佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1巻目もそうだったが、理論家の登場人物が多すぎて頭こんがらがる。
そして事実の解説部分と佐藤優さんの自説開陳部分の区別をもう少し明瞭にしてもらいたい。
60年安保→その後空白期間→68年東大闘争→ますます過激化し70年よど号ハイジャック事件など
という流れは改めて理解できた。
それからこれは次の巻で語られるのかもしれないが、新左翼が世間から見放されたことはわかるがそれがどう社会党と共産党の凋落に結びつくのかをもう少し詳しく解説してほしい。
だって流石に規制政党は新左翼みたいな内ゲバやらないでしょ、と普通考えると思うので世間が左翼全体を見放すにはもう少しいくつかの要素がいるんじゃないか。と思ったりした。
今を生きる私たちにとって重要なのは、佐藤優が何度か言及している「左翼とリベラルは違う」という点を理解することなのでは?
リベラル=左翼と思われてるし当事者もそう思ってると思うので、次の巻ではその点をもっと語ってほしい。
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Posted by ブクログ
1.この本を一言で表すと?
学生運動がなぜ起こり、何故終息したのか振り返った本。
2.よかった点を3~5つ
・「敵の出方」論をめぐる志位和夫の嘘(p60)
→共産党の民主集中制の異常さがよくわかる内容だと思う。佐藤氏が言う「矛盾や詭弁を平気で口にできてしまう体質」の問題点もよく分かった。
・日本人を「総ノンポリ化」した新左翼運動(p245)
→現代に思想の面で何も残せなかったが、それでよかったのかもしれない。
浅間山荘事件の犯人の1人加藤倫教が2/28NHKラジオに電話出演していたが、今事件をどう捉えているかの質問に「事件後、政府に対して反対する市民運動自体が悪いことになってしまった」と語っていた。
・人間には理屈では割り切れないドロドロした部分が絶対にあるのに、それらをすべて捨象しても社会は構築しうると考えてしまうこと、そしてその不完全さを自覚できないことが左翼の弱さの根本部分だと思うのです。(p209)
→この文が左翼の失敗の本質ではないかと思う。
・2019年の慶應三田祭で卒業生が昔の学生生活について在校生に教えるという企画があり、私のところにもある現役学生が話を聞くために訪ねてきたのですが、この学費値上げ反対ストの話をすると不思議そうな顔をしているんですよ。彼らからすると「だってこれから入ってくる学生の授業料を値上げするんでしょう? 在校生には関係ないのに、何で反対するんですか?」というわけです。
それを聞いて私はつい語気を強めて「おい! 君は自分さえよければいいのか!」と言ってしまいました。(p114)
→私はこの学生と同じ考えです。個人主義が広がったということか。
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・左翼思想家はなぜ別名(ペンネーム)をつける人が多いのか?
3.実践してみようとおもうこと
・主義主張には反対の主張の両面からチェックするべきだと思う。
・今後左翼思想が主流になった時、戦後左翼史の失敗を繰り返さないために何をすれば良いか?
5.全体の感想・その他
・細かい解釈の違いみたいなもので彼らは殺し合いをしていたのかと唖然としてしまう。
・思想というのは、革命を成し遂げるためには人を殺してもいい、という考えにさせる非常に怖いものだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ緊急出版だそうな。
確かに、今出せば売れるだろう。
内容は前半は、これまで既出の記事の寄せ集め、どこかで見聞きした(実際に読んだことのある)話だ(2005~2021年にさまざまなメディアに発表したもの)。
本書の価値は終盤の第5章、第6章あたりか。
2014年クリミア併合あたりからの分析ではあるが、有料メールマガジンの記事だけにインテリジェンス価値は高いと見る。
書下ろし終章は、池田大作先生礼賛に振れはするが、今のロシア・ウクライナ戦争を「宗教的観点からからも考えてみる必要がある」と、他にはない視点を示している点も特筆してよさそうだ。
さすがの佐藤優も、プーチンを擁護することはないが(”既存の国際法に違反する”と冒頭に名言している)、今の日本の、ある種のウクライナ・ブームには警鐘を鳴らしている。また、ロシアの行為に対する弾劾、国際法違反への批判は行いつつも、
「しかしそのことは、キーウの現政権を手放しで支持することにはつながらない」
と言う。これは、ウクライナ国民が支持するか否か、ということではなく、我々に日本人の立場として、冷静に情報を分析して考えた上でどうすべきかを言っているのだ。
刮目に値する指摘、分析、視点が数々示されている。 -
Posted by ブクログ
・よく読んでいるな。新聞も雑誌もものすごい量。これだけインプットしているのか。
・ネット断ちを勧めている。1日1時間はネットを断つ。自分はそれほど中毒でないのでいいが。ネットには玉石混合の玉がなかなか見つからない。ノイズ過多でプリズム効果があり自分に都合のいいように思ってしまいがちなことは肝に銘ずる必要がある。
・雑誌新聞のスクラップでやりがちなのが、よく読まないで保存。これではダメでよく読んだ上で保存すべきものを保存する。ネットでも一緒で何でもエバーノートやドロップボックスではなく、保存に値するかを吟味して保存。いつの間にかゴミ箱に。