佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
佐藤氏の他の著作と比べると、本書は引用、参考文献の提示が多く、丁寧にされている。
分析、解説に主軸を置いた一冊ということだろう。
分析内容、見立てには納得感がある。
分析や解説に力点を置いているだけに、逆に佐藤氏の感情や好みの部分はばっさり落とされている。
なお他著でも繰り返し論じられた主張がメインなので、真新しいものは少ない。
日本が関連した過去の戦禍からの距離が遠い故に、私はどうしても「戦争を避ける」「人命優先」という至上命題が根底にあることを忘れてしまいがちになる。
だから表面的なトランプの認知操作的攻撃に振り回されて、イライラさせられる。これは感情が本能的に反応しているものなので仕 -
Posted by ブクログ
僕はリーダーシップに興味があって色々な本を読んだりしています。そんな文脈で新・リーダー論というタイトルに惹かれてこの本を読んだ訳ですが、タイトルと内容の不一致が大きいなと思いました。
この本は、各国の政治のリーダーや情勢について、池上氏と佐藤氏がひたすらあれこれ話しているという対談本です。内容は本当に知識豊富な2人が、深い議論をしていて、色々と考えさせられるもので面白かったです。政治経済に関する背景知識がないと理解できないところも多く、普段あまりニュースも見ない、新聞も読まない僕にとっては難しいとも思える本でした。
この本の想定している読者層がどういった方なのか分かりませんが、イントロが無 -
Posted by ブクログ
タイトルから内容がわかりにくい。出版は佐藤氏の腎臓移植とほぼ同時期。一見相容れないような佐藤氏の剛という感じと、片岡先生の柔とが調和している不思議な雰囲気の本。片岡先生のお人柄があちこちに感じられる。
料理に例えると、美味くもない、なんなのかよくわからない、ときどき鈍い苦味のような変な味がする、けど食べた経験が残る、、そんな本か。
新自由主義のくだりが興味深かった。何でもかんでも個人の自由平等を振りまわすのは社会全体のためによくない、と。
「イガイガトゲトゲの多い二項対立の御時世」を佐藤氏と二人で憂い、無駄に希望を持たせない、悲観的な気配が流れている。しかし投げやりではない。諦念というべき