佐藤優のレビュー一覧

  • 12歳からはじめよう 学びのカタチ 優くん式「成績アップ」5つの秘密

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    けっこう面白かったと思う。ただまだ12歳にならない息子たちをみて思うのは、こういうのが面白い、役に立つと思えるのは大人だからであって、子どもには通じない部分もありそうだ、というかなぁ。むしろ今、自分が子どもだったらもっと勉強するのに、と過去を悔いている大人の読みものなのかもしれない。

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    2021年07月25日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    基本それベースの知識を身につけてから取捨選択する能力を使って熟読速読超速読をしていくと言う内容
    途中から読書技法というよりは、高校の歴史の教科書の復習のようなパートがあってすごく読みづらかった

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    2021年07月22日
  • 新・リーダーのための教養講義 インプットとアウトプットの技法

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    ネタバレ

    教養をもつことで個別の問題を全体的な視野から考えられるようになって、いまの複雑な問題にも立ち向かえるのではと思った。教育で必要なこととか、外交の舞台裏についても詳しく書かれていて面白かった。自分まで講義に参加できてるみたいだった。

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    2021年07月20日
  • 未来のエリートのための最強の学び方

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    数学は苦手だけど、論理的思考や、システム的な要件定義には欠かせない、のは同意。
    佐藤さんは何でもご存知で、ほかの本もおもしろい。

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    2021年07月20日
  • 亡命者の古書店―続・私のイギリス物語―(新潮文庫)

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    「続・私のイギリス物語」というだけあり、「私のイギリス物語」の副題がついた「紳士協定」の続編的著作。「紳士協定」がホームステイ先の少年との交流を中心に描かれておりとても読みやすかったが、この本は、チェコからイギリスへの亡命者の古書店との交流を中心に、思想・哲学的な話が多かったので、前著に比べると少し難解で少し時間がかかった。しかしロンドンでの生活はよく描かれており、興味深い内容であることは間違いない。やはり佐藤優の自叙伝はおもしろい。次に読みたいと思う本が本屋にほとんど置いておらず、何を読もうか思案中だ。

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    2021年07月11日
  • ニッポン 未完の民主主義 世界が驚く、日本の知られざる無意識と弱点

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    安定の佐藤・池上対談の一冊。
    最新のトピックスを通して、日本と世界の政治情勢が語られる。
    また、敗戦後すぐの時期に文部省が取りまとめた民主主義の教科書を取り上げ、民主主義とは何か理解するとともに、現在の民主主義の危機について理解できる構成となっている。
    最後に取り上げられる民主主義に必要な「忍耐」についてはぜひ多くの人と共有していきたい。

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    2021年07月10日
  • 「知」の読書術

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    実に耳の痛くなる話。『読書の技法』に続いて読んだ、著書2冊目の読書論。教養といえども、中高レヴェルの基礎を疎かにしてはいけないこと。それを、「受験勉強批判」と称して捨て去るのは、甚だ危険であると感じた。もう一度出直そう。

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    2021年07月08日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    佐藤優さんの本は知識の土台が違いすぎて、理解できないことが多かったが、この本では佐藤優さんの勉強法が書かれていて、これを実践すれば本も理解できるようになるのではと思った。高校の政治経済が基礎体力のために重要らしいからさっそく本を買って読んでみたい。あとしっかり本を読んだらノートにもメモして、評価もしよう。

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    2021年07月01日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    定型業務/非定型業務に関わらず知的生産をするために必要な要素について記載

    読む技術書く技術というタイトルだが、
    読み書きを知的生産に繋げる土台の醸成として本書籍の内容は知れて良かったと感じました。

    簡潔に良かったと思う点
    1.知的生産は人生を豊かにするための手段として身につけて欲しい点
    2.1を前提とした持続可能な知的生産の方法の記載があった点

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    2021年06月30日
  • 未来のエリートのための最強の学び方

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    国際的には数学は重要な教養の一つであり、教育では非常に重視する。
    なぜ数学が必要なのか。
    論理的な思考能力を身につけるため。
    文系だとしても数学の論理的な考え方は大いに役に立つし、理科系の学問も生きていく上で基礎的な知識は必要になる(私たちの生活は今やテクノロジーは切り離せないし、報道に対して全て鵜呑みにしないためにも知識は必要)
    理系でも歴史や倫理の知識は必要である。
    文理をはっきりと分けてしまう今の受験教育は非常に危険であり、今後ますます理系離れが進むし日本は産業やテクノロジーで他の国に大きく差がつくのだろうな。

    だからこそサイエンスコミュニケーターという自分の専攻分野を理論的に説明でき

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    2021年06月28日
  • 紳士協定―私のイギリス物語―

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    ネタバレ

    著者のイギリス留学時代の物語。著者の知識量がすごいのは他の著書などを読めばわかるが、その彼と同じように議論している10代の少年には驚かされる。多少はフィクションなのだろうか?あるいはこれが、英国の労働者階級中の優秀な層の標準?
    日本で何となく成長した私にとって、10代の子が階級にまつわることで悩んだりする英国の社会が、とても遠いものに感じられた。そして、最終的に少年は大学に進学せず階級の移動も起こらなかったのだが、この思考レベルでも学生にならないとなると、英国の大学生は本当にエリート層なんだろうな、と思った。日本の大学が適当すぎるのか。

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    2021年06月28日
  • メンタルの強化書

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    弱肉強食の現代社会にいかにしなやかにしたたかに生きていくかべきが記された教科書。
    筆者の主張に共感できること多々あった。

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    2021年06月26日
  • 本は3冊同時に読みなさい

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    奇数で読むと、その分野の論争が収束しているのか、未だ通説的な主張が固まっていないのかが分かるのと、様々な立場から意見に触れることで論点を客観視できる、というのが3冊同時に読む意義だというのが本著で掲げるポイントかなと思う。

    後は著者が感銘を覚えた、又は影響を受けた書評が並ぶ。読書のための技法という観点では余り目新しい内容はなかったが、著者の丁寧な書評を読んで、読書欲がまた強くなった。周辺情勢をアップデートするために新書(雑誌論文をまとめた専門書の入り口以上の機能を持っている)がおすすめ、なるほど。


    以下、将来読んでみたいと思う本。
    ■それでも、日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子)
    ・実証

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    2021年06月22日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    やはり世界の動きや流れを掴む上で参考になり、あまり知られていない公安調査庁というCIAやMI6のようなインテリジェンス機関の役割、それが日本に必要な機関であることが論じられている。
    公安調査庁は戦後共産革命の阻止を目的に活動を行うも、そのノウハウと世界の変化から海外に重点を置き活動を行う。
    北大生のISIL入国阻止は当時耳にしたことはあったが裏側を知れた。

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    2021年06月22日
  • メンタルの強化書

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    ストレスの多い社会の中で
    特別なことを意気込んでするのではなく、
    静かに強くしなやかに生きていく方法を説いていてなかなか参考になった。
    この人の考えは仏教の諦観に近い気がする。

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    2021年06月21日
  • 元外務省主任分析官・佐田勇の告白

    ネタバレ 購入済み

    異能者の小説

    この小説は、フィクションという体裁を採っているがノンフィクション的でもあり、北方領土交渉に蠢く欲に取り憑りつかれた人たちの人間の特徴が的確に切り取られていて興味深い。
    外務省という組織は、宦官みたいな人がいたり腰巻をしているみたいな人がいたり勿論、国士みたいな人もいて多士済々であるがどこか、異質である。
    その異質な世界を異能な才能の持ち主の著者が描く。

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    2021年06月18日
  • 美術は宗教を超えるか

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    Windowsとアップルがカトリック思想からきているとは宗教に関心の低い日本人からすると、驚きです。

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    2021年06月17日
  • 危機の日本史 近代日本150年を読み解く

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    多作のせいか、佐藤氏の本はいろいろあるのだが、本書はかなり「濃い本」。下手に論評するとボロが出そうなくらい。時々読み返しながら、自分の蓄積を図る本なのだろう。

    近代150年くらいの話は、きちんと学ぶ必要があると感じていたのでブックガイドとしても使えそうだ。

    共著者の富岡氏のお父さんの本は何冊か読んできたのだが(切れ味鋭い名著揃い)、まったく別分野の幸一郎氏も負けず劣らずのようで。。。いろいろ読んでみたくなった。

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    2021年06月06日
  • 自壊する帝国

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    「国家の罠」に続き読んだ。佐藤優の自叙伝はとてもおもしろく、今回も楽しませてもらった。ただ、ソ連崩壊に関連する、特に哲学的な知識についての余談が多く、通勤中の電車の中で読んでいたが、読み終えるのに1か月近くかかってしまった。しかし、本筋のストーリーはおもしろかった。そのころから20年ほど経っているが、今のロシアの状況について、当時の登場人物も絡めながら、本として纏めてほしいと思ったりする。興味深い人々がたくさん出てくるので、その後どうなったのか、また佐藤優はその成り行きをどう見ているのか、解説してほしい。

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    2021年06月05日
  • この不寛容の時代に―ヒトラー『わが闘争』を読む―

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    ウンベルト・エーコの『永遠のファシズム』でファシズムとナチズムに共通する危険性を学んだ後、『わが闘争』を読み解いていく大著だが、後者は著者曰く"並びがでたらめ"ということで、合理的に分割して、示唆に富んだ解説を織り込んでいることで、理解しやすくなっていると感じた.気になる語句としては、ハンナ・アーレントがアイヒマンを定義した「悪の陳腐さ」.それから、終わりに出てくる「中間団体」.これは国家の専制を防ぐ手立てとして、現代の日本に欠けているとの指摘は、非常に重要だと感じた.

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    2021年06月03日