死を笑う うさぎとまさると生と死と

死を笑う うさぎとまさると生と死と

作者名 :
1,100円 (税込)

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作品内容

万人に必ず訪れる最期の日。その日を前に人はどうあるべきか?
女の業を生きる「痴の巨人」中村うさぎと、現代を代表する「知の怪人」佐藤優。ともにキリスト教に影響を受け、そして原因不明の病で死の淵をさまよった中村と、いわゆる「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤。異色の二人が贈る「死の入門書」がついに解禁。

<目次>
◆まえがき 佐藤優

◆第1章 死の淵から
「天国の門」が現れない!/モスクワで死の危機/弔うチンパンジー/地獄から帰ってきた?/痛みは人格を変える/ゲームに見る死生観/人間よりネコの方が信用できる/『週刊文春』に殺される/壊れる人格/美の欠如は女の死

◆第2章 死の意味
「おまえはすでに死んでいる」/自意識のマッチポンプ/世間様が忘れるといけないから……/粉かけ女の割烹着プレイ/小保方家の危機管理能力/ネコ殺し/死と責任/ビジネスホテルでVシネマ/詩人・安倍晋三/怪作『贖罪』/のりピーは無罪!?

◆第3章 死と生
安楽死とカルヴィニズム/キリスト教とギリシア思想の結婚/天国は「特養」じゃない/「絶対無」と「絶対有」/三島由紀夫の自決/芸術的な死/人はいくつまで体を売れるのか?/切腹プレイ/生のエロスと死のタナトス/ムキムキモテマッチョ/ナショナリズムはオナニー/死の自覚が時間の概念を生む

◆第4章 死を想う
いとこの自殺/神の見えざる手/ドアノブで首を吊るということ/自殺する権利/拡大再生産システム/聖なる世界はすばらしい?/超越的なもの/『塩狩峠』と『氷点』/現実と妄想のはざま/人間は死ぬから楽しい

◆第5章 死とともに
六つの魂/わたしのお墓の前で……/大食いは罪/写実でデブ/エボラ出血熱の恐怖/ヤクザ映画に学ぶ/占い師と弁護士/取材をかねたような裁判/生まれ変わるとしたら/役人の死/自分の健康は自分が管理するもの/喧嘩上等/永遠の命という罰/作家としての性

◆あとがき 中村うさぎ

死を笑う うさぎとまさると生と死と のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月25日

    クセ強めなお二人による対談形式の一冊。
    理知的かつ俗っぽい、いろんな意味で濃い人生を歩んでいるお二人の、思いがけないほどの読みやすさにビックリ!!


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    Posted by ブクログ 2021年08月13日

    読みやすさ★★★★★
    学べる★★★
    紹介したい★★★
    一気読み★★★★★
    読み返したい★

    2人の宗教対談も以前面白く読ませていただいた。
    知性があり、思想、思考、経験値が自分からかなりかけ離れている人の対話は単純に面白い。テーマが死という普遍的なものであるため、私のような庶民でも読みながら考察でき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月06日

    他者に迎合せず、自分の意見をもちたいと思っていますが、難しい。
    佐藤優氏と中村うさぎ氏は、日本人にはめずらしいくらい"自分の意見"をはっきりとお話される方です。正論は正論と受け止めますが、例え正論と違っても、自分の意見をはっきりともっています。
    そんな2人の生死観。宗教的な知識も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月07日

    ふんだんに出てくる小ネタや、少し変わった思考方法に、読んでいる最中は「なるほど!」と思い、面白く読んだが、読後は、不思議なほど何のインパクトも残らない。
    私は、家族(一族)の看取りを何度か経験しているので、「死」の傍観者としては知見があり、余計、そう思うのかもしれない。
    酒席の小ネタになりそうな話が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月18日

    死に関しては、肉体の限界は超えられないという物理的な事実から考える必要がある。だから、意識がなくなった後、その意識がまた別の世界で生き続けるかのような宗教感は、私には馴染まない。佐藤優もこの点に関しては歯切れが悪い。当然だろうが。臨死体験には、その国の文化的背景が影響するため、これは死後の世界を見た...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年03月05日

    親のお金に頼らず大学院の修士課程まで行くと、1000万円くらいの借金ができてしまう。奨学金を利用した場合、20代前半で有利子1000万円の借金を背負うことになる。毎月6~7万円返済して15年。人生の可能性がかなり制約されてしまう。加えて大学院を出てもなかなか思った就職はできない。そうなると自己破産と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月24日

    「死」がテーマの対談だが、実際に語られる内容は様々。個人的にはもう少し「死」に焦点を当ててほしかった気もするが。
    二人とも「死」を恐怖だとは思っていないらしい。それはまさに自分もそう。「死」が怖いのではなく、「死」に至るまでのプロセスが怖い。そこにあるだろう痛みが。とすると、やはり本質的に恐ろしいの...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年11月07日

    小保方さんのことに触れ、”彼女が自殺することをまわりは待っている”的なことを佐藤氏が発言していた。(その前に笹井氏の自殺に触れ)でも”いやぁ彼女は絶対しないでしょう、NHKを訴えたくらいですから”とうさぎ氏。
    最近のニュースで早稲田大の博士号も剥奪されるということに怒ってるみたいだし。
    彼女の受難は...続きを読む

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