佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
貧乏人とは
1・他の誰かよりも貧乏な人
2・生活保護などの公的扶助を受けている人
3・身体を自然に発達させ維持するのに必要なものだけをギリギリまかなえる(貧乏線上にいる)もしくはそれすらも十分に得られない人(貧乏線以下の人)
〜なぜ多数の人が貧乏しているか
生活必需品の生産量が足りないから。
┗ 一部の富裕層と多数の貧乏人が存在する。富裕層は米や下駄を買ってもまだお金が余っており、贅沢品を求める。これは「購買力を伴った需要」であるため、購買力の低い貧乏人の需要(生活必需品が欲しいという需要)は追いやられ、贅沢品が供給され、儲けにならない生活必需品の供給は欠乏する。
┗貧乏な人は生活必需品を購 -
Posted by ブクログ
ネタバレイタリアのことなら、内田洋子さん
ロシアのことなら米原万里さん。
と言っては軽くまとめすぎ?と思うくらいの
膨大な知識と経験から数多くの本を執筆。
2006年5月死去。
元ロシア会議通訳、作家、
1959〜64年少女の頃プラハのソビエト学校に学び、
日本に帰国後はロシア語で受験できるからと
東京外語大ロシア語学科卒
東京大学院ロシア文学修士課程修了
豊富な知識と、持ち前の読書家で
膨大な知識からの通訳はさぞ国にも大きく貢献したに違いない。
そんな米原さんと、長年交流があり
「上からの声」というほど、信頼していた米原さんの著作から
佐藤優が責任編集。
楽しいと軽く読み進めるばかりの内容ではな -
Posted by ブクログ
米原万里没後十年を迎えた、今年2016年、米原さんをしのぶ本や、エッセイの傑作選などが何冊か出版された。
これは、佐藤優氏の編による一冊。
私は、佐藤優氏に関する知識が無かったので、単に「米原万里のエッセイの傑作選」だと思って読み始めた。
読んだ事のある文を見つけて懐かしむのもいいな、読んだ事のないものが収録されていたら嬉しいな、そんな気持ちで。
目次は、コース料理に見立てられ、それにふさわしい、米原さんの文章が紹介される。
この、フルコースメニューに沿ってというのは、最近の流行だ。
しかし、そういうオシャレな流行スタイルをとっているにしては、何か政治思想のにおいがする。
作家の傑作選の -
Posted by ブクログ
親のお金に頼らず大学院の修士課程まで行くと、1000万円くらいの借金ができてしまう。奨学金を利用した場合、20代前半で有利子1000万円の借金を背負うことになる。毎月6~7万円返済して15年。人生の可能性がかなり制約されてしまう。加えて大学院を出てもなかなか思った就職はできない。そうなると自己破産ということになる。同い年くらいの成功している人間を引きずりおろすことに残りの人生をかけるという鬱屈した人間ができてしまう。社会的な死が若者を追い詰めている。そして、「お前は既に死んでいる」と宣言されているような格差社会に放り出される。死をテーマに死の意味、生きる意味を考え、死に寄り添うのが本書。せめて