佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
佐藤優氏の他の書籍とは、ちょっと毛色が違うなと思いました。
本書で触れているように、雑誌「PRESIDENT」の連載では、企業経営者から直接話を聴いて、何をどのように学んだかを伝えるようにしていたとのことで、本書はそれを書籍化したものです。
インタビューからの学びを、「騙されない」を軸にしてまとめた本書は、幅広いジャンルを扱っています。
子育て中の方に、第三章「考える力」が身につく育て方 をお勧めしたいです。家庭教育がカギであると。親から子へ、信念と理念を伝える。
お金は「貯め方」でなく「使い方」を教える、という記述がありました。ファイナンシャル・プランナーの私も、同感です。 -
Posted by ブクログ
池上さんとのコラボされていた本で佐藤さんのことは知っていたけれど、今までそれ以外1冊も読んだことがなかった。
外交官をされていたこともあってか、各国の裏事情に精通されており、なんとなく触れてはいけない領域な気がしていたからかもしれないが、最近哲学や歴史を学ぶにつれ、世界の情勢を少しずつ理解できるようになって、佐藤さんのことにも興味を持つようになった。
歴史もそうであるが、物事の見方には常に主語があり、その人から見たストーリーとして捉えられる。客観的事実などないように、どの立場からみたストーリーなのか、それを踏まえながら物事を見ていくことが大切なのだと改めて感じた。
また教養を身につけること -
Posted by ブクログ
信長の政治思想は中央集権、公地公民、重商主義であり、秀吉はそれを踏襲したが朝鮮出征という暴走を行い、家康に至って地方分権と農本主義に落ちついたという歴史認識が興味分かかった。
安部氏のいう歴史的な教養、①歴史についての情報量、②歴地と対峙した経験、③そこから生まれる発想力の三本柱の意味は、本書を読み進むにあたって歴史小説を書くだけではなく、現代社会を生きる上で、必要なものだと感じた。
日本史なんだけど、現代の韓国や当時の朝鮮、その背後にある中国との関係や世界としてのスペイン、ポルトガルの存在など、従来の日本史的な知識で足りないところが縦横に語られていて感心した。そうだよなぁ。鉄砲によ -