佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近、佐藤さんの新刊書は、本当にたくさん見かける。
大澤真幸か、この人かという感じ。
さらに言えば、誰かと対談という形を取ることが多い二人でもある。
それはさておき、この人の本を初めて読んだ。
第一段階は、情報収集を積み重ねること。
なんと、暗記して頭に叩き込むとのこと!
もう、この時点で真似できない・・・
その後は、敷衍やアナロジー、正反対の存在を想定する、共通点と相違点を探す、第三の立場から考える、別の概念にあてはめる…などの技術で、解釈をしていくのだそうだ。
原稿は書きかけのバージョンも保存しておくこととか、普段自分が絶対考えもしない方法が提唱されていた。
実際に自分が実行できる -
Posted by ブクログ
本書が扱っているドローンとは、昨今我が国のマスコミをにぎわしているクワッドコプター等のドローンのことではなく、広くUAVといわれているもののこと。
その着想から開発、実用化、そして、偵察用から攻撃用にと拡げられてきた開発史。
開発者の自由な発想を、形にしていく苦労。そして、航空宇宙産業、さらに軍産複合体のなかで開発費用を獲得し、開発実用化に進めていく経緯。さらに、その中で開発、運用にかかわる軍人、民間技術者の姿。
冷戦構造が崩れ、地域の民族紛争、そしてテロリストとの戦いと戦争の形が変化していくなかで、ドローンがどのように生まれ、そして武装されていくか、まさに現在を描いた記録である。本書は、ドロ -
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Posted by ブクログ
同著者『人に強くなる極意』の続編。
外務省に務めインテリジェンスの世界に生きた佐藤優の経験を一般社会に生きるサラリーマン向けに解釈するという、前作同様の自己啓発本の類い。
“組織は何年かすると異動があります。(略)短気を起こさず、じっと時を待つというのが組織での一番ふさわしい対応だと考えます。” 195ページ
など、現実的なアドバイスも多い。
前作に比べるとパンチに欠ける印象だが、読みやすいので処世術を身につけたい方はぜひ。
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memo:
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「複線思考」はリスクヘッジでもある。(略)イスラエルの諜報機関のモサドにしても、ロシアの対外諜報庁にしても、そこで諜報活動をす