佐藤優のレビュー一覧

  • 生き抜くためのドストエフスキー入門―「五大長編」集中講義―(新潮文庫)

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    この数年ドストエフスキーを読み、Eテレの亀山先生の100分de名著を視聴している。おさらいのつもりで購読。

    「罪と罰」小学生のころ、読んだきり。
    主人王はシベリア送りの後も反省や後悔はしていないとの指摘。へ~。読まないといかんなあ。

    「白痴」高校時代に読み、40年後に読み直す。
    ムイシュキンを無垢で純粋なだけの人間とする見方に佐藤さんは疑問を投げ掛ける。攻撃的で、自分の偏狭な価値観に固執し、周囲を破壊していく存在と。
    ロゴージンの暗い情熱とナスターシャの破滅志向がこの恐ろしい物語の原因だと思っていたが、佐藤さんはムイシュキンが触媒になっているという。
    ロシアのキリスト教の話は面白った。しっ

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    2022年09月23日
  • 官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態

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    ●佐藤さんの著者の中ではちょっと精彩を欠くというか、切れ味が少ない。
    ●なんだか尻切れ蜻蛉みたいな終わり方だし、全体的にくどいし、何を言いたいのかイマイチね…
    ●前にも階級論で本を出していたけど、それよりは全然平易で読みやすい。

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    2022年09月20日
  • 世界の〝巨匠〟の失敗に学べ! 組織で生き延びる45の秘策

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    こじつけがヒドい

    QAにこじつけて、
    歴史上(?)の人物の話をするんだが、
    話が飛びすぎて、
    最後の方は、Qが何だったのか覚えてない…

    最後のアドバイスの
    ドストエフスキーを読め!
    は、

    北方謙三大先生の試みの地平線の
    ”ソープに行け”
    を思い出して笑てもうた

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    2022年09月17日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    こんなに簡明なビジネス書を書くこともあるんだ!とびっくり。
    挙げられていた課題図書、読みます…。新聞か…
    ジャパンナレッジが出てきてうれしかった。
    SNS(LINE含む)は時間の浪費、とのこと。まあね。
    猫好きということがわかりホッコリした。コーヒーカップとかスリッパも動物柄らしい。カワイイ

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    2022年09月13日
  • 新・リーダーのための教養講義 インプットとアウトプットの技法

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    同志社大学での集中講義を収録したもの。
    ゲノムのとこも数学のとこも完全にお手上げなので、勉強せねば…と思いました…
    北方領土の問題はさすがに結構頭に入ったかもしれない。逮捕時のこともっと詳しく読んでみたい。

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    2022年09月13日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    一言で言うと、難しい。
    政治に対する予備知識が全く無い中で読むとほとんどが理解できない。
    今の共産党や社民党の姿だけを見ていると気づかない、戦後における両党の歴史について学ぶことができたものの、なかなか頭に入ってこない。。
    ただ、同様の左翼右翼についての本でも記されていたが、今はこう言った考え方を知らなくても良い程、日本は平和なのだろうと改めて感じた。
    左翼の考え方、やってきたことはどうあれ、国の行末を案じて本気で行動を起こしてきたことに嘘はないのだろう。
    このシリーズは他にも2冊あるようなので、とりあえずは読んでみようと思う。

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    2022年09月11日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    これまた”身になる読書術”から。同書からは、かれこれ結構読んだな。この二人の対談、特に最近は多く触れていることもあり、だいぶすんなりと主張が入ってくるようになってきた。それにしてもセンター試験、そんなにバランスが取れた良いものだったんですね。確かに言われてみれば、受験人数からして桁が違う訳だし、携わる人間もその分多いはずだしってことになると、質が上がるのも必然とは思えてくるけど。そして、センター試験が良い入門編になるってのも納得。ここで取り上げられたセンター試験哲学の新書を、ちょっと読んでみようかな、と。

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    2022年09月09日
  • 激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972

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    ネタバレ

     なるほど、共産党や社会党に加え、第3の左翼勢力である「新左翼」は1960年の安保闘争から急激に存在感を現し、全共闘に進展してから1968年の安田講堂事件や日大闘争などでピークを迎えたという。その後の運動は内ゲバやテロなどの活動は過激さを増し、世間とは遠い存在となってしまったと。1970年代になると労働運動も「ごろつき化」してしまったとのこと。
     同志社大学元理事長野本真也氏の「大人の政治」と「子供の政治」という視点は大変興味深く、体制側と新左翼の姿を端的に言い表していると思う。

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    2022年09月04日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    さらっと読めちゃう一冊。特に目新しいことは書いてないけど、ふむふむと納得、再認識ができる。この本の中で紹介されてる本も気になったので読んでみようと思った。

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    2022年09月03日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    Audible 向きではない本だった。図が多く、たぶん箇条書きなどで簡潔にまとめられた部分が音読だと完全に裏目に出ている。
    地政学、ランドパワー国家とシーパワー国家の対立構造とかよく理解できたと思うけど、世界各国の近現代史をざっと復習して終わりな印象。終わり方も唐突だった。
    これを把握していれば、海外ニュースの理解度はより深まりそうではある。

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    2022年09月02日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    「書く技術」に興味があって読んでみた。

    書く技術パートの半分はスケジュール管理のこと。
    著者ほど忙しくないので笑、実践するほどのものはなかった。(多忙な人には有効なものもあると思う)

    残りの半分が、書くことについての技術。
    一冊のノートに手書きするというのが佐藤流。
    読書後に「本の抜き書き」と「自分のコメント」を書く。
    抜き書きのため、たくさんは書けない。それゆえに大事なところのみを抜き出すことになり、手を動かすことが記憶に残るのに寄与する、とのこと。
    参照不可で書くことが、頭の定着度を測るには良い。

    複眼思考、というのは今読んでいる苅谷さんの本と類似。

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    2022年08月28日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    地政学に興味があり何冊も本を読んでいる。
    とは言え地政学ってやっぱり大きく地理的な条件が変わらないためどの書籍も内容がほとんど同じである。

    本書の中で自分が知らず、かつ地理が変わってきたことによる地政学の観点で1点参考になった部分を記載をする。

    その内容が地球温暖化により北極の氷山が溶けていることにより北極海の航路が確立されていること。
    そのため北海道が地理的に優位となりその部分がまた地政学の観点で日本や他国の思惑によって様々な争いが起こるのであろうと予測されることである。

    結局様々な国同士の争いは地政学から大方読み取れる。
    それを2020年代になっても続けていること自体にアホらしさを感

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    2022年08月28日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    2人が呼んでる新聞、雑誌、ニュースサイトなどを理由を含めながら紹介している本。
    全てを真似するのは技術的にも金銭的にもムリなので、やれそうなところから真似していきたい。
    新聞は定期購読しても読める気がしないので、週一回の購読と新聞社のサイトをみる。
    雑誌は週刊東洋経済、サイトは東洋経済オンライン、海外のファイナンシャルタイムズを時間を決めて読んでいく。

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    2022年08月27日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    入門編としては世界の多くの国について言及があってよかった。シーパワーとランドパワー。アフガニスタンがイギリスやソ連、アメリカを退けることができたのは腹落ち。日本がバッファーとなるには、より具体的な提言が必要かと。日本自身の富国強兵、飲み込まれない国力が…。

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    2022年08月24日
  • 紳士協定―私のイギリス物語―

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    感想
    エリートの素質。シェークスピアを読んでも、理性的な科学的議論ができてもそれでは不十分なのか。階級社会は我々の生活や思考を侵食し続けるのか。

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    2022年08月18日
  • 地政学入門

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    著者の行った講義をもとに編成されていて、私にとっては地政学を学ぶ第一冊目。内容にはどうにかついていけたが、もっと基礎固めの必要性を実感。と共に地政学は生き物であり、最新をチェックしていく事も大事だと言う事が収穫。

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    2022年08月17日
  • 人に強くなる極意

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    全体を通して、自分のぶれない信念みたいなものが大事なんだと感じた。何回怒っても体で覚えない人にはどう怒ればいいのだろうか。「侮らない」ことが大事なのは仕事の失敗の経験から共感できた。うまくいってるときほど、気をつけないといけない。

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    2022年08月16日
  • メンタルの強化書

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    自己責任という言葉と概念を自分自身も頻繁に使ってしまっている。自由に伴い発生するものであり、努力が求められるものではなく努力の概念自体含むものでもないということは新鮮だった。相手に対してこの概念を使う時には意味合いをしっかり認識した上で使うようにしたい。

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    2022年08月15日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    【知的生産力を上げて、人生をより良く充実させるのが目的】
    知的生産とは…「オフィスの中で知的青果物を生み出す効率のこと」
    そのために…
    ①中高教科書レベルの基礎学力をつける。
    ②自分の仕事に関する知識をアップデートする。
    自分は中高レベルの基礎学力がないので、お勧めされてた日本史A・ 世界史A・政治経済の勉強をしようと思いました。
    数学IAは…後々余裕があったら…
    自分というOSを最新のものにしておくために、気持ちを新たに勉強しようと思いました。

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    2022年08月13日
  • メンタルの強化書

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    いかにもメンタル強そうな佐藤優さんが、メンタルを強化するためのノウハウを語ってくれるのかなと思いましたが、若干異なりました。

    ノウハウ本ではなく、現代の状況と考え方をエッセイ風に語るもの。

    筆者が、収監された経験でなぜ鬱などにならなかったかというと、鬱になる因子がなかったということと、状況を客観的に把握できたから、とのこと。

    宗教の話など、佐藤さんが造詣深い部分の考え方など、面白かった。

    以下気になったフレーズ
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    人類の歴史は不幸と労苦の積み重ねでもありました。人々はその間、何をしてきたか?不幸や苦しみを、社会を改善し進歩させることで減らすのではなく、ただ神に祈りを捧げ、救わ

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    2022年08月13日