佐藤優のレビュー一覧

  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    うさぎさんと佐藤さんが生と死についてマジメに語り合う対談集。うさぎさんの死を怖くない、死後に著書が絶版になってしまってもかまわないという姿勢に「え」、と。うさぎさんの臨死体験では、"死ぬ"と痛みとは無縁の真っ暗な世界に放り出されたとのこと。別段死への怖さが消えるわけでもないのだけど、お二人が天国に行くだけとか輪廻転生があるからとか語られるのを読むうちに、うやむやだった死との向き合い方がなんとなーく見えてきた気がします。おもしろい本でした。

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    2026年03月18日
  • 偉くない「私」が一番自由

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    佐藤さん選の米原万理さんのエッセイ集。米原さんの本をおそらく10冊は読んでいるので、知っている話は多々ーなのですが、やっぱりおもしろい話は何度読んでもおもしろい。米原さんが学生時代に書いたネクラーソフの論文も掲載。文章量と論文という体裁上、目は滑りつつもネクラーソフという男の軌跡はなかなか興味深かったです。DV父と献身的で賢い母に育てられ、農奴制への不満を抱えて、父をだまして単身都会へ。そして、貧困のどん底。すごい人生でした。一部、読むのが大変でしたが、読めて良かった作品でした。

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    2026年03月17日
  • 黎明 日本左翼史 左派の誕生と弾圧・転向 1867ー1945

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    はい、池上彰さんと佐藤優さんが日本の左翼史を振り返るシリーズ全3巻の第4弾です!

    売れたんだね
    思ったより売れたんで、調子乗って急遽つけ足したんだね
    そして急遽のつけ足しは戦前を振り返る!
    まさに日本の左翼の黎明期でなんだか薄ぼんやりしている

    っていうか、飽きた!左翼もう飽きた!w

    だいたい4冊読んでめちゃくちゃたくさん人が出てきたけど、誰ひとり覚えてない!w(元々知ってた人は除く)

    で、そんな元々知ってた人のひとりが小林多喜二です
    戦前の左翼の話だからそれは名前出てくるよね
    日本のプロレタリア文学の代表的作家ですよね
    代表作は言わずと知れた『蟹工船』ですよ
    だがお二人のお話によると、

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    2026年03月14日
  • 明日への扉 君たちだから伝えたいこと

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    「知の巨人」と言われる佐藤優氏と東京、関西の創価学園生との対話Projectを書籍化した一冊。キリスト教徒ではあるが創価学会ウォッチャーであり池田大作第三代会長を尊敬している佐藤さんと、創価学園生とのやり取りは大人と子どものやり取りではなく、一人の人間として、一対一の対話を心の限り尽くされ、紡がれた言葉が溢れていた。「自分の学校名を胸を張って答えられない」「信仰と洗脳はどう違うのか」といった奥深い質問もあれば「両親の喧嘩する姿を見るのが辛い」といった思春期やリアルな家庭状況の悩みまで多種多様な話題に、明快にまた痛快に応える佐藤氏。そこには池田大作第三代会長を尊敬し、その弟子である創価学園生への

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    2026年03月13日
  • グローバルサウスの逆襲

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    中国とスーダンの接近に対し、アメリカが油田利権を背景として南スーダンの傀儡政権を樹立して紛争状態に。

    アフリカ諸国は旧宗主国への嫌悪感根強く、中国、次いでロシアとの接近。近年特に顕著なロシアとの交流。

    ロシアはGDPだけでは測れない国力がある。(訴訟大国アメリカは国内の訴訟でもGDPが見た目上増えたりする)

    日本はしれっとグローバルサウス側。岸田政権は狙って(?)なのか、ウクライナへしゃもじ送りつけて応援。支援策も”戦後復興”を主として現在時点は曖昧な姿勢でお茶濁す。これもグローバルサウス。

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    2026年03月09日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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     定年退職して以来、眼にとまりだしたのは定年本の数々だ。どうやら自分が当事者になると目にとまりだすようだ。

     本書の著者は、あの佐藤優さんだ。外交官として起訴された経歴は有名で、著書多数だが、そのイメージとは異なるジャンルだ。タイトル通り、定年後の処世術だが、著者のキリスト教徒としての価値観が色濃く反映されている。退職金を基に投資や起業はせずに出費を制し、日本の整った社会福祉制度を活用し、穏やかにかつ活動的に生活しようではないかと説いてくれる。

     定年後を迎えた今、よもや兵隊に徴兵されることはない年齢だが、自由にモノを言える環境であれば、著者が本書で説かれるように楽園を生きることができるだ

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    2026年03月03日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    11年前の本

    思っていたものと違った。
    小学校の教科書で何を教えているのか知りたかったけれど、
    凄く小さくて読めない。

    元官僚と政治家の対談形式なのでご都合主義だけれど
    自民党安部派の改憲にたいして問題意識は強くあるようなのでそこだけは同感
    憲法の流れに関しては良い書

    96条も絶対変えさせてはいけない。
    国民の意志無しに与党の好きにさせる事は、時代と逆行した独裁を生む

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    2026年03月01日
  • 愛国の罠

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     「愛国」という美名がいかに人を縛るかを問う一冊である。
    国を思う心は尊いと誰もが疑わない。
    だが著者は、国家と個人の距離を誤れば、その情熱は容易に利用されると指摘する。
    外交と情報の現場を知る筆者の体験は、正義が時に権力の装置となる現実を浮かび上がらせる。
    愛するとは従うことか、問い続けることか。感情に流されぬ理性こそが真の愛国を支えると迫る。

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    2026年02月18日
  • 残された時間の使い方

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     佐藤氏が出演しているテレビを見ていて、佐藤優という人間に興味をもった矢先、妻が佐藤氏の本を買ったので、私も読んでみました。
     月に約70本の締め切りを抱え、1日20冊ほど、月に約500冊の本を読んでいるというのには、ただただ驚きました。
     私も工夫次第で、まだまだ自分の時間が捻出できるなと思いました。

     【心に残ったこと・学んだこと】
    ・この本の最終的なテーマは「幸せになるための時間活用術」だと考えています。人生の究極の目的を、社会で成功するということではなく、「幸せになる」ということに置くのです。
     会社の仕事の時間は、結局のところ「他者時間」が支配している時間となります。その中でどんな

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    2026年02月15日
  • 聖書を語る

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    【あらすじ】
    共にキリスト教徒(プロテスタント)、同志社大学出身の二人が、聖書をベースに宗教・哲学・社会問題と縦横無尽に語りつくす異色の対談集。第一章では、カルヴァン派の佐藤氏とバプテスト派の中村氏が、同じプロテスタントでありながら宗派によって異なる、他力本願と自力本願などの相違点、終末論など神学的な問題を語りあう。第二章のテーマは、村上春樹の『1Q84』とサリンジャーを読む。そして、「新世紀エヴァンゲリオン」など、文学やサブカルに見られるキリスト教の影響を読み解く。第三章は、3・11を契機に激変した日本社会を伝統宗教は救えるのかがテーマとなっている。不安定な世の中にはスピリチュアル的なものが

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    2026年02月12日
  • 愛国の罠

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    講義形式で分かりやすく、最近の世界的な愛国主義的な流れを知ることができた。

    工業社会にはマニュアルを読むため識字率を高める必要があり、そのために国家が必要となる。狩猟採集、農業では必要ない。
    日本の外交はロシアウクライナ戦争の際のウクライナに肩入れしない立ち回りや、アメリカの言いなりになり過ぎない動きを含めてよくやってると分かった。
    愛国主義には「社会に根差す愛国心」「国家に根差す愛国心」の二つがある。社会に根差すと排外主義など思想にまつわる方向に行ってしまうが、国家の仕組み自体への愛国は理論的に行動することができる。これからの日本には憲法遵守など国家に根差す愛国心が求められる。

    とは言う

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    2026年02月12日
  • 組織の掟

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    あらゆる組織には「掟」がある。暗黙の内に共有され、時に法より重んじられ、破れば代償を払わされる。組織で生き抜く極意とは、この掟を熟知して利用することにある。「組織は上司に味方する」「ヤバい話は聞かないでおく」「外部の助言で評価を動かせ」「問題人物は断固拒否せよ」「斜め上の応援団を作れ」「後輩のために仕事をサボれ」……“最恐”の組織、外務省にいた著者が全ビジネスパーソンに贈る「超実践的処世訓」。

    目次
    はじめに
    第1章 組織の活用術 組織は自分を引き上げてくれる
    雑用仕事にも意味がある
    組織は個人にスキルを与える
    相手に合わせた仕事が身につく
    組織に10年いれば一人前になれる

    第2章 組織の

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    2026年02月11日
  • 50代からの人生戦略

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    還暦前の著者が、50代の過ごし方についてアドバイスしてくれている。折り返し地点を過ぎた人生の残り時間について、働き方、職場の人間関係、お金、家族関係、自分磨きなど。キリスト教徒である著者は、聖書を元に説明している所も多々あった。

    納得できない事や理不尽な事は、日常生活や仕事で広く見られます。その時、人生や社会自体がそもそも理不尽で説明不可能なものだという諦観があれば、困難に耐える事が可能になるかもしれません。諦観を持つことで世の中が違って見えたり、人生や人間関係が意外に上手く展開する事もあります。

    人生の逆境はいつ何時私達を襲うかわかりません。ただし、どのような困難であっても、時の流れを見

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    2026年02月06日
  • 学生を戦地へ送るには―田辺元「悪魔の京大講義」を読む―

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    朝井リョウ氏が紹介していて興味を惹かれ手に取ったが、肝心の箇所については「?マーク」だらけであった。
    佐藤は「共同体のために死ね」という論理はどこの国でも当たり前にあるが、田辺の論理はそれとは違い、新しい文化の建設(つまり大東亜共栄圏)のために死ねという特殊な論理だと。確かに国を守るのではない戦争に動員するロジックとしてはそういう面もあるとは思うが、ではベトナム戦争やイラク戦争に動員されたアメリカ兵はどんなロジックで命を差し出したのだろう?マクナマラの論理と田辺の論理を比較してそこに決定的な差があるのだろうか?
    また、「統率の外道」である特攻が大西瀧治郎の頭の中にさえ無い昭和14年に、エリート

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    2026年02月02日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    時系列で振り返る世界史ではなく、現代で起きていることから世界史を見ていく本
    この本は導入だと思って他の本でしっかり世界史を勉強したい

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    2026年02月02日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    純粋に面白かった。ほかの国に比べて日本がこんなに老後が過ごしやすいんだから、これがお勧めだよと言う一冊。確かに介護制度や金融制度、ある程度の資産があれば上手く活用して老後を乗り切れるのはわかるけど。。。

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    2026年01月31日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    日本の尺度で話を進めても、どこかで齟齬が生まれるのは宗教という下地から異なることが要因の1つであることには納得した。それにしても15世紀におけるキリスト教の教会は暴力団だという発言には笑ってしまった。

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    2026年01月22日
  • ウクライナ「情報」戦争 ロシア発のシグナルはなぜ見落とされるのか

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    日本のニュースでは伝えられない
    ロシア側からの宇露戦争の内側
    戦争含め政治とはどちらか片方の意見しか聞かないのは危険だと自分は思っているので
    日本人として生きてきて日本は簡単に言うとウクライナ側、ロシア批判のニュースを流してきたなかで、ロシアからみた宇露戦争、ロシアからみた日本、また、安倍首相、岸田首相の日本側からのロシアへの対応の違いというものを知れてよかった。
    戦争というものはどちらが良い悪いではない。ただどちらか片方だけの意見を聞き加担するというのは危険だということを気付かせてくれた。

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    2026年01月22日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    ロシア外交で名を馳せ、よくTVで観ていた。鈴木宗男氏絡みで刑務所も経験し、その後、文筆家になられた方。そんな知の巨人と言われた彼の考える退職後の暮らしってどんなだろう?
    何かしらの示唆があるかもしれない。

    この新書、どうやら、彼の体験談のよう。
    これほど名を馳せた人でも、定年後は、マインドリセットから、か。

    「定年後に最優先すべきことは、何か。
    自分のしたいこと、やるべきことを五つずつ,リストアップ。そこで重複しているものが、今の自分にとって、最も優先順位の高い項目だ。」

    「マイナスのミニマム化」

    「仕事は趣味と興味の延長で」 等々

    定年後の生活に迷ったら、参考に
    読んでみるといいか

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    2026年01月19日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    佐藤優さんの本はこれまで何冊か読んできましたが、正直、文章の密度が高くて「理解しきれたのかな」と不安になることもありました。
    ところが今回の一冊は驚くほど読みやすく、スッと内容が入ってきました。最初は「こういうテーマだから平易に書かれているのかな」と思ったのですが、読み進めるうちに、それだけではないと気づきました。おそらくご病気を乗り越えられた経験が、文章のトーンや伝え方に変化をもたらしたのではないかと感じています。

    書かれている内容自体は、他の本でも触れられているようなテーマが多いのに、なぜか心に残る。著者自身の人生と蓄積された経験が行間に滲み出ていて、同じ言葉でも説得力がまったく違うので

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    2026年01月18日