佐藤優のレビュー一覧
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プーチンを正当化できないが一応国際法上の辻褄合わせはしていること、日本のニウエ承認との比較、ローマ教皇の失言とウクライナ戦争へのバチカンの関与、戦争の経過でプーチンの考えが変わったこと、バラバラなウクライナ軍、情報源としてのISWの評価、ウクライナを勝たせるつもりもなく戦争を管理するアメリカ、今の悲劇の原点であるグルジア戦争、セヴァストポリ軍港を失えないプーチン、バイデンの開戦情報リークは失敗、劣化したイギリスのメディアや情報機関、ウクライナが西部と東部で全然違うこと、ポーランドに落下したミサイルの意味、プーチンがマッドマン的な要素を持ちつつ正気であること、中露が同床異夢ではないこと、停戦についてなどなどを話し合っていて面白い。
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Posted by ブクログ
内村鑑三が1894年夏休みに箱根に若者を集め、講演した内容の書き起こし、「後世への最大遺物」。
それを現代でもわかりやすい言葉遣いにし、登場人物等にふんだんに注釈を加えた前半。
そして後半は元外務省主任分析官の佐藤優さんの解説。
時は明治27年。日清戦争開戦の時代。
黒人や女性軽視など、違和感のある部分もあるが
致し方ないのかもしれない。
内村鑑三の人間的な部分が垣間見える。
欧米の事業家、思想家の名前もたくさんでてきて
それに関する注釈を丹念に読むだけでも
当時の世界の勢いとか情勢が浮き上がるきがする。
生き方として
まずお金を儲けなさい
そして事業をしなさい(=働きなさい)
それができなければ、教育に携わるか、本を書くかして、思想を残しなさい。
それができないのなら、よりよく生きなさい
善い行いをするよう心掛けた、弱者を助けた、
こうした正義を毎日積み重ねましょうと。
後半の佐藤氏の解説も秀逸。
コロナ禍という特殊な状況で書かれたので
ちょっと違和感を感じることもあるかもしれないが
とても良い。 -
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2015年に書かれた世界の時事問題を歴史的背景を紐解いて解説してくれる論説本。
2015年なんて最近のように感じていたが、もう9年も経っていると流石に時事問題は古く感じる。2015年はトランプ大統領もバイデン大統領も知らない。イスラム国の衰退も。勿論コロナ禍、米国議会襲撃、アフガン撤退とタリバン政権樹立、中国の国家安全維持法の成立、安倍元総理襲撃事件、ブレグジット、ウクライナ戦争もイスラエルとハマスの紛争も知らない。他にも枚挙にいとまがない。
思えばこの9年、世界史的に重要な出来事が幾つもあったものだと気付かされた。
でもそれはおそらく2015〜2024年に限ったことではなく、どの9年を取っても変わらないことだろうけど。
時事問題も9年くらい時間を置いてから“歴史として”学ぶ方が分かることが多いのかもしれない。そんなことを読みながら感じた。
内容以外のことを言えば、佐藤さんと池上さんの知識量やスタンスにあまり差が見られなかったので、対談という形式で無くても良かったのかなという気はした。読みやすくはあったけど。
それにしても「トランプが大統領に選ばれることはあり得ない」と言い切っていたので、やはり予想が難しかった出来事だったのだなと改めて感じた。 -
Posted by ブクログ
佐藤優さんと池上彰さんの対談本はこれまでにも色々な切り口で出ていますが、どれも視点が独特で面白いものばかりです。
今回は昔話に焦点を当てた対談とはなっていますが、話ひとつとってもこういった視点で考えることができるのか、といった点は非常に興味深いです。
昔の価値観に則って記述された物語に対し、思考停止せずあえて現在の価値観から光を当てて解釈していくという作業は、ものを考えるうえでの良い訓練になるのではないかと思います。
また、読んでいて「ああ、確かになぁ」と思えるものも多く、濃い読書体験となりました。自分にとって納得感が高かかったのは以下の内容ですが、自分の経験に当てはめて読んでみると面白いでしょう。
本気でステップアップを図ろうという時に、あえてネガティブな現実を見るようなことをしても、あまりいい結果に結びつかないことが多い。
・謝っても、許してもらえないこともある。
・人に何か伝えようと思ったら、書きすぎないことが大事。
・資本主義的な競争社会においては、とりあえず目の前のものがビジネスにならないかを考えるのが正義。
・「これがやりたい」「自分に向いている」と思ったら、臆することなくチャンスを掴みに行くべき。
・日常だと疑わない会社中心の生活が、実は一緒に踊ってくれる人がたくさんいる異界である。
・たとえ女王であっても、別の秩序の支配するところでは、勝ち目がない。
・助けを待っているだけでは、現実を変えることは難しい。
・世の中には「言ってはいけないこと」がある。余計な種明かしをすべきではない。
・どんなに立派に思える人のいうことであっても、そのまま信じるのは危険だ。
・何ごとかを成そうと考えたときには、それに疑問を抱く人間に対しても誠実に対応する。
・「悪い奴らを成敗しました」という話には、必ずと言っていいほど、そういう侵略性が潜んでいることに注意しなくてはなりません。
・自分がそう考える根拠をはっきりさせることがポイントになる。 -
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本書は、佐藤優氏の最新のHowTO本、と言えるかもしれない。
特に、アフターコロナの後、また著者の腎移植後のHowTOの書籍としては、新しい書籍である。
通常のHowTOであれば、1番になることを目指すが、著者は「1番になることは厳しいかもしれないが、渡り歩くことはできる」といったスタンスで書かれている。その点では、非常に読み手に寄り添っていると思う。
競争が激しい社会で、またギュウギュウ押しつぶされそうなこの世の中で、さらに拝金教が最高の教えだと思いこまされる世界で、著者は人間とは何か、相違打った部分に踏み込みながら、この社会で生き残るすべを伝えてくれているのように思う。 -
Posted by ブクログ
この世の中、普通の精神では心を折れてしまう
本書は、あなたのこころを守る「しなる心」を手に入れる法です。
■下品化する社会
・孤独の中で抱えきれない仕事を負う
・膨大な仕事を抱え、成果をあげなけれあばならないプレッシャーと人間関係のストレスの中で、精神的にも肉体的にも追い詰められいるのが現在のビジネスパーソンの姿ではないでしょうか。
・繊細で優しい人は勝ち組になれない
・下品な三かく人間が出世する社会
義理を欠く
情を欠く
恥をかく
・堅いものはいつか折れる。柔らかさこそ本当の強さ
・私の考える「強さ」は堅い強さではなく、柔らかく「しなる」強さです。
・メンタルを強くするために必要な2つのこと
一つは、自分自身の内面を強くしていくこと
もう一つは、自分を取り巻く環境を変えていくということ
・厳しい時代だからこそ、束、になる事が大事、ちなみにしぶとく生き抜くためのキーワードは何か
それは、自助、公助、共助
自助;自分で自分を助ける
公助:公の助けを求める
共助:仲間同士で助け合う
■前のめりをやめる
・常に不安感、孤独感にさいなまれている
・共同体の一員から孤独な個としての存在へ
・キリスト教では不完全な人間の責任を問わない
■自分のための働き方改革
・仕事の快適度と、達成度で、タイプ診断
達成度+、快適度+ ハイパータイプ
達成度+、快適度ー ワーカーホリックタイプ
達成度ー、快適度ー バーンアウトタイプ
達成度ー、快適度+ マイペースタイプ
問題になるのは、 バーンアウトタイプ(燃え尽きタイプ) 次は、ワーカーホリックタイプ(いやいや仕事しているので、いずれバーンアウトする可能性あり)、逆に、マイペースタイプは、仕事が快適なので、ハイパータイプに化けることも
・生産性を上げるためには、仕事の細かいムダを省く ⇒ノートや手帳を1冊にまとめておけば1冊だけをみればいい
・やる気が起きない時は身の回りを整理する ⇒ 仕事の仕方もできるだけ習慣化する、毎日のタイムスケジュールもできる限り、習慣化しておく
■心が折れた時の動き方・考え方
・とにかく休むこと
・とにかく逃げること、仕事から離れて、休む
・復帰する時は、以前の6掛けでよしとする
・睡眠の質が下がるとメンタルも落ち込む
PC,スマホを練る前に触らない
寝室にスマホをもちこまない
寝酒もよくない
・朝のスタートが早ければ、始業と同時にフルスロットで仕事ができる
・飲み会、1次会は付き合い、2次会は、3回に1回はゆき、2回は行かない
・仕事以外で小さな目標を設定してみる
目次
第1章 下品化する社会とどうつき合うか?
第2章 「前のめり」な生き方をやめる
第3章 折れない!疲れない!自分のための働き方改革
第4章 心が折れた時の動き方・考え方
第5章 コミュニティとアソシエーションで乗り越える
サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
商品コード 9784295403845
NDC分類 159
Cコード C2034