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Posted by ブクログ 2023年05月28日
ドストエフスキー作品は、「罪と罰」にせよ、「カラマーゾフの兄弟」にせよ、ちゃんと読んではいない。粗筋は知ってる程度。が、今回、解説書を読みたいと思ったきっかけは、聖書を勉強している知人が「聖書が分からないと西洋文学は分からない。特に“罪と罰”とかね!」と言うのを聞いたこと。「えっ、“罪と罰”ってキリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月03日
佐藤優氏の主に宗教に対する丁寧な解説をもとに、キリスト教だけでなく、カトリックとプロテスタント、そしてロシア正教の違いを知ることで、ドストエフスキーの作品の理解が深まる。
それでも難解ではあるが、この内容を踏まえて読むのと、未知のまま読むのとでは、大きな差が出るはず。
改めてドストエフスキーを読み直...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月07日
身も蓋もないが、究極的にはこの一文に尽きる。
“補助線がないと古典はなかなかピンと来ないし、無自覚に補助線を使っていることもあるし、そのへんが厄介なところです。結局、こんな補助線もあるんだ、といろいろな読み筋を知っておいたほうがいいんですね。”
本書も間違いなく日本人のドストエフスキー論としては...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月23日
ロシアの土壌で変質したキリスト教をバックボーンにしたドストエフスキー作品の超解説。日本人の感覚として普通に「良き人」と思える聖者も主流キリスト教神社的には異端であることが多いことに気づいた。考えてみれば当たり前なんだけど本を読んで「違うこと」や「多様性の存在」に気がつけたのは良かったな。
とは言え欧...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月15日
『未成年』こそがドストエフスキーの(いったんの)集大成で、『カラマーゾフ』はそれを敷衍した第一作だというのは首肯できるところ。マルメラードフが実はエリートなのだとか、キリスト教というよりは大地への信仰だといったところはソ連/ロシアに精通した著者ならではの視点だと思った。『悪霊』と『白痴』についてはそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月21日
知り合いに佐藤優さんの解説書である本書をお勧めされたので読んでみた。正直な感想は、ドエトエフスキーの本はこんなに難しいのかという気持ち。佐藤さんの解説がなければほとんど意味がわからないのではと思ったくらい。それでも、本書のおかげで、ドエトエフスキーのロシア正教への考え方や、今のプーチンの思想にも通じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月23日
この数年ドストエフスキーを読み、Eテレの亀山先生の100分de名著を視聴している。おさらいのつもりで購読。
「罪と罰」小学生のころ、読んだきり。
主人王はシベリア送りの後も反省や後悔はしていないとの指摘。へ~。読まないといかんなあ。
「白痴」高校時代に読み、40年後に読み直す。
ムイシュキンを無...続きを読む
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