佐藤優のレビュー一覧

  • 帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ

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    理論編と実践編に分かれており、理論編では、マルクス経済学者の宇野弘蔵の理論を見なおすことで、現代の国家や資本主義が直面している問題を解決することがめざされています。

    新自由主義はアメリカ流の啓蒙主義であると、著者は規定しています。それも、ロマン主義との対決をくぐり抜けてきたヨーロッパとは違う、すれっからしの啓蒙主義であり、そこでは自由を妨げるものは徹底的に排除されることになります。著者はこうした新自由主義を克服するための手がかりを、宇野経済学に求めようとします。

    商品にとって第一義的な意味を持つのは(交換)価値、すなわちカネになることであり、資本家はカネさえ儲けることができればいいと考えま

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    2015年10月09日
  • 交渉術

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    「交渉術」というタイトルですが、一般の読者に役立つ交渉テクニックを紹介した本ではありません。元外務官で、インテリジェンスの現場の最前線に経っていた佐藤優さんが、主に体験談を通して、外交における交渉の実態を論じています。

    前半は、カネ、セックス、アルコールなども駆使する交渉術の実態について、詳しく述べられています。後半は、主に北方領土をめぐって、小渕、橋本、森内閣のもとで、エリツィンやプーチンらとの折衝に当たってきた著者の体験を振り返り、当時日本とロシアとの間でどのような駆け引きがおこなわれてきたのかを明らかにしています。

    巻末には、東日本大震災の際に、著者がインテリジェンスの観点から政府に

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    2015年10月09日
  • 超したたか勉強術

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    なんて紛らわしいタイトルのつけ方だ(笑 まず内容よりそこに著者のしたたかさを感じてしまうわけで。論理的思考をつけるために歴史を通して鍛え上げるワークブックのようなもの。この通りに取り組めば本当に頭の働き方が変わってくると思う。本を1章丸ごと暗記すると脳の使える容量が増えるというのは面白い。やってみたいなあ(根性があれば)

    ・自分なりの視座を持つことが大切
    ・『イギリスの歴史/帝国の衝撃』(明石書店)課題図書扱いとする。英国内において新帝国主義時代の今を生き抜く術を記した本。
    ・脳の記憶容量を大きく変える丸暗記の勧め
     前述図書 第9章を日英ver 1か月かけて覚える。ブロックごとに暗記し、キ

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    2015年10月08日
  • ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ

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    ネタバレ

    著者の凄まじい体験を基に書かれているだけあって、説得力があります。自分自身の経験とかぶる部分も多く、自信がついたというか、まだまだ自分は頑張れそうだと思いました。

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    2015年10月04日
  • 知性とは何か

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    反知性主義に抵抗しうる知性を身につけよう。そのための近道は読書だ。本作は、さまざまな時事問題に多面的な視点を持つための書評的な一冊。話がかなり飛ぶので、ついていきずらいところもあり。イスラム国、ピケティについてはなかなか難解だったが、知性がついていけるようになったらもう一度読み直したい。

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    2015年10月04日
  • 超したたか勉強術

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    真実を理解するためにはこう考えていけばよいという思考法の指南書。
    挙げられた具体例においては良く理解できるが、自分自身で他の事象を分析するのはなかなか難しい。

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    2015年09月13日
  • 「ズルさ」のすすめ

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     著者のいう「ズルさ」とは、社会で生き抜く「賢さ」のことだ。

     この世は必ずしも公平には作られていない。また、組織の中で勝ち残っていかなければならないにも関わらず、組織の中でうまくやっていかなければならないという、矛盾した状況にある。
     そんな中でよりよく生きていくには、教養と知恵を蓄えることにより直観力を磨く。ビジネスという経済的合理性を求める場以外に、地域、趣味、ボランティアなど仕事以外の場で信頼しあえる誠実な人間関係を築く。複数の価値観を持つことにより、どんな状況にも対応できるしなやかさを持つ。それが、著者の勧める処世術である。

     外交官という、文化も利害関係も異なる二つの国の関係を

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    2015年09月03日
  • ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ

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    最近の佐藤優の著作は質が落ちているように感じる。
    「ヘーゲルは、『偉人は他人を満足させようとするものではなく、自分の満足をねらいとします』と断言する。脂ぎった顔をして、自分の利益しか考えない政治家、社長、編集長などのような人が偉人で、歴史の中で理念を推し進めていくことができると、ヘーゲルは本気で思っている」
    とあるが、これには賛同できない。
    「ヘーゲルは、偉人の人生について、『かれらはおだやかな満足を得ることがなく、生涯が労働と辛苦のつらなりであり、内面は情熱が吹きあれている。目的が実現されると、豆の莢にすぎないかれらは地面におちてしまう』という突き放した見方を示している。ヘーゲル個人としては

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    2015年08月28日
  • 超したたか勉強術

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    ネタバレ

    考え方のロジックを定型化することで、効率化や比較化、可視化を行う。当たり前のことかもしれないけど、これを日々実践して真実を見極めることはすごく難しい。読んでいてうなずける部分と、それを実践できていない自分を感じる部分がよく分かりました。

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    2015年08月23日
  • 「知」の読書術

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    これからの社会を乗り越えるための読書法を指南。併せて、読んでおくべき良書を紹介。また、電子書籍の利用方法も解説。

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    2015年08月16日
  • 国家のエゴ

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    現下日本の政治エリートは反知性主義的機運が万延している。
    中国は、新帝国主義で海洋進出が脅威とされているが、中国西方に第二イスラムができる可能性が高く尖閣問題は発展しない。発展しないもう一つの可能性は沖縄の日本からの独立がある。

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    2015年08月16日
  • とりあたま大学―世界一ブラックな授業!編―

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    下世話、お下劣で一杯の漫画を煮詰めると、なぜかはっとするような人生訓が蒸留される不思議。佐藤優氏の文章は、毒にも薬にもならない、良い解説。見事な組み合わせ。

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    2015年08月06日
  • 子どもの教養の育て方

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    子どもの教育をテーマにした、知の巨人・佐藤優と国会議員・井戸まさえの対談。前半は比較的具体的に「書く力」や「読む力」、また「受験」などいくつかの項目に分けてそのポイントを佐藤優が説明する形。後半は『八日目の蝉』を題材に、そこから現代の家族関係の問題点を読み解いている。

    対談という形式だからか、全体を振り返るとなんとなく焦点がぼやけてしまう。けれど個別具体的に詳細を見ていくと参考になる部分も多い。たとえばこんなところ。

    ◼️本は書き込みをしたり、ポストイットを貼るなどして、汚して読むというのが佐藤流読書術でしたね。それでこそ頭に入るのだと。
    ◼️p36-37 理屈で説明するのは難しい民族の特

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    2015年07月20日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    「いかにして、社会において上手くやっていくか」という内容を語っている一冊。理論詰めではなく、キリスト教の教えや「理論ではどうにも説明できない」ことにも言及しているのが特徴的。著者の佐藤優氏の経歴を見ると、同志社大学大学院神学研究家修理とあることにも由縁があるのかなと思いました。

    総じて、社会では「まずは巻かれて、その後巻き返せ」という主張が見て取れました。11章で構成されていて、具体的な施策が書かれているので読みやすかったです。

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    2015年07月01日
  • 知性とは何か

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    知性がなく、品位に欠ける某総理大臣に代表される日本の現況に辟易して、この本を手に取ってみた。
    反知性主義が日本に与える影響を分析検証、反知性主義者に対抗するための「知性」をどう身につけるかの指南書。
    佐藤氏は読書量・思考の深さが常人を超えており、ついていくのが大変だが、思考の一端でも学びたく思う。

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    2015年06月27日
  • 超したたか勉強術

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    最強のインテリジェンス思考法をイギリスの中学歴史教科書から学ぶと言う発想からしてユニーク。
    安倍氏の反知性主義も納得の論理で撃墜。
    氏は兎に角、攻撃も守備も範囲が広くて深い。
    リベラルか保守か、あるいは左翼右翼といったくくりではなく、正しく本人の経験と勉強の賜物であろう。
    爪の垢程でも取り入れられれば、少しは世界の他者と共存できる道が見つかるかもしれない。

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    2015年06月12日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    知性の使い方という意味では、結構参考になる一冊かもしれません。こういう会話についていけるかどうかは、日頃から表面的に見えていることの水面下まで見ようとしているかどうかにかかってくるのかなと。予想だし外れてもいいのだから、こういうことが起こればその影響はここまで及ぶ、もしくはこういうトレンドならこういうことは起こらない、そんな次の動きを想定しながら自分の動きを決めたり調整していくことは必要だなと感じています。それができるようになってくると、一つ一つの自分の言葉にも気を使うだろうし意識も所作も変わってくるんだろうなと。

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    2015年06月02日
  • 超したたか勉強術

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    最近、佐藤さんの新刊書は、本当にたくさん見かける。
    大澤真幸か、この人かという感じ。
    さらに言えば、誰かと対談という形を取ることが多い二人でもある。

    それはさておき、この人の本を初めて読んだ。
    第一段階は、情報収集を積み重ねること。
    なんと、暗記して頭に叩き込むとのこと!
    もう、この時点で真似できない・・・

    その後は、敷衍やアナロジー、正反対の存在を想定する、共通点と相違点を探す、第三の立場から考える、別の概念にあてはめる…などの技術で、解釈をしていくのだそうだ。

    原稿は書きかけのバージョンも保存しておくこととか、普段自分が絶対考えもしない方法が提唱されていた。

    実際に自分が実行できる

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    2015年06月01日
  • 日本国家の神髄

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    思想には、中道はなく右翼と左翼しかないという言葉が印象的。
    「国のために死ねるか」どの国のインテリジェンス教育でも叩き込まれる考え方。
    親日保守という生き方。

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    2015年05月30日
  • 超したたか勉強術

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    勉強術ということだが
    ほとんどが安部首相への批判と
    イスラム国への己の見解

    スコットランド独立を住民投票で決める。同じことが沖縄でも起こるかもしれない。確かにそう思った。

    イギリスの歴史の教科書は知識詰め込み型ではなく、自分で考えさせるものらしい。過去の帝国主義によって、植民地支配などで世界に禍根を残しているもののイギリスはしたたかに存続している。

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    2015年05月28日