佐藤優のレビュー一覧

  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

    Posted by ブクログ

    意外や意外、期待外れ……、
    だったかなぁーw

    断片的に知っていたことが繋がったり、中途半端に知っていたことが、「あれってそういうこと」とわかる面白さは確かにある。
    また、対談(であって、対談じゃないんだけどw)形式なので読みやすいとも思う。
    でも、なんだろ? なーんかツマンナイ(^^ゞ

    テレビ東京で時々やってた、池上彰の「現代史」がわかりやすく、かつ、視点が面白かったので、そんな風なのを期待したんだけどなー。
    読みやすくはあるんだけど、いかんせん細かい情報が多すぎちゃって。
    左翼の習性とはいえ、間違い探しレベルのちょっとの意見の違いに目くじら立てて、どんどん分断していって。
    その分断した派閥それぞれに代表者がいるから、もー、なにがなにやら?w
    その流れを、かつて左翼に魅かれて組織にも属していたらしい二人が、記憶でしゃべっているフリして、資料だか台本だか見ながら(?w)、出来事が起きた年月日まで懇切丁寧に教えてくれるもんだから。
    なんだか、教科書を読んでいるみたいって言ったらいいのか?
    とかいうものの、教科書って、そんなだったっけ?(^^ゞ

    佐藤氏の言う、これからの世論が左翼化するかもしれないから、かつて、すごく頭が良く、正義感にかられているんだけど頭が左がかった人たちが起こしたような暴力事件を起こさないように、こういう本を今出したというのはすごくよくわかる。
    でも、なら、左がかった論理に囚われた人たちというのは、なぜか揃いも揃って仲間を粛清し合う習性を持っている。
    それは、日本だと、連合赤軍の「総括」や学生運動の内ゲバ等々。
    海外だと、文革、カンボジアのポルポト、本家ソ連の一連の粛清等々。
    それらは、全てマルクスだの、レーニンだの、毛沢東だのの著書や言葉を、自らの論理の正しさを示す根拠として勝手な解釈をして、ちょっとでも意見が違う人たちがいれば「反革命分子」の名のもとにどんどん殺していった。
    でも、それら殺した人たちも殺された人たちも、みんな、すごく頭がいい人たちで。時の政治や資本家たちの横暴を正そうと義憤に駆られて行動を起こした人たちだった。
    それは、この本の著者である、かつて左翼思想に魅かれた佐藤氏と池上氏はもちろん、その同世代の人たちも同じで。
    みんな、知識欲の旺盛な頭のいい人たちで、かつ、世の中に善意の眼差しを向けられる人たちだった。
    つまり、令和の今にこの本を手に取るような、知識欲が旺盛で頭もよい、“良い人”ほど、左がかった発想を根拠に人を殺しまくる可能性がある。
    ……みたいに書いちゃった方が、左翼思想(左がかった考え方)の恐ろしさを理解しやすかったんじゃないかと思うんだけどなぁー(^^;

    ま、その辺りはつづきの連合赤軍や学生運動の頃を語る本に載せる予定なのかもしれないんだけどさ。
    でも、これだと、池上氏も佐藤氏もかつて左翼に魅かれていたというのあるのか、二人が青春時代にのめり込んだ左翼思想や運動を懐かしむための本のような印象を受けてしまうんだよね。
    (ていうか、「ここら辺りで左翼の歴史のおさらい本出したら売れるんじゃない? 佐藤氏と池上氏のブランド力もあるし」、みたいな出版社のノリなのかな?w)


    自分は、なぜか子供の頃から左がかったことを言う人たちというのが嫌いで(^^ゞ
    朝日新聞(に限らず、マスコミというのはおしなべて左がかってるけど)や、いわゆる戦後の進歩的文化人が大嫌いだったw
    かと言って、最近流行りの徒党アイドルが制服着てるのを見ると、「なんか軍国主義っぽくってキモチワルっ!」とか思っちゃう方なんでw、右がかってもいないと思う(^^ゞ
    そんなわけで、左は嫌いなはずなんだけど、でも、子供の頃、駿河台の坂を下りていくと必ず目に入ってくる明大のタテカン(って言うんだっけ?)を見て、なんかインテリっぽくってカッコイイよなーと大学生活に憧れたりもした(爆)
    そんな自分が大学生になったのは、学生運動なんて昔、昔の大昔…みたいになった頃で。
    通っていたのも、〇〇大学闘争なんて歴史のなかった大学だったから、友だちとの話題も女の子やファッション、あとは趣味の話ばっかりで。
    せっかく大学生になったのに、みんなノンポリすぎだよなーと、ちょっと寂しかった記憶がある(^^ゞ

    そんなわけで、(世代が違うとはいえ)佐藤氏や池上氏が若い頃に左翼思想に魅かれた感覚って、実はそこそこよくわかる。
    もっとも、戦前戦中を「天皇陛下万歳」で生きてきた人が、戦後に一気に価値観がひっくり返ったことで、みんな混乱して。そこに戦前戦中を否定する俺/私ってカッコイイよね?的に左翼思想が持て囃された面があるらしい、というところまでは実感できない。
    ただ、Eテレの100分de名著の『金閣寺』の回を見ていて、三島由紀夫みたいな人でも戦後、アイデンティティーを見失う混乱に陥ったというのを知った時、人々が左翼思想にとびつかざるを得なかったその時代というのが少しだけわかった気がした。
    言ってみれば、「持続可能な社会」を謳いつつ、そのすぐ後で(到底持続可能とは思えない)グルメ情報を流すTVがまさにそんな感じなんじゃないだろうか?w


    左翼思想って。どこかアカデミックな匂いがあって、学生同士で議論し合うみたいな、自分の大学時代にはなくなっていた、古い良き学生生活的なロマンチックさがあるんだよね。
    現代では学問に打ち込むなんてダサい人と思われちゃうわけだけど、でも、学生が無垢に勉学に打ち込める古き良き大学や学校の時代が戦後の一時期にあったんだと思うのだ。
    恩田陸の小説によく出てくる地方の進学校の様子がかろうじて最後なんだと思うんだけど、学問に打ち込むことがダサくなっちゃた現在でも、それへの憧憬を持っている人は多いと思うのだ。
    だから、かつて左翼思想に魅かれた人たちが「ブルジョア」だの「プロレタリアート」だのと目を輝かせて友だちと議論し合ったたみたいに、小難しい漢語や横文字を並べたり、妙に飾った文章を書いたりする(いわゆる中二病的にw)んだと思うのだ(^^ゞ
    そんなこと書いてる自分だって、本多勝一が自らの学生時代のことを書いた『旅立ちの記』なんか読むと、純粋さ? 真摯さ? にその学生時代をうらやましいなーって思うもん。


    そういえば、自分が大学4年になった時、新入生に過激派の〇〇派の人が入ってきたとかで。
    いや、新入生といっても、どう見たって40代くらいのオジサンなの(^^;
    それ以来、昼休みになると、その人と仲間が庭で「なんだらのぉー、なんだらでぇー」と叫ぶ、オキマリの学生運動しゃべりで演説するようになったw
    それって、うるさいのもうるさいんだけど。
    それより何より、なにが哀しくてウチの大学みたいなおバカばっかなとこで学生運動するんだろうね?wと、みんなで呆れていた。

    そんな風だったから、その人たちもさすがに寂しかったのか何なのか?w
    ある日、ふと演説を止めて。近くで昼メシを食べていたた学生に「これについてキミはどう思う?」みたいに語りかけちゃったもんだから、さぁ大変w
    語りかけられた学生は、頭をタリラリラ~ンと振り振り、「ボク、バカだからわかんなぁ~い」と茶化したもんだから、もー、みんな大爆笑。

    その人、もー、怒っちゃって(^^;
    顔を真っ赤にして、「大学生にもなって、こんなことがわからないはずがないんだ」とかなんとか叫んだまではよかったんだけど。
    まー、興奮しすぎたんだろう。
    口から唾が飛んで、語りかけられた大学生の足元にポトンと落ちちゃったもんだから、「あぁー、きったなぁ~い」とか言われて、一瞬絶句w
    その後は、庭にいた全員から「きったない! 帰れ!」コールを受けて、すごすご帰っちゃったなんてことがあった(^^ゞ

    今思えば、あの頃って、そういう時代だったんだろう。
    決して不平や不満がないわけじゃないけど、でも、誰もがそれなりに毎日を楽しんでいたあの時代のあの場所で。
    プロレタリアートだのブルジョアだの革命だの叫んで、その人たちにとっての青春だった“学生運動ロマンティシズム”に浸っている方が馬鹿だw
    それは、何かというと“生き辛い”と言われる現在だって同じだと思う。
    確かに、今っぽいインテリ的たしなみとして、社会主義と共産主義はなにが違う?みたいな話は“映え”るのかもしれない。
    でも、コロナ後の日本で格差が拡大したからって、共産党が支持を集めて、みんなで革命を叫ぶようになるんだろうか?と思ってしまうのだ。
    格差が拡大したらしたで、アメリカの巨大IT企業が貧乏人でもギリギリ払えるくらいの金額のサブスクのサービスを提供してくれて。
    みんなでそれをして、“映え”る毎日を楽しんで暮らす、それが今の日本人のような気がする(^^;

    まー、それこそコロナより恐ろしいパンデミックとか、あと巨大気象災害とか。
    あとは、基幹産業である自動車産業が海外の電気自動車に完敗したり、人口減で働き口がほとんどなくなって、もはや暴動でも起こすしかないってなったら、その言い訳の拠り所として左翼思想を引っ張り出してくるなんてことは、もしかしたらあるのかもしれない。

    でも、それよりは、佐藤氏が序章で言っている、グレタとかいう子の温暖化への抗議活動は現代版の左翼思想だ、みたいな話の方が現実味があるような気がするけどなぁー。
    ていうか、自分はあれは左翼思想というよりは、ファシズムのような気がしてしょうがないんだけどどうなんだろう?
    ぶっちゃけ、あの子が演説するのを見ていると、ヒトラーが演説している姿がダブってくる…っていうか(^^;
    あれ? そんなこと言うと、今は怒られるんだっけ?(^^;

    いや、自分も環境保護は大賛成なのだ。
    地球温暖化=二酸化炭素の増加に疑問がないわけではないけど、でも、温暖化の海水温上昇によって一昨年の台風19号みたいなのが来ちゃう以上、もはや二酸化炭素削減でもなんでも、温暖化を防げるとされることは何でもやるしかないじゃん。
    でも、ヨーロッパと日本では気候が全然違う。
    ヨーロッパの人が考える自然エネルギーを使った温暖化対策が、そっくりそのまま日本で使えるとは思えない。
    だって、1年の半分が台風シーズンの日本で風力発電と太陽光発電って、現実的な話なのか?
    それよりは、世界第3位のエネルギー量があるという地熱ではないのか? 何でそういう話にならないの?
    そもそも、二酸化炭素を吸収する木を切って太陽光発電のパネルを並べるのって、どう考えたって環境破壊だろ!(^^ゞ
    それで「持続可能」とか言って悦にいってる人って、まるでマルクスやレーニン、毛沢東の著書や言葉をいいように解釈して異なる意見を封殺してるのと同じじゃんって、あ、やっぱり左翼思想?(爆)

    ま、冗談はともかく(いや、冗談でもないんだけどねw)。
    何年か前、広瀬隆の『ロシア革命史入門』を読んだ時、自分は、「共産主義って、結局文学者の発想なんだなー」という印象を受けた。
    すっごく乱暴な決めつけ方だとは思う。
    でも、重箱の隅をつつくように意見の違いを見つけ出しちゃぁ、人を殺して。「革命だ」と悲壮感的ロマンティシズムに浸っているその様に、学者特有の中二病っぽさを感じてしまったのだと思う(^^ゞ

    ただ、戦後の豊かな時代に生まれ育った自分と、帝政ロシアの圧政下で革命を起こさざるを得なかった人たちでは、考え方や常識、死をめぐる感覚が全然違うだろうし。
    また、戦後の厳しい時代を知っている佐藤氏や池上氏とも、微妙に差があるはずだ。
    さらに言えば、軍国主義の戦前戦中を生きて、戦後に今までの常識がひっくり返ったその感覚を知っている人とも違うだろう。
    そういう人たちからしたら、「左翼思想は文学者のロマンティシズムなんて、なに馬鹿言ってんだ!」なんだろう。
    でも、「今って、そういう世の中じゃないよね?」とも思う。
    だって、北朝鮮が掲げているスローガンの「白い米と肉のスープがたらふく食える生活」(だっけ?)とか聞いて、日本人はキョトンとしちゃうのが普通でしょ?
    もちろん、佐藤氏が書いているように、コロナ後にはキョトンとしてはいられない世の中になる可能性はあるだろう。
    でも、そうなった時にかつての左翼の人たちが起こした過ちがまた起こることを憂うなら、そうなった世の中を実感できない現在にそれをうったえてもしょうがないんじゃないのかなーと思ってしまうのだ。

    なら、左翼運動の新たな形として環境保護や人権保護があるなら、それが誰もが正しいこと感じるからこそ、社会全体が気づかぬ間に陥ってしまう危険な面があるんだということを、かつて左翼が起こした誤りを例にあげて指摘してほしいかなーと思う。
    だって、少なくとも今の日本では、格差が広がったことで起こる左翼運動よりも、そっちの方が危険だもん。
    ていうか、何かというと問題視される格差が悪いのではなく、悪いのは貧困だと思うけどな。
    金持ちがいようといまいと、貧困がなくならなきゃ意味はない。
    その辺を曖昧に貧困は格差のせいだと言うのは、左翼が得意とする一般庶民へのすり寄りだと思う。

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    2022年02月23日
  • 世界史の分岐点 激変する新世界秩序の読み方

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    俺の中での賢人2人の対談。今後の読書へのヒントが沢山あった。しかし2人は博識で、なんでも知っている。良くまあこんなに知ってるなと思うし、橋爪さんなんかはまたそれをどう分かりやすく伝えるかという点に注力しているようで、流石と思った。核融合発電や中国の宇宙での優位性、宇宙法の話、色々な分野で幅広く勉強していかないと将来を予測する事なんて出来ないよな。外務省が極右勢力というのは面白かったし、なるほどなと思った。しかし世界で活躍する外交官は本当にスーパー能力者なんだろうし、海外の外交官ともやり合わないといけないし、磨かれるんだろうな。2人が教育に力を入れて、主張しているところが印象的だった。今の教育は詰め込み式で勉強嫌いの人を増やし続けてしまう構造的問題があるとの事。日本の教育システムが今求められている形に早くなるといいなと思った。

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    2022年02月16日
  • 知的再武装 60のヒント

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    我々一般人が「学び直す」ためのヒントを、知の巨匠コンビが対談形式で豊富な経験に基づいて惜しみなく伝えてくれている。
    「リスキリング」というよりも「再武装」という表現が面白い。ハードかつソフトな人生の戦略本。

    YouTubeでも学びたい、SNSも使いたい、新しいことも試したい、、、なんて折り返し点を過ぎてもまだ思ってしまうけど、壁が目前に迫ってきたら彼らの教えにハッとし、現実的に取捨選択するんだろうな。

    それにしても、お二人の経験値と学びの深さ・広さはやはり凄い。

    アウトプット、棚卸し、若い世代との付き合い方etc.できるところから取り入れて、準備していこう。
    情報の波に溺れず、限りある時間を有意義に過ごして、軽やかに壁を乗り越えていけたらいいな。

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    2022年02月15日
  • 地政学入門

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    アメリカの対タリバン戦争敗北は、地政学を軽視した結果である。地政学は帝国と結びつくものであり、帝国は国民国家を超える。帝国の礎にはイデオロギーがあり、それは「物語の力」が核となっている。地政学はナチスの公認イデオロギーとなっていたがゆえに封印されていた、危険な「物語」でもある。危うい物語が浸透していくと、世界は知らぬ間に大きな危機を迎えることになる。無批判に受容してはならない政治理論のエッセンスを、国際政治の具体例を基に解説していく珠玉の講義。
    ところどころ、自分に背景となる知識が不足していて理解しきれていない部分がありますが、単なる地図に限らず宗教的な部分まで踏み込んでいるので、カトリックとプロテスタントの違いや中東情勢のあたりは非常に分かりやすい。この生講義を聞ける学生さん、羨ましいな~。書かれたのは2016年なので、ちょっと古く感じる時事ネタもありますが、佐藤さんが今の日本外交をどう捉えているのか分かる場面も多くて、勉強になると同時にこういう視点をもった人が外務省で働いてほしいとも思ってしまう。

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    2022年02月13日
  • 世界のエリートが学んでいる哲学・宗教の授業

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    元となった講義の具体的な時間や回数がわからないからなんとも言えないが、これが名だたる大学や院の優秀な学生を集めての講義のすべてとは到底思えない。おそらくはそのエッセンスのみを取り出してとりあえず一冊の本の携帯に押し込めたのだろう。
    であっても、乱暴だ。
    一冊の本としての起承転結も希薄で、終わり方も唐突だ。なんだか著者の思考の一番ベーシックな部分を司る知識を乱暴に羅列された、といった感が拭えない。それこそ実証も傍証もなく、結論の垂れ流し。論としても相当浅く、大学教育に携わるものとして、これが授業だったら、おいちょっといい加減にしろよ、と言いたくなる。
    ただ、この一冊に背景にある知識と分析は膨大だ。そしてそれらは日本で普通に生活していてはなかなかに手に入れられない類のものだ。それに気がつくだけでも本書には価値がある。本書を読むと、世界で今まさに紡がれ続けている歴史に自分がいかに無知なのか、よくわかる。そしてその無知に挑もうとするのならば、本書がまず最初の道標となる。
    この本はそういう本だ。

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    2022年02月06日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    タイトルが良くないですか?

    と思うのは、私が人と会うことに、プレッシャーを感じる人間だからだと思う。
    だから、人に会うことって「暴力的」ですよね、とサラッと始めちゃう本書には少し力が抜けたし、でもそこに意味があること……内省に浸らないことやエンカレッジしてもらうことの意味も、分かるような気がする。

    コロナ禍で、家に籠もることが是とされ、リモートワーク、リモート授業が広がった。
    けれど、家に籠もったままの人は、相変わらずマイノリティなんだろうか。
    ずっと、その辺りのチクチクを感じながら、日々を過ごしている。

    学校が、先生にとっても生徒にとっても心を病む空間になってしまっていることも、そのチクチクの延長線上にある。

    でも、二人が「心」に改めて注目し、知り合いだからこそリモートが成り立つと言及しているように、やっぱり誰かと会うという〝場〟そのものは必要なのだ。オンライン化されれば良いのではない。

    その辺りの架け橋をいかに考えるか……。

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    2022年02月06日
  • 世界史の分岐点 激変する新世界秩序の読み方

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    いろいろな分野で、現在が歴史の分岐点に来ていることを明らかにする本。ただ、分野が広すぎて散漫になっている印象がある。

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    2022年01月31日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    40代と50代の違いもうっすらわかり、40代で人脈を広げ、50代で絞り込んでいくなど印象に残った。嘘をつかない大切さも。対象世代が落ち着いているからか読後にやる気がぐんと上がらないのが、残念。

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    2022年01月29日
  • お金に強くなる生き方

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    外交官でもギャンブルに溺れたりすることがあることに驚いた。人へのお金を渡すタイミングも参考になる。サクサク読めた。

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    2022年01月29日
  • 無敵の読解力

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    池上氏は、読者の知識レベルがどこにあっても良いように補足説明しながら話してくれるが、佐藤氏は必ずしもそうでない。

    私の勝手な印象に過ぎないのだが、佐藤氏の発言の至る所にマウントを取りに来ている様に感じさせるものを感じてしまう。それは氏が全て計算づくで、「私の知識レベルにまで追いついてこれるかい?」と敢えて挑発してくれているのかもしれないのだけれど。

    で、結局対談の結論は、「これからの日本 大丈夫か?」。。。。



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    2022年01月25日
  • 教養としての世界の名言365

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    なんで、ヨーロッパやアメリカのテレビ番組の刑事や科学捜査をする人たちは、スラ~と哲学者の言葉や、シェークスピアの言葉を言えるんだ?と思っていたのが、解りました!

    フランスのバカロデア=大学入試資格試験では、大学受験の必須科目に哲学があって、問題に対してのアプローチとレポートに、哲学者の言葉を書き込むのが、必須だとの事。
    そもそも、大学受験の為?の知識でもあったのね。
    小理屈つくフランス人には、禅の言葉や龍馬の言葉で対抗したのは、正しい対処法だったんだ!
    アメリカの大学受験にも、レポートがあるけど、押して知るべし。
    日本の大学受験にも哲学が必須科目になる日が来たら、面白そう。

    言葉という教養を身につけて、それが人の役に立てたら、昔の人も同じように悩んでたんだねー。と寄り添えたら、良いんだけどね。



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    2022年01月21日
  • 使える地政学 日本の大問題を読み解く

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    著者自身の世界情勢の見かたを、地政学的な思考とリンクさせて展開している本です。

    著者はマッキンダーの『デモクラシーの理想と現実』という著書を参照しています。マッキンダーは、「我々の記録に残る人類の歴史がはじまってから、これでほぼ数千年になる。が、この間に、地球上の重要な地形はほとんど変化していない」と述べて、この前提のもとで人類の歴史の流れが地理的な制約を受けていると考え、ランド・パワー(陸上勢力)とシー・パワー(海洋勢力)の闘争の歴史として人類の歴史をえがきました。

    しかし著者は、こうしたマッキンダーの地政学の見かたにくわえて、モスクワ国立大学の地政学教科書の著者であるガジエフが提唱する、現代地政学の見かたを重視しています。著者はこの教科書に記されている、「20世紀後半の科学技術の進歩により社会の機能と発展における地理的要素自体が質的変容を迫られた。……問題は現代世界においては、さまざまな形態の空間がリアルな意味を持っていることだ。物理的・地理的性質とはっきりと結びついた領土、領海、領空といった空間とともに、経済、文化・文明、情報、環境などの空間についても言及しなくてはならない」という文章を引用して、新しい地政学の見かたを紹介しています。

    こうした現代の地政学的な発想にもとづいて、著者の世界情勢の分析が提出されているのですが、著者の本をいくつか読んだことのある読者の一人としては、これまでの論調のくり返しに思える点もすくなくありませんでした。とくに安倍政権とネット世論の関係についての考察は、「地政学」という観点とのつながりが薄く、水増しの印象を受けてしまいました。

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    2022年01月20日
  • 50代からの人生戦略

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    定年前の50代に何をしたらよいか考える人におすすめ。

    【概要】
    ●50代の定年後に向けた準備
    ・残り時間の扱い
    ・働き方
    ・職場の人間関係
    ・お金
    ・家族関係
    ・自分磨き

    【感想】
    ●人の考え方はそれぞれだが、本書には「なるほど」と参考になる部分が多かった。
    ●著者が鈴木宗男事件に連座したことを教訓として書かれている部分も多く、偏った考え方だと思う部分は参考にする必要ない。自分が同意する点を参考にするだけでもよいと思う。
    ●キリスト教に関係した記述は、あまり興味が持てなかった。

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    2022年01月16日
  • 仕事に悩む君へ はたらく哲学

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    まあまあ
    嫌われる勇気を読んでいたせいか、あまり目新しい発見は無かった

    お金そのものに本質的な価値は無い だからこそ求めたらきりがない
    仕事の人間関係は利益の追求のみで繋がっている 友達とは違う 仕事の内容だけを追い、他は無関心でいる

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    2022年01月15日
  • 1日1テーマ解けば差がつく 大人の教養ドリル(きずな出版)

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    大人の教養を、まさに試してみようと思って購入。
    問題集としては楽しめたが、どう考えても解説が足りなすぎ。
    そもそもが、これだけで完結するようにつくられていないのかもしれないけど、問題の解答に対する解説すら満足でないのは、ボクのような教養のない人間にやさしくなさすぎる。

    解説の足りないところは、自分でスマホで調べてねってことかもしれない。そういう意味ではいま風。

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    2022年01月15日
  • 本は3冊同時に読みなさい

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    知の巨人による、シブい書評。
    ふだんであれば読まない本を「読んで」みたくなるのは、
    本質をとらえた書評になっているからに他ならない。

    加藤陽子氏の「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」を早速購入。

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    2022年01月15日
  • 生き抜くためのドストエフスキー入門―「五大長編」集中講義―(新潮文庫)

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    新潮講座の活字化ということでとても読みやすい。未読の「白痴」を読まねばと思った。キリスト教(というか宗教全般)に対して無知であるので、大変勉強になった。「カラマーゾフの兄弟」絶対に読み直そう。

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    2022年01月04日
  • 未来のエリートのための最強の学び方

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    あまり学びが無かったかな。
    自分の頭で考えるベースの教養は必要、特に数学、論理学、哲学と理解した。高校レベルで暗記に頼らない、理解重視の学習を再開してみようと思った。

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    2021年12月31日
  • 見抜く力――びびらない、騙されない。

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    「プレジゼント」での連載を書籍化したもの。
    タイトルと内容があまりリンクしてないことが少し残念と思うのは私だけだろうか。
    多作家である著者だが経済界、実業界で活躍する著名人との対談をネタにした書籍は今まであまりなかったように思うのでそこは新鮮だった。
    ガンを公表した著者には少しでも生きながらえ、その思想や哲学をより多くの人たちに伝えてほしいと心から願っている。

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    2021年12月18日
  • 仕事に悩む君へ はたらく哲学

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    『孤独感』『疎外感』を抱えている人。他者より劣っているとの不安を感じている人にオススメ。
    佐藤優氏が優しく諭してくれます。

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    2021年12月12日