佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまとめと一部感想
北方領土交渉
北方領土返還のチャンスを逃して久しいが、返還請求側が交渉では有利なことを前提に、米中関係とロシアの介入等地政学的変化も考慮しつつ引き続き交渉を続けるべき。
国際情報戦
ゴーンの逃亡に際して国際的な共感が得られた背景にキリスト教宗派が関係している。そのあたりの分析する視点がソフトパワー利用には必要になると感じた。
イギリスがファイブアイズをして日本を取り込みシックスアイズにする可能性を示唆している。日本としてはこの体制には情報交換の幅が拡がるのみでなく、イデオロギーや価値観を共有する各国とサプライチェーンを構築できる経済的な連携のメリットがある。一方、同盟国の -
Posted by ブクログ
2章の読書周りの話は、前に読んだ著者の別の本と内容が被ってるので感想は割愛する。
(教養共同体というキーワードは心に残った)
この本の出版からさらに5年経っているが、今も「短い20世紀」の延長にあると感じる内容だった。
世界はどんどん右傾化し、中国はさらに帝国主義を強め、空洞化した庶民はオンラインサロンという中間共同体に依存している。
一方で会社のような組織レベルでは、資本主義社会の問題に対する解を見出しつつあるように思う。
ティール組織は労働者を交換可能な合理的存在として見ずに、非合理な存在として見ているともいえる。
あらゆる分野が多面的に絡み合っているため、今後も雑食的に読書をしていき -
Posted by ブクログ
以前一度、内村自身のものを読んだが、本屋で平積みされておりなんとなく手に取った。最近読書をおろそかにしていたので、ハードルの低いものからと思った気がする。
佐藤の現代語訳は大変読みやすかった。内村の豪胆さが感じられ気持ちよかった。コンプライアンス意識がいきわたった現代語訳だが、メタ的にもこの本が掲げている「生き方」としてのメッセージを含むようだ。
後半は佐藤自身の現代を生き抜くためのメッセ-ジと言ったところだが、内村に対して言及している部分は面白かった。内村の信仰は強制されたもの、しかし強制されたものであったがゆえに自分で選んだものよりも内面化した、という柄谷行人の言及を引用しているところは