佐藤優のレビュー一覧
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ネタバレ朝鮮半島を巡る情勢を中心に、米中の衝突について、手嶋・佐藤両氏の対談で語られます。
面白いと思ったのは、第2章。”OSを共有する米朝トップが「歴史的合意」を演出した”というタイトル。OSとは何か、というと、①反知性主義と②宗教(キリスト教長老派)、の2つ。
まず、”反知性主義”について。反知性主義とは、”日本語から受ける印象は、「知性がない人たち」になるのですが、それは違うのです。その考え方をごく簡単に言えば、「知性と権威が結びつき、エリートが国の舵取りを担うことに激しく抗う」ということになるでしょうか”(手嶋氏、66ページ)。トランプ大統領の強さの源泉として紹介されています。その考え方が -
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さくっと読めて、深い内容。
特に私のように政治法律関係に疎い(が、いま勉強しないといけない)人間には面白かった。
<ほんとうの市民社会の論理>
国民は政治をやらないで「欲望」を追求するんです。経済活動なり、文化活動なりの欲望を追求する。それで税金を納める。それによって社会が発展していくんだというのが、基本的な資本主義社会、市民社会の考え方です。
<刑事と民事>
裁判というのは、大きく分けると「民事裁判」と「刑事裁判」があります。この教科書でも「争い事や犯罪」ときちんと分けて書かれていますね。
「争い事」が民事、「犯罪」が刑事というわけですね。
<近代社会は複雑性>
そこで、その -
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"基礎学力として、数学、英語、歴史が重要。
語学に関しては、初級のレベルにいる限りは毎日欠かさず行わないと、あっという間にレベルは落ち込む。最低でも毎日30分。初級からの学習時は、最初の1か月間はかなりの時間を割いて集中的に一つの科目のみ行う。その後、平日3時間、土日は5時間学習を続けること。初級レベルを脱するには、100時間から200時間が必要。
学習に最適なテキストの紹介もある。
本書はキリスト教を学ぶことが前提の学生に向けた講義なので、難しいと感じる部分があるが、21億人(1993年の調査)の人々が信仰している宗教を学ぶ良い機会。
世界宗教信者の割合では、キリスト教33% -
Posted by ブクログ
宇野弘蔵の経済学の理論に分析の方法を借り、日本の資本主義の成立を後付け、現状分析をした本。
本書はさらに、外部がない資本主義下で、個人はどうすべきかについても提言している。
宇野弘蔵については、全く知らなかった。
マルクス主義経済学をベースに、資本主義社会の分析をした人の由。
本書で分析に枠組みとして利用するのは、宇野の「三段階説」。
資本主義の純粋な形態を明らかにする「原理論」。
やがて資本主義に国家が介入する時代がきて、その介入の在り方により、重商主義的、自由主義的、帝国主義的資本主義へと移り変わる。
この状況を分析するのが「段階論」。
最後にそれらを踏まえての「現状分析」。
この三つ