この不寛容の時代に―ヒトラー『わが闘争』を読む―

この不寛容の時代に―ヒトラー『わが闘争』を読む―

1,650円 (税込)

8pt

今こそタブーの封印を解き、あえて『わが闘争』を読み込む時だ。拡大する格差、蔓延するヘイト、弱者切り捨てや排除の論理……世界を覆う不寛容や分断と、それに対抗する劇薬としてのファシズム。現代にも残るナチズムの危うい魅力と悪魔性を問い、危機と災厄の時代を生き抜くための知を伝える感動の熱血集中講座!

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この不寛容の時代に―ヒトラー『わが闘争』を読む― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヒトラーが書いた『わが闘争』の危険な論理を“ワクチン”として提示し、現代日本の格差・ネット陰謀論と響き合う点を具体的に示した本。

    ヒトラーが「生存圏」「生産性」を武器に弱者を巻き込み敵を内側に作るレトリックを追っていく部分は、扇動の手口を実地で学べるという意味で興味深い内容でした。ただ、大衆がナチ

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    この不寛容の時代に、どう生きていったらいいのか。ひとつの答えが、本書の末尾に示されている。精神障害があるという受講者への答えだ。


     精神障害を持っていても―それが身体障害でも知的障害でも―、重要なのは人間は生まれて存在しているだけで意味があるということです。

     障害のある人間が有益であるとか

    0
    2022年07月09日

    Posted by ブクログ

    読書というのは、学びを期待した行為であり、必ずしも正しくはないとしても、その価値観に沿った論理を読み取る事で、考え方の多様性を知る事に繋がる。しかし、ニュースや年表など公然の事実として取り扱われているはずの内容は、間違いの無い情報であるべきだ。このように他者の論理と新たな知識を得る事が、期待される。

    0
    2022年06月29日

    Posted by ブクログ

    ウンベルト・エーコの『永遠のファシズム』でファシズムとナチズムに共通する危険性を学んだ後、『わが闘争』を読み解いていく大著だが、後者は著者曰く"並びがでたらめ"ということで、合理的に分割して、示唆に富んだ解説を織り込んでいることで、理解しやすくなっていると感じた.気になる語句とし

    0
    2021年06月03日

    Posted by ブクログ

    『我が闘争』は前から読みたいと思っていたが、中々手が出なかった。
    しかし今回この本を読んで、読まなくて良かったと心から思った。
    内容が難しいと言うよりも、あるようで無い、無いようであるものだったからだ。(あくまでこの本を読んで得た私の感想です)
    とは言え、とても噛み砕いて解説してあって、なるほどと思

    0
    2020年10月16日

    Posted by ブクログ

    「私の考えだけが正しい。自分以外はすべて間違い。」といったポリティカリー・コレクトに見られるように、昨今は相手の価値観や考えを受け入れられない人が多くなり、他者に不寛容になっているように思う。

    この本を読み、ヒトラーのように物事を単純化し、感情に訴え、印象論を巧みに操り他人を操作しようとする技法に

    0
    2020年06月28日

    Posted by ブクログ

    サブタイトルはヒトラー我が闘争を読む。 元外交官の佐藤優氏が、ヒトラーの「我が闘争」を解説する。
    「我が闘争」は、ヒトラーが第2次大戦以前、ナチスの総統になる前に書かれた本で、彼自身の思想や理論をまとめたもの。 ただし、内容は論理立っておらず、自分の考え方に都合のよい思想を拝借して、ツギハギだらけの

    0
    2022年10月07日

    Posted by ブクログ

    2018.11新潮講座「ファシズムとナチズム」を再構成。ナチズムの特徴のひとつが、優生思想に基づく生命の軽視。重要なのは、人間は生まれて存在しているだけで意味があるということ。理屈じゃない。この不寛容の時代だからこそ、そんな当たり前の了解を社会でこれからもずっと共有していかないといけない。

    講義が

    0
    2020年12月20日

    Posted by ブクログ

    新潮講座にて、ヒトラーの『わが闘争』をテキストに講義された内容です。現在の世相は、第二次世界大戦前のものとの類似点を指摘されることがありますが、本書では「不寛容」という言葉を、それがどのように世の中に影響したのかを、このテキストを読むことによって紐解かれています。
    ヒトラーの個人的な話から、彼が何を

    0
    2020年08月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっと駆け足で飛ばし飛ばし読んだが面白かった。
    以下個人的メモ。

    リベラルも不寛容になりうる
    「改革を認めない」も「改革を認めないを認めない」も不寛容
    不寛容とは、作られるものではなく土壌である
    理屈ではない、縄張り意識?

    不寛容の問題は「短絡現象」物事を短絡化し、単純化しようとする
    完全な悪

    0
    2023年02月18日

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