佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2章の読書周りの話は、前に読んだ著者の別の本と内容が被ってるので感想は割愛する。
(教養共同体というキーワードは心に残った)
この本の出版からさらに5年経っているが、今も「短い20世紀」の延長にあると感じる内容だった。
世界はどんどん右傾化し、中国はさらに帝国主義を強め、空洞化した庶民はオンラインサロンという中間共同体に依存している。
一方で会社のような組織レベルでは、資本主義社会の問題に対する解を見出しつつあるように思う。
ティール組織は労働者を交換可能な合理的存在として見ずに、非合理な存在として見ているともいえる。
あらゆる分野が多面的に絡み合っているため、今後も雑食的に読書をしていきたい。 -
Posted by ブクログ
以前一度、内村自身のものを読んだが、本屋で平積みされておりなんとなく手に取った。最近読書をおろそかにしていたので、ハードルの低いものからと思った気がする。
佐藤の現代語訳は大変読みやすかった。内村の豪胆さが感じられ気持ちよかった。コンプライアンス意識がいきわたった現代語訳だが、メタ的にもこの本が掲げている「生き方」としてのメッセージを含むようだ。
後半は佐藤自身の現代を生き抜くためのメッセ-ジと言ったところだが、内村に対して言及している部分は面白かった。内村の信仰は強制されたもの、しかし強制されたものであったがゆえに自分で選んだものよりも内面化した、という柄谷行人の言及を引用しているところは興味をひいた。内村についてもっと知らなければなと
21.3.5 -
Posted by ブクログ
外交官を辞めて専業作家となった著者が、これまでに発表してきた論文、エッセイ、対談、座談会などを集めた本です。
10の「講座」と銘打たれた章で構成されており、著者の知的関心のひろがりをうかがうことのできる内容になっています。塩野七生の『ローマ人の物語』の完結を受けておこなわれた、著者と塩野、そしてイスラム思想の専門家である池内恵の鼎談は、興味深く読みました。塩野自身がみずからの著作における「史観」を語っているところも興味深かったのですが、キリスト教とローマとの関係について著者が塩野とは異なる立場に立ちながらも、キリスト教のうちから一神教的価値観を乗り越える動きが現われていることに触れて、現代の国際政治の課題にまで説きおよんでいるところは、いかにも著者らしい歴史の「使い方」が示されているように感じました。
ほかにも、ホリエモンとの対談で検察との戦いかたについて語っているところや、マンガ家の伊藤潤二との対談でマンガという表現の可能性について考察を展開しているところなど、興味を惹かれる内容が含まれていて、おおむねおもしろく読むことができました。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレAIが発達しても、人間と競合になるってわけではないよ。
分析力があるAIと、総合力がある人間で役割分担をしていくよ。
で、総合力をどう鍛えるには、インプット力とアウトプット力、それに加えてコミュニケーション力が必要だよ!っていう話。(多分)
●わたしにはインプット力の土台の力が足りてないかもしれない…
インプットするには、まず土台が必要。高校までに習う基礎教養。この知識が定着することで理解力が上がる。
その土台があった上で、仕事に使うための具体的なインプットを行う。
…なんだけど、
自分には、基礎教養が足りてないかもなと思った。
理解をするには「あれと似た感じか〜」ってなると早い。だから物事を多く知ってる人の方が理解が早いのはとっても納得。
基礎から学ぶ〜系の本で、基礎力身につけるのもいいかもしれないな〜。。
でも楽しくないと続かなそうだな。土台のとこって目的がないから。。モチベーションつらそう。何か楽しい知識の身につけ方考えたい
●アウトプットするときに、わたしは本に書いてあるまんま書いてるな〜って思った。。
自分の頭で考える、鵜呑みにしない。
まず理解をして、その後に賛成・反対など自分の評価を加える。
ノートに書いていくのがいいよ!
…どれもできてないな。。
結構読んだ本が丸暗記になっているかもしれない。
理解できた!ってどうなったら理解できてることになるんだろう。
今まで知らなかった知識については、本に書いてあることが正しいって思っちゃいがち。
でもやっていて知ってることだったら、「それは違くない?」ってなるので、鵜呑みにするっていうのは理解ができてないのかもな。
「あるテーマについて何も見ずにまとめてみる」っていうのはめちゃくちゃいい気がした!
自分の知識の抜けているところとか、論理的につながらないところがわかるよな。。
これは是非やっていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭と部分的に共感できる内容だった。
(先輩から借りた本)
・ラベリングによる、逸脱者創出への不信感や(ひきこもりが犯罪を犯す等)、プレッシャー(努力しなきゃ負け組に)がある。
・「前のめり」な生き方はつらい、自分はどう生きるか?(総合職として執行役員を目指すのか?)
・アソシエーションに所属することにより、「共助」を持つ(今は自分だけが勝つという生存競争になっていてつらい)
理解できなかったのは、「自己責任」は最近の潮流であり、努力しなかった人に「負け組」の責任があるのはおかしいという論調。
著者は、「努力」は強要されるものではないといい、「自由」と「責任」は表裏であると主張している。その理論ならば、「努力」しなかった「自由」を取った人が、負け組に陥るのはそれは個人の責任では?と思ってしまう。
もちろん、政策や環境、遺伝子素因等で雇用されるのが難しく、責任がその個人のみにある、という考え方が違うのは理解できるけど…
けど、全体的に論拠が薄く、各所に矛盾が見られた。
物知りの先輩と飲みに行って説教聞いてる感覚。
文章を半分に削ればいいものになったかも。
この人のメンタルが強いのは、情報の整理能力と仮説を立てる能力、立てた仮説を信じ切る気持ちが強いからだと思う。