佐藤優のレビュー一覧

  • 「知」の読書術

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    タイトルは「知の読書術」だが、内容は漠然とした知識のことではなく、これからの世界情勢のことだった。ウクライナ危機を理解するには、第一次、第二次世界大戦から今は繋がっているので近代史を学ぶべきである、と具体的なおすすめ本とかニュースサイトとかが載っているので役に立ちそう。電子書籍は脳に入りにくいので、紙の本メインに電子書籍は参照するときに使えというのは納得した。

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    2015年03月06日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    〜得た知識・考え方〜
    五味川純平
    「信じるなよ、男でも、女でも、思想でも、
    本当によくわかるまで。
    わかりがおそいってことは恥じゃない。
    後悔しないためのたった一つの方法だ」

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    2015年03月05日
  • 新約聖書 1

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    キリストの生涯について四人の人が記述した本。目が見えない人を見えるようにしたとか、病気の人を直したとか、湖の上を歩いたとか言われても、逆の反応はあっても、正直キリストには惹かれなかった。

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    2015年03月01日
  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

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    「死」がテーマの対談だが、実際に語られる内容は様々。個人的にはもう少し「死」に焦点を当ててほしかった気もするが。
    二人とも「死」を恐怖だとは思っていないらしい。それはまさに自分もそう。「死」が怖いのではなく、「死」に至るまでのプロセスが怖い。そこにあるだろう痛みが。とすると、やはり本質的に恐ろしいのは「生」の方なのかもしれない。もちろん、生きているからこそ味わえる喜びもあるんだろうけれど。

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    2015年02月24日
  • 聖書を語る

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    救世主の降誕という人知を超える出来事が起きたことだけを確認すればよくて、誤訳問題には踏み込まない。(佐藤)

    つじつまが合わなくなると知らんぷりか、か。(中村)

    都合が悪いことについては黙る、というのが優れた神学者に求められる資質です。(佐藤)

    政治家みたいだね。(中村)51
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    彼がこう言ったんです。ソ連崩壊はいつ始まったか、それはチェルノブイリ原発事故からである。

    原発のような巨大システムが事故を起こすときは、必ず国家や社会の機構の不具合もパラレルに起こっているのだ

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    2015年02月18日
  • 修羅場の極意

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    ネタバレ

    修羅場とは、継続的に闘争が起きている場所を指す。

    圧倒的な知識量から古今東西のテキストを用いて、修羅場において人がどう切り抜けてきたかを解説する。

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    2015年02月18日
  • 人たらしの流儀

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    元外務省主任分析官である佐藤優氏が、対人術の要諦を講義形式で伝授してくれるということで、読む前からもう興味津々なわけです。

    聞き手はジャーナリスト小峯隆生氏ということで、この二人の掛け合いもなかなか面白く、もう一つの見どころとなっています。

    諜報・防諜機関の人脈構築術、情報収集や交渉における駆け引きなど、もちろん全てではないにしろ結構リアルに明かされています。人脈づくりなど決して偶然とか成り行き任せではなく、緻密な戦略に基づいて行われているんですね。インテリジェンスの世界って凄すぎです。とても一朝一夕で真似できるものではありません。

    ただエッセンスを取り出してみると、決してビジネスの世界

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    2015年02月17日
  • 「知的野蛮人」になるための本棚

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    男性ビジネスマン向きかなとは思うが、幅広いジャンルの書籍が紹介されている。
    更新版が継続的に発刊されるとうれしい。

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    2015年02月11日
  • 功利主義者の読書術

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     表題の「功利主義」ってなんだ?早速、wikiにて調べてみるが、字ズラの意味は分かるが、難解である。ようは、 帰結主義の1つで、 実利主義(じつりしゅぎ)とも呼ばれるものらしい。実利主義とは、現実的な利益を追求するものの考え方である。で、著者はこの現実的な利益を追求するという考え方にもとづき、読書をしているのである。さて、わたしはどうなのだろう・・・読後の感想としては全体的に表題とおなじで、こむずかしくまとまっている。

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    2017年10月21日
  • 「知的野蛮人」になるための本棚

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    元々は2011年に講談社からの単行本「野蛮人の図書室」を改題して、冒頭に本屋の上手な活用法、巻末に選書術と毒手法を入れた、PHP文庫版。

    正直、元々の原稿は2011年以前の週刊プレイボーイの連載(2008年~2010年)なので、鳩山政権に期待したり、死に体となったブッシュ政権からオバマ政権への期待など、今読むとなかなか厳しい批評のものもある。

    ただし、物事の基本を学ぶための読書紹介や当時の雰囲気を知るためには良いのではないだろうか。個人的には「野蛮人の図書室」も読んでいたので、復習がてら読んで、読みたい本が見つかってしまった。この手の本は、たまに読み直すとよい本だと思う。

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    2015年01月18日
  • サバイバル宗教論

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    面白かったけど、難しい!
    すごい知識量。
    すご過ぎで割と話についていけない。
    ひとつひとつのエピソードは面白いんだけど、読み終わってこの本が言わんとしたところを要約してしゃべれと言われたらムリ。

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    2015年01月10日
  • 功利主義者の読書術

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    読書をしていると、時々、自分の残りの人生で読み切れぬほどの書物の数を思い浮かべ、寂寞とした絶望感に駆られる事がある。そんな時、読書術のような本を手に取るのだ。

    佐藤優は、常人とは異なるペースで本を読み、文を書く。その彼が、「使える」本を教えてくれるのだ。これは、前述の絶望感への救いである。効率的に、意味深い読書ができる。

    しかし、佐藤優が本著で導入に触れた、恐らくショーペンハウアーの記載とも重なる、読書の危険性。つまり、自らの頭で考える事の否定を招くという事は危険視しておかねばならない。これは、盲目になるな、ということ。また、偏った立場の主張だけに耳を傾けないことで、大体回避できる。

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    2014年12月27日
  • 私の「情報分析術」超入門 仕事に効く世界の捉え方

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    「おい、外務省のなんとか課長の何某、陰嚢のシワを伸ばしてよく聞け!」ってな具合で分析術というより、名指しの個人攻撃を含んだ熱いメッセージ集、あるいは暴露話集という印象。失うものがなく怖いもの知らずとなった著者は、権力者から見ればとっても危険。これじゃあ得体の知れない奴らが自宅のゴミの中を調べるのも無理はない。この本も例によってロシア関係が半分。あとは沖縄が3〜4割と、その他はおまけ。勉強になったのは「迷ったら読まない」という姿勢。ダラダラと手当たり次第に読んでいたらキリがないし、時間の無駄だものね。

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    2014年12月09日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    ○元CIAのエージェントであったカールソン氏の作品。
    ○CIAの職員が、どのようなトレーニングを積み、実際の現場でどのように活用しているのかを紹介しつつ、ビジネスの場での活用方法について、解説したもの。
    ○読み物としては面白いが、ベースがアメリカなので、なかなか日本社会では実現が難しいものが多い印象。実践するために読むと言うよりも、知識として読むと面白い。

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    2014年11月28日
  • 私の「情報分析術」超入門 仕事に効く世界の捉え方

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    佐藤優さんのエッセイ集といった感じでしょうか、
    内容的には、他の著作などとも結構被っています。

    題名通りに、佐藤優さんの入門書といった感も。

     “国際情勢を分析し、それを血肉とするには、
      現在起こっていることを多元的に
      「つなげる力」が必要となってくる。”

    軸になるのはあくまで自分の“つなげる力”、
    情報分析力(リテラシー)といったところでしょうか。

    情報に踊らされず、かといって軽視もせず、
    うまく使いこなしていくには何が必要なのか、

    そんなヒントを見出すこともできるのかな、なんて。

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    2014年11月20日
  • 「知」の読書術

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    ネタバレ

    読書術と言うよりは、現代を理解する為の本の紹介に重きが置かれているように感じた。電子書籍の活用法については参考になったが、紙の本が全ての自分にとってはあくまでこういう読書の仕方もあるという方法論としてしか感じられなかった。

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    2014年11月19日
  • 修羅場の極意

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    修羅場には遭遇しないほうが好ましいが、そういうわけにもいかない。数々の修羅場を経験してきた筆者が、著名人等の言葉を引用しつつ修羅場ならないよう、なってもに立ち向かえるような心構えを説く。宗教や哲学なと難しい部分もあるが、読むほどに深まる内容。

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    2014年11月18日
  • 私の「情報分析術」超入門 仕事に効く世界の捉え方

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    1章を除き、雑誌のコラムをまとめたもの。

    書下ろしの1章において情報分析のやり方や効用について説いているが、後の章は日本、ロシア、アメリカ等についての著者の分析が載っているだけであり、内容はともかく超入門というタイトルとは一致していないと感じた。

    分析の内容もいつもどおりの外務省批判と沖縄の左翼寄りの言論の擁護であり、後者について著者は自信があるようだが、根拠が示されていないのであまり同意はできない。

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    2014年11月08日
  • 功利主義者の読書術

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    マルクスの『資本論』から石原真理子の『ふぞろいな秘密』に至るまで、さまざまな本を紹介し、著者独自の視点でその有効性を解き明かしています。

    著者は本書のスタンスを「功利主義」と規定しています。これは、実用書やビジネス書など、直接役立つ本を紹介するという意味ではなく、思想書やタレント本に盛り込まれている叡智を抽出し、最大限に活かすというスタンスを意味していると言えるのではないかと思います。

    おもしろいと思ったのは、副島隆彦の『恐慌前夜』(祥伝社)や小室直樹の『ソビエト帝国の最後』(光文社)など、ちょっと評価の難しい本が含まれていることです。「功利主義者」として、活用できるものは貪欲に活用してい

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    2015年03月09日
  • 子どもの教養の育て方

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    子どもに読ませたくない本は、人をバカにする本。43
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    子どもは「自分よりわがままな存在」に出会って、はじめて自分の姿を客観視できるようになる。147
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    女性の外交官のほうが自分の力に自信がある人が多いように思います。ただし、みんな気は強いですが。でも、気が強いのを隠す力はある。教養のある人は闘志を隠します。教養とは隠す力でもありますから。181
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    2014年10月30日