佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
20世紀末頃、自分が少しの間通っていた都内の大学では革労協が自治会を牛耳っていた。あさま山荘事件で学生運動がその支持を失い、低迷が決定的になっていた時代だったが、校門の前には角ばった文字で政治的主張をする立て看板が置かれていたものだ。(遠い目)
当時革労協は狭間派と木元派に分裂、木元派が自治会を掌握していた。そんな中、学内から閉め出された狭間派がキャンパスに侵入し、旗竿持ってシュプレヒコールを上げたりしていた。安保闘争の頃ほどじゃないが、かなり不穏な時代だった。
当時は学園祭も自治会が管理していて、まあおそらく学生から集めた学園祭の費用は革労協にも流れていたのだろう、それを快く思わない大学当局は「資金を学園祭の開催前に半分、終了後に残り半分出す」と学園祭の実行委員会に通達してきた。期間中何か問題が起こればその残り半分はやりませんよと。
前年泥酔した学生が校舎から転落した事故を受けての通達ではあったが、お金が足りなくなったら君たちでなんとかしなさいとのたまう。
実行委員会には所謂「ノンポリ」の学生も混ざっていたが、かかる「姑息な不正義」に怒り、当局に対しデモを敢行、100名規模の学生が集った。
過激派の居る自治会など学生が支持するはずがないと高を括っていた当局は慌てて前言を翻し、全額が無事交付された。
それはそれで良かったのだが、その学園祭で弁論部が元国連事務次官の明石康氏を招き講演を依頼したことに対し自治会は難色を示した。理由はよくわからない。結局隣の寺院を会場に借り講演は行われることになったものの、学内に貼られた講演のポスターは自治会によって全て剥がされた。ここでも「不正義」が行われていた。
「…共産党は、…前衛思想と民主集中制の剄木から逃れられずに行き詰まっているというのが本書の分析だ」(p184)というのは、左翼全般に当てはまる気がする。
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Posted by ブクログ
ネタバレちょっと駆け足で飛ばし飛ばし読んだが面白かった。
以下個人的メモ。
リベラルも不寛容になりうる
「改革を認めない」も「改革を認めないを認めない」も不寛容
不寛容とは、作られるものではなく土壌である
理屈ではない、縄張り意識?
不寛容の問題は「短絡現象」物事を短絡化し、単純化しようとする
完全な悪も善も存在しないのに
なにかに介入するということはすなわち革命
それをやってもいいという既存の法律はなく、むしろそれは法と慣習に背いて行われる
自分が耐え難いことを変えてしまうこと
勝てば思い通りになるけれど、負ければ全責任を負わねばならない
「耐えがたさを定義する連帯能力」
ネトウヨがなんでも中国、韓国のせいにするのはヒトラーがユダヤ人のせいにしたのと同じ
独学の危険性
個性を矯められる可能性はあるけれど、危険思想への暴走への抑止効果はある?
合理性を突き詰めると「非生産者はころせ」となる(当然)
全体主義
子育て支援には国民の生産に介入するナチズムの影がある
弱肉強食なのか?
外来種を殺す、他の生物でやっている
日本種を絶やさないため→日本人を絶やさないため
なくならないようにというのはよいことのように思うけど、それは人間目線の話
ある種が、なんらかの理由で、生存できなかった、というのは、当たり前
それは人間が「耐えがたい」からにほかならない
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Posted by ブクログ
スターリン批判が世界に及ぼした影響が、教科書的な知識よりも大きかったのですね。
対談形式なので、語り手(佐藤氏)の口調に引きずられるのだけど。
まあ1945年から1960年あたりは既知の話が多い印象。
次巻で語られる1960年代以降、新左翼の話は佐藤氏も池上氏も地続きの時代に生活していたのでよりライブ感が出てくるのかなと楽しみ。私にとってはゴチャゴチャしているし。
面白かったのはこのあたりの佐藤氏の発言。
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「どんなものにも良いものと悪いものがある」というロジックは、共産党的弁証法の特徴です。「良い戦争」と「悪い戦争」があるように、「良い核兵器」と「悪い核兵器」もあって、ソ連や中国などが持つ核兵器は帝国主義者による核兵器を阻止するものとして正当化される。
そしてこの延長で「良いスキャンダリズム」と「悪いスキャンダリズム」という理屈も当然ありえるわけです。権力者のスキャンダルを暴くのはいいことだけど、共産党員のスキャンダルは党内部で処理するべきことであり、これを外部に漏らす行為は反階級的であり反革命だ、などというダブルスタンダードな言辞を悪びれることなく言えてしまう。
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これを読んで、「良い円安」と「悪い円安」があるとか言ってた日銀総裁を連想してしまった。言われてみれば、(金融)政策で経済をコントロールできると考えていそうなところは計画経済信奉者っぽくも見えるし。 -
Posted by ブクログ
外務省NC職員で未来の要人に深夜押しかけウォッカ人脈でのし上がった佐藤優は外交経過を断絶させる田中真紀子と闘い、鈴木宗男&自らの入獄と引換えに真紀子を解任させ外交の最低限の継続性を維持したと自負する。保釈後、ロシア語仲間の米原万里を訪ねると何も言わずに長時間手を握って…「あなたは自分の体験を書くといい。作家になれる」
朝日新聞は安倍元首相の遊説日程が非公開となったことに「野次られるのが怖いのか」と批判、一転公開となった。
悲劇のきっかけを反省もせず
キチガイ共は「国葬反対」の狂騒、葬式さえも汚す非日本人的ビヘイビア。
同紙川柳欄の空恐ろしい安倍元首相暗殺賞讃。まるで交戦中の敵国のような言論の自由。文藝の政治性ここに極まる。金正恩の死んだ時が楽しみだ。