佐藤優のレビュー一覧

  • 人をつくる読書術

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    内容的には過去の著書の刷り直し感があるけど著者の考えを再確認する意味で役にたった。
    佐藤イズム的な思想をもっと追求したいな。

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    2019年07月14日
  • 勉強法 教養講座「情報分析とは何か」

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    「勉強法」というシンプルなタイトルになっていますが、もともと『危機を覆す情報分析 知の実戦講義「インテリジェンスとは何か」』(KADOKAWA)として刊行された本の加筆修正版です。

    著者の多くの本と同様に、イスラムやロシアといった国々をはじめとする国際情勢の動きや、新資本主義の問題にかんして、外交官として活躍してきた著者自身の観点からその本質を読み解く解説がなされています。それに加えて、そうした情報分析をおこなうための基礎的な教養を身につける方法が示されています。

    著者のこの類の本は、これまでもう何冊も読んでいるが、さすがに食傷ぎみです。

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    2019年07月02日
  • 人をつくる読書術

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    これまでの佐藤優氏の学びについての本との違いは、6章なのかな。

    個人的には、古典と神話が国民の意識の潜在的なものに影響するという所が為になった。

    第1章 作家をつくる本の読み方
    第2章 外交官をつくる本の読み方
    小説、外国人が好きな日本文学、古典(内在的論理)、神話(潜在意識)

    第3章 人間をつくる本の読み方、
    第4章 教育者をつくる本の読み方
    哲学とは思考の「鋳型」である。
    第5章 教養人をつくる本の読み方
    理論のすり替え、一見真っ当な理論、美しくて分かりやすい言葉に騙されないように。
    第6章 キリスト教者をつくる本の読み方

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    2019年06月28日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    青春出版社での佐藤氏の本は「わかりやすさ」を売りにしているらしい。小難しいインテリジェンスの話はなく、自己啓発書のような内容。日本の中だけで生きていくには不要かもしれないが、国際社会では他人を出し抜く知恵がなくてはいけない。書いてあるのはごもっともなことばかり。

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    2019年06月27日
  • 世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった

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    現代の知性と言われる佐藤優と、キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦氏の対談。
    トランプに振り回される東アジアと、中東がメインテーマかな。
    北朝鮮の存在によって、実は島国と同じであった韓国が、北朝鮮の動きによってどういう変化が起きるか。AIについても会話している。内容的に深くないんだけど、軍事の面での抑止のために使うという指摘は頭出しとしていいと思う。別の本では、数学に強い鳩山由紀夫を少し持ち上げる部分もあったが、こちらでは、政治家は結果が全てと切って捨ててる。

    まあ、なんだろ、外務省エリート同士の飲み屋の会話みたいな感じを受けた。

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    2019年06月26日
  • 未来のエリートのための最強の学び方

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    前半は、同志社大学の学生向けの教養に関する講演、後半は、同大学の野口範子教授との対談からなる。全体を通じて、佐藤優氏の母校への恩返しが詰まっている内容と感じた。

    「カイロス(刻)」、前と後で違いがある、歴史の年号を覚えるのは、このカイロスを知ることという点が重要という指摘は、気にしてなかった… ただ年号と出来事だけを記憶するつまらない勉強ではなく、その出来事で前と後が何が変わったのか?をこれからは意識しよう。

    対談では、「合理的思考であるが科学的思考では無い」といういくつかの話がちょっと面白かった。例として、オウム真理教とロケット開発を出している。オウムは、妄想の末に自分達がやられる前

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    2019年06月22日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    例の「ムネオさんの犯罪」辺りに連座して、背任、偽計業務妨害で起訴された著者である。

    この本は、田中真紀子外相(当時;「外務省は伏魔殿発言」などで旧弊にクサビを打ち込む正義の味方に見えたっけ) vs ムネオさん戦争の裏事情や、北方領土を巡って、ソ連~ロシアとの間で水面下の交渉が進められていた頃の内幕、逮捕拘留されてからの検察官とのやりとりなどが迫真の筆致でえがかれている。

    そして、外交とはどういうものか、検察とは(あるいは国策捜査とは)どういうものかについてアウトラインを教えてくれる。さらに、小泉政権を境に日本はいったいどう変わったのか?についても理解を与えてくれる。(それがつまり、傾斜配分

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    2019年06月13日
  • 死を語る

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    中村氏の臨死体験からいろんな話に発展。
    キリスト教徒の佐藤氏の各宗教による、死後の世界の取り扱いの
    違い含めて、いたって真面目に面白おかしく語ってる一冊

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    2019年06月12日
  • 「知」の読書術

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    著者らしい読書の考え方と選書の数々。
    最初の歴史問題から入っている時点で若干めげるけど後半は興味深い内容。
    ネットでの情報ソースが一般人とは少し違う。

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    2019年06月12日
  • 功利主義者の読書術

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    短期で役に立つ本ではなく、生きて行くために、心に留めておくべき内容の本が厳選されてる
    出来る著者の経験から、ロシアに関する本が多いように思うが、ロシアという国の異質的な部分を垣間見える

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    2019年06月12日
  • 3.11 クライシス!

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    著者の311への見解が書かれていて、国家のありようがわかる書
    ただし、時系列での内容で冗長な部分も多い

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    2019年06月12日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    まあ、対談の中に出てくるのは概ね同意。しかし、日本の教育界隈は、大変だなあと当たらためて実感。本当に新指導要領実施ってどうなっていくんだろうね。

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    2019年06月08日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    自分の目的に合わせて情報を拾うことの大切を知った。
    情報を捨てることも大事で、メッセージツールとかは時間を制限しようと思う。

    手書きで書くことの重要性は改めて感じた。インプットもアウトプットもデジタルにしていたが、アナログに一回戻そうかと思う。新聞電子版も紙にしようかな。

    本を焦って読むのは禁物。最近これをしてる気がしてる。
    批判的意識を持つことで、本の内容を咀嚼し、情報を価値化するようにしたい。中身が入ってなくて読んでたら時間がもったいないですよね。

    日誌書こうかな。毎日何がよくなくて、何が良かったかを整理すればより一日が充実する。生き急いで忙しなくやってても何も身に付かないのかな。

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    2019年06月07日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    直ぐに読めた。新受験制度とはどういうものか、とても興味があった。実際テストを解いてみて良い問題だとの評価だった。ただどうも来年の学生はこのテスト向けの勉強をしているようにも思えず、そういう意味ではやはり地力の差が結果に出るということだろうか。ノウハウが溜まるまでの数年間は混沌とするんだろうな。

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    2019年06月04日
  • ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ

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    もっと具体的に危機の対処法が書かれてると思いきやそうでもなかったというのが正直な印象。
    とにかく内容がインテリすぎて自分のような庶民にはちょっと落とし込めないかも。
    俗にエリートと呼ばれる人達には割りと参考になったのでは?

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    2019年05月08日
  • 人たらしの流儀

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    雑誌の連載をまとめたもので、特に目新しい内容はなかった。本の選択術が面白かったかな。同じテーマは3冊(一番売れ筋、ベクトルが真逆の本2冊)読む、ベストセラーで流行を押さえる、小説を読んで疑似体験する。また、国際儀礼プロトコールの書籍が紹介されていたので、何冊か読んでみようと思う。

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    2019年05月05日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    明王朝の拡大と、今日の中国のAIIBが重ねられてるのが面白い。ビリギャルの話を例に、小論文と英語だけで大学に入れる日本の教育制度が間違ってる、らしい…
    私みたいに歴史が苦手な人は、世界の現状を歴史と関連づけて学べる点ではいいかも。たまに「?」ってなるけど。

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    2019年04月29日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    佐藤優氏の「皮肉な事に平和と結びつくのは、平等ではなく、格差。そして、平等に結びつくのは戦争なのです。」は、インパクトあった。確かにこれまでの歴史は過去もそして今現在もそうだったという不都合な真実だなと。
    トランプ大統領になったら、戦争は起きないという洞察も今現在は当たっている。

    リーダーという観点から特定の宗教団体をあげたり、共産党の前の書記長の名前を出すあたりもキリスト教の氏の独特なメッセージが織り交ぜられていて本の幅を広げている。

    この本の締めは、キリストの言葉をひいて、「ナルシズムの肥大した根拠のない全能感を持つような指導者は必要ない。民衆の前にへりくだることができ、弱い人と共に進

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    2019年04月17日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    ジャーナリストでサイエンス・ライターの立花隆と、元外交官で作家の佐藤優が、合計二百冊の本を紹介しています。また、二人の対談では、いわゆるアカデミズムに限定されることのない幅広い知と教養のありかたとその意義について両者の考えが語られています。

    たんなる読書家というだけでは終わらない二人の推薦する本という印象です。歴史や宗教についてすでに読んだことのある本についても、そうした視点からとらえることができるということに改めて気づかされたという意味で、興味深く読みました。

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    2019年04月14日
  • 未来のエリートのための最強の学び方

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    STAP細胞の小保方さんの事例と、心理学者のユングの「錬金術師は深層心理を支配する人」という解釈を同一の現象としているところが面白かった。小保方さんも錬金術師も、その場に居合わせる人々の心の磁場を変化させる能力に長けていたという点。

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    2019年04月09日