佐藤優のレビュー一覧

  • イスラエルとユダヤ人 考察ノート

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    イスラエルとユダヤ人について、しらないことが多いと思い、勉強のために読んだ。
    置かれた立場により、これほどまでに評価が変わるのか、という感想を持った。

    読みながら、「本当か?そうは思えない」ということが数多くあった。
    筆者は「日本の外交官は、日本国家と国民だけを愛し、国益を考えるべき(要約)」と言い、イスラエルを支持することが国益と考えている。
    外交官として、それが正しいということはわかったが、人としてどうかと思う。

    外交官は、その考え方と自分の思想が違えば、思想を横において置かなければならず、精神的に厳しそう。入省の時点で心得ていればよいが、そうでもなさそう。

    著者は国益と今現在に集中

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    2020年09月27日
  • 宗教の現在地 資本主義、暴力、生命、国家

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    読者向けに詳しく説明してくれるわけではなく、二人の対談を横から聞くという形式になっている。
    知らない用語が頻発したり、話が色々な方向へ行ったりするので、今何のテーマについて話してるんだっけ?ということが何回かあった。正直、一度読んだだけでは理解しきれない。(特に佐藤さんが何言ってるのか分からなくなることがしばしば)
    それでも面白い話は多く、慣習の国教化という考えはなどは自分にない視点でなるほどという感じ。

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    2020年09月19日
  • 佐藤優の集中講義 民族問題

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    冒頭にあるが、日本人には民族問題はわからない。ただ世界に目を向けると民族問題は避けて通れない問題だ。何度でも勉強しないといけない。

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    2020年09月19日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    読みやすい対談本でした。さすがだなという感じです。大学教育のあり方、高校教育のあり方、社会全体における教育のあり方など、根本的なところから考えさせられる内容でした。教えることや学ぶことに正解はないでしょうが、本来、どちらも知的で楽しい行為だと思うので、最初に出てくる「受験刑務所」という言葉は、わかりやすく現状を言い表していると感じるだけに、じんわり恐怖を覚えました。

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    2020年09月18日
  • ウイルスと内向の時代 コロナ後の大転換を国家と個人はどう生き残るか

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    コロナによる北朝鮮での選別的医療崩壊、アメリカ大統領選挙、日本政府と自治体など色々な切り口から時事問題を取り上げている本。
    福岡伸一さんの言葉が印象的です。

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    2020年09月16日
  • 長期政権のあと

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    まあ結構当たり前な総論的な話が多く、深みはない。佐藤氏の発言もほぼ以前に読んだ内容ばかりで新鮮味はない。

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    2020年09月14日
  • 日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機

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    ★3.0(3.79)2019年12月発行。外交ジャーナリストの手嶋氏と元外務省主任分析官である佐藤氏によるトランプドミノにより誘発される世界危機として、日韓激突、イラン問題、北朝鮮問題を取り上げる。トランプ大統領により世界は振り回されてきた感があるが、そのおかげで世界情勢も大きく動こうとしている。これが吉でるか、凶とでるかは10年後いや5年後に審判が下されるのだろうか。

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    2020年09月07日
  • メンタルの強化書

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    メンタルがどうこうという話よりも、佐藤氏の時評が面白かった。最低賃金をあげようという流れができているのは知っているし、働き方改革という時短圧力も最近はきびしい。働き手のことを考えてくれているようで、中小企業にはキビシイ。国の狙いは何かといえば、正規労働者の非正規化と、中小企業の淘汰。国の狙いは一部の大企業、競争力のある会社を残してあとはつぶし、行き場のなくなった労働者を非正規化して安く使う。そうしなかれば国際競争力は保てないというのが、国の見方なのだという。怖い話だ。俺なんか、一発で淘汰されそうだなぁ。

    そのすべてが正しいと思わないけど、ありそうな話だし、今の流れを説明するうえで説得力がある

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    2020年09月06日
  • サバイバル宗教論

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    著者にしては少々荒っぽい主張が気になった。仏教寺での講演内容が本になったので、やや過激な主張をしていたのだろうか?サウジの王族が葡萄酒は飲まないが、葡萄で作ったものでなければアルコールではないとの解釈でウィスキーを飲んで酔っ払っている!本当?サウジを英のサッチャー首相が訪問した際には見た目は女性だが、明らかに男性だとして受け入れた!沖縄の独立が現実味を帯びてくるとの主張もかなり大胆で、本当? 「一神教は不寛容で、多神教は寛容」との世の中の論調に対して、「一神教は本来自分の救いにしか関心がないので寛容だ」との主張はなるほどと賛成だったが。ところでスターリンの息子がナチスドイツの捕虜になって、切り

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    2020年09月02日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    【268冊目】手嶋龍一さんと佐藤優さんの対談形式で、公安調査庁が日本のインテリジェンス・コミュニティで中核的な役割を担っている・担っていくという内容の本。

    とはいえ、公安調査庁の実績として述べられているのは、2001年の金正男入国事件と2014年の北大生シリア渡航未遂事件のみ。前者は、MI6が公安調査庁に事前情報をもたらしたんじゃないか?後者は、公安調査庁が間接的に警察に通報したんじゃないか?という話。とはいえ、佐藤さんの憶測という形で示されており、秘密の話だからハッキリ言えないとも解釈できるが、本当のことは知らないけど無理やり公安調査庁の手柄ってことにしてる、とも解釈可能……

    そういうわ

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    2020年08月23日
  • 50代からの人生戦略

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    ★3.5(3.28)2020年1月発行。著者の本としては、ちょっとこれまでの本と比較すると内容が薄いかなぁと。タイトルを決めて、思いついたことを書きなぐったという感じで、これまでの本で書かれていることの主張とかなり重なっているなぁというのが感想です。これだけを読んだ人には良いのかもしれないが、ただタイトルからすると、著者がクリスチャンだから仕方がないですが、少し聖書の話が多いですね。50代の教養磨きは参考になりそうです。

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    2020年08月22日
  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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    ビジネスパーソンに必要な「教養」とはどういったものか、というのを佐藤氏独特の視点と経験で伝える良書。
    佐藤氏の書籍は大抵そうなのだけれど、まとめとか、結びの章にいい話が載っていることが多いがこの本もまたそうだった。

    組織で生き残るコツは、中間管理職だったら、上司については、絶対に逆らってはいけないということ(中略)しかし、上司は選べません。ではどうするか。それは、斜め上に友だちを作っておくといい。

    これは非常に示唆に富んだ、かつ有用な至言であると思う。

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    2020年08月18日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    「知の巨人」立花隆氏と「知の怪物」佐藤優氏の必読教養書400冊
    対談形式である
    ブク友さんのレビューをみて気になったのだが…
    読む前から圧倒されてしまう
    果たして自分が読んでも良いものか、と恐れ多くなるが、怖いもの見たさ的な好奇心から読んでみた

    蔵書数ももちろん驚愕なのだが、お二人とも毎月の本代は十数万〜二十万円とのこと(ひぇ〜)

    実際読んでみて、(想定内の)知らない本だらけ、対話の内容も、お手上げの内容も多い
    しかし、グイグイ引き込まれて読めてしまう
    揺るがない確固たる自分を持っている方の底力というのはこういうものか、と、ひたすら圧倒されるのだが、お二人のそれぞれの考え方がそれぞれで面

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    2020年08月17日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    40代で生き方に迷いあぐねつつ踏み出せずにいる身として読んでみた。……何というか、社会のわりと中の上層くらいにいる人たちを想定して書かれているような感じ。著者ご自身がそうだろうし、そういう本は多いからそんなもんだとも思う。
    書いてあることは普通に納得できる。ドキリとしたのは、学ぶべき人やお手本がいないという人は、自分の方向性や目標がはっきりしているか顧みろというところ(p.135)。フワフワと定まらない何かを探して文句タラタラなところが自分にもあるなと自戒したしだい。
    内容自体はわりと生き方全般にわたっていると思うんだけど、書題は「働き方の極意」なんだよね。ビジネス色の強い新書シリーズだから、

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    2020年08月15日
  • この不寛容の時代に―ヒトラー『わが闘争』を読む―

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    新潮講座にて、ヒトラーの『わが闘争』をテキストに講義された内容です。現在の世相は、第二次世界大戦前のものとの類似点を指摘されることがありますが、本書では「不寛容」という言葉を、それがどのように世の中に影響したのかを、このテキストを読むことによって紐解かれています。
    ヒトラーの個人的な話から、彼が何を目指して、何をしようとしたのかを、それをどのように具体化していくのか。それがこの『わが闘争』一冊に書かれているところが驚きで、普段軽視しがちな思考の純粋さの強さ、この怖さを感じるところがありました。この強さに出くわしてしまったときに、慌てたり熱狂したりせずに対処するために、この本を知っておくことは有

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    2020年08月02日
  • 官僚の掟 競争なき「特権階級」の実態

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    国家は社会に対して支配力を行使する、その実務を担うのが官僚。
    社会の側にいる人たちが働いて得たお金を強制的に税として収奪して見せかけの再配分をしてくっている人々。

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    2020年08月01日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    現在の教育に対して、かなり間違った認識をしていることがわかり、成人してからも定期的に学習をした方が良いと思った。教科書を取り寄せてから、もう一度読みたい。

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    2020年07月31日
  • サバイバル組織術

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    身近なテキストを使って具体的に説いてくれるのでとてもわかりやすい。テキストとして使われた作品を読んでみたくなる。

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    2020年07月29日
  • 国家と人生 「寛容と多元主義が世界を変える」

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    佐藤優と竹村健一との対談です。竹村が佐藤の考えを巧みに引き出しています。

    竹村については、昔テレビで活躍した保守派の論客という程度の知識しかなかったのですが、本書を読むかぎりでは、佐藤と同じく保守と革新の垣根にとらわれない自由な思考をおこなうことのできる評論家のように思えます。

    竹村の本を検索しても、処世術めいたタイトルの本ばかりがあがってくるので正直いって敬遠していたのですが、本書を読んでやや認識を改めました。

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    2020年07月28日
  • メンタルの強化書

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    心を病まない方法を解説する本。
    主に社会人向けに書かれている。
    新自由主義が浸透しつつある日本では競争が激化していることや、職場にいる図々しく下品な人に心を削られて心を病む人が増えていると分析している。
    そして心を病まない為の多くのヒントが述べられている。
    記憶に残ったものを列挙します。
    ・自己責任という言葉に惑わされない
    ・7〜8時間寝る
    ・自助、公助、共助のバランス
    ・コミュニティに加わる
    ・いき
    社会人におすすめです。

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    2020年07月27日