佐藤優のレビュー一覧

  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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     仕事とは、一言でいえば時間を換金する行為だと思う。
     やりがいとか、働きがいとか言われるけど、それらは付帯物であって本質ではないはずだ。

     仕事をしていれば能力が上がるのか。
     確かに、従事する特定の仕事に対するスキルは身に着く。
     しかし、仕事全般に対する普遍的なスキルは身に着くのだろうか?

     個人的には、日本語の読み書きが正しくできる基礎代謝が出来ていない人が多いと感じる。
     しかし、そういった基礎の部分は、もっはや仕事で身に着けることはできない。

     本書の第一章は「独断専行」について書かれている。
     旧日本陸軍のマニュアル「作戦要務令」をテキストに、必要な独断専行について作者が解

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    2017年06月07日
  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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    本中の各章に対して、様々な観点から考え方などが示されている。

    サラリーマンには第一章が良かったです。

    各章の内容を深めるには、多数ある推薦本を読むことが大切そうでした。


    また、おわりに、にあるフレームワークはよかったです。
    これだけのために買っても良いくらい、
    的確にツボが押さえられていると思いました。

    今後の読書の指針とします。

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    2017年06月07日
  • インテリジェンス人生相談 個人編

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    週刊SPA!に連鎖されている『佐藤優のインテリジェンス人生相談』の愛読者だったので、
    大体の内容は知っていましたが、こうやって改めて編集したものを読むと、
    また違った見方が出来て面白かったです。

    佐藤氏は、今では、言論人として活躍し、もの凄く有名ですが、
    地に足がついているというか、「本物」だなと、いつも感心してしまいます。

    この人生相談も、読者の悩みに対して、かなり具体的な処方を提示していますし、
    投稿者が、悩みを抱えてしまう、背景説明・推測が非常に適格ではないかと感じます。

    1つの悩みに対して、1冊の本を紹介している所が実に新鮮さを感じます。
    「ああ、この人に相談したら、間違いないな

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    2017年06月06日
  • 元外務省主任分析官・佐田勇の告白

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    この小説は、元外務省主任分析官の佐藤優氏が、2013年時点での北方領土交渉の進展状況も踏まえ、頭の中で組み立てたフィクションだとされているが、読んだ限り、限りなくノンフィクションに近い代物だと感じた。リアリティがあり小説としても十分面白いが、これまでの北方領土交渉の経緯を理解するのにもよいし、外交における情報分析の実態を垣間見れるという点でも興味深い小説だと思う。著者の人間観察の鋭さには恐れ入った。

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    2017年05月25日
  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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    ビジネスマンが教養力を鍛えるための高度なアドバイスを綴った新書。
    レベルはかなり高いかと感じた。
    長期的視点でコツコツと積み上げられるかどうか。

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    2017年05月14日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    佐藤さんと池上さんという、ある意味異色かと思うも、情報分析に関するプロフェッショナル同士の対談集。
    佐藤さんのロシア・中東関係のヒューミント系の情報に基づいた情勢分析、池上さんのオープンソースに基づく情勢分析など、読み応え抜群でした。

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    2017年05月07日
  • 分断社会ニッポン

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    某所読書会課題図書.非正規問題,高齢者問題,子どもの貧困問題,税金問題など重要な解決すべき問題を最適な人材による鼎談で明確にしていくことを試みた好著だ.ただ,個々の問題の議論でお互いに強烈な個性派ばかりなので,敢えてかわざとか論点を微妙に逸脱させることがあって,読んでいたイラつくことがかなりあった.読み返してみると答えを回避しているようにも見えた.確かに数学のようにはっきりした答えが出てこない問題ばかりだが,再読して論点を把握するつもりだ.

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    2017年05月06日
  • 嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる

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    前半は、いろいろな小説を引き合いに、人間の嫉妬や自己愛について書いている。後半は、精神科医や映画監督との対談。嫉妬は現代の事件や出来事の根底にあるテーマであり、嫉妬にとらわれない人は自己愛が強いのかもしれない。面白いな、と思った。

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    2017年04月25日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    ネタバレ

    このコンビの本はいつも面白く読ませてもらっている。佐藤優の類いまれな分析力を基に展開されるやや小難しい話を、池上彰がうまく大衆レベルに落とし込んでくれる。池上彰がただのニュース解説おじさんではないことがよくわかる。今回のテーマは「リーダー」について。フランスのサルコジから始まり、プーチン、トランプ、橋元徹まで、現代のリーダーを鋭く分析し、なぜかパナマ文書、教育無償化の話に飛び火して、最後はリーダー論でまとめている。面白く読めたが、せっかくなので過去の偉大なリーダーたちをもっと引き合いに出すなどして、リーダー論的な部分をさらに深く聞かせてほしかった。

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    2017年04月19日
  • 甦るロシア帝国

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    『私のマルクス』(文春文庫)に続く、著者の思想的自叙伝です。ソ連で外交官として活動する中で見聞したさまざまな事実に絡めて、ソ連が崩壊するに至った原因についての考察が展開されています。

    前半は、モスクワ国立大学でプロテスタント神学の講義をおこなったことが、学生たちとの交流を含めて語られています。そこでは、社会主義から資本主義へと方向展開しつつあるソ連の若きエリートたちが直面していた困難が印象的に綴られるとともに、資本主義の内在的論理を解明したマルクスの経済学の立場と、「わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている」と述べたパウロの告白をみずからの問題として受け止めようとするキリスト教神

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    2017年04月19日
  • ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ

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    元外交官の佐藤優が、自身の経験を踏まえて説く処世訓。
    エッセイ集なので、ケンカだけではなく色んな事を書いている。

    数々の修羅場をくぐってきただけあって、凄みと説得力を感じた。

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    2017年04月17日
  • 悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために

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    ネタバレ

    「天使のように貪欲に」「悪魔のように勤勉に」という章に惹かれて購入したものの、著者はそのような表現をしていないため、少し残念。
    同志社大学神学部の学生に、著者の洗礼を受ける経緯等を話すシーンは印象的だった。
    英語、数学、歴史と基礎的な学びを中学レベルからやり直す必要があると感じた。
    平日3時間、土日は5時間、1ヶ月100時間かけることによって、勉強の「踊り場」まで到達するという説も納得。
    まずは、目標設定から始めよう。

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    2017年04月13日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    新聞読んで時間がかかるのはやっぱり基礎がぽつぽつ抜けているから。。。ということで読みました。ただいまいろいろ基礎仕入れ中です。

    さくさく読めるし、大人の社会ということで裏側も知れておもしろい。たださくっと読んだのであまり記憶に残っていないな。まさかの公民の参考書で今勉強しているので、終わったらもう一回読もうと思います。

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    2017年04月02日
  • 嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる

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    ネタバレ

    あの外務省で、外交官として、頑張って働いてきた筆者。
    その筆者が、無実の罪を着せられて牢獄に。
    それも、政治家鈴木宗男氏の逮捕を不服として、ハンガーストライキまでした人だ。

    その報道がある最中、佐藤優という人はどんな人物なんだと何もわからなかった。
    当時は、マスコミが悪人を仕立て上げ、大騒ぎしていた。

    今、牢獄から出て、悲惨な、人生の体験をしたあと、
    佐藤優氏が次々と語ってくれている。

    ありがたいことだと思う。

    その内容は、思い出したくないくらい、きつかったことも、
    冷静に遠くから 見て語っている。

    だから、頭に染みてくる。

    キリスト教を学生時代、深く学んだ筆者。
    だから、無実の罪

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    2017年04月02日
  • 国家の攻防/興亡 領土、紛争、戦争のインテリジェンス

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    元ロシア外交官だった著者が、主に日露関係を中心に記述した一冊。

    ロシアについては専門家だけあって本当に精通してる。
    また、ロシア以外の国際関係についても造詣が深く、多くの知見を得ることができた。

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    2017年03月26日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    ネタバレ

    池上彰と佐藤優の対談形式の本

    池上さんの本をいくつか読んでいるが、これはいつもとちょっと感じが違う。
    いつもよりももっとずっと専門的な話し方と内容だった。
    佐藤さんと対談しているのだから当たり前と言えばそうだろう。
    でも決して全然わからないというわけではないし、結構サクサク読めた。

    国際情勢を理解するためには、宗教についての知識は必要不可欠だろうなと思いながら、なかなか手が出せないでいる。
    でも、やっぱり必要だろうなぁ…

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    2017年03月25日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    小6社会科の教科書が教える表の社会科と、元外務省主任分析官の作家と経済ジャーナリスト出身の政治家の著者二人の経験も含めた裏の社会科。国会、内閣、裁判所、憲法、三権分立、税金、選挙について、基礎的な知識と興味深いうがった見方も含めた教養に触れることができる。
    もちろん著者の立場から本書の情報にも偏向はあると理解しながらも、憲法改正議論や靖国問題などで諸外国がどのように受け止めるのかの想像力が欠けているという主張は、(それだけで十分な訳ではないが)大切な視点だと感じた。
    あくまでも基礎なので、より深い情報には参考図書に当たることが期待されているのだろうし、多角的な情報には開かれていない点はやむを得

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    2017年03月25日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    佐藤さんは反知性主義に関しての発言も、本もあったので、第五章を期待して読んだ。
    その点では、あれ?と思う。
    あまり正面から反知性主義を論じていないから。

    ウクライナやモンゴルなどの「柔らかい脇腹」とされる地域から、核兵器をはじめとする軍事技術が拡散していってしまうこと、小保方さんのような人が生物兵器の開発にリクルートされる可能性があること、もはや普遍宗教になった創価学会が集団的自衛権の議論にどんな役割を果たしたか―という話にハッとさせられた。

    イスラム国については、いろいろ本を読んではみるものの、いまだによくつかめていない。
    どのような本から読んでいくといいんだろう?

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    2017年03月20日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    池上彰氏と佐藤優氏の対談本、第3弾。

    世界は、ポピュリズムが台頭し、トランプアメリカ大統領の台頭、北朝鮮やロシアの問題、英国EU離脱、パナマ文書や格差解消など世界規模の政策が求められている。

    そんな内容をまとめた本。1年に1回の時事ネタの裏側がわかる。

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    2017年03月20日
  • 嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる

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    「嫉妬」や「自己愛」への対処法を論じた本。

    本書では、6つの小説を紐解き、「嫉妬」を抱く世代から、「(歪んだ)自己愛」を増殖させる世代へ、さらにその「自己愛」さえも喪われようとしているという時代の流れを追っている。

    「嫉妬」も巻き込まれると致命傷になりかねない危険なものであるが、「嫉妬」にはまだ、嫉妬する他者の存在がある。
    しかし、現代の「自己愛」は、競争の土俵から降りてしまうことで自分を守るため、他者性が排除され、歪んだ形で自己愛を肥大化させてしまっていることが多いと筆者は説く。

    そこで、ストーカーや引きこもりの人も持っている「歪んだ自己愛」を、健全な自己愛へと修復できるのが望ましい。

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    2017年03月17日