佐藤優のレビュー一覧
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キリスト教の宗教改革について、チェコで火刑にされたヤン・フスの活動を中心に述べている。概要は理解できたが、細部は難しくて理解できていない。神学に関する佐藤優氏の知識は極めて深く、感銘を受けた。
「キリスト教は、イエス・キリストを救済主と考える。そもそも人間を救済する権能は、神にしかない。この点では、ユダヤ教もキリスト教も共通の理解をしている」p69
「人間は、ただイエス・キリストを経由してのみ神について知ることができる。イエス・キリストについて、われわれは聖書を通じてのみ知ることができる。従って、キリスト教会の基準は、聖書のみに求められるべきだ」p108
「(14世紀)写本を作るには、莫大なカ -
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本書は「青春」という誰しもが体験する人生の一時期も濃密に描いている。著者とその友人の青春時代を読む事で、小生もまた若かった恥多き日々を思い出してしまった。
ノスタルジーの日々は限りなく甘くそして苦い。「15の夏」も面白かったが本書はさらに興味深い。
本書には「感動」がある。リアルの力なのか、著者の作家としての力量なのか、おそらく双方相まってのものなのだろう。友人への暖かい心と、作家としての力量もうかがえる作品である。
二人が生きてきた時代は小生も通り過ぎてきている。闘病の生き様も我が事のように心を揺るがした。やはり著者の本は優れていると評価したい。 -
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凄い方の頭の中を覗かせてもらえたような1冊
以前「佐藤優の挑戦状」に挑戦し、屈辱的な結果だった自分を、佐藤氏に「何とかして下さい!」という気持ちで読破
また知的好奇心の割に、知識及び教養が欠けているという何とも厄介な自分を克服したく…
例)
読書、調べもの、情報
これらの記憶が全く残らない
「あ、これ何かで見た」
「うん…聞いたことある」
「読んだよ!でも内容は一切覚えていない」
自己分析
○ネット社会となりいくらでも後から調べられるという安堵感から自分の中に定着していかないと他力本願に考えていた
○好奇心が多方面に大勢の割に、飽き性な性質から広く浅く…がさらに悪化し記憶が欠乏した
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秋葉原の無差別殺人事件とか、自己愛と社会と上手くいかなかったことが関係ある。
知らないだけで、政治家に起きてる事件とかも嫉妬が原因。嫉妬とは、この本では自分より高く見てて貶めるために、自分もそうなりたいと思う感情。
今の35歳以下の世代は、そもそも嫉妬という感情には食いつかず、自己愛なら理解できるという。それは社会の成長への諦め感が大きく影響している。マズローの欲求である自己実現の欲求がそもそもなく、「自己実現に足る社会がどこにあるの?」という感覚で土俵にも乗ろうとせず、それより仲間に認められる方がよっぽど価値がある。
前半は小説を元にした事例や政治家の実例、後半は対処法が書かれています。 -
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事務的な仕事をすすめる上で、必要不可欠な作業である「調べる」ことや、「書く」ことについて、その能力を高めるために今の時代にあった秘訣を学ぶ。
外務省分析官を経験し、日頃膨大な書物を読み込み、大量のアウトプットを行い続けている著者の経験から示される手法なので、すぐに真似をしたくなる。
本書を読んで自ら実践したくなったことは・・・
・新聞ダイジェストを購読する
・iTunesUとジャパンナレッジについて調べてみる
・時間管理、スケジュール管理について、自分なりの方法を再考してみる
・お金の使い方を見つめ直す。投資、自己成長への支出、趣味への支出、浪費の割合を設定し、ポートフォリオを管理する。 -
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自分の世界や視野の狭さに気づかされ、日本とロシアとの関係性から流れを知って驚き、知識の深さを少しでも感じることができた感じです。
P67 文理融合が重要。
知識によって、怖がらなくてもいいものを知識で補う。
参考書:「地方上級“教養試験”過去問500」
P71 統計が重要
P82 世界史
何年に何があったかということと、
歴史的な流れを掴むために
参考書:「世界史詳覧」
★そのほかの参考図書
・論文の書き方 (1977年) (講談社学術文庫)
・知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト
発売日:1994年04月08日
・新しい高校生物の教科書
・新しい高校物理の教科書
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ネタバレロシアの情報に明るい佐藤氏と多方面の情報に明るい池上氏との対談本。やはりというか会話量としてはそれぞれ7対3くらいの割合になっています。相槌を入れながら会話する池上氏に対して、どんどん話を展開する佐藤氏とのコントラストもなんだかおもしろいです。
印象に残ったのは2か所。ソ連の功績(2章)と諜報関連(6章)の部分です。社会主義と言われると何だか怖く悪い物のように思いがちですが、2章ではその功の部分にも焦点を当てています。たとえば教育の無償化などはソ連があったからこそというような書き方をされています。最終的には崩壊してしまいましたが、国家での壮大な実験と考えれば、そこから現代の人間たちは学んでいか -
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近代編と同様、一気通貫のわかりやすさで縄文時代~江戸時代までを辿る。
律令制や荘園ってなに、っていうのが初めてワカタヨ(←コラコラ)。
しかし、天皇家、貴族や武士などの支配階級が骨肉相食む権力争いを繰り広げ、一方オレらみたいな市井の者は上でなにをやっているかわかりもせず、ただひたすらに搾取されて来た歴史・・・と思うとかなり寝覚めが悪いのである。落ち着いて眠れる生活、幸せな人生って、歴史の上にあったのかな・・・。
腹の立つこと、胸くその悪いことは今の時代にも多いけれど、一応平和だし、比較的落ち着いていることを思えば、しっかり維持する努力をしなきゃね、と思った。 -
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一人前の泥棒になるために、という話から佐藤氏が自分自身の経験を当てはめて生き残るということを語った部分が印象に残っている。こうあるべき、なにをやりたい、ではなく、瞬間瞬間でできることをすべてやり、使えるものをすべて使わなければ生き残れない局面がある。そのあたり、面白かったし、引き込まれたな。
悪魔の京大講義を読む、というけれど、果たして田辺元という人物が本当に悪魔だったのかどうか。いや、田辺元を弁護しているわけではない。頭のよい個人の口車で悲劇が招き寄せられたのではなく、あの当時はみんなそういう気分だった。ただ頭のよい人がそれを上手に言葉にして、乗りやすくしただけだ。そんなふうに思えたんだよ -
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ネタバレ【感想】
前半が大学生に対する授業の議事録チックな内容で、後半は同志社大学の野口氏との対談形式の本。
論文ではなく、話し言葉で掲載されており、なんとなく読み辛いな~と思ってしまった(笑)
佐藤優の本は、個人的には教養を高めるというより知的好奇心を満たすために拝読することが多いかな。
「この人なんでも知っているな」とか、「知識が幅広く、そして深いんだな」と、いつも読んでいて畏怖の念が生まれてくる。
自分の仕事に活きるかどうかは別として、単純に読んでいて博識の深さに舌を巻く思いでいっぱいになる。
SNSについて、断固否定される佐藤優氏の意見には大賛成だ。
僕自身、こんなにも時間の無駄になるツー -
Posted by ブクログ
情報を収集・分析し、それらをアウトプットする、これらを繰り返すことにより、ホンモノの教養が身につく、という内容。以下に、感じたことを徒然に。
・基礎的な知識を身につけるものとしての、高校の教科書
当初、佐藤優氏が高校の教科書を薦めるのかと意外な感があったが、確かに地理歴史公民、政治経済、倫理、数学、理科それぞれ理解しておくことは、文理融合的な課題などを理解する一助にもなりそう。様々な問題に関心を持つきっかけにもなりそう。そもそも、関心のなかった教科・科目は何の記憶も残っていない。的確な指摘と思われる。
・「仕事に関するインプットだけ行うと」決める
仕事に多忙な人はそのように決めざるを得ない