    相手が大切な話をぽろりと言ったようなときは、聞き返さない。聞き返すと、相手は大切なことを言ってしまった、大切なことを相手が知とうとしていると思い警戒する。
    人とつきあう秘訣として「教えて下さい」というスタンスで対応する。
    自分の金銭を相手のために使う心づもりでいろ。
    嘘をつかずに、大切なことを言わずに、相手を引っかける手法もあり。
    相手が自分を試すために、小さな嘘をつくことがある。あまり知ったかぶりにならない方が良い。
    会話を続ける秘訣は、相手の話を繰り返すこ

    0
    2012年09月17日
  • 人間の叡智

    Posted by ブクログ

    昨今の国際社会のルールが、かつての帝国主義に似たもの=「新・帝国主義」になっている、というのが主題。

    資本主義の最高段階が帝国主義だが、それはいつか限界が来て革命が起こり、社会主義社会、共産主義社会に発展するというのがマルクスの主張であり、世界共通の歴史観だった。
    しかしソ連崩壊によって社会主義は失敗したため、世界は「新・帝国主義」となった。

    「新・帝国主義」は自国の利益を最大限主張するが、相手国が抵抗し、国際社会も反発すると国際協調に転じる、というのが基本ルール。

    ---

    MEMO:

    p205
    新書を読むような人は読書人階級に属している。ものごとの理屈とか意味を知りたいという欲望が

    0
    2016年02月14日
  • 地球を斬る

    Posted by ブクログ

    佐藤優さんが「フジサンケイビジネス ビジネスアイ」に連載している、
    「地球を斬る」というコラムを集めた一冊になります(今も連載中です)。

    素材となっているのが2006-2007年の情勢なため、
    現在(2012年8月)から見ると、ちょっと懐かしい感じも否めません。

    ただ、佐藤さんの軸のぶれなさは相変わらずで、興味深く読めました。
    中でも印象深かったのは、第1章の17、"日ロ外交のヒントとしての『美しい国へ』"の一説。

    - 安倍晋太郎氏は外相職を去った後も、政治生命を賭して日ソ関係の改善に努力した。
    - わたしは、約束をはたしました。桜がそろそろ咲きますよ

    ゴルバチ

    0
    2012年08月27日
  • 帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第一部、第二部ともに雑誌に連載されていたコンテンツ。これに序文を足して二部構成にして一冊の本にしているが、だからと言って論がバラつく訳ではないのが著者の力量か。

    第一部は『資本論』をベースにした内容のため、経済学のベースがそれなりにないと読解は難しい。実際、最初はあまり理解できず、2回ほど通読してようやくある程度掴めてきた、という感じ。
    この第一部の内容が連載されていたのは2007年だが、この時点で既に小沢一郎の地金を見抜き、「小沢や福田などの思想や哲学のない政治家が思想を外部から注入され、第三者に全く関係のない諍いを展開している。自民党も民主党も政策に大差がないので、意図的に小さな差異を作

    0
    2012年08月22日
  • 人たらしの流儀

    Posted by ブクログ

    外交官として、他国と信頼関係を結ぶために、嘘はつかないけど出しちゃいけない情報は出さないっていうののぎりぎりっぷりが凄いと思った。
    外交だけでなく、普通の交渉ごとにも通じると思う。

    0
    2012年08月18日
  • 功利主義者の読書術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    功利主義、いわゆる読書の為の読書ではなく、日常で益となるという観点で本が紹介されている。普通のレビューとは違って非常に思想的かつ哲学的な要素を盛り込みながら各書を紹介している。
    そして本書のまえがき・冒頭でも述べられているように、確かに読書それ自体は、特に目的意識の欠いた読書は他人の頭で考える域を出ない。
    さらに言えばある特定の視座に立たない読書法はともすれば自分の思考が大きく揺さぶられ、それだけでなく揺さぶられた思考に対しての責任は誰にも追及することができないという一種の危機意識を私は感じた。
    確かに読書を通して知識は着くが、限られた時間の中でいかに、そしてどのような本を読めば良いのか。その

    0
    2012年08月14日
  • 功利主義者の読書術

    Posted by ブクログ

    ロング・グッドバイの村上春樹訳への見方を読むだけでも価値ありです。
    やっぱりこの人は侮れないです。

    0
    2012年08月13日
  • 獄中記

    Posted by ブクログ

    ひとりの男の思索記としては上質だと思う。
    難しくもなく。(引用は若干難しいけど)
    作者の思考パターンを考えると楽しいですね

    個人的感想
    ここまで国策捜査と言われると逆にね。
    本当に?ってなる。
    考える市民という概念は共感するが。

    0
    2012年08月07日
  • 獄中記

    Posted by ブクログ

    哲学、神学系の話が大量に出てくるので、それらの意味については正直分からないが、興味はそそられる。

    「山椒魚戦争」を今度買って読んでみたくなった。

    この本は、将来、監獄送りになる可能性のある人は読んでおくと参考になるでしょう。

    もっとも、著者の佐藤氏自身、監獄送りになるなどとは想像すらしていなかったわけだが。。

    0
    2012年08月03日
  • 功利主義者の読書術

    Posted by ブクログ

     功利主義、という表現がしっくりこない感もあるが、最後までふむふむと読めた。哲学書紹介では難しくて意味が不明な点もあったが、こういうものなのだろうと勝手に読み進めた。最後の酒井氏の解説もよかった。
     ハウツー物のカテゴリーに分類したが、いっぱんのエッセイでも良いかも。450P近くの本で、読みごたえもあった。紹介された本のうち、3冊が自宅に所有しているものだったので、是非再読し、佐藤氏の語るエッセンスを抽出してみたい。

    0
    2012年07月10日
  • 功利主義者の読書術

    Posted by ブクログ

    本は読まれるもの、ではなくて読むものだ。本から学びとる姿勢が大切だと改めて感じた。

    読書術と銘打っているからには、読書の方法論が載っているだろうと思っていたが、浅はかだった。具体的な読書法は、他の場所で求めることにしよう。

    0
    2012年06月30日
  • 帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ

    Posted by ブクログ

    雑誌の連載をまとめたものなので、結論的なものや題名から印象されるこの国の国家戦略の提示といったものでは基本的に無いので、それを期待した方には勧めません。
    筆者の帝国主義時代到来という基本的な考え方をベースに、前半1部では帝国主義時代を生き残るために、宇野経済学から資本主義を定義し、その上で、ポストモダン後知識層がニヒリズムに逃げいて込んでいる今の状況を非難し、それが責任であると知識層にこれまでのものがたりであった自由主義から帝国主義時代の適合した「大きなものがたり」を再構築するように促していると思います。
    後半2部では時々の時事を元にエマニュエル トッドを引用しつつ「帝国」としての日本が(その

    0
    2012年06月17日
  • 国家の崩壊

    Posted by ブクログ

    当時外交官としてソ連で活動していた佐藤優の語る、ソ連崩壊前後の解説。普通の日本人には馴染みの薄いロシアや中央アジアのソ連の近現代史が生々しく描かれています。ブルブリスいわく、「ソ連崩壊は政治的チェルノブイリ事故」である。佐藤優の話を読んだ上で、最後の宮崎学のまとめの章を読むと特に面白く、ゴルバチョフの評価が低い(アホ呼ばわり)のが面白いし、日本の小泉元首相の政治手法との共通性を指摘してあるのが分かりやすい。ゴルバチョフ→チェルノブイリ原発事故→ソ連崩壊の歴史を振り返れば、小泉→福島原発事故→と来て、本格的に日本も崩壊に向かっている気がしてきた。

    0
    2012年06月12日
  • 甦るロシア帝国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元外交官佐藤優がソ連で教鞭をとっていた頃の話。ちょうどソ連が崩壊し、ロシアになった激動の時代を綴っており、そこに生きる人々の顔を垣間見ることができる。

    著者が、現実の世界を司る外交官であるのに、精神世界を司る神学者であることも興味深い。ロシアの指導者をキリストに例えてみたり、なかなかこの2つの世界を自由に行き来して論じることのできる人はいないのではないか。

    政治、生活、思想、色々な場面からロシアを考察できる一冊。でも、キリスト教に馴染みの薄い私には、思想の箇所はちょこっと難しかった。

    0
    2012年06月10日
  • 人たらしの流儀

    Posted by ブクログ

    インテリジェンスとは程遠い私が読めたので、著者の出している本の中では初心者向けな感じ。交渉術の方が読みごたえはありました。

    0
    2012年06月03日
  • 日本人のための新「幸福論」 「NOと言える人」の時代が来た

    Posted by ブクログ

    佐藤優×宮崎学の両氏のものの見方、立ち位置の違いからか、裏の世界に関わったっと言う事からか、話に立体感がある。

    0
    2014年10月12日
  • 功利主義者の読書術

    Posted by ブクログ

    読書には、大きな罠がある。特に、読書家といわれる人がその罠に落ちやすい。読書はいわば「他人の頭で考えること」である。従って、たくさんの本を読むうちに、自分の頭で考えなくなってしまう危険性がある。

    この人の言葉は切れる。特に、導入部からグッと引き込んでいく言葉の勢いを感じる。自分の中の何かを鷲掴みにするような感覚がある。だから、佐藤優に惹かれるのかもしれない。

    0
    2012年05月06日
  • 功利主義者の読書術

    Posted by ブクログ

    暫く離れていた作者さんでしたが「読書術」というタイトルの新刊で即買い。潜在意識を含む作者の意図やバックグラウンドを想定した解説、読み方の指南が面白い。この手の本を読むとまだまだ読んでいない本がありすぎる、と再認識します。

    0
    2012年05月01日
  • 帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ

    Posted by ブクログ

    書下ろしではなく、雑誌等の連載をまとめた本で、かといって論は飛んではいない印象をもった。そろそろ全面書き下ろしの本を読んでみたい。

    1部は理論編の10講で、新自由主義や帝国主義についての理解を深め、格差ではない貧困社会の到来を予言しています。2部は実践編として、時事ネタの分析を理論編の知識を使って分析している。

    分析に使う宇野経済学など語句や意味と周辺の関係性などを、しっかりと理解した方がよいと思う本だった。

    0
    2013年04月25日
  • 野蛮人の図書室

    Posted by ブクログ

    週刊プレイボーイに連載を1冊にまとめたもの。形式は1つのテーマ(1週ごと)に2冊挙げて、その解説をしている。

    内容は、人生を豊かにする書棚、日本という国がわかる書棚、世界情勢がわかる書棚、と対談という形である。筆者の経験が生かせる日本や世界の情勢がわかるところがよいのではないだろうか。

    読書をするといっても、なじみのない分野の本をてにとっても、内容が入門者には難しすぎたり、ある思想に偏っていたり、分野の特定の部分にこだわっていたりすると、入門者がこれから知識を積み上げるための分野の構造を築くことが難しくなる。

    その意味では入門者用のお勧めの本から読むことはよいのではないだろうか。筆者も書

    0
    2012年04月23日