佐藤優のレビュー一覧

  • 無敵の読解力

    Posted by ブクログ

    第4章が特に面白かった!

    本棚って、それだけでその人がどんな人か、なんとなくバレちゃうので、怖いですよね(*_*)

    古典って、やっぱりちょっと苦手なんだけど、読んだ方がいいんだろうな(^_^;)

    0
    2022年12月24日
  • 漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022

    Posted by ブクログ

    3部作シリーズ。全作品読んだ。ソ連崩壊後に生まれた世代としてはそれ以後の共産党、左翼についての知識を得る機会がなかったのでお勧め。

    0
    2022年12月24日
  • 異端の人間学

    Posted by ブクログ

    2014年クリミア併合後の2015年に出た本。2022年ウクライナ侵攻。今だからあらためて読んでいい本。

    0
    2022年12月18日
  • 新約聖書 1

    Posted by ブクログ

    生まれて初めて通読した聖書は、佐藤優氏による新書となりました。

    現代語訳で書かれる、ここまでわかりやすくなるのか、と驚きます。
    また、これまで忌避していたのは、その内容以上に
    「版が古すぎて文字が小さ過ぎる」とか、
    「かなの遣いが自分の感覚にしっくりこない」というような副次的な要因だったかもしれません。

    何より、読む理由がなかった。

    今回は参加する読書会のテーマ本ということで手にしましたが、そうでなければ手に取ることも無かったでしょう。周りでも、読まずに一生を終える人も多いに違いありません。

    読んでみてどうだったのか、と問われたら。

    一番は、「宗教を信じるか、信じないか」という究極的な対決を始めるのではなく、彼の言い回し、人間への洞察が鋭い点にうなりました。

    宗教書としてではなく、ビジネス書としての観点です。私がいま仕事をしているという理由もあるでしょう。

    例えば、福音書の中に、「なぜあなた(イエス)は、人に話す時に例え話ばかり使うのか?」と聞かれる一節があります。

    彼はこたえて、
    「神(私は「真理」と書き換えたほうがしっくりきます)に近い人間は、それを言葉通り理解できるが、神(真理)に遠い人間にはそのまま話してもちっともわからない。自分たちが普段触れているモノを用いた例え話でなければ伝わらないのだ。」と弟子たちを諭す。
    自分が葡萄やパンや、らくだを真理を伝えるための道具として使っていることを認めるのです。

    その中でも、私の中では「時が経った葡萄酒が全て酸っぱくなるわけではない。」というセリフが心に残りました。自分に「酸っぱい」中年としての自覚があるからでしょうか。


    相手の理解のために例え話を使う。宗教を抜きにして、コミュニケーションに必要不可欠な要素です。

    概して宗教意識が低い私や身の回りの人間からすると、宗教書を眉唾なフィクションとして軽視してしまいがちです。しかし、そういう観点ではない見方がありました。

    一人の人間は「人の生き方はかくあるべき」と万人伝える時。自らインフルエンサーを名乗る時の思想や手練手管は、東西問わず、学ぶことがあるのです。


    そして、もう1つ。私の誤解として読んでいただきたいのですが、
    新約聖書は、
    「いい生活を送るための100の小さな哲学」
    (ナザレ出身のイエス著・●婦の友社刊)と受け取っています。

    すでに述べたとおり、聖書は、一般の人にもわかるように、例え話や、誇張したエピソードをふんだんに盛り込んでいます。
    ただ、そのフィクションがあまり秀逸で、人の心に刺激的であったため、虚構が、実際の話と同等の価値をもってしまった。
    結果、「実用書コーナー」に並ぶはずだった本が、「宗教書」に格上げされてしまったのではないか、と受け止めました。

    余談ですが、「クトゥルフ神話」という概念は、ラブクラフトという人が基礎を組み立てた近代フィクションなのですが、本屋によっては、「神話・宗教」カテゴリーに関連本が陳列されている時があります。あれは冗談のつもりなのか、本気なのか・・・気になります。

    さて、アドラー心理学本のベストセラー、嫌われる勇気の著者、岸見 一郎さんがこんな言葉を使っています。
    「宗教が、ある1つの真理を見極めたら、そこから先には進まない。先の見えない橋を降りるような生き方だとしたら、哲学は少し違う。哲学は、先が見えない橋から降りず、ずっと歩き続けることである。」

    聖書の言葉にも同じ感覚を覚えました。
    新約聖書にテキストとして残っていることは、イエスが哲学をする上で用いたレトリック(手段)の切り抜きであって、それが宗教化している。実はその先にもっともっと深いなにかがあるのではないかと思うのです。
    そして、もっともっと先の「何か」最後まで突き詰めようとするのが、「哲学」。逆に人にはわかりようが無いものとして受け入れるのが「神」という考え方。
    こう自分の中で注釈をつけながら読んでいくと、初めて手にした聖書が少し飲み下せる何かに変わっていく気がしました。

    この初めての1冊を通じて、「神」「真理」といった、知っているけれど、使いこなせていない語彙の意味が深まった気がします。よい1冊でした。


    ちなみに続刊は、友人からは「難解だからあまりすすめない」と言われています。
    どうなんでしょうか・・・気になります。

    0
    2022年12月18日
  • イスラエルとユダヤ人 考察ノート

    Posted by ブクログ

    星4つをつけました。但しこれは記載の内容に感銘したとか、強く同意した、とかではありません。
    著者の書籍はいくつか手にしてきた中で、その博識に強く感心しております。その原動力が何なのかを思う中に、本書にその断面を垣間見た様な気がします。

    0
    2022年12月11日
  • 危ない読書 教養の幅を広げる「悪書」のすすめ

    Posted by ブクログ

    ヒトラーやスターリン、毛沢東から始まって革マルリーダーの黒田寛一、カルロスゴーン、堀江貴文などが書いた本について、悪書の表題にも関わらず良書の面もきちんと評価しており、佐藤優らしい。
    最後の方で何故かドストエフスキーのカラマゾフの兄弟が載っていた。最高の名著だが難しく5巻全てを読み切るのは難しいと。読み切った自分に少し嬉しくなった。読み切るのが難しいと理由に、相反する考えが並べられてることとの指摘があった。なるほどと思う。だが、同一人物に2つの全く違った呼び名、フルネームの記載。登場人物が皆んな過激な思想の持ち主であること、現実と夢想が入り混じって書かれていること、ロシア正教の神の姿が人それぞれ異なることなどがこの小説を難しくしていると自分は思っている。

    0
    2022年12月09日
  • メンタルの強化書

    Posted by ブクログ

    前のめりな生き方は利用される→不安にあおられない。今あるものを大切にする。
    自己責任と言う言葉に惑わされない→責任を取れると考えること自体が愚か。人間は不完全。人間にはどうすることもできないものがある。自分の限界を知る。
    明日できる事は今日やらない→優先順位をつける。
    やる気が起きない時→身の回りの整理整頓をする。
    余計なエネルギーを使わない働き方をする→シンプルにする。習慣化する。周りの人と信頼関係を作る(アンガーコントロール→ 私を取り巻く環境・状況を客観的に把握する)
    上品な人とのつながりを持つには「いき」になる→媚態(外)、意気地(内)、諦め(執着を捨てる、全体性)。
    よく眠る。

    0
    2022年12月04日
  • 佐藤優の挑戦状 地頭を鍛える60題

    ネタバレ 購入済み

    普遍的な教養かも

    SPI 試験に社会科と理科問題が入り、メモがないと解答もできない問題で悩みました。ソーダガラスの成分にナトリウムが無いと言う解説の間違いもありましたが、悩みつつも楽しめました。

    0
    2022年12月03日
  • よみがえる戦略的思考 ウクライナ戦争で見る「動的体系」

    Posted by ブクログ

    ほぼ類似本で読んだ内容なので新鮮味はないが、特にウクライナ戦争では多面的な視点での見方が重要であることを再認識させていただいた。

    0
    2022年11月29日
  • 憂国のラスプーチン 1

    ∞

    φ(❐_❐✧

    伊藤潤二が好きだから買ったわけじゃない。
    内容の全てを知りたくて買ったのだよねん。

    0
    2022年11月28日
  • いま生きる「資本論」(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    同志社大卒の佐藤優さんによる一般聴講生向けのマルクス講座の文庫版。マルクスの資本論を読まずにここまで来てしまったが、過去の古典としてではなく「今を生きる」ための実践的な教養である事がよくわかる。受講生とのやり取りや佐藤優さん独特の例えも楽しめる。学問とは難しい事を平易な言葉で語って初めて理解したという事なのだと痛感。

    0
    2022年11月21日
  • 日本共産党の100年

    Posted by ブクログ

    本書は、日本共産党を分析して批判しています。
    しかもその原因が「民主集中制」と「前衛意識」にあると指摘しているのですから、共産党組織の根源的なものにあるというのです。
    さすが佐藤優氏です。「公式資料や公式文献」に、その組織の内在的論理が埋め込まれているとは、着眼点がすごい。
    通り一遍の歴史観を並べるだけでない切り口に、日本共産党創世記の赤裸々な姿が見える思いを持ちました。
    しかも人物の息遣いが聞こえるような描写には、緊張感が漂っています。
    それにしても、なんと凄まじい時代であったのか。
    日本共産党の結党後の混迷は、後から見ると訳がわからないと思っていましたが、著者のわかりやすい視点には納得する思いを持ちました。
    「福本イズム」などもは日本共産党創世記のエピソードとしては知られていますが、その中身は知りませんでしたが、本書で初めて理解できた思いがしました。
    また戦後の「51年綱領から」「51年文書」の名称変更についても、初めて知りましたがこれも興味深い。
    また著者は構成がうまい。
    古い歴史を並べるだけでは、さすがに読者も飽き飽きしてしまう。
    現在の日本共産党の政治行動を、1920年代30年代の綱領やテーゼからその「内在的論理」をさぐりだし分析するとは、客観的でわかりやすい。
    なるほど、これならなかなか理解しにくい日本共産党の主張の背景がよくわかると思いました。
    著者の得意とする手法であり、実に興味深かった。
    しかし著者による「民主集中制が抱える宿痾」をついて読むと、究極の権力との緊張関係の下での組織原則の難しさを痛感します。
    そもそも「民主集中制」とはみんなで討議はするが、結論にはみんなで従うという内容と理解していますが、日本共産党の民主集中制はあまりにも徹底しすぎているようにみえます。
    著者は、その上部に下部は従うという組織原則のもつ功罪を冷静に、日本共産党の公式文献を時代を追って検討することから、厳しく評価していると感じました。
    著者は最終章で「共産党の知的水準は低下している」と指摘しますが、これはひとり日本共産党のみではなく、日本全体の事ではないのかとも思いました。
    最後に、本書での著者の記憶に残る言葉をあげておきたいと思います。
    「批判と言うのは相手を否定することではなく、相手の内在的論理をとらえて、さらに評価を加えることだ。全面的に賛成する場合も批判となる」。
    心に残る言葉でした。

    0
    2022年11月21日
  • 自壊する帝国

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウクライナ戦争でにわかにロシアやクレムリンの論理が騒がれており、積読棚から本書を引っ張り出しました。

    とても面白い作品だと思いました。
    著者の外務省入省から始まり、イギリスでの研修時代を経てロシアに赴任、ソ連崩壊前後を濃密なタッチで描いています。
    イギリス研修時代に出会った裏の顔を持つ亡命チェコ人、ロシア赴任後に出会った知的だが個性の強烈な人々との交流。そしてロシアはペレストロイカを経て崩壊に向けて激動の時代に突入していきます。著者はその当事者として、その出来事を克明に記します。

    内容的にはドキュメンタリーの部類に入るのでしょうが、その筆致は多分に物語調。そして登場人物たちはクセが強い一方で非常に魅力的に描写されており、読んでいて感情移入します。
    著者の外務官としての職務もまるでスパイのようで刺激的。おそらく活動内容や事件・出来事の表現は盛られていることでしょう。しかしそれを割り引いても国際政治の壮大な物語を語られているようで、かなり面白く読むことができました。

    またなによりもロシアやその他ソ連圏諸国の制度、風習、文化(特に食文化)に触れている点も特徴的だと思います。
    著者はこれら懐かしい過去を愛おしく振り返っているように感じます。ソ連圏の人間や習慣だけでなく(何となく謎めいているが、観念的でシンボリックな)政治状況も含めて、ソ連圏での生活のほとんどが彼にとってはしっくりくるものだったのでしょう。

    ある本で、ハルピンや奉天の特務機関長を歴任した土肥原賢二の行動を指して「外務・軍官僚はしばしば任地を偏愛する」と評しました。個人的にこれは著者にも当てはまるのだろうと思います。
    ただそれだけに彼のロシアでの生活描写については非常に読みごたえがありました。

    0
    2022年11月20日
  • 漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022

    Posted by ブクログ

     このシリーズがこの本で完結するわけだが、現在行われているウクライナ戦争の位置付けが明確になった。読む価値のある本だと思います。

    0
    2022年11月20日
  • 漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022

    Posted by ブクログ

    シリーズの3冊目。
    このお二人の本の中で最も価値のある本だと個人的には思いました。特に最近の左派、共産党、学生運動的なものについての考察は今までになく感銘を受けました。
    いわゆる革命に対する成就への時間的感覚の差については指摘をされる機会が少ないように思いますが、様々なところで当てはまる根本的な背景であると感じる。
    左派的な活動に親和性があったからこそ内部の実情というか、見えるものがあるのだろうと率直に。
    詳細の名前や出来事は覚えてないし覚えようとも思わなかったですが、家にこのシリーズは置いておこうと思えます。

    0
    2022年11月19日
  • 漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022

    Posted by ブクログ

    なんと言っても、解説的立場を池上さんが務めるので、左翼思想、労働運動に疎い世代にも、わかりやすい。
    また、佐藤さんの解釈・説明、博学さからの話題の広がりが、面白く、最後まで読み通せました。
    左翼の将来像に薄暗くも灯りを照らして論じる最終章は好きです。
    また、成田闘争の概説、土井元衆議院議長のエピソード、バブル前後でのマスコミ人の急速なエリート化など、興味深いエピソードが散りばめらており、飽きずに読み切ることができるのではないでしょうか。
    組合活動の報告書などで目にしたことのある用語や活動。これらには何の意味があるのか全く理解できなかったのですが、労働運動の残滓であることも、本書で理解できました。

    0
    2022年11月14日
  • 世界史の分岐点 激変する新世界秩序の読み方

    Posted by ブクログ

    地政学のあたりは全くついていけなかったので、もっと勉強が必要だなぁと改めて思う一冊でした。

    また、日本の教育についても(著者ほど深くは考えられていないですが)共感する部分は多かったです。

    0
    2022年11月11日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

    Posted by ブクログ

    「世界史は自分との関わり、現代との関わりを意識して学ぶ」という言葉はその通りだなと思った。
    ビジネス書などで出てくる国がどこにあって今何をしているのかを学ぶ延長線上にその国の歴史があるので、めんどくさがらずに気になる国については歴史から勉強してみようと思った。

    0
    2022年11月06日
  • 激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972

    Posted by ブクログ

    この時代の特徴として、学生を中心とする社会運動が盛り上がり、良くも悪くも耳目を集める運動(犯罪)が起きたのに比べ、代議制民主主義の場で早くも革新勢力の停滞が始まった事。

    市民は生活に根差した高度経済成長を認めそれを主導した保守勢力を総論で支持し、革新勢力は折々の各論の支持を取り付けるに留まった。

    その社会運動も先鋭化すればする程、各論の支持すら失ってしまう。冷静な判断が出来る間に気付けば戻る事も出来たのだろうが、一線を越えてしまうともう戻るに戻れない。後は破滅のみ。

    谷島屋書店浜松本店にて購入。

    0
    2022年11月03日
  • 国家の崩壊

    Posted by ブクログ

    大変革者だと思っていたゴルバチョフは実は相当な愚物、が当書の基調。

    見方を変えればそうなるだろうし、後から振り返った当書を読むと確かにそう思わざるを得ない。

    あとがきで、ゴルバチョフと小泉元首相との類似点を指摘しているが、「ペレストロイカ」「聖域なき構造改革」とスローガンは繰り返すものの、なんのためのペレストロイカか、なんのための構造改革か、を国民にきちんと説明しようとしない点も似ている、との記述にはうなずかざるを得ない。

    さらに言えば、エリツィンはロジア社会の底にあるものがわかっていて、同じようにわかっているプーチンに権力を委譲した、というところは、当書を読んだ2022年、非常に説得力があった。

    0
    2022年10月25日