佐藤優のレビュー一覧
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宗教といい、思想といい、哲学という。それぞれ言葉でみると、特有の色を感じるものだけど、人が行動したり思考したりするときの、ひょっとしたら無意識に存在する、枠組みみたいなものなのかもしれないな、と思った。自分には理解できないけれど、この人はなんでこんなことを言ったり、こんなふうにふるまうんだろう、というとき、その背景にはその人の宗教なり思想なりがあるんだよね。そうやって考えると、日常から少し離れているものにとらえられがちなこれらが、実は広い世界で仕事する上では切実に必要な知恵なのだという気がした。
池上氏と佐藤氏の本、なんか加速度的に増えているけど、よほど馬が合うのか、売れるのか。まぁ両方なんだろうね。
読みやすくて、楽しい本だった。
そうそう、カウンセラーはよく話を聞く人が良いカウンセラーと呼ばれる、って当たり前のようでいて、案外難しいのかもしれないね。心がけよう。 -
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いろいろな本の紹介の部分はおいといて、最後の方で、テロとの戦いという形で日本はすでに戦争状態に入っている、そしてこの世界恐慌で戦争が本格化する、1929年の世界恐慌のあと第二次世界大戦がはじまったように。
「場所の特定も難しくない。パキスタンですよ」(p292)
と言っており、核使用の可能性もあるという。
エマニュエル・トッドもパキスタンが危ないといっていた。
パキスタンに要注目。
また、こういう意見もなかなか興味深い。
「僕はオバマって、ムッソリーニに近いと思ってるんですよ。民主党でも共和党でも、男でも女でも、同性愛者でも同性愛者でない者でも、障害者でも障害者のない者でも、全部「アメリカ」で括ろうとしている。「アメリカとは、アメリカのことを一生懸命考えて行動する人」だと。それ以外は非国民。これは1920年代にムッソリーニが言ったのとまったく一緒。ファシズムの初期には、共産主義とは違う形で、資本主義に反対して社会格差を埋める運動という側面があったんですよ。」(p268) -
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文春新書から定期的に刊行されている池上彰氏と佐藤優氏の対談をまとめた本。これまでの著作では、国際情勢とか社会問題について二人の対談を通じて、それらの解説や様々な視点を提供してもらえるような内容でしたが、今回の著作はちょっと雰囲気が異なります。
とにかくよく勉強され、教養を身につけておられる二人による「人生の後半である45歳を超えたら、どうやって勉強し続けるか」についての心がけや、方法論を60のトピックスに分けて紹介する内容となっています。
全てが共感できる項目、参考になる項目というわけではないですが、私にとってヒットした項目をいくつか列挙します。
・理系の知識を身に着けたいなら講談社ブルーバックスは大変お勧めである
・45歳を過ぎたら新しいことはほとんど頭に入らない。自分の頭はバケツではなく、ザルと思った方がいい。ただ、ザルでも水を救うことを諦めてはだめだ
・読書していて眠くなったら音読する
・誰かにアウトプットする(話す)前提で本を読んだら、より定着する
・「分かりやすい」説明は危険。現実に起こっている事象は、そんなに簡単に説明できることばかりではない
・リアルな書店に足を運ぶことは、自分が思っているのとは異なる立場の本との出会いがある
・ネットを通じての連絡、返信はスマホでなくPCを使う。絵文字が使えないから表現が磨かれ、文章全体を眺めることができるので、きっちりと読める
・自ら疑うことを放棄すると、フェイクニュースに騙されやすくなる。
・本当に怖いのは、加齢による記憶力の衰えではなく、好奇心の衰えである -
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先週56歳の誕生日を迎えましたが、今から振り返ってみると50歳になった6年程まえから私を取り巻く環境が少しずつ変わってきたことを感じます。末娘はまだ大学生ですが、長女は昨年就職し妻も私もやりたいことを見つけたように思います。共通の趣味を見つけられたのも収穫だと思っています。
そんな私にとって、この本のタイトル「50代からの人生戦略」及び本の帯に書いてあった「これからの生き方は残り時間から考える」は、大いに私の興味を惹いてくれました。この年でさえ体の衰えを感じますので、この先10年、20年後にどうなっているかは私の両親を見ているとだいたい想像できます。
確かに生活していくための「お金」は大事だし、そのためには働くことも必要だと思いますが、子育てを終えた後に、自分が何をしたいのかは人それぞれが考える戦略だと思います。それを考える上で、大きな挫折を受けながらも、本を出して自分の考えを世に出せる佐藤氏は尊敬するところがあります。私も60歳以降の人生戦略をこの数年でしっかりと建てておきたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・50代から学ぶといいのは自分の地元の歴史や文化、地元愛や郷土愛や歳をとるごとに強くなる。50歳を過ぎて仕事にも余裕が出てきたあたりで始めるのが良い(p20)
・自分の「したいこと」と「やるべきこと」をそれぞれ5つずつリストアップしてみる、重なっているものが優先順位が高い項目(p23)
・時間術のコツとして、スケジュール表にかなり前もってプライベートな予定を書き込んでおいて、そのうえで仕事のスケジュールを組む(p26)
・時間は主観で長さが変わる、10歳の子供にとって1年は10分の1だが、50歳のヒトにとっては50分の1、10歳のころの5倍のスピードで時間が過ぎる。体感する時間は変わる(p35)
・転職,起業で成功できる50代はごく一部、55歳ならあと5年、ここを辞めずに我慢するメリットはとても大きい(p40)
・50代は殆どの人が「報われない自分」を意識させられる年代、そのとき考え方を上手にシフトできるかどうか、見方を少し変えて自分のペースで仕事ができると考えてみる(p46)
・キリスト教でいう「愛」には、男女の恋愛(エロース)、神の絶対的な愛(アガペー)、友人同士のお互いを尊重する友愛(フィリア)に分けられる、50歳を過ぎて異性との関係を築くなら、エロースではなく、友愛(フィリア)を追求すべき(p142)
・エンドには「終わり」という意味の他に、「完成」という意味もある。50代は自分の人生を完成させるためにゴールを意識する年代といえる(p205)
2020年4月11日作成 -
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『知らなきゃよかった』抜粋
普段僕たちの目に入るニュースなどでは知ることのできない裏側の話を知ることができて面白かった。
今後、ニュースを見る際などに、どんな裏側があるのか想像しながら見てみるとより深く学べるかもしれない
■米朝トップ会議とカジノの怪しい関係
IR法案(通称:カジノ法案)
アメリカからカジノ法を作れと圧がかかっているのではないかと言われている。
■日本も核武装が必要なのか?
安倍政権はすでに、
・核兵器の保持
・核兵器の使用
は憲法違反ではない、と閣議決定させている。
イギリスとイタリアが結んでいるニュークリア-シェアリングようなものを
日本とアメリカが結び、非核三原則が崩れてしまう可能性もあるのではないかと懸念されている。
■日本と北朝鮮は国交正常化するのか?
正常な国交を結ぶことは日本にとって問題解決につながる。
北朝鮮は、人々の教育水準も高く、今後カジノなどによって、資金も流入してくる。
そうなれば、北朝鮮は非常に魅力的な市場となる。
北朝鮮に対して、日本の存在感を見せていくことが大切になっている。
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佐藤優氏、浦和高校出身なのですよね。
学を積み上げる方法、それは読書を基点にすることなのかと思いますが、その学ぶ分野が、論理の上にリベラルーアーツの幅が広い。
何のために、学ぶのか?
それは人それぞれ答えが違うはずで、その自分自身の軸を持っていないと、こうした書籍はハウツー本のように使われがちなのではないかと思ったりします。
しかし、人生を豊かにするために、自分では思いつかないような分野について触れるには、効率的なのかなと思います。
おススメされていた以下の9冊。「なぜ、これらに目を通すのか?」 真理的なところは外さないようにして、時間があるときに手に取ってみたいです。
1. 実務につながる数学 「高専の数学」(森北出版)
2. 「論理トレーニング101題」(産業図書)
3. 「民族とナショナリズム」 アーネスト・ゲルナー
4. 「20世紀の歴史」エリック・ホブズボーム (三省堂)
5. 「トランスクリティーク」 柄谷行人 (岩波現代文庫)
6. 「世界史の構造」 柄谷行人 (岩波現代文庫)
7. 「哲学の歴史」 (中央公論新社)
8. 「東大の数学入試問題を楽しむ 数学のクラッシック鑑賞」 (日本評論社)
9. 「大学基礎数学 キャンパス・ゼミ」 (マセマ) -
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タネ本を読む事の重要性
現代を語らせたらトップクラスの人がどのようにインプットしているのかがわかる本
・あるジャンルの知識を得たいときは、「タネ本」を読む
・「はじめに」、「終わりに」を丁寧に読む
・古典は読んでない人が悪いと言い切れるから読むべき
・あるジャンルの知識を得たいときは、「タネ本」を読む
どんなジャンルでもその元になったタネ本があり、その本が一番内容が詰まっている
・「はじめに」、「終わりに」を丁寧に読む
一番、意見が出やすく、力を入れて書く場所。ここの質が全体を左右する。
・古典は読んでない人が悪いと言い切れるから読むべき
誰もが読んでいるべき古典は読んでいるだけで差がつく。日本を語る必要があるときや、そのジャンルで語る必要があるときは、その分野についての古典を読む必要がある。
固い本をメインで読んでいたので、さらっと読める本を読もうと思い、手にとった。佐藤さんが、一日4時間はインプットに費やしているという話を読んで、自分もなんとなくネットを見ている時間を効果的なインプットの時間に変化させていきたいと感じた。 -
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ネタバレソ連・ロシア入門書として、楽しく読める好著。
対談としているが、95%が佐藤優によるソ連・ロシア解説だ。
あの池上をして、ほとんど「なるほどねえ」「そうなんですか」としか言わせない佐藤の圧倒的知識量に感服。ただ、論が高尚になりすぎないよう、話が専門分野に深入りしないよう、池上彰がほどよく、「というと?」と解説を求める合いの手を入れていて読みやすい。
佐藤優の過去の著作や、近年であれば『十五の夏』(幻冬舎)などでも触れられていることも散見されるが、改めてソ連・ロシアを俯瞰的に理解することが出来る。
「ロシア人は、線の国境を信用していない」「ロシア人は屁理屈上手」など、体感的にも理解している事柄に対しても、その理由、原因を分析し伝えてくれる明晰さが素晴らしい。
そんなソ連・ロシアに対する理解から入り、長期化・独裁下の進む国家主席の立ち位置をロシアを軸にした国際社会の視点で読み解き、日本の国体や現政権に対する批判を繰り広げ、世界的に拡がる格差社会や子供の貧困問題を、遠く「ソ連の崩壊」に因があったとする論の展開に舌を巻かずにいられない。
最終章の「6章 帝国の攻防 ―諜報と外交の舞台裏」。お得意の諜報の分野にまで手を広げるのは予想されたが、それは手嶋龍一あたりとまた、もっとガッツリやってくれたのでいいかな。本書では、やや蛇足感があったか。
いずれにせよ、ロシア理解に資する読みやすい入門書だ。