佐藤優のレビュー一覧

  • 「ズルさ」のすすめ

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    「いかにして、社会において上手くやっていくか」という内容を語っている一冊。理論詰めではなく、キリスト教の教えや「理論ではどうにも説明できない」ことにも言及しているのが特徴的。著者の佐藤優氏の経歴を見ると、同志社大学大学院神学研究家修理とあることにも由縁があるのかなと思いました。

    総じて、社会では「まずは巻かれて、その後巻き返せ」という主張が見て取れました。11章で構成されていて、具体的な施策が書かれているので読みやすかったです。

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    2015年07月01日
  • 知性とは何か

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    知性がなく、品位に欠ける某総理大臣に代表される日本の現況に辟易して、この本を手に取ってみた。
    反知性主義が日本に与える影響を分析検証、反知性主義者に対抗するための「知性」をどう身につけるかの指南書。
    佐藤氏は読書量・思考の深さが常人を超えており、ついていくのが大変だが、思考の一端でも学びたく思う。

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    2015年06月27日
  • 超したたか勉強術

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    最強のインテリジェンス思考法をイギリスの中学歴史教科書から学ぶと言う発想からしてユニーク。
    安倍氏の反知性主義も納得の論理で撃墜。
    氏は兎に角、攻撃も守備も範囲が広くて深い。
    リベラルか保守か、あるいは左翼右翼といったくくりではなく、正しく本人の経験と勉強の賜物であろう。
    爪の垢程でも取り入れられれば、少しは世界の他者と共存できる道が見つかるかもしれない。

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    2015年06月12日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    知性の使い方という意味では、結構参考になる一冊かもしれません。こういう会話についていけるかどうかは、日頃から表面的に見えていることの水面下まで見ようとしているかどうかにかかってくるのかなと。予想だし外れてもいいのだから、こういうことが起こればその影響はここまで及ぶ、もしくはこういうトレンドならこういうことは起こらない、そんな次の動きを想定しながら自分の動きを決めたり調整していくことは必要だなと感じています。それができるようになってくると、一つ一つの自分の言葉にも気を使うだろうし意識も所作も変わってくるんだろうなと。

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    2015年06月02日
  • 超したたか勉強術

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    最近、佐藤さんの新刊書は、本当にたくさん見かける。
    大澤真幸か、この人かという感じ。
    さらに言えば、誰かと対談という形を取ることが多い二人でもある。

    それはさておき、この人の本を初めて読んだ。
    第一段階は、情報収集を積み重ねること。
    なんと、暗記して頭に叩き込むとのこと!
    もう、この時点で真似できない・・・

    その後は、敷衍やアナロジー、正反対の存在を想定する、共通点と相違点を探す、第三の立場から考える、別の概念にあてはめる…などの技術で、解釈をしていくのだそうだ。

    原稿は書きかけのバージョンも保存しておくこととか、普段自分が絶対考えもしない方法が提唱されていた。

    実際に自分が実行できる

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    2015年06月01日
  • 日本国家の神髄

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    思想には、中道はなく右翼と左翼しかないという言葉が印象的。
    「国のために死ねるか」どの国のインテリジェンス教育でも叩き込まれる考え方。
    親日保守という生き方。

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    2015年05月30日
  • 超したたか勉強術

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    勉強術ということだが
    ほとんどが安部首相への批判と
    イスラム国への己の見解

    スコットランド独立を住民投票で決める。同じことが沖縄でも起こるかもしれない。確かにそう思った。

    イギリスの歴史の教科書は知識詰め込み型ではなく、自分で考えさせるものらしい。過去の帝国主義によって、植民地支配などで世界に禍根を残しているもののイギリスはしたたかに存続している。

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    2015年05月28日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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     毎年恒例になったかのように思える著者二人による日本をとりまく国際情勢を語り合う対談本である。この二人は意見の対立があまりないので、読者はこの二人からインテリジェンスの観点での政情を解説してもらうといった内容になってしまう。
     2013年末に発行された本書は、今では新鮮さはないが、尖閣問題やTPPなど当時の流れが引続いている点もあり、あたっているね、と思わせる解説もあって参考になる。
     日本の言論界とは異なる視点での意見を述べる著者らには、全面支持するわけでもないが、今後も注目していくことになると思う。
     

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    2015年05月24日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    本書が扱っているドローンとは、昨今我が国のマスコミをにぎわしているクワッドコプター等のドローンのことではなく、広くUAVといわれているもののこと。
    その着想から開発、実用化、そして、偵察用から攻撃用にと拡げられてきた開発史。
    開発者の自由な発想を、形にしていく苦労。そして、航空宇宙産業、さらに軍産複合体のなかで開発費用を獲得し、開発実用化に進めていく経緯。さらに、その中で開発、運用にかかわる軍人、民間技術者の姿。
    冷戦構造が崩れ、地域の民族紛争、そしてテロリストとの戦いと戦争の形が変化していくなかで、ドローンがどのように生まれ、そして武装されていくか、まさに現在を描いた記録である。本書は、ドロ

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    2015年05月19日
  • 超したたか勉強術

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    佐藤優氏の新著を久しぶりに。
    もろに勉強術と銘打っているが、ビジネス書とは違うアプローチに関心。

    アナロジーと敷衍。
    文章を丸暗記で記憶力増大と論理展開の型定着というのは、一度試してみてもいいかも。

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    2015年05月25日
  • とりあたま大学―世界一ブラックな授業!編―

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    週刊新潮2013.5-2015.3。女性手帳。あまちゃん。おバカ写真。食品偽装。ビットコイン。軍師勘兵衛。STAP細胞大騒動。漱石こころ100年。号泣会見。アナと雪の女王。スコットランド。ピケティ。

    そういえばそんなことあったなぁ。

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    2015年08月29日
  • とりあたまJAPAN

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    2010-2011、週刊新潮の時事エッセイ&コミック。改正臓器移植法、COP10、石原都知事、斎藤佑樹、小学校英語必修化、大地震、計画停電、スマホ、なでしこ、オリンパス、、

    そういえばそんなニュースあったなって。文庫本のためコミックの文字が小さすぎて、雰囲気しか読み取れなかったのが残念でした。虫眼鏡使うのが面倒で。

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    2015年08月29日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    なぜ外務省で失脚したのか、この本で書かれてあることを実行しなかったからなのか。あとこの本で紹介された「キッド」という映画を見てみたいと思った。

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    2015年05月11日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    戦争は発明の母である、イスラエルで生まれ、ボスニア紛争で姿を現し、アフガンで敵を殲滅。地球の裏側のCIA本部で操縦、アメリカンが密かに海外の領土で敵を暗殺しつづける(無人暗殺機)プレデターの知られざる開発史。


    日本よ、中国空母も無力化するドローン革命に着目せよ 佐藤優

    人間の生き方死に方を変える兵器、無人機革命、民間無人機がいつかやってくるだろうか、

    無人機と言うこの新技術は定着するだろう。無人機がひき起こす影響にどう対処するか、

    首相官邸屋上のドローンがニュースになっているが、ドローンは無人殺人機であることが報道されていない

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    2015年04月28日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    CIAにいたことを自己肯定するために書かれたと感じてしまう。
    社内の出世競争のテクニックには共感。出世しそうな同僚と友好関係を結ぶ。
    佐藤優氏の解説は分かりやすくありがたい。

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    2015年04月26日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    CIAも結局のところ信頼を大切にしているのが面白いと思った。

    CIAと一般企業での勤務経験から書かれており、一般企業の労働者として実践的な内容である。

    セキュリティ部分は日頃の業務でやっているので目新しいものはなかった。

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    2015年03月29日
  • 人に強くなる極意

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    お勧めの本はいい。◆彼が考えるTPPへの参加のスタンスが、「中国包囲網」ということなのか。この方針だけか。

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    2020年07月27日
  • 紳士協定―私のイギリス物語―

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    ネタバレ

    『国家の罠』では非常に頼もしく新鮮に感じた佐藤氏の世の中を見つめる真摯な姿勢も、ここまでくるとちょっとくどいかな…
    外交官だった身分へのこだわりとか膨大な知識の披露とか昔から大物感を漂わせていた自分とかが優先されてしまっている感じ。自分の物語を仕立て上げすぎと言うか。
    タイトルの『紳士協定』は結局守られなかったようだし。最後まで読むとそもそもタイトルがそぐわないことにがっかりしてしまった。
    あなたのこともあなたの仕事もとても尊敬しているので、そんなに誇示する必要はないと思うと伝えたい。

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    2015年03月26日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    同著者『人に強くなる極意』の続編。
    外務省に務めインテリジェンスの世界に生きた佐藤優の経験を一般社会に生きるサラリーマン向けに解釈するという、前作同様の自己啓発本の類い。


    “組織は何年かすると異動があります。(略)短気を起こさず、じっと時を待つというのが組織での一番ふさわしい対応だと考えます。” 195ページ

    など、現実的なアドバイスも多い。

    前作に比べるとパンチに欠ける印象だが、読みやすいので処世術を身につけたい方はぜひ。

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    memo:

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    「複線思考」はリスクヘッジでもある。(略)イスラエルの諜報機関のモサドにしても、ロシアの対外諜報庁にしても、そこで諜報活動をす

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    2015年03月15日
  • サバイバル宗教論

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    キリスト教徒の佐藤氏が、仏教僧に語った内容。
    宗教の本を読んだことなかったので、難しかった。まだまだ読み手として、佐藤氏を読むには力不足。

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    2015年03月10日