佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「左翼」のことが大嫌いな人がいる理由や、「左翼」とレッテルを貼ることが相手に対する悪口だと考えている人がいる理由が分かるかと思って前巻から読み始める
60〜70年代の過激な学生運動や過激派の活動が共産党とは無関係であることは前巻から説明されていたので分かっていたが、逆に共産党がストライキに反対していたことは知らなかった 総評→連合が労働組合が共産党から距離を置くのはそういうことだったのね
かといって、報道されている芳野友子の言動からは、芳野友子が共産党を嫌う理由がそこにあるようにも思えず。。。
新左翼が過激化した原因を全然共産党のせいにするのは論理が飛躍してないか
組織を過激化させないように組織にダラ幹を置いて官僚化せよと、社会党をぬるま湯体質と批判した同じ口で元公務員が主張するのは、自分の怠慢を正当化する屁理屈にも思えるし、今の野党が官僚化しても自民党に対抗する力を持つことができるようになるとも思えない
結局、佐藤優も長いものに巻かれてる人なのね -
Posted by ブクログ
週刊プレイボーイに2008年10月〜2010年3月まで連載され、2011年に単行本化された際、加筆訂正した…連載中の“政権交代”前後に、閉塞状況を打破する政治方針転換を期待した記述はそのまま残っている、本書2014年の文庫化では前後に「特別講義」が入って〈読書ガイド〉としてさらに有益になった。
前編では信頼できる「本読み」として、松岡正剛、斎藤美奈子、鹿島茂、立花隆、佐高信が挙げられている/「本は買って汚しながら読まないと身につかない」
後編では「ネットばかり見ているとバカになる」 「(経験則で)1日の読書時間が60分未満だと意味がない」
56テーマに、“教養とは何より多視点から理解すること”との前提で2冊ずつ挙げられ、うち1冊はヤングがとうてい視野に入れてないと思われる本だったりする。
民主主義の基本は世論形成の「新聞」と「喫茶店」と言われてきた。が、大新聞の影響力は読売ジャイアンツの大衆的認知度並に減退しつつある。さて、すでにあったヤング男性向け週刊誌「平凡パンチ」に追いつき打ちのめした集英社の『週刊プレイボーイ』は、18歳以上投票民ヤングの政治意識への影響力はどうだろうか。
民主主義の良いところは、「失敗できる」こと。失敗して「あんな政治家を選んだ我々のせい」と反省できれば、(太平洋戦争後の東久邇内閣に失望して戦後日本で皇族の政治発言が封じられたように)、教訓を得ることもできるだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレトランプ政権が終わった後に、過去の本と比べてどうだったかを照らし合わせるために読みました。
トランプさんの演説内容があり、とても良い発言をしています。
多くの日本人はトランプさんを誤解していると言いたいです。メディアは偏った報道をしていると改めて思います。
まずひとつ思ったのは、ヒラリーは戦争をやりたがっていたので当選しなくて本当に良かったです。
この本でとても気になったのが、多くの大統領に影響を与えた哲学者のニーバーという人物の話でした。
なぜアメリカは、世界の警察と言って様々な国に軍事介入をしたのか、軍事介入を始めた多くの大統領はニーバーの光の子(正義)が闇の子(悪)を倒すという単純な脳筋話に影響を受けているように思います。
今のウクライナ危機も多くの問題から発生しましたが、最も大きな原因は、オバマ政権がウクライナに内政干渉したことだと思いますし、バイデン政権の裏にはオバマがいるとも言われてるので、本当に不安です。
トランプさん帰ってきてほしい...。 -
Posted by ブクログ
前半は佐藤優氏の著作の繰り返しのような箇所もあるが、後半の青山学院横浜英和中学校の生徒への講義録は佐藤氏の教えも良いのだろうが、生徒たちはとても優れていて、大人からみたらむしろ考え方など学ぶことが多い。
以下は後半部分の読書メモを抜粋。
・感覚的なものの説明について、特にアナロジーの力が必要。アナロジーも相手が既知である必要があるが。
・本を読みにも1人で読むより感化された人と接したり、その場所に行ったりする方が得られる効能がはるかに高い。
・共感も大事だが違和感が大事。違和感を深く掘り下げていく。
・西洋社会は大きな出来事、たとえばイエスの誕生や第二次世界大戦の終わりとかなどターニングポイントの前後でがらりと変わる(本書では直線的)、東洋は円環的と捉えていた。ただし個人的には前者は東洋でも同じで、後者の考え方が西洋よりも東洋のほうが強いだけなのではと思った。というのは、イエスも受難の後復活?しているという話があり円環的な考え方はあるはずと思ったので。 -
Posted by ブクログ
池上彰氏の本も佐藤優氏の本も何冊か読んでいるが、両氏ともここ10年くらいの言動には「長いものには巻かれろ」という態度が感じられたので、両氏を敬遠する気持ちが出てきていた
それでも、興味のあるテーマだったので読んでみる
佐藤氏の共産党嫌いが言葉の端々に滲み出ているというより溢れ出ているが、客観的な事実と主観的な評価・意見とを区別して説明しているので読める 嫌悪感の発露をもう少し抑えてくれたらもっと読みやすくなるのに
他の戦後史の本では分からなかった経緯が分かりやすく説明されていて、勉強にはなった
同じ二人で自民党の(政策の)歴史を議論してくれたらぜひ読みたい -
Posted by ブクログ
「坂の上の雲」解説本の体。「坂の上の雲」も司馬作品も読んだことがない方が、読んでみたくなるかはよくわかりません。私は高校の時に読みましたが「坂の上の雲」も「竜馬がゆく」も司馬代表作とはとても思えず、国民小説かと言われれば・・・という感じ。確かに日露戦争開戦までは面白いんだけど、新聞連載らしい全くまとまっていない小説。なのでもう一度読んでみようとは全く思わなかったが、この対談で書かれている内容は作品関係なく、なかなか面白い。「司馬史観」とまで言われるように、如何に司馬作品が良い意味でも悪い意味でも歴史解釈に影響を与えているかがよくわかる、という意味では優れた解説本。
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本における左翼と言われる政党・組織の歴史と思想を元社青同に所属していた佐藤優と社会党シンパ?だった池上氏が対談形式で解説。
まずは敗戦直後の共産党の躍進から1960年までの社会党の労働運動との関係性や新左翼の分派等その興隆を描く。
本作は、コロナ禍後により先鋭化するであろう格差社会に向けて資本主義の対抗する思想としての社会主義や共産主義の復活を予見している。
その上で過去にこのイデオロギーが、結果が手段を正当化する理屈の上で大きな過誤や多くの市民の離反を生じたことの反省を教訓とすること願って書かれたものであることを宣言している。
前提としての未来予測やかかる予見がどこまであたるかは不透明だが、1つの仮説として合理的な予見であると思う。
そしてそれらのイデオロギーが新たな時代に変容した形で社会、国家に必要とされることはあるかもしれない。
その意味でも本書の過去の総括は貴重だと思う。