佐藤優のレビュー一覧

  • 君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話―(新潮文庫)

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    灘高生と佐藤優の対談。こういう形式の本はわかりやすくて良い。エリートにこそ教養が大事ってことを伝えているのが良い。多眼思考ができるエリートになってほしい。


     しかし、官僚組織がこのエリートを腐らせるのなら、悲しいなぁ。エリートほど官僚機構から抜け出していく。そうなると、合理的判断ってやつがドンドンできなくなって、国は衰退していくのではないだろうか。やばいなぁ。


     国全体で、エリートをきちんと守り、合理的に考えていかないとなぁ。そのために、政治家をきちんと監視せねばな。

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    2020年09月26日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書 719)
    (和書)2010年02月07日 23:22
    立花 隆・佐藤 優 文藝春秋 2009年10月17日


    参考になったよ。

    メモしていきたい本が何冊かあった。

    「外国語上達法」千野栄一著

    「デュシャンは語る」マルセル・デュシャン著

    いろいろあって400冊は多い。僕の読書能力ではまともに読んだら5年はかかるだろう。

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    2020年09月25日
  • 悪の指導者(リーダー)論(小学館新書)

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    元外交官の佐藤優と、歴史学者で中東事情に詳しい山内昌之による対談。

    日本人は特に「独裁者=悪」というイメージがあるが、実際には彼らなりの理論や支持基盤があり、そこに日本がどう対応していくかということを強く考えさせられた。

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    2020年09月14日
  • イスラエルとユダヤ人 考察ノート

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    メディアで流れているものは誰かのフィルタを通したもの。1つを無条件に受け入れるのは危険だなと改めて感じました。イスラエルのこと、ユダヤのこと、キリスト教のこと、を自分で考えた事が私はあっただろうか。考える土台を学んでいきたいと思います。

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    2020年09月13日
  • 人をつくる読書術

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    人をつくる読書術という題目ではあるが、内容にあっては佐藤優自身の人生が、ある意味凝縮して紹介されており、その型となった多数の本の一部を紹介もしている。
    いかに本を幅広く、かつ深く読んでいるのかと脱帽せざるを得ないが、その人生において元外交官であり、東京地検特捜部に逮捕され512日間も勾留され、神学者でありながらも相対するマルクス主義の日本社会主義青年同盟であったこともあり、なんとも捉えどころのない怪物というところにも表出していよう。
    本の読む順番や、触れるべき知性の順番と言ったことまで言及しており、また漫画なども否定的に捉えず、理解できない本を読むことも勧めていることはまさに真に至る言葉であろ

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    2020年09月12日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    泣く子も黙る、知識と言葉を巧みに扱う両巨頭!
    2020年の教育改革を柱にこれまでの経緯や反省、そしてこれから期待することを対談形式で進められていく。なぜ私大が台頭したのか等知らないことがたくさんあった。教育で得た知識は正しい方向で活用されることが必要で、そこを間違えるとオウムのようになりかねない。これからはAI時代、暗記より思考を問う試験に変わっていくようだ。AIだって道具の一つ、それを使いこなせる、人間にしかできない知識が不可欠だ。

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    2020年09月07日
  • 帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ

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    新・帝国主義への流れが進んでいる世界を「大きな物語」で読み解いた本。
    2つの雑誌に連載されたものを加筆修正の上にまとめたものです。

    前半は『資本論』や宇野経済学の知識がないと読むのに時間がかかりますが、資本主義や社会主義、新自由主義とは何かを得ることができます。
    後半は2011年時点の話になりますが、ロシア政治について理解を深めるのに役立ちます。

    世界の流れを知るには、世界史や政治経済の知識を持つことが必要です。

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    2020年09月07日
  • 知的再武装 60のヒント

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    40台後半となる自分にとっては、面白い内容が多く含まれており、中高年の今後の学習に対しての指針となりうるものであった。
    主に心に刺さったところ
    ・勉強することが意欲につながる
    。何をあきらめて何を伸ばすかを見切る。大人の勉強は好きなことだけ。
    ・必要な知識を得るためにどのくらいの時間が必要か見極めること。時間は有限資源。
    ・語学(英語)学習は終点がないからゴール設定を決めておく。英検準一級ぐらいが一つの踊り場。
    ・アウトプットは重要。誰かに話すことを前提に本を読んだり、学習することをお勧め。おのずと理解力も高まる。(プレッシャーも高まるが)
    ・短いネットニュースや、平易に噛み砕いて説明してくれ

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    2020年09月05日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    確かに今の教科書は読み応えがある。
    カラーで資料集みたい。

    勤勉で社会現象を何事も深く楽しくとらえられる、池上、佐藤両氏だから、こんな風に教科書を読めるのだろう。

    生徒には無料だけど、買うとなると教科書は結構高いよね。

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    2020年09月04日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    各科目の中学校教科書を読み比べて、教科書の変化や教科書で学べることなどをお互いに語った本。

    本書は、社会で最低限必要となる知識は中学校教科書で学べることを改めて教えてくれます。教科書は時代とともに変化していることも本書で分かります。

    現在の教科書は学びの工夫がちりばめられており、「私の時代にこの教科書があったら」と思うばかりです。

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    2020年08月31日
  • 官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態

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    久々の佐藤優
    2018年には、自筆サインも頂いちゃったんで
    その直後に出版されたとあれば
    読むよねぇー 笑


    本書は
    ①こんなに統治しやすい国はない
    ②死んだふりを続ける外務省
    ③官僚たちのローカルルール
    ④第二官僚の誕生
    ⑤無意識の中のケガレ祓い
    ⑥官僚とは何か?

    以上の6章にわたって熱弁されとります

    佐藤氏の書籍に関しては
    結構な数読んでいるので
    言ってることは大体一緒かな (^-^;

    ここ数年に関していえば
    外交関連よりも、教育に関心があるようです

    目まぐるしい変化をしていく国際社会の中で
    日本国家が生き残っていくためには
    教育によって、若い世代を鍛えていくという方向に

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    2020年08月27日
  • 長期政権のあと

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    長期政権そのものを論じるというよりも、戦後の日本の政治をなぞるような内容だった。対談というよりも往復書簡のような様相で、これまでの佐藤氏の対談本で、ほんとにこんなふうにしゃべったんだろうか?会話のやり取りにしては、ちょっと内容が文語じゃないか、と不自然さを感じていた身には、とてもしっくり来たと思う。

    安倍政権は長く続いてきただけに、個人的なものというよりも日本の政治そのものの姿を映しているという。なるほどなぁ、と思った。そして誰がそのあとを継ぐとしても、経済に全力投球せざるを得ないだろうし、ひょっとすると短期政権がぽつぽつと続く中で傷が広げられていくのかもしれない。

    処方箋は提示されていた

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    2020年08月21日
  • 佐藤優対談収録完全版 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

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    この事件は、「よくある」結婚詐欺事件を超えている。
    木嶋被告は相手からお金を引き出すだけでなく、次々と殺人を犯していく。
    それも、愛ある手料理を振る舞い、まめにメッセージを送り、相手の心を魅了しながら…

    連続殺人事件という点ではなく、「なぜこの女が?」という、被告の容姿や言動に注目して集まった。
    だいぶ前の事件であり記憶が薄れていたが、本書を手に取り、事件を知った際に受けた衝撃が蘇った。

    事件の詳細だけでなく、裁判における被告の言動や、開設していたブログの内容、子どもの頃の作文の内容や後から公開された手記についてなど、被告の人間性に迫る記録となっていて、大変興味深かった。

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    2020年08月19日
  • ウイルスと内向の時代 コロナ後の大転換を国家と個人はどう生き残るか

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    タイムリーな企画に基づく著作。氏もあとがきで書かれていたが、コロナ下で外出が減ったおかげで執筆時間が増えた賜物。ウィズコロナ・アフターコロナ時代を変わらぬ分析力で斬る。いつも勉強になる。

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    2020年08月09日
  • 埼玉県立浦和高校 人生力を伸ばす浦高の極意

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    タイトルは佐藤さんの母校である埼玉県立浦和高校での講演をもとに語られた内容。
    高校独自の校風やカリキュラムの特筆性が語られているかというと、そんなでもなく、佐藤さんの経験談もほとんどは高校卒業後を交えて(当然ですが)の内容でした。
    ただ高校時代の三年間は大事なんだよ、ということは良く伝わったかな。自分自身の通った高校は「現役合格」に拘りのあるとこでしたので、浪人してでも、というのは学校内では限られていました。
    高校生との質疑応答も含めて、丁寧な佐藤塾という感じでしたね。一度講演は聞いてみたいもんです。

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    2020年08月08日
  • 知らなきゃよかった 予測不能時代の新・情報術

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    安全保障を学ぼうとする人におすすめ。
    安全保障を生業とする人は読んだ方がよい。

    【概要】
    ●今の国際情勢、知らずにいれば幸せだったということ
     特に、北朝鮮、中国、米国、ロシア
    ●劣化する日本人と日本社会

    【感想】
    ●国際社会の現状とそれを読み解くための考え方を知ることができる。
    今の国際社会がどのような経緯で成り立っているのか参考になった。
    ●今の国際情勢、知らずにいれば幸せだったということであるが、知っておいて損はないと思う。むしろ、知らないと海外とのやり取りでは話にならない。
    ●佐藤優氏の著書を読む都度感じること、それは、日本が国際社会で繁栄するための工夫を凝らさないと平和ボケで他国

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    2020年08月07日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    視野が広がる一冊。俯瞰的に自国ひいては自分を見ることの大切さが分かる。思考までガラパゴス化しないためにもこういう本は個人的に嬉しい。

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    2020年08月07日
  • いま生きる「資本論」(新潮文庫)

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    カール・マルクスの『資本論』を資本主義社会の内在的論理を解明した書として理解することを目指した、著者による6回にわたるセミナーを活字化したもの。
    『資本論』は、名前しか知らなかったが、本書では全三巻のポイントを何回も漆塗りを重ねるように説明するので、労働力の商品化、商品の使用価値と価値、賃金の成り立ち、搾取と収奪といったことの説明は何となく頭に入った。
    マルクス経済学にも派閥があることさえ知らなかったし、プロレタリア革命とセットという認識の修正にもなった。
    古書の値段、ソ連事情、マルクス経済学の派閥による見解の違いなど、関連しつつも脱線したお話をする著者の人となりに興味を惹かれた。
    とはいえ、

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    2020年08月06日
  • ウイルスと内向の時代 コロナ後の大転換を国家と個人はどう生き残るか

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    巻末での直撃産業の危機→経済危機→金融危機への移り変わりはとても懸念される。書籍全体に関しては総論賛成各論反対。

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    2020年08月06日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    素晴らしいです。よほどの阿呆でない限り、これを読破すると教科書が読みたくなります。中学校の教科書というと、あまり記憶にない人がほとんどなのでは。こういう機会で改めて見直してみると、実に充実した内容であり、当時の僕らは殆どを取りこぼしていたことがわかる。(帯に著者2人の顔があるせいか、何故か社会科の教科書のみを想像してしまったが、数学、国語もきちんと考察していて、よい。)若者を新人類と呼ぶ前に、どれほど濃い内容を学習しているのか見直してみるのもよいかもしれない。

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    2020年08月04日