佐藤優のレビュー一覧

  • サバイバル組織術

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    自己啓発的な「組織論」かな?と思いながら、何だか気になってしまったので、読んだら全然違った!(いい意味で)

    得てして「組織論」とは抽象的になりがちなところを組織を語る小説を題材に具体的に展開されているところが面白い。そして、説得力がある。

    大好きな「不毛地帯」も題材に。久しぶりに読みたいけど、読み始めたら没入してしまうので危ない。。。笑

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    2019年09月09日
  • 悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために

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    内容は2016年6月〜8月に、同志社大学神学部での
    特別講義を記録したものです。
    ゆえに勉強術について語られているのは、
    その一部分であって本旨ではないです。

    その一部である勉強術についてだけでも読む価値は
    ありますが他の内容は、題名と合致しておらずちょっと
    肩透かしを食う感じを持つかもしれないです。

    それでも佐藤優に私淑している人にはたまらない一冊です。

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    2019年09月03日
  • サバイバル組織術

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    ネトウヨはじめ保守を気取る連中は口を揃えて「戦後は個人主義が蔓延した」と嘆くが、なんのことはない。日本は未だ、全体主義どころか封建制なのだ。これを読むとよく分かるぞ。そして、そんな現代的封建制を生き抜くアドバイスもしっかり用意されているぞ。みんなも負けるなよ。

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    2019年08月26日
  • 友情について 僕と豊島昭彦君の44年

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    冒頭、豊島氏が「自分の人生の本など誰も興味を持たない」と発しそれを佐藤氏が制する場面があったけど、自分も豊島氏と同じ考えで読み物として成立するの?と思ってた。
    けど蓋を開けてみるとかなり良質なノンフィクションだった。
    佐藤氏の文章の巧みさもあると思うけど豊島氏の生き様も、人生ひとそれぞれなんだなと考えさせられるところがあった。
    エリートコースを歩んでも、誰しも順風満帆というわけでは無いんだね。

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    2019年08月23日
  • いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編

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    近代編と同様、一気通貫のわかりやすさで縄文時代~江戸時代までを辿る。

    律令制や荘園ってなに、っていうのが初めてワカタヨ(←コラコラ)。

    しかし、天皇家、貴族や武士などの支配階級が骨肉相食む権力争いを繰り広げ、一方オレらみたいな市井の者は上でなにをやっているかわかりもせず、ただひたすらに搾取されて来た歴史・・・と思うとかなり寝覚めが悪いのである。落ち着いて眠れる生活、幸せな人生って、歴史の上にあったのかな・・・。

    腹の立つこと、胸くその悪いことは今の時代にも多いけれど、一応平和だし、比較的落ち着いていることを思えば、しっかり維持する努力をしなきゃね、と思った。

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    2019年08月19日
  • 君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2019/8/17 ジュンク堂書店アクタ西宮店にて購入。
    2022/7/09〜7/13

    灘高生の恒例行事である先輩訪問を、OBではない佐藤優氏に依頼して実現した企画の書籍化。流石、灘高生たち、氏の書物を読み込んで鋭い質問をしている。意識の高い子供に教えるのはやりがいがあるだろうな。

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    2022年07月14日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    p.229「宗教やイデオロギーという集団的な価値観がなくなると、エリート層は、個人の利益増大だけに関心を集中させる」
    現代で哲学を学ぶ大切さを熱く説いているところがよい(私も教えられるようにならなくては!)。
    実学重視の大学改革の危うさ(「近代的に見えるが、中世の職人教育と親和的」)がしみじみ感じられる本。

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    2019年08月08日
  • 学生を戦地へ送るには―田辺元「悪魔の京大講義」を読む―

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    一人前の泥棒になるために、という話から佐藤氏が自分自身の経験を当てはめて生き残るということを語った部分が印象に残っている。こうあるべき、なにをやりたい、ではなく、瞬間瞬間でできることをすべてやり、使えるものをすべて使わなければ生き残れない局面がある。そのあたり、面白かったし、引き込まれたな。

    悪魔の京大講義を読む、というけれど、果たして田辺元という人物が本当に悪魔だったのかどうか。いや、田辺元を弁護しているわけではない。頭のよい個人の口車で悲劇が招き寄せられたのではなく、あの当時はみんなそういう気分だった。ただ頭のよい人がそれを上手に言葉にして、乗りやすくしただけだ。そんなふうに思えたんだよね。

    今残る資料や普通にみられる映画から、歴史的場面を感じることができるんだ。そういう刺激的なところを教えてくれる本だったんじゃないかな。

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    2019年07月25日
  • 未来のエリートのための最強の学び方

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    ネタバレ

    【感想】
    前半が大学生に対する授業の議事録チックな内容で、後半は同志社大学の野口氏との対談形式の本。
    論文ではなく、話し言葉で掲載されており、なんとなく読み辛いな~と思ってしまった(笑)

    佐藤優の本は、個人的には教養を高めるというより知的好奇心を満たすために拝読することが多いかな。
    「この人なんでも知っているな」とか、「知識が幅広く、そして深いんだな」と、いつも読んでいて畏怖の念が生まれてくる。
    自分の仕事に活きるかどうかは別として、単純に読んでいて博識の深さに舌を巻く思いでいっぱいになる。

    SNSについて、断固否定される佐藤優氏の意見には大賛成だ。
    僕自身、こんなにも時間の無駄になるツールは必要ないと思っている。
    だが、社会に出ていない若い人たち、特に高校生以下の子供にとってはそうとは言い切れないのではないか?とも思ってしまった。
    大学生くらいにもなれば孤独を楽しめるだろうが、小学校や中学校ではコミュニティから仲間外れにされることによって負ってしまう心の傷は、大人と違って計り知れないのではないかな・・・
    そのあたり、自身の子どもの教育には今後も必須なツールであることは間違いないだろうなと読んでいて思った。
    (勿論、佐藤優氏の意見の方が正しいと思うが。)

    また、佐藤優氏の書籍を読んでいる際についつい耳が痛くなってしまう点として、「読書だけではなく、教養を身いつけるための実学をしろ」という箇所が挙げられる。
    自分は確かに読書家で新聞も読んでいるが、基礎知識が抜け落ちてしまっているのは否めない・・・・
    受動的に読書するだけではなく、能動的に実学・勉強に励む事で、教養を身につけなくてはいけないんだよなぁ・・・・
    いけないんだけれども、二の足を踏んでしまう。

    最後に、佐藤氏の問い掛けとして、「教養の最終目的は何なのか?」という箇所がある。
    これは、お題は違えど、「〇〇の最終目的」(例:人生の~、仕事の~、キャリアの~etc...)と通じるモノがあり、自分自身どう回答すれば良いのか試行錯誤している気持ちがある。
    この問についての佐藤氏の回答として、「『教養人だから』『インテリだから』それに尽きる。」と書いてあった。
    「ビジョン」なんていう厳かな問についても、他のどのような問についても、使命感に満ちているカッコイイ模範回答なんて必要なくて、ある意味俗っぽいこんな回答でいいんだよなと気持ちが軽くなった気がした。

    佐藤優の本を読むと、いつもお尻を叩かれる気がして、背中を押されるような気がして、本当にモチベーションが上がるなぁ。


    【内容まとめ】
    1.「真理は具体的である。
    実用性のない「教養のための教養」「知識のための知識」を身につけても意味がない。
    同時に、すぐに役に立つような実用的知識は、陳腐化が早いのである。
    文系、理系問わず、高校教科書レベルの知識をきちんと体得しておくこと。
    そうすれば、国際基準での教養は充分に身につく。

    2.1945年8月15日は終戦記念日として日本人にとっては「カイロス」である。
    が、この日は国際法的には何の意味もない日である。国際法的に意味があるのは1945年8月14日で、日本が中立国のスイスを通じて、アメリカ、イギリス、ソ連、中国に「ポツダム宣言を受諾する」と伝えた日である。
    そして、降伏文書に調印したのは翌月の9月2日、東京湾上のミズーリ号の船上で調印した。
    なので、国際法的には対日戦争の終結は9月2日になっている。

    3.あと20年したら後輩に追い抜かれる時代になる。
    大学入試のシステムが変われば、当然予備校や高校の教育システムも変わる。それと同じくらい大学の教育内容も変わってくる。
    小学校から大学まで、すべて過去とは違う教育を受けた子どもたちが社会に出てくるのは今から20年後くらいという計算。
    飛行機にたとえればプロペラ機とジェット機くらいスペックが違ってくる。。。

    どうしたらいい?答えは明白だ。
    2020年からの教育改革を見て、自分に欠けている、不足していると思われるスペックを補充することを、10年計画くらいでしないといけない。
    文理融合を、一人一人が自分の中で教養を統合していく必要がある!

    4.数学は捨てたらだめだ。
    数学に自信のない人は、まず数学検定の三級を受けることをお薦めする。
    三級は中学3年生までの数学で、それに合格すれば準二級、そして最終的には二級だ。
    文化系ならばそれで十分だ。
    もう少し高度な数学を勉強する必要があるなら、準一級を目指す。
    そうなると微積分や統計処理がわかるようになる。

    5.留学の必要がある人、仕事で英語を使うことになる人の場合、「読む・書く・聞く・話す」の四技能をオールラウンドに求められる。
    だが、自分はドメスティックでいい、留学もしないし英語を使う仕事に就くつもりもないという人の場合はどうするか?
    その場合、最低限でも英語を読む力をつけることだ。
    読む力さえつけておれば、残りの力は必要時に後からカバーできる。

    6.教養の最終目的は何なのか?
    一体何のために勉強しているのかというと、その答えは簡単である。
    「教養人だから」「インテリだから」それに尽きる。
    知識人というのは、己の専門科目を通じて幅広く教養を身につけようと努力し、自分が社会の中でどのような場所にいるのかを知ろうとしている人であり、それを自分の言葉で語ることができる人のことだ。

    極論を言えば、世間の人にどう説明するかを考えるよりも、「あなた自身が本当に好きなことを勉強しているのか?」を自問するべきである。
    そうすれば、自ずと将来のビジョンもそこから生まれてくるだろう。



    【引用】
    私は「真理は具体的である」と考えている。
    実用性のない「教養のための教養」「知識のための知識」を身につけても意味がない。同時に、すぐに役に立つような実用的知識は、陳腐化が早いのである。
    文系、理系問わず、高校教科書レベルの知識をきちんと体得しておけば、国際基準での教養は充分に身につく。

    あなたの知的欲求を刺激し、学習意欲を増進しよう!


    p23
    ・円環の時間を生きる日本人、「時間には終わりがある」と思う欧米人。
    NHKの紅白歌合戦は宗教行事である。人為的なカオスを作り、最後に国防歌謡でもある「蛍の光」を歌う。それが終わると番組は「ゆく年くる年」に切り替わり、除夜の鐘の音が流れ、日本人は「新しい年が始まった」という気になる。
    日本人の時間は円環をなしている。一年が経って正月になると、新しい時間に切り替わったような気になる。だから、どこかで人生はやり直し可能だと感じる。

    しかし、ヨーロッパやアメリカでは時間というのは円環ではない。
    時間がスタートした瞬間が遠い過去にあって、それからずっと時間は連鎖し、いつかゴールを迎えるという感覚がある。
    こうした時間の流れをギリシャ語で「クロノス」と言い、終わりを「テロス」という。
    世界は神によって造られ、いつか必ず終末が来る。


    p27
    カイロス
    →そのことが起きる前と起きた後で世界の形相が全く違ってしまう「時」のこと。

    1945年8月15日は終戦記念日として日本人にとっては「カイロス」である。
    が、この日は国際法的には何の意味もない日である。国際法的に意味があるのは1945年8月14日で、日本が中立国のスイスを通じて、アメリカ、イギリス、ソ連、中国に「ポツダム宣言を受諾する」と伝えた日である。
    そして、降伏文書に調印したのは翌月の9月2日、東京湾上のミズーリ号の船上で調印した。
    なので、国際法的には対日戦争の終結は9月2日になっている。


    p60
    ・あと20年したら後輩に追い抜かれる時代になる。
    大学入試のシステムが変われば、当然予備校や高校の教育システムも変わる。それと同じくらい大学の教育内容も変わってくる。
    小学校から大学まで、すべて過去とは違う教育を受けた子どもたちが社会に出てくるのは今から20年後くらいという計算。
    飛行機にたとえればプロペラ機とジェット機くらいスペックが違ってくる。。。

    どうしたらいい?答えは明白だ。
    2020年からの教育改革を見て、自分に欠けている、不足していると思われるスペックを補充することを、10年計画くらいでしないといけない。
    文理融合を、一人一人が自分の中で教養を統合していく必要がある!


    p68
    ・第一次世界大戦は誰が始めたのか?
    1914年6月、サラエボでセルビア人の民族主義者がオーストリアの皇太子とその奥さんを殺害したことがきっかけである。が、この暗殺者が戦争を始めたわけでは決してない。
    そもそもオーストリアは巨大帝国で、セルビアは弱小の新興国だ。普通ならセルビアが謝罪して終わるはずだが、当時の東欧には複雑な同盟関係があり、それで話はおかしくなった。

    セルビアの同盟国であるロシアがオーストリアに干渉し、ロシアの同盟国であるフランスもセルビア側に加わり、フランスの同盟国であるイギリスがセルビアについた。
    これに対し、オーストリア側には同盟国のドイツがついた。
    相手への威嚇が続き、いつのまにか戦争の流れができてしまったといっていい。

    この戦争は、当初は簡単に講和条約が結ばれるだろうと思われたが、国家総力戦が始まり、結果足かけ5年も戦争が続いた。


    p79
    ・文化系ならば数学検定三級からスタートしよう。
    数学は捨てたらだめだ。
    数学に自信のない人は、まず数学検定の三級を受けることをお薦めする。
    三級は中学3年生までの数学で、それに合格すれば準二級、そして最終的には二級だ。
    文化系ならばそれで十分だ。
    もう少し高度な数学を勉強する必要があるなら、準一級を目指す。
    そうなると微積分や統計処理がわかるようになる。


    p88
    ・留学の必要がある人、仕事で英語を使うことになる人の場合、「読む・書く・聞く・話す」の四技能をオールラウンドに求められる。
    だが、自分はドメスティックでいい、留学もしないし英語を使う仕事に就くつもりもないという人の場合はどうするか?
    その場合、最低限でも英語を読む力をつけることだ。
    読む力さえつけておれば、残りの力は必要時に後からカバーできる。


    p91
    ・SNSでは真の友達は増えない。
    学生で、夕方講義が終わってから深夜までLINEのやり取りをする子もいる。返信しないと自分はハブられるのではと常に恐れている。
    そんな過ごし方では、到底勉強する時間なんかなくなるよね。

    動物行動学者で進化人類学者の長谷川真理子さんの話では、人間がまともに認知できる数は150人くらいが限界だという。
    それ以上になるとただの記号となるため、到底「友達」とは呼べない。

    人間が最初に作った社会集団の規模がちょうどそのくらいで、人間の脳がそのサイズに適応するように進化し、社会の規模は大きくなってもすぐには人間の脳は進化しない。
    企業でも軍隊でも、大体100人前後の集団が単位で、それ以上大きくなるとセクションを分割する。

    「技術の猛烈な発展に我々の脳は追いついていない、そのギャップが今の混乱を生み出している」という仮説は充分に成り立つ。



    p96
    ・教養の最終目的は何なのか?
    一体何のために勉強しているのかというと、その答えは簡単である。
    「教養人だから」「インテリだから」それに尽きる。
    知識人というのは、己の専門科目を通じて幅広く教養を身につけようと努力し、自分が社会の中でどのような場所にいるのかを知ろうとしている人であり、それを自分の言葉で語ることができる人のことだ。

    極論を言えば、世間の人にどう説明するかを考えるよりも、「あなた自身が本当に好きなことを勉強しているのか?」を自問するべきである。
    そうすれば、自ずと将来のビジョンもそこから生まれてくるだろう。


    p108
    ・公立高校の限界
    公立高校のカリキュラムでは、とても文理融合の教養教育は望めないという現実。
    理系か文系かの選択を高1の段階で行わざるをえなく、その時点から受験勉強しないと間に合わないという。
    しかしそれでは、理系文系それぞれに欠落した教科が生じてしまう事を避けられない。


    p111
    ・なぜ今、サイエンス・コミュニケーターなのか?
    サイエンス・コミュニケーターを一言で表せば、「理系と文系の架け橋になる人」と言える。
    それぞれの問題意識を別側にフィードバックする能力が求められており、ただ単に科学技術を分かりやすく伝える人ということではありません。

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    2019年07月23日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    情報を収集・分析し、それらをアウトプットする、これらを繰り返すことにより、ホンモノの教養が身につく、という内容。以下に、感じたことを徒然に。

    ・基礎的な知識を身につけるものとしての、高校の教科書
    当初、佐藤優氏が高校の教科書を薦めるのかと意外な感があったが、確かに地理歴史公民、政治経済、倫理、数学、理科それぞれ理解しておくことは、文理融合的な課題などを理解する一助にもなりそう。様々な問題に関心を持つきっかけにもなりそう。そもそも、関心のなかった教科・科目は何の記憶も残っていない。的確な指摘と思われる。

    ・「仕事に関するインプットだけ行うと」決める
    仕事に多忙な人はそのように決めざるを得ないかもしれない。一方で、仕事に関係のない文学作品などを耽読することも、個人的には大切なことであると感じる。

    ・ネットソースはNHK NEWS WEB、新聞Web版、ジャパンナレッジの3つに絞る
    検索エンジンでの検索は、実は非効率。確かにそうかもしれない。玉石混淆で、まともな情報を見極めるのに大変であるということには同感。

    ・独学アプリ活用のすすめ「iTunes U」と「スタディサプリ」
    著者が「iTunes U」を視聴している、ということは、さすがに質の高いインプットを実践されている、と納得するが、ここでも高校生以下が利用する学習コンテンツを薦めている。著者自身も利用しているというから、更に驚く。実践してみたいと思う。

    ・全ての情報を「1冊のノート」にまとめる
    著者はWebのデジタルツールよりも、ノートに記録することを薦めている。Webのデジタルツールは、注意しないと単なる情報のゴミ箱になる、というのが主な理由である。私は、ノートに書くと物量的にかさが増し、見返すときに難儀を覚える。Webコンテンツの方が検索もでき、重宝しているが、このあたりは好みの問題か。

    ・自分のキャパシティ以上の仕事を引き受けない
    正論であるものの、特にサラリーマン稼業でこれを実践するのは一般的に困難であるように思われる。溢れる仕事に対し、業務の改善や合理化を積み重ね、なんとか個々のキャパシティの範囲に収めて仕事を回しているのが大方の現状ではないだろうか。職種や個々の職場の状況にもよるとも思うが。

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    2019年07月21日
  • 君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話―(新潮文庫)

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    著者の本はやや読みにくい本が多いが、本書は偏差値上位0.1%のエリート高校生への講義と対話ということでわかりやすい。
    「知と教養」の造詣が深い人間が語る本音話は実に興味深い。小生も高校生時代にこんな講師に出会えたら少しは人生が変わっただろうと思えた。もっとも小生は著者より7歳も年上なのだが。
    とりわけ政治家との裏話は迫力に満ち満ちている。聴いていた高校生たちは息もつかずに話に引き込まれただろうと思えた。
    著者がエリート高校生に語った「知性を放棄するな」との言葉には実に感銘を覚える。本書は、知性と教養と現実社会の関係を教えてくれる本だと思った。

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    2019年07月15日
  • 君たちが忘れてはいけないこと―未来のエリートとの対話―

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    ★4.2(3.25)2019年5月発行。さすが灘高生というか、知の巨匠である佐藤優氏だからこのような会話が成り立つんだなぁと。浦和高校出身の佐藤優氏に先輩訪問行事を2013年から実施する灘高も懐が深いですね。通常高校生が考えないような質問に、さらにその上をいく回答に数多の本の推薦。資本主義から共産主義、さらにはファシズムの話から、世界情勢特に米国、ロシア、中国の首脳が何を考えているか、さらにはAIの話に、教育論から大学のリベラルアーツに至るまで。未来のエリートはこれをどう受け止め、どう大人になっていくのだろうか。

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    2019年07月14日
  • 友情について 僕と豊島昭彦君の44年

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    高学歴の会社員の世界観が興味深い。豊島さんはテストで満点を取ることに必死になっていた延長で、仕事も満点になるように必死にがんばってきたのかな。

    でも、仕事は一人では成果は出せないからね。上司や部下や取引先などなど色々絡んだ結果だから、いつもすごい成果をだせるわけではない。むしろ、こんなに努力してるのになんで結果?みたいな理不尽なこともたくさんある。

    彼に家族との幸せな時間がもっとあれば、そんな日々ももっと楽しく過ごせたのかもしれない。私たちが学ぶべきところは、そんなところ。

    いい人生とは何か、いい仕事とは何か、一言で語れるとかっこいいけれど、一言では語れない人生の複雑さを表現している。

    佐藤優がたまに、響く言葉を言う。

    P162 生き残る人と生き残れない人を分けるのは、結局のところインテリジェンス能力と歴史観。

    豊島さんの残された日々が、穏やかであるよう、祈ります。

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    2019年07月05日
  • 人をつくる読書術

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    教養を身につけることが、画一的な答えのない時代を生き抜くために重要で、読書がそれを可能にしてくれる、というのが本書のメインメッセージだったと思う。

    本著でいう教養とは想定外の出来事に適切に対処するために求められる力、情報力、洞察力、想像力、分析力、判断力などの総合的な能力であり、それらを世の良著と優れた人との結びつきで高めて行こうと本著は説く。

    基本的にはそういった教養の重要性をメインメッセージに据えて、著者自身の経験をベースに具体的な本の読み方や良著が紹介、解説されている。作家・外交官としての著者の独自視点で章立てされており、特に後半は読書が著者自身の人格形成や考え方の醸成にあたりどう影響してきたかが描かれているので、本を読む心得として、体系的な内容にはなっていないというのが率直な印象だが、その描写がとても丁寧なので興味をそそられたし説得力もあった。

    教養の大切さは頭では理解していたつもりだが、それがどう大切なのかまではあまり深く考えてこなかった。そんな今の自分の状況においては、まさに教養を踏まえた著者の芯のある主張やこれに裏打ちされる経験談、良著の面白さを紹介する解説が相まって知的好奇心を大いに刺激された。本著で紹介された本は可能な限り幅広く読んでみたいと思う。

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    2019年07月01日
  • 君たちが忘れてはいけないこと―未来のエリートとの対話―

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    佐藤氏は、講義形式の本が読みやすくて楽しい。本書のように高校生相手、というとさらに楽しさは増すような気がする。こういう講義が受けられたなら、俺も高校自体、もっと勉強したのに、なんて思わないでもないけど、ものすごい勉強をした子たちだから、こういう魅力的な講義に参加し、かつ議論することができたのだろうなぁ。

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    2019年06月30日
  • 激変する世界を先読みする

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    ネタバレ

    このお二人の対談の割には、分かりやすい表現および内容でした。

    ふだん日経新聞などを読んでいるだけでは触れられない、
    (というより報道されない)記述が盛りだくさんです。

    私は、時事ニュースのバランスをとるため、この手の書籍を読むようにしています。こういう見方もあるのだと、視点の違いに驚かされます。

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    2019年06月25日
  • 世界史の極意

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    中東欧史を基礎に、国民国家が成立した過程を神学哲学の基本を概説しながら、国民国家のあるべき姿を提示する良作。インテリゲンチャにしか理解出来ない物語なのは物語の限界としか言いようが無い。

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    2019年06月25日
  • 人間の叡智

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    元外交官の佐藤優のによる一冊。
    2012年初版発行。

    内容は現代日本においてどのように生きていくかというもの。
    わかりにくい個所もあったが、勉強になった。

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    2019年06月19日
  • 悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために

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    著者の母校、神学科での講義内容とそれに付随する勉強術や宗教学に関する内容。
    勉強術の話というより、人生への向き合い方としての要素が強いと感じた。
    同じカトリック系として捉えていた、上智と同志社でこんなにも違いがあったことに気づいた一冊になりました

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    2019年06月12日
  • 子どもの教養の育て方

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    知識人として有名な著者との対談形式の教養本。今までにない観点で、教養の育て方を考えられて興味深い。子供に対してだけでなく、大人も子育てをする上での注意点がわかる一冊

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    2019年06月12日