佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
歴史小説や、歴史的な事件の概説書を読む上での補助テキストとして、
使っています。こういうテキストは、長く使うもので、よっしゃー、頭から読み通す!
的なものではないと思います。その都度、その都度、
この用語って、どういう意味かとか、この時の天皇って誰だっけ、
関連人物は誰か?など、簡単な疑問に、かなりの精度で答えてくれます。
受験勉強に役立つどうかは、わかりませんが、社会人になって、
少なくない人は、「歴史を改めて勉強したいと思いました」というフレーズを、
どこかで言った記憶があると思います。私の場合は、歴史的な事件を調べていくと、
どうしても、体系的な知識を身に着けたいなと思いに駆られ、この -
Posted by ブクログ
非常に面白い。
輪読とはこういうものだというものを知らしめてくれた良書である。おそらく私1人ではこの原本を読み通すことなど到底できなかったであろう、かつ佐藤氏をしてもこの難読書を読み解くことが非常に難しいと言うことがわかった。(私の能力が低い)
佐藤氏を通して解読される本書は、私の能力では本当にその読解で、解釈であっているのかいささか不安ではあるがその時代の思想を読み解くのに非常に良い本だと感じられた。
ポイントは3点、
①京大生ほどの知性を戦場に送り込むのには大掛かりな思想が必要であり田辺元はそれを達成した。
②しかしその論理には最終的には論理の飛躍がある
③しかし田辺元のずるいところは本書 -
Posted by ブクログ
佐藤優少年の「15の夏」以前の時期の自伝的小説だが、まだ中学生の子に一人旅を勧める両親には驚く。まだまだ皆がさほど豊かではない時代だった事を思うと、著者はご両親に恵まれた。
人生で感受性の一番豊かな時期の受験勉強、小生も著者と同じ程度の時間全力を挙げたが高校で息切れしてしまった覚えがある。優少年は家族にも才能にも恵まれている。
あたかも優少年の人生を追体験するような本書を読むと、その時代の自らの人生を思いおこしてしまう。何とも悔いが残るのは優少年への羨望からかも知れない。
著者の作家としての力量は素晴らしい。このシリーズをまだまだ読みたいと思った。 -
Posted by ブクログ
キリスト教の宗教改革について、チェコで火刑にされたヤン・フスの活動を中心に述べている。概要は理解できたが、細部は難しくて理解できていない。神学に関する佐藤優氏の知識は極めて深く、感銘を受けた。
「キリスト教は、イエス・キリストを救済主と考える。そもそも人間を救済する権能は、神にしかない。この点では、ユダヤ教もキリスト教も共通の理解をしている」p69
「人間は、ただイエス・キリストを経由してのみ神について知ることができる。イエス・キリストについて、われわれは聖書を通じてのみ知ることができる。従って、キリスト教会の基準は、聖書のみに求められるべきだ」p108
「(14世紀)写本を作るには、莫大なカ -
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本書は「青春」という誰しもが体験する人生の一時期も濃密に描いている。著者とその友人の青春時代を読む事で、小生もまた若かった恥多き日々を思い出してしまった。
ノスタルジーの日々は限りなく甘くそして苦い。「15の夏」も面白かったが本書はさらに興味深い。
本書には「感動」がある。リアルの力なのか、著者の作家としての力量なのか、おそらく双方相まってのものなのだろう。友人への暖かい心と、作家としての力量もうかがえる作品である。
二人が生きてきた時代は小生も通り過ぎてきている。闘病の生き様も我が事のように心を揺るがした。やはり著者の本は優れていると評価したい。 -
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凄い方の頭の中を覗かせてもらえたような1冊
以前「佐藤優の挑戦状」に挑戦し、屈辱的な結果だった自分を、佐藤氏に「何とかして下さい!」という気持ちで読破
また知的好奇心の割に、知識及び教養が欠けているという何とも厄介な自分を克服したく…
例)
読書、調べもの、情報
これらの記憶が全く残らない
「あ、これ何かで見た」
「うん…聞いたことある」
「読んだよ!でも内容は一切覚えていない」
自己分析
○ネット社会となりいくらでも後から調べられるという安堵感から自分の中に定着していかないと他力本願に考えていた
○好奇心が多方面に大勢の割に、飽き性な性質から広く浅く…がさらに悪化し記憶が欠乏した
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Posted by ブクログ
秋葉原の無差別殺人事件とか、自己愛と社会と上手くいかなかったことが関係ある。
知らないだけで、政治家に起きてる事件とかも嫉妬が原因。嫉妬とは、この本では自分より高く見てて貶めるために、自分もそうなりたいと思う感情。
今の35歳以下の世代は、そもそも嫉妬という感情には食いつかず、自己愛なら理解できるという。それは社会の成長への諦め感が大きく影響している。マズローの欲求である自己実現の欲求がそもそもなく、「自己実現に足る社会がどこにあるの?」という感覚で土俵にも乗ろうとせず、それより仲間に認められる方がよっぽど価値がある。
前半は小説を元にした事例や政治家の実例、後半は対処法が書かれています。 -
Posted by ブクログ
事務的な仕事をすすめる上で、必要不可欠な作業である「調べる」ことや、「書く」ことについて、その能力を高めるために今の時代にあった秘訣を学ぶ。
外務省分析官を経験し、日頃膨大な書物を読み込み、大量のアウトプットを行い続けている著者の経験から示される手法なので、すぐに真似をしたくなる。
本書を読んで自ら実践したくなったことは・・・
・新聞ダイジェストを購読する
・iTunesUとジャパンナレッジについて調べてみる
・時間管理、スケジュール管理について、自分なりの方法を再考してみる
・お金の使い方を見つめ直す。投資、自己成長への支出、趣味への支出、浪費の割合を設定し、ポートフォリオを管理する。 -
Posted by ブクログ
自分の世界や視野の狭さに気づかされ、日本とロシアとの関係性から流れを知って驚き、知識の深さを少しでも感じることができた感じです。
P67 文理融合が重要。
知識によって、怖がらなくてもいいものを知識で補う。
参考書:「地方上級“教養試験”過去問500」
P71 統計が重要
P82 世界史
何年に何があったかということと、
歴史的な流れを掴むために
参考書:「世界史詳覧」
★そのほかの参考図書
・論文の書き方 (1977年) (講談社学術文庫)
・知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキスト
発売日:1994年04月08日
・新しい高校生物の教科書
・新しい高校物理の教科書
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