佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
インプット・アウトプットの両輪をバランスよく回していく、よく言われることではありますが実践が難しい技術、丁寧で具体的な実用書でした。
良質な独学のツールとして、スタディサプリやiTunesUが挙げられており、特に有名講義が無料で視聴できるiTunesUは活用しようと決めました。
想定される読者層が多忙な勤め人ということもあり、独学のための情報ソースの選定においては「仕事に直結することだけ勉強する」など、芸術大学のいち学生としては合理主義的過ぎてかなしく感じる部分もありましたが、逆に大学生のうちはそのような基準に縛られず心の赴くままにインプットしていきたい所存です。 -
Posted by ブクログ
今とこれからの教育についての池上彰氏と佐藤優氏の討論が書かれている。
所謂「いい大学」を目指した受験刑務所の話は面白かったし、現代の子育て世代の風潮を的確に表していると思った。いい高校に入って、いい大学を出て、いいところに勤めるというレールに上手く乗ると将来が約束されるようなものだ。しかし、最近ニュースになる官僚達の誰がみてもアウトの行為を見ると、道徳性や倫理感の欠如が見受けられる。生きる上で習得しなければならないものが教育されていない。上へ上へと目指すのはいいが、根本のゴールを設定していないのに東大に入るケースも増えているらしい。
自分の目的を持った学習が必要だし、それを設定することで、やる -
Posted by ブクログ
2019/5/6
ずっと前から気になってた浦和高校について書かれた本。書いてあることにはとても共感できる部分が多かった。自分が浦和高校と似たような高校出身で、浦和高校の内実とかなり共通して重なる部分が多く、現役時代、自分はその高校の仕組みを十分に活かしきることができていなかったんだなと、今更になって考えさせられた。
この本曰く、受験型刑務所学校が増えて、受験産業も大学にこれくらい受かったとか現役合格が、とか大学進学に目的をシフトしていくところが多い中で、学校行事に重きをおく意味、その目的、本当に大切にしていきたい勉強のことなど、この本では教育を手段として考えるのではなく目的として考えることの重 -
Posted by ブクログ
「佐藤優のつくりかた」
自分は、読書なんて単なる娯楽だ、と思っているため、巷に溢れる、本を読むことによる効用なるものをあまり信用していない。
ある書評家の本のタイトル「本など読むな、馬鹿になる」というフレーズがとても気に入っていて、それ以来、座右の銘は?と尋ねられたら(いまだかつてそんな状況になったことはないが)このフレーズを言おうと思っているくらいだ。
佐藤優氏、広く知られているように、鈴木宗男氏とともにロシア外交を進めていた外務省職員だったのに、国策捜査によって逮捕拘留されてしまった人物。長い拘置所生活の中でもできる限りの情報収集をして、自分の置かれた状況を分析して国家と対峙した -
Posted by ブクログ
【日本人横綱誕生】【日馬富士引退】いつも高須と砂かぶりで見ている。「幕内力士全員満身創痍…最も伝統あるブラック企業、『早く引退して欲しいです』稀勢の里の父」。八百長もメールではなく伝言なら証拠が残らなかったのに、「ネット頼りの便利」は殺人の手段の練炭をネットで買ったりなど、国民全般を幼稚化させているのではないか?
ハリウッド「セクハラ告発」といい特殊社会の特殊事情の隠蔽グローバリズムの進展で許されなくなってきた
積水ハウスのように『地面師』に高須も持ち掛けられた。弁護士司法書士は書面を適切と認めた…退蔵金が多いからインフレにならない
/人気連載だが単行本売れ行きイマイチという。佐藤の文章はあま -
Posted by ブクログ
もともとは受験向けの参考書なんだそうだ。それをかの佐藤優さんが激賞し、監修・再版した本ということらしい。
ポイントは、一人の著者が書いた「通史」であって全体の流れが一気通貫で俯瞰できること。これを縦軸とすると、各トピックの外の出来事との関連性、つまり横軸がわかること。このタテヨコの軸が、なんとか史観とかのバイアスをさほど気にしなくていい、客観的な視点で書かれていること。だと思う。
こういう本を読めば(一度でもいいし、何度でも身になるまで読めばなおよさそう)、確かにスタンダードができようというものである。起こったことのからくりがわかり、それが今につながり、未来を考えるよすがになる。
この近