佐藤優のレビュー一覧

  • 偉くない「私」が一番自由

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    米原万里没後十年を迎えた、今年2016年、米原さんをしのぶ本や、エッセイの傑作選などが何冊か出版された。
    これは、佐藤優氏の編による一冊。

    私は、佐藤優氏に関する知識が無かったので、単に「米原万里のエッセイの傑作選」だと思って読み始めた。
    読んだ事のある文を見つけて懐かしむのもいいな、読んだ事のないものが収録されていたら嬉しいな、そんな気持ちで。

    目次は、コース料理に見立てられ、それにふさわしい、米原さんの文章が紹介される。
    この、フルコースメニューに沿ってというのは、最近の流行だ。
    しかし、そういうオシャレな流行スタイルをとっているにしては、何か政治思想のにおいがする。

    作家の傑作選の

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    2016年07月26日
  • 資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ

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    マルクス主義経済学は、資本主義を打倒し、共産主義革命を起こすことを目的に組み立てられた経済学。これに対して、マルクス経済学は資本主義の内在的論理を解き明かす経済学である。資本主義社会に対する冷徹な観察者として資本論を徹底的に掘り下げ、それを独自に体系化したのが宇野弘蔵の経済学。マルクスや宇野弘蔵の遺産を具体的なケーススタディを通して資本主義の極意を学ぶながら、世界、国家、社会、自分というものを考える一助とするもの。

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    2016年07月22日
  • ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ

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    小説や話題になった(なっている)人物を例に取り、そこから学ぶ修羅場の対応法。
    「吾輩は猫である」をそんなふうにとらえて読むのだなと、視点の置き方に感銘。
    巻末の、中瀬ゆかりさんとの対談が面白かったです。

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    2016年07月09日
  • 「知的野蛮人」になるための本棚

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    幅広い教養の持ち主として知られる著者が、52のテーマに関して、それぞれ2冊程度の本を紹介しています。

    世界情勢や新自由主義、マルクスや沖縄といった、著者が深い関心を寄せるテーマはもちろんですが、中には猫やフーゾク、プロレスなど、比較的くだけたテーマも取り上げられており、改めて著者の教養の幅には驚かされます。

    ただ、どのテーマについても、それほど突っ込んだ読書案内はなく、少し散漫な内容になってしまっているような印象もあります。

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    2016年07月06日
  • 人に強くなる極意

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    元外交官でインテリジェンスにかんする多くの著作がある著者が、みずからの体験を織り込みながら、新自由主義が席巻するこれからの世界におけるビジネスマンのあるべき生きかたについて、わかりやすく語っている本です。

    よくある自己啓発本と似たり寄ったりという印象です。類書と比較してけっして悪い本ではないと思うのですが、現実の世界の動きを見据えながら、キリスト神学とナショナリズムとマルクス主義を架橋する活動をおこなっている著者の本だけに、期待するものも大きかったので、ちょっとがっかりしてしまいました。

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    2016年07月06日
  • 組織の掟

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    部下の活かし方と、部下のためにサボタージュするところが参考になった。
    あとは、少なくとも組織にいればわかるかな、という内容。

    外務省であった様々な経験がか書かれていて、そこまで書いて大丈夫か、と思う内容もあり。そういうものが好きな人には、さらに面白いかと。

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    2016年06月18日
  • お金に強くなる生き方

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    お金に対して,当たり前だけど重要な示唆を与えてくれる本でした。

    書いてある内容は,私にとって特に目新しいことはありませんでしたが,著者のお金に対する考え方はとても共感できました。
    年収を上げるために努力する大切さを否定するわけではありませんが,しゃかりきになって年収を上げることだけが生き方ではないというのは,ともすれば年収に一喜一憂しまいがちな姿勢への戒めと捉えました。

    本書を読んで,消費に依存しない自分なりの生き方を見つけていきたいと思いました。

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    2016年06月05日
  • いま、公明党が考えていること

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    勉強になった。公明党が政権のブレーキ役をしっかり果たしていることがわかる。現実的な政策を行っている。

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    2016年05月31日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    小中学校の教科書に立ち返って基礎を見直すというのは大いにアリだと思う。佐藤氏のアジテーター的な発言、井戸氏の野党としての立ち位置での発言が気にならなくもないが、全体的には良い本だと思う。

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    2016年05月03日
  • 人生の極意

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    佐藤さんは誠実ですね。息子の反原発を止めたい父親の章と、官僚バッシングに疑義を呈する人の章が特に興味深く読めました。

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    2016年04月23日
  • とりあたま帝国

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    サイバラさんのマンガに、佐藤優さんのコラムのコンビ連載。本書で初めて読みました。
    さすがの佐藤さんのコラムも、サイバラさんのマンガの破壊力には敵わない感じです。
    生身の人間の、生の感覚が描かれた一コマのチカラを実感させられました。
    なにより、サイバラさんと「克っちゃん」のエピソードが微笑ましく暖かく感じられます。

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    2016年04月07日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    わかりやすい池上彰の、
    難しい本だった。

    わかったふりしないで、
    勉強せんといかんね。

    2016.03

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    2016年03月13日
  • 野蛮人の図書室

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    猫が餌を与え、トイレの掃除をする人間との間で確立された信頼関係を裏切ることがないという。その類比で著者は、仕事を大切にし、家庭を大切にする人を信頼することにしている。

    沖縄戦で用いられた日本人をアメリカの管理下に置くというインテリジェンス戦略は、戦後も一貫して続けられている。アメリカの管理下に置かれることを自発的に望むと、政治家でも外交官でも出世の道が保証される。

    これから重要なのは、自由、民主主義、あるいは市場経済という普遍的原理を世界に押しつけるのではなく、それぞれの国家、地域がお互いに完結した文化を維持し、棲み分けていくことだ。

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    2018年10月31日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    世の中の政治の基本を、小学校社会科の内容を踏まえながら学んでいく。
    こうやってみると、小学校の社会科は要点を捉えて簡潔にまとめられているなと感じる。これが中高になると重箱の隅をつつくような知識になってくるかな。

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    2016年03月05日
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    親のお金に頼らず大学院の修士課程まで行くと、1000万円くらいの借金ができてしまう。奨学金を利用した場合、20代前半で有利子1000万円の借金を背負うことになる。毎月6~7万円返済して15年。人生の可能性がかなり制約されてしまう。加えて大学院を出てもなかなか思った就職はできない。そうなると自己破産ということになる。同い年くらいの成功している人間を引きずりおろすことに残りの人生をかけるという鬱屈した人間ができてしまう。社会的な死が若者を追い詰めている。そして、「お前は既に死んでいる」と宣言されているような格差社会に放り出される。死をテーマに死の意味、生きる意味を考え、死に寄り添うのが本書。せめて

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    2016年03月05日
  • 異端の人間学

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    五木寛之の本はあまり読んだことがない。「さらばモスクワ愚連隊」「蒼ざめた馬を見よ」が世に出た頃は当方は小学低学年だったし、その後もこちらのストライクゾーンに打てる球がくることがなかった。近年は「親鸞」など仏教に関連した著作や探訪記を書かれているのは知っていたが、手を出していなかった。

    佐藤氏が博識を披露する対談だろうと思ったが、五木氏が異端の信仰の口伝を収録しているとのエピソードに驚き。
    アンタは宗教学者か民俗学者か!。五木氏への認識を改めなければ。

    ロシア人については、残忍で極端な情熱家で詩人への尊敬が強いことが語られるが、ついていけないなあというのが正直な感想。ウクライナ、ポーランドの

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    2016年03月20日
  • 獄中記

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    『基礎体力さえできていれば、人間の能力は与えられた器に合わせてできる。これがポストが人を作るということ。組織には、組織が必要とする水準に個人の能力を引き出す本性がある』

    獄中記というのは堀江さんの本もそうだけど、大体興味深く読めます。
    この本は知の怪物、佐藤さんが服役していた時の日記です。
    怪物に有り余る思索の時間を与えるとどんな思考を生み出すのか?
    そんな意味でも興味深く読めた一冊です。

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    2016年02月22日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    ネタバレ

    「選挙」の章は面白かった。「一票の格差」について、投票価値の平等を追求することが本当に正しいのかどうかは自分も疑問に思っていたので、我が意を得たりの感を持った。『ファーブル昆虫記』を最初に日本語に訳したのが大杉栄だったというのも面白い。

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    2016年02月18日
  • 知の教室 教養は最強の武器である

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    「教養」とは何か。インテリジェンス〜諜報や分析、といった世界に身を置いてきた著者いとってそれは机上のものではなくあくまでも実戦的な武器であるが、本当に役に立つのはすぐに役立つような知識ではなく、もっと深く一見役に立ちそうもない「教養」であるという。キリスト教徒であり、神学を学んだのちに外務省でロシアと対峙した彼がいう知性とは複合的でかなり複雑なもののように感じる。各界の論者との対話がまた新しい知性の煌めきを与えてくれるが、一冊を通して読むとやや散漫な印象を受けた。

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    2016年02月16日
  • あぶない一神教(小学館新書)

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    ルターが、農民を皆殺しにしたほうが良いと述べたことについて、「あぶない一神教」の性質を感じた。

    オレはルターが好きだし、ドイツ語聖書が引き起こした歴史的な作用はあまりにも大きかったと考えてて、わざわざルターが住んでたドイツの家まで訪ねて行ったくらいなんだけど、同時に、ルターには、一神教の危なさを感じないわけにはいかない。

    ルターが1543年に書いたユダヤ人を差別する文章『ユダヤ人と彼らのうそについて』では、ユダヤ人をけちょんけちょんに貶す非常に過激な言葉が綴られており、ここまで差別する?っていうくらいひどい。
    日本人から見れば、意味が分かんないほど激しい憎悪。
    キリスト教とユダヤ教の、埋め

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    2016年12月30日