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恋獄島 極地恋愛
漂流した五人の男女。流れ着いたのは――絶海の孤島 乗り合わせた船が沈み、南海の孤島に流れ着いた二人の男と三人の女。 漂流者たちは各々の方法で必死に生き残るすべを探す。 交差する思惑と愛憎、信頼と裏切り。抑えきれない性欲、そして殺意……。 極限状態に陥った時、人間のエゴイズムが醜くも美しく露わとなる!? 極限のサバイバルサスペンス開幕! -
なんで恋敵が気になんねん!?【電子書籍特装版】
【特別小冊子収録!電子書籍特装版】 【描き下ろし電子書籍特典ペーパー収録!】 いけ好かないアイツで俺の息子勃っとるやんけぇえぇぇー!? ウザ絡み系陽キャ男子×顔がコンプレックス隠れ美男子のライバル関係からはじまる笑キュンラブコメ! 上京したてでゲイの東は、入学した大学で京太郎に出会い一目惚れ! 自分好みの子と知り合えたことに歓喜するが、背後から明確な殺意を感じる東。 振り返るとメガネの奥から東を睨みつける男・都がいた。 どうやら彼も京太郎に長年片想いしているようで……。 京太郎ともっと親しくなりたいのに、都がなにかと邪魔してきて鬱陶しい。 けど、三人で過ごすうちに東の中で“陰湿な奴”という印象だった都の悪いイメージが少しずつ変わり始め――。 コミックスでしか読めない描き下ろしも収録! 【電子書籍特装版・特別小冊子収録内容】 ・描き下ろし/電子書籍購入特典ペーパー(※通常版と同じ内容です。) ・連載時のカラー扉ページをそのまま収録 ・特別小冊子収録 (未公開初期キャラクター設定:1ページ 未公開連載扉イラストラフ:5ページ 未公開単行本カバーイラストラフ:5ページ 描き下ろし/マンガ『そのゴム今日使うのか?』:15ページ 描き下ろし/電子特装版用特典ペーパー:1ページ) 【関連ワード】 BL ボーイズラブ スプラッシュ Splush 青春 同級生 ゲイ 三角関係 コンプレックス 陰キャ ラブコメ 学生 黒髪受 メガネ受け 美人受 ライバル ケンカップル -
私を殺したワンコ系騎士様が、ヤンデレにジョブチェンジして今日も命を狙ってくる
「……いっそ殺してしまいたい」それが最期に聞いたあの人の言葉だった――はずが!? 婚約者だった自国の王子から婚約を破棄され国外追放を言い渡されたティアナは、なんとその場で隣国のワンコ系イケメン騎士・サイラスから求婚される。サイラスの顔がドストライクのタイプだったティアナは喜んで求婚を受け入れ……いやいやいや、受け入れません! だってこの人私を殺した犯人ですから! 実はティアナは「一度サイラスに殺された後」、この場面に戻っていた! 二度目の今度こそは何としても悲惨な未来を回避したいと、サイラスの求婚を全力で拒否するティアナだったが、どうやってもこのイケメンワンコ系騎士の溺愛から逃げられない!! でも、甘い言葉でティアナとの婚約を求めるその瞳の奥には昏い殺意が見え隠れしていて!? ヤンデレ化した騎士様から、とにかく逃げたい令嬢と、そんな彼女を絶対に逃がしたくない騎士様の、すれ違い追いかけっこ溺愛ヤンデレラブコメ! -
パラレル・フィクショナル 予知夢の殺人
〈特殊設定ミステリ〉の第一人者が放つ一撃! 予知夢を見るふたり。 惨劇は回避できるのか? そして凶悪な殺意の主とは? あなたはこの結末に驚かずにはいられない―― 刻子と甥の素央は、惨劇の夢を見る。親族八人が集った別荘で、刻子以外の全員が命を落とすのだ。二人には「確定している未来を事前に夢に見る」という予知能力がある。 殺されるはずの素央は別荘に行かず、すべての惨劇は回避された――と安堵したが……。 凶悪な殺意を持つ者は確実に存在する。起きるはずだった事件と犯人の正体とは? ※本書は、2022年3月刊行の単行本『パラレル・フィクショナル』を改題し、2025年3月祥伝社文庫より刊行された作品を電子書籍化したものです -
十津川警部捜査行 カシオペアスイートの客
[著者のことば] 犯人が逃亡する先や殺人事件の起こる場所には、「北の地」が似合う、と思うのは私だけだろうか。 作品の舞台を北に採ることが多いのもそのせいである。 「北の地」と「列車」が組み合わさるとき、頭の中には、さまざまな人間模様とドラマが浮かんでくる。 今回の短編集には、ちょっとした仕掛けがある。オホーツク海を臨んで走っていた天北線の急行「天北」が舞台の1編と、天北線が廃止された後の廃駅を舞台にした1編を収めた。 背景となった時代の変化も同時に楽しんでいただきたい。 豪華寝台特急が北へ運んだ殺意! 札幌へ向かう車内で惨劇が! 十津川警部の英知が真相に迫る── 札幌に到着した寝台特急「カシオペア」車内で若い女性の刺殺体が発見された。現場となったのは展望室タイプの最上級スイート個室。その部屋の男性客は姿を消していた。 妻との旅行で同じ列車に乗り合わせた警視庁の退職刑事・内山には、男性客とどこかで会っている記憶があった。 北海道警の捜査に協力した内山は、元上司の十津川警部に連絡。やがて8ヵ月前に渋谷で起きた資産家殺しとの関係が浮上した。その事件は容疑者の自殺で決着していたが……。消えた男性客の正体と行方は? 複雑に交錯する謎に十津川が挑む! 【収録作品】「カシオペアスイートの客」「禁じられた「北斗星5号」」「最果てのブルートレイン」「北の廃駅で死んだ女」 ※「十津川警部」シリーズと作品の楽しみ方がさらに広がる解説も収録![解説:小梛治宣] -
十津川班捜査行 宮古行「快速リアス」殺人事件
[著者のことば] 時刻表を見ていると、飽きるということがない。オヤッと思うことや、これは何だろうという疑問が浮かび、小説を書く意欲がわいてくる。空想、妄想も膨らんでくる。 取材には、取材の楽しみがある。地方に行ったり、列車に乗ったりするのも好きだ。同じ土地に、2度目、3度目という場合もあるが、必ずといっていいほど、思いがけない、新しい発見や出会いが、待っている。 この2つが、私の、創作の源泉、といっても過言ではない。 この短編集は、ローカル線にまつわるミステリーを集めたものである。 山田線、指宿枕崎(いぶすきまくらざき)線、函館本線、箱根登山鉄道――― ローカル線が“事件”を呼ぶ! ルート、ダイヤ、駅舎…… 地方鉄道を利用した殺人 十津川警部は巧妙なトリックを見破れるか!? 前科2犯の荒木圭介が盛岡発・宮古行「快速リアス」の車中で毒殺された。直後、東京で起きたクラブママ殺しの容疑者として、10日以上前に検挙された男が、突然、事件当夜は荒木と飲んでいたと言い出した。 証言者はすでにこの世にいない。なぜこのタイミングでアリバイを主張したのか? 捜査を開始した十津川警部は、荒木がインターネットで列車を使う怪しげな仕事を引き受けていたことを知る。事件の鍵は岩手のローカル線にあるのか。 十津川は、荒木が乗車した13時51分発「快速リアス」に乗り込んだ……。 【収録作品】「宮古行「快速リアス」殺人事件」「小さな駅の大きな事件」「殺意の「函館本線」」「殺意を運ぶあじさい電車」 ※「十津川警部」シリーズと作品の楽しみ方がさらに広がる解説も収録![解説:小梛治宣] -
魔界
そのとき、ブレーキの軋みと、若い男の叫ぶと、衝突音が同時に起こった。“はねてしまった……!”道路に倒れている男は動かない。が、彼は辺りに誰もいないことに気付いた……。車体の傷から轢き逃げの発覚を恐れた彼は、車を修理に出した。が、あとで、車の損傷部分をカメラに納めて帰った男がいることを知らされた。そして、その男の正体が、会社の陰険な部下であることを知ったとき、彼は心にどす黒い殺意が吹き上げてくるのを覚えた! ある日の出来事をきっかけに、平穏な日常から恐ろしい魔界に落ち込む、人間の恐怖と戦慄を描くブラック・ロマンの世界。全5篇収録! -
私を殺したワンコ系騎士様が、ヤンデレにジョブチェンジして今日も命を狙ってくる【ノベル分冊版】
「……いっそ殺してしまいたい」それが最期に聞いたあの人の言葉だった――。婚約者だった自国の王子から婚約を破棄され国外追放を言い渡されたティアナ。その場で隣国の王子の護衛のワンコ系イケメン騎士・サイラスから求婚される。サイラスがドストライクのタイプだったティアナは求婚を受け入れ……いやいやいや、しませんけど!? だってこの人私を殺した犯人ですから! 実は一度目の人生でサイラスに殺された後、ティアナはこの場面に戻っていたのだ。二度目の今度こそは死亡フラグを回避したいと、サイラスの求婚を全力で拒否するが、どうしてもどうやってもこのワンコ系騎士の溺愛から逃げられない!! しかも甘く囁くその瞳の奥には昏い殺意が見え隠れしていて? ヤンデレ化した騎士様からとにかく逃げたい令嬢と、そんな彼女を絶対に逃がしたくない騎士様の、すれ違い追いかけっこ溺愛ラブコメ! 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。 -
明日こそ鳥は羽ばたく
失踪した男が作った〈鳥〉の旋律は、インドの民衆に受け入れられ、弾き継がれていた 六つの指穴を持つ縦笛による八小節の音のくりかえし、あの突き刺すような断続音ではじまるメロディー。あれは、ほんとうに〈鳥〉のテーマだろうか。かつてのバンド仲間ジョーの行方を追って、鷹取は日本を飛び立った。苛酷な地インドで彼が見たものは、貧困やカーストにもめげずに逞しく生きている少年たちの姿だった…。 ジャズやインド音楽といった要素を取り込み、失踪ミステリとしてもハードボイルド小説としても高く評価された紀行小説・ジャズ小説の傑作。第2回角川小説賞受賞作品。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。 -
飯野文彦劇場 浜の老人
ある日、妻が仕事中の私の書斎の扉を開けて、「あの人がやってきた!」と慌てた様子で言う。あの人とは、5年前、新婚旅行先の宮崎の海岸に死んだように横たわっていた老人のこと。しかも彼は、痩せた体にそぐわぬ巨根を見せびらかすかのように全裸だったのだ。まるで二人の心の内を見透かしたようなことを言う老人に興味を持った新婚の妻に、私は思わず殺意さえ覚えるが、次の瞬間、老人の姿は忽然と消えた…。エロと狂気のスペクタクル…そして驚天動地の結末が!? -
生きている松田優作(集英社インターナショナル)
「一緒に死んでいいほど惚れていた。殺意を抱くほど憎かった」。不世出の大スター、松田優作との出会いから永遠の別れまでを、優作にもっとも信頼された脚本家・丸山昇一が渾身の筆で描く! 優作の演技への情熱に感動し、彼に選ばれた恍惚に酔い、彼の苛烈な要求に翻弄された日々。数々の映像作品と70~80年代の映画・TV業界のエピソード満載。「もし今、優作が生きていたら」と想定したオリジナル探偵ドラマの脚本も収録! -
女たちの殺意
5人の女が抱いた「殺意」の行方は…? 傑作心理サスペンス 「仕事辞めちゃったのよ」夫の姉・久里子がまた転がり込んできた。主婦・時子は無神経でルーズな久里子の行動がいちいち目障りで仕方ない。大切な「我が家」を侵食していく義姉の存在。時子のストレスは、いつしか殺意にまで上り詰める…。(「暖かい殺意」) 平凡な女たちがありふれた日常の中で、ふと芽生えさせた殺意。それがどんどん葉を広げていく様をリアルな筆致で描く。オール読物推理小説新人賞・最終候補作品二編を含む短編集。第4回新風舎文庫大賞ミステリー部門賞受賞作。 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。 -
女たちの事件簿Vol.63~嫌いな嫁vs邪魔な姑~
息子を奪われたくない姑と、夫を独占したい嫁――。愛する男をめぐる女たちの執念は、やがて憎しみへと変わっていく…!!身重の妻を残し、突然姿を消した夫。取り残された嫁と姑は、ささいなすれ違いをきっかけに互いへの憎悪を募らせていく。そしてその感情は、やがて殺意へと変わり…。(さかたのり子『つるとかめ』)完璧な夫との幸せな新婚生活を夢見ていた妻。しかし姑は何かにつけて夫婦の間に割って入り、ふたりの時間を奪っていく。さらに、姑と夫の間には親子とは思えない怪しい雰囲気が漂っていて…。(おおにし真『朱い糸』)愛し愛される幸せな夫婦だと信じていた。ある日、夫の訃報が突然届くまでは…。出張と偽り愛人と密会していた夫の裏切りを知り、悲しみに暮れる妻。だが現実を受け入れようとしない姑は、まるで夫が生きているかのような生活を嫁に強要し始め…。(成毛厚子『長い雨』)愛する息子、愛する夫――。譲れない想いがぶつかり合うとき、女たちの確執は思わぬ悲劇を招く…。嫁と姑の愛憎劇を描いた衝撃の5作品を収録した、女たちの事件簿シリーズ第63弾!! ※本作の収録作は、他コンテンツに収録されている場合がございます。重複購入にご注意ください。 -
影の車
仮眠から目覚めると、私の横に健一がいた。その手に出刃庖丁が握られている。私は危うく声を上げかけた。……夫を亡くし保険の集金人をする小磯泰子と二十年振りで出会った私は、妻の眼を盗んで家に出入りし、密かな逢瀬を楽しむようになった。が、その一人息子で6歳の健一は何故か私に親しまず、その異常な挙動に私は自分への殺意を感じた。少年の殺意。――私にはそれを否定し切れぬ過去があった。「潜在光景」ほか「典雅な姉弟」「万葉翡翠」「鉢植えを買う女」「薄化粧の男」「確証」「田舎医師」を併載。眼に見えぬ運命の糸に操られ、破滅へと導かれる男女を描く連作推理集。 -
果実の誤解
彼女の鬱屈した“想い”はやがて全ての歯車を狂わせていく 物静かな性格の千春には妹が一人いた。妹といっても実の妹ではなく、実の母親が死に、家に転がりこんできた女が生んだ腹違いの妹。その妹は昔から何かと人のものをほしがった。人のものが羨ましく見えて、なんでもほしがる性格なのだ。そのくせ、それが自分のものになると全く興味を示さなくなる。そんな妹が次にほしがったのは、千春の婚約者…。(「熟れた柿」) 心理サスペンスの名手が贈る、電子オリジナル短篇集。 ・熟れた柿 ・堕ちたグミ ・溶ける日 ・ザクロの秘密 ・杏の誤解 ・マスカットの空 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。 -
カトマンズ・イエティ・ハウス
十四の街角を曲がり……喧噪から瞑想へ、現実から幻想への旅 言いわすれたが、おれはケイ。齢は二十二。日本の情報は少しは入る。いま、やっているバイトのせいさ。バイトは、いうならばガイドだった。二、三年前にここにいた日本から来た放浪族が、どういうぐあいか、つけたコネを、つぎつぎいろんなやつが引き継いで、おれのところまでまわって来ていた。(「カトマンズ・イエティ・ハウス」より) のっぺらぼうの人間などあり得ず、常ならぬ部分、ゆがんだ部分は誰にでもある。どこか「常ならぬ部分」をかかえこんだ人びとを描いた短篇集。 ・坂道 ・街角 ・草原 ・秋の日 ・広場 ・暴力 ・春の影 ・すばらしい冬の日 ・冬の日の鳩 ・サマータイム ・おれのバイオレンス ・炎のなか ・ラジャスタンの笛吹き ・カトマンズ・イエティ・ハウス ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。 -
【合本版1-2巻】吸血鬼とショコラティエ
※本作品は最新作を含む合本版です。収録書籍をご確認の上、重複購入にご注意下さい。 本電子書籍は「吸血鬼とショコラティエ」1-2巻を1冊にまとめた合本版です。 (収録書籍) 吸血鬼とショコラティエ~天才錬金術師の甘美な探究~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 吸血鬼とショコラティエ2 ~黒の甘美と終わりなき狂宴~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 「お前をぜってえ殺す── 究極のチョコレートで」 「殺意に満ちた顔もそそるね?」 甘党の吸血鬼×生意気ショコラティエが贈る、 絶対主従ゴシック・スイーツ・ファンタジー! 「究極の甘美を捧げよ──さもなくば死ね」 怪異が集う神秘の街・ルヴィリア。錬金術師・アルフレッドは、金も家も命さえも奪われかけたところを、不幸にも吸血鬼・シンに助けられてしまう。代償に隷属契約を結ばされ、逃げれば殺【や】られる状況で命じられたのは、「死ぬほど美味しいチョコレートを作ること」。幸福な生の実感が唯一の弱点である奴は、長い生に飽きており、甘美なエクスタシーを感じて死にたいらしい。究極の一粒を生み出すのが先か、役立たずとして燃え殻になるのが先か……男二人の危険な攻防、その行方やいかに? 甘くとろける探求よ永遠に──絶対主従ゴシック・スイーツ・ファンタジー! -
群青
鑑別所あがりの少年が、殺された少女の無念を晴らすべく街を這いまわる 工場排水と油によどんだ京浜運河のほとりに咲いた小さな恋。ゆがんだ青春にめばえた恋は、少年の暗い心に一瞬の光明を投げつけた。しかし、やがて起こった少女の惨殺事件。彼女を殺したヤツはいったい誰なんだ…。警察に追われながらも、少年の憑かれたような推理活動が開始されるが、その手には、鋭いナイフが光っていた…。若者の異常な犯罪心理を描いたハードボイルド長篇作品。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。 -
煙の殺意
問答無用の面白さ、騙される快感!泡坂ミステリのエッセンスが詰まった名作品集。困っているときには、ことさら身なりに気を配り、紳士の心でいなければならない、という近衛真澄の教えを守り、服装を整えて多武の山公園へ赴いた島津亮彦。折よく近衛に会い、2人で鍋を囲んだが……知る人ぞ知る逸品「紳士の園」や、加奈江と毬子の往復書簡で語られる南の島のシンデレラストーリー「閏の花嫁」、大火災の実況中継にかじりつく警部と心惹かれる屍体に高揚する鑑識官コンビの殺人現場リポート「煙の殺意」など、騙しの美学に彩られた8編を収録。/収録作=「赤の追想」「椛山訪雪図」「紳士の園」「閏の花嫁」「煙の殺意」「狐の面」「歯と胴」「開橋式次第」 -
後宮の暗殺者
エブリスタ×TOブックス大賞 奨励賞受賞作! 「どうせ捨てる命なら、わしによこせ」 闇に生きる暗殺者と太陽のような皇帝。 スリルと純愛が交錯する、中華溺愛ロマンス! 暗殺者の翠玉は、大国・楊の皇帝・暁嵐の寝所に忍び込んだ。 任務はまさかの失敗、当然処刑されるはずが── 「どうせ捨てる命なら、わしによこせ」と何故か求婚され、後宮入りすることに! 規格外に大きい器と飾らない人柄に惹かれる翠玉だが、 後宮にはまだ“皇帝暗殺”を企てた者がいる。 甘い白茶に潜む殺意、闇に葬られる皇妃達、国を揺るがす“裏切り”の系譜。 黒幕は誰か? 愛を知った暗殺者が選ぶ道とは? 闇に生きる女と太陽のような皇帝。 スリルと純愛が交錯する、中華溺愛ロマンス! 碧野葉菜(あおの・はな) 2024年、電子書籍にて商業デビュー。 2025年、TOブックス大賞奨励賞受賞、今作が初の紙書籍出版となる。 -
殺す時間を殺すための時間
R-1グランプリ2024にて大会史上初のアマチュアファイナリストとなり、お笑い界にどよめきを与えた芸人・どくさいスイッチ企画。 社会人生活を送る傍ら、アマチュアお笑いの舞台に立ち続けた、孤高のピン芸人による初書籍が発売決定! どくさいスイッチ企画がWeb小説サイト「カクヨム」にて、「たいむとぅーきる」というタイトルのもと、ひたむきに綴りつづけた大量のショートショートが、今回大幅なブラッシュアップを経て「殺す時間を殺すための時間」として書籍化。 「カクヨム」掲載の傑作から、新規書き下ろしまでたっぷり収録。 とびきりのお笑いぐるいがジャンルレスに生み出す「読むピン芸」、今いちばん、夢がある超短編集です。 ――――――― 17才のとある日を境に、少年は「殺し」を胸に誓い、着々と準備を進めていた。(「こじらせた殺意」) ツアーファイナルを迎えたバンドは、ファンに秘めた思いを告白する。(「違法薬物」) 東京を拠点に活動する男女コンビのインディーズ芸人「だいさくせんズ」。彼らの鉄板ネタには秘密があった。(「だいさくせんズについて」) ある日、男の家に訪ねてきた死神。どうやら男の余命を決める「いのちのロウソク」をなくしてしまったと言うが……?(「いのちの灯」) ほか、あなたの退屈な時間を「殺す」豊かな世界観の物語を多数収録! -
#コンパス 戦闘摂理解析システム
蜘蛛縫組の糸廻輪廻は、義理人情を嫌う極悪非道の若頭。 彼が尊敬する組長の正太郎の側には、極道者とは思えぬ端整な顔立ちの男、千切常影がいた。素性不明のこの男は、ある日急に相談役に収まったのだ。 ……気に食わない。 しかし二人は組長命令で一緒に事件調査をすることに。 自分に殺意を向けてくるこの男と? それならついでに千切の裏を暴いてやろう。 きっとこいつの正体は――。 不協和音しか奏でない最凶バディ、結成!? 【電子特典付き】 蜘蛛縫組の恒例行事、花見会を楽しむ輪廻たち。 しかし風情をぶち壊す輩どもが現れて――? 書き下ろしショートストーリー『蜘蛛縫組の花見』を収録! -
さらば、わが暗黒の日々
仕事でバリに降り立った私は、仕組まれた“偶然”により事件に巻き込まれてゆく 私の躰はくの字に折れ曲がっていた。やがて二人の人間が私を抱え、彼らが海浜の水際を歩いていることがわかる。やがて私の躰は、どさりと降され、同時に大きく左右に揺れた。そう遠くない場所で、早口のインドネシア語の会話がきこえる…。 バリに来てから、奇妙な人影が常にまとわりついていた。現地のガイドと警察、民族音楽グループ、オーストラリア人の大富豪、そして日本で死んだはずのあの女。やがて殺人事件が起きて、その陰謀が徐々に明らかになっていく…。 インドネシアのバリ島を舞台にくりひろげられる、正統ハードボイルド長篇。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。 -
幸せのかたち
仕事、家庭、友情……最後に選ぶのは? 戦慄の長篇心理サスペンス 駅前の商店街で紗江子に声をかけてきた女性は、中学時代、卒業を前に転校したクラスメートの美幸だった。完成したばかりの近くの高層マンションに引っ越してきたという。18年ぶりの再会を機に、紗江子の平穏な日々は変化をみせはじめ、紗江子の旧友で同じクラスメートだった香織にも…。人生の岐路に直面した三人の女性の姿を描く、ミステリアスな物語。 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。 -
死者におくる入院案内
殺して、騙して、隠して、消して――悪は死んでも治らない! 霧深い夜に腹を裂かれた女と通り魔の正体(外科)、希望溢れるはずの新しい団地で、入居日を過ぎても姿が見えない若夫婦の行方(精神科)、人気作家の元に現れた身に覚えのない「我が子」とその母(産婦人科)、余命三ヶ月と診断されて家を飛び出した少女と強盗犯の奇妙な絆(放射線科)、法医学者のもとを訪れる、「今日殺された」と主張する謎の客(法医学教室)……迷える人間たちの病状は実にさまざま。<外科>、<小児科>、<眼科>、<精神科>、<産婦人科>、<放射線科>、<法医学教室>。バリエーションに富んだ切り口とテーマでまとめられた本作は、まさに赤川流ユーモアサスペンスの真骨頂。殺意と悪意の病に罹った「患者」たちに「名医」赤川次郎がおくる、7つの診療科への入院案内だ。劇薬級のブラックユーモアに病みつき、中毒注意! 傑作ミステリー短編集。 -
死者の暗号殺人事件
手紙に遺された「暗号」が示す、殺意の証明と意外な真犯人 「ふじをでるふじにふじさんをくわえる。 この言葉の謎が解けたら、それに新湯富士と小佐渡富土を乗せて。 そうすれば、ある一つの場所が分かるはず」 事務所開きしたばかりの探偵社に、差出人のない郵便が届く。自殺とされている美山紀美江の死に不審を抱く調査依頼だった。それには、謎めいた手紙が同封されており、中に書かれた暗号を解読すれば、すべての謎が解けるという。 差し出し人はいったい誰なのか、そして紀美江の手紙にある大金のありかを示す暗号の意味は? 興味をそそられた所長の亀浜欧次は調査に乗り出すが、その先々で関係者が殺されてしまう。そして、ついに暗号が解かれ、事件は一挙に解決したかに見えたが…。本格推理ミステリ長篇。 ●矢島誠(やじま・まこと) 1954年、東京生まれ。中央大学卒業。雑誌編集者を経て、1988年『霊南坂殺人事件』でデビュー。『星狩人』で、第29回江戸川乱歩賞候補。第8回横溝正史賞候補となった『双曲線上の殺人』は火曜サスペンス劇場でドラマ化されている。長編ミステリーだけでなく、ホラー短編集や、最近では、時代小説も手がける。 -
十三の冥府
ウミネコで有名な八戸の蕪島でお遍路の女性とすれ違った時、女子大生・神尾容子は、記憶の底に刻み込まれた奇妙な唄を耳にした。ところが数日後、唄を口ずさんでいたお遍路と思しき女性の絞殺死体が、新郷村の“ピラミッド”へつづく山道で発見される。同じ頃、古文書の真贋論争を取材するため青森を訪れた浅見光彦は<ピラミッド殺人事件>を皮切りに、行く先々で不可解な死に遭遇するが、その死の原因を“アラハバキ神の祟り”だと噂し、恐れおののく人たちがいた……。本州最果ての地に息づく謎めいた伝説と信仰。その背後に潜む憎悪と殺意に敢然と立ち向かう名探偵・浅見光彦の活躍を描いた、長編旅情ミステリーの傑作! -
12星座殺人事件
牡羊座の彼がいる人必見! 今宵、あなたが彼に殺されないために。ミステリーと占星術のコラボレーション 雑誌やテレビの星占いではあまり触れられない、占星術のダークサイドに焦点を当て、ミステリー小説と星座解説を一体化。本当は怖い占星術! 12星座の物語の主人公はすべて男性。美容師、刑事、作家、お笑い芸人など様々な職種の男性たちが恋愛のもつれで恋人を殺してしまうという設定で、ちょっとエグい12本の短編小説で構成されています。それぞれの星座には特徴的な性格があるので、殺意や殺し方も千差万別。小説の末尾には占星術家・水谷奏音が執筆した解説があり、それぞれの星座の特徴、なぜそんな殺し方をしたのかが分かります。ミステリー小説を楽しみながら、その星座特有の“殺意”の勉強にもなる一石二鳥の一冊。『12星座殺人事件』の分冊、牡羊座篇です! -
12星座殺人事件
今宵、あなたが彼に殺されないために! ミステリーと占星術のコラボレーション 雑誌やテレビの星占いではあまり触れられない、占星術のダークサイドに焦点を当て、ミステリー小説と星座解説を一体化。本当は怖い占星術! 12星座の物語の主人公はすべて男性。美容師、刑事、作家、お笑い芸人など様々な職種の男性たちが恋愛のもつれで恋人を殺してしまうという設定で、ちょっとエグい12本の短編小説で構成されています。それぞれの星座には特徴的な性格があるので、殺意や殺し方も千差万別。小説の末尾には占星術家・水谷奏音が執筆した解説があり、それぞれの星座の特徴、なぜそんな殺し方をしたのかが分かります。ミステリー小説を楽しみながら、その星座特有の“殺意”の勉強にもなる一石二鳥の一冊。12星座ごとに分けた、分冊版も同時発売! -
川柳句集 凌霄花
己を信じて、孤高をつらぬく川柳の求道者である著者は、まるで空に向かって高く咲く凌霄花(のうぜんかずら)のように、強くたおやかである。 愛と女、喜怒哀楽、勇気と安心感、ときに諦念や妬心、殺意までのありとあらゆる心の動きや現象を、その研ぎ澄ました感性でするすると十七音に編み上げていく。 時実新子氏に師事し、大阪市生涯学習インストラクターとして活躍中。 《一茎に一花 やっぱり君が好き》 《愛された記憶を探す冬の指》 《返り血は覚悟ゆっくり紅を引く》 《少しずつ忘れきれいになってゆく》 《手を洗う神に許しを乞うように》 《清め塩誰も汚れてなどいない》 《子に頼る父の目尻が濡れている》 《あの世へと続く花火のあとの闇》 《盛大な拍手で送りひとり消す》 《ライオンでありたし今日も明後日も》 -
タイムカプセル
ベストセラーコミック「ザ・シェフ」「女医レイカ」の原作者・剣名舞が描くミステリーファンタジーノベル! 今、時空を越えて秘められた過去が明かされ禁断の扉が開かれる! 10年ぶりに高校の同窓会で再会した5人の男女・・・プロサッカー選手の黒木一彦、その妻・百合香、戦場カメラマンの赤松浩之、政治家秘書の青柳真一郎、ファッションデザイナーの緑川奈美江・・・それぞれ誰もが表の顔とは裏腹に誰にも打ち明けられない心の闇を抱えていた。 高校時代、同じ仲間だった桃井早紀子の自殺に関わっていた5人は、10年前に埋めたそれぞれの想い出が詰まったタイムカプセルを掘り起こすことを決心する。そして禁断の扉が開かれた! 【著者プロフィール】 剣名舞(つるぎなまい) 漫画原作者・作家・プロデューサー。 1955年 東京葛飾区出身 中央大学卒。 大学卒業後、IT会社、麻雀屋勤務を経て漫画原作者としてデビュー。その後、株式会社剣名プロダクション 代表取締役 プロデビュー講座主宰。 日本漫画家協会員。大阪芸術大学キャラクター造形学科准教授。小池一夫劇画村塾2期生。 2015年6月より「プレジデントネクスト」(プレジデント社)にて新連載漫画「ザ・ビジネスマン」(画・奈純伊代)がスタート。 【代表作・原作】「ザ・シェフ」全41巻(日本文芸社) 画・加藤唯史「女医レイカ」全18巻(リイド社) 画・嶺岸信明 「海猫亭へようこそ」(実業之日本社)全10巻 画・村尾忠義「MC・LAW」(新潮社) 【代表作・書籍】「漫画原作で印税1億円を稼ぐ方法」(東洋経済新報社)「小説版ザ・シェフ」(実業之日本社)「心の処方箋」(ゴマブックス)「かけがえのない女になる方法」(大和書房)「殺意のハイヒール~女医レイカのカルテ」(ぶんか社文庫) -
他人の城
失踪した女の部屋には〈私〉が雑誌に書いた戦争混血児に関する記事が残されていた 人はみな心の中に他人には窺い知れない孤独な城を持っている。しかしその秘密の城が白日の下にさらされる時、思いもよらぬ悲劇が生まれることもある。ハーフの美少女〈真理〉の失踪。これが〈私〉の四日間、だが四年にも感じられた暑い長い秋の始まりであった…。 本格ハードボイルド・ミステリの傑作。第62回直木賞候補作品。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。 -
探偵・日暮旅人の遺し物
目に見えない物を“視る”ことで事件を解決する探偵・日暮旅人が、待望の帰還! 保育園の帰り道、旅人に内緒で捨て猫を拾った灯衣ちゃん。子猫のワタゲとの温かい日常を描く『テイちゃんと子猫と七変化』。 ヴェールに包まれた旅人の高校時代。そこには、旅人に寄り添った優しき兄妹との時間と、秘められた恋の物語があった――『君の声』。 ほか、嵐の洋館で像の呪いに旅人が挑む『像の殺意』、廃校の謎を紐解く『畢生の接ぎ』、旅人が五感を失わなかった世界を描く『愛の夢』など、本編では語られなかった物語全5編を収録した番外編。 -
追憶の殺意
年もおしつまったある日、埼玉県岩槻市の川土手で、自動車教習所の配車係が死体で発見された。男には職場の同僚と悪質なギャンブルを行なっていた疑いが浮上する。そして年が改まったとたん、教習所の技能主任が密室状況下の建物の中で撲殺される。さらに指導員の男が自宅マンションの駐車場にカバーをかけて駐めてあった自分の車の中で殺されていた!! 自動車教習所に通う教習生と指導員――その絡み合いの中からあぶり出される複雑な人間関係。やがて捜査線上に浮かんだ容疑者には、二重三重の鉄壁なアリバイがあった……!? 『模倣の殺意』の著者・中町信が本格ミステリの王道〈密室+アリバイ破り〉に挑んだ傑作長編推理。 -
妻が夫を完全犯罪で殺す方法(あるいはその逆)
クズ夫は古典的な完全犯罪で絶対殺す! 殺されるくらいなら妻を完璧な計画で殺す! 夫婦喧嘩×完全犯罪×AIミステリー、このどんでん返しは絶対予測不可能! 料理研究家の鷹内冴子は完璧な夫だったはずの射矢に殺意を覚えていた。探偵に素行調査を依頼したら、三桁を超える不貞の事実が発覚。昔から異様にモテてはいたが、こんなクズだとは思っていなかった。別れる前に叩きのめしてやると心に誓い、まずは『妻が夫を完全犯罪で殺す方法』という小説を執筆し始める。 IT企業社長の射矢はキッチンの抽斗から妻の書いた小説を見つける。浮気がバレたと確信し、不倫相手と距離を置き始めた。そんなある日、部下の天才プログラマーである丸尾が開発しているAIの三郎と対面した。夫婦は一緒にトレイルランニングの大会に出る予定なのだが、三郎は「冴子は射矢を事故に見せかけて転落死させる」と衝撃の予想を告げる。そして、三郎は射矢のために完全犯罪を計画するのだった。 -
【東京創元社無料読本】ベストセレクション〈2015 Summer〉
『ビール、枝豆、ミステリ』は夏の新しい習慣! 今年もまた「ベストセレクションフェア」の季節になりました。今回のラインナップは読み継がれている東京創元社の定番中の定番をはじめ、これから新たな定番になる新作・話題作など目白押しです。本電子書籍は、フェアのガイドブックとしてお役立ていただけるよう、ベストセレクションフェア・ラインナップ作品の立読み版(電子書籍を配信している作品に限る)を収録しております。どうぞお楽しみください。/立読み版収録作品=『体育館の殺人』青崎有吾、『アヒルと鴨のコインロッカー』『夜の国のクーパー』伊坂幸太郎、『聴き屋の芸術学部祭』市井豊、『夜の写本師』乾石智子、『配達あかずきん』大崎梢、『二度のお別れ』黒川博行、『青空の卵』坂木司、『模倣の殺意』中町信、『まもなく電車が出現します』似鳥鶏、『慟哭』貫井徳郎、『ハルさん』藤野恵美、『もう年はとれない』ダニエル・フリードマン/野口百合子 訳、『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン/池央耿 訳、『シャドウ』道尾秀介、『盤上の夜』宮内悠介 -
十津川班捜査行 わが愛 知床に消えた女
[著者のことば] 「人生は愛と友情と裏切りで成り立っている」と、色紙やサイン本に書いている。 小説で、中身を面白くする最たるものは、「復讐」だろう。 誰しも、復讐したい人間の一人や二人はいるはずである。復讐する側に、ちゃんとした理由があり、復讐される側はその訳が分かっていない時、意外なドラマが生み出される。 人間の感情ほど怖いものはないし、計り知れない。それだからこそ、興味が尽きないし、面白い。 この短編集は、「愛と復讐」にまつわるミステリーを集めたものだ。 知床、東京、阿蘇、草津……、男と女の間に何が起こったのか? 想いゆえの悲劇か、憎しみゆえの惨劇か――。 十津川ファミリーが挑む“愛と復讐”の事件簿! 警視庁捜査一課の元刑事で私立探偵の橋本豊のもとに、失踪人の捜索依頼が舞い込んだ。行方不明となったのはOLの三浦亜紀。「ひとりで生活してみたい」という手紙を残していた。 橋本は調査を開始するが、真面目な亜紀には男の影もなく、手がかりがつかめない。しかし、直前に1千万円の貯金を下ろしていた。事件に巻き込まれたのか? やがて、携帯電話の交信記録から亜紀が知床にいることが判明。現地へ飛んだ橋本は、亜紀が事故死したという証言を得る。不審を抱いた橋本はかつての上司・十津川に協力を要請した……。 【収録作品】「わが愛 知床に消えた女」「愛と殺意の中央本線」「復讐のスイッチ・バック」「愛と死 草津温泉」 ※「十津川警部」シリーズと作品の楽しみ方がさらに広がる解説も収録![解説:小梛治宣] -
隣の女
「私にも、殺したいほど憎む人がいる」と隣に住む女は告白した ステンドグラス作家・羽田野祥子は、妹をもて遊び、自殺に追い込んだ男・森嶋吾郎を殺そうと刃物を手に待ち伏せをしていた。そんな彼女の前に、アイと名乗る謎の人物が現れた。「ぼくが、かわりに殺してあげましょうか」……一週間後、森嶋は自宅近くの公園で頭を割られ、死体となって発見された。次の日、祥子は隣に住む主婦・宮脇まゆみに、「わたしにも殺し屋を紹介してほしい」と頼まれる。殺意を抱く二人の女性心理を描く長篇サスペンス。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『最後の晩餐』『意地悪な食卓』(角川ホラー文庫)、『手紙を読む女』(徳間文庫)、『記録魔』(祥伝社文庫)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。 -
泥棒は二度パンを焼く
天才錠前師の錠二が、元パン屋の強盗・太陽に向けた殺意。その瞬間、世界は二つに引き裂かれた。一方は、太陽を撃ち殺して冷酷な「ボス」として裏社会に生きる道。もう一方は、拳銃の故障で殺せず、太陽と共に「パン屋」になる明るい道。泥棒とパン屋――正反対の並行世界を歩む二人の錠二。交わるはずのない二つの運命が、ある「違和感」をきっかけに混ざり合い、物語は予測不能の終局へ加速する。幸せを手にするのは、泥棒か? それともパン屋か? 世にも奇妙な平行世界ミステリー! ※本作品は2023年1月に刊行された単行本『ボス/ベイカー』を改題し、加筆・修正したものです。 -
熱帯夜
我が子を殺めた女に手を差しのべた女性弁護士と女流評論家だが、裁判が進むにつれて二人の神経は引き裂かれていく 評論家の燈子は、子供を無認可保育所で死なせた経験を本にして、世に出た。弁護士の真希子は、身勝手な夫に悩んでいる。二人は、生活苦から我が子を歩道橋から投げ落とした石川信子を救うため、共闘を約した。果たして信子に殺意はあったのか。働く女性の困難な状況を訴えようとする真希子と、マスコミの関心を集めたい燈子の思惑は微妙にずれ始め…。現代女性の心理のひだを巧みに描くサスペンス。 ●山崎洋子(やまざき・ようこ) 1947年、京都府宮津市生まれ。コピーライター、児童読物作家、脚本家などを経て第32回江戸川乱歩賞を『花園の迷宮』で受賞し、作家デビュー。横浜を描く作家として名高い。現在は、小説だけでなく、ノンフィクション、戯曲なども手がける。2010年、NHK主催の地域放送文化賞を受賞。 -
橋の上の「殺意」 <畠山鈴香はどう裁かれたか>
二〇〇六年秋田で、二人の児童の遺体が見つかった。逮捕されたのは、亡くなった女児の母でシングルマザーの畠山鈴香。しかし彼女に「殺意」はあったのか? 著者は、悲惨な生い立ちと裁判の杜撰さを追い、検察の強引な死刑求刑とも、弁護側とも異なる、独自の「真相」を提示する。各紙誌絶賛のルポルタージュ! -
P+D BOOKS 詩城の旅びと
南仏を舞台に愛と復讐の交錯を描く。 「ゴッホゆかりのプロヴァンス地方で国際駅伝を」一女性の投書に惹かれた和栄新聞社企画部長・木村は、実現に向けて南フランスへ飛んだ。荒れた古城や教会を訪れ、謎めいた伯爵夫妻の館に滞在。仕事に賭ける男の情熱と投書者のひそかな企みがついに交錯した……。 南フランスの太陽・青い空・あふれるラベンダーの紫、風光明媚な情景の中で織り成される奇妙な人間模様。目眩めく憎悪と妖しい愛、そして「執念」と「殺意」。暗鬱な風景と明るい光景とが渾然となって、黒い詩情が交錯する…。知られざるフランス中世都市レ・ボー、ゴッホのゆかりの地アルル、セザンヌの生地エクス・アン・プロヴァンス、そして九州豊後竹田で繰り広げられるサスペンス・ロマンス。 NHK同名ドラマの原作にもなった作品。炎の画家が愛した美しい風光のなかに巨匠・松本清張が愛と復讐の構図を描く。 -
復讐を誓う花嫁
10歳の誕生日、生け贄を強いられたレイモンドは、命令した兄に対して殺意を抱く。あれから20年たった今も、兄への反逆心は日に日に強くなるばかりだった。そんな折、ウェールズのモーガン卿が協定を結ぶ交換条件として、娘と領地を提供すると言ってきた。兄に反旗を翻すならば、モーガン卿の戦力は心強い。レイモンドは協定を受け入れた。その娘がかつて戦で親友を殺されたことで、イングランドの騎士に強い復讐の念を抱いていることも知らずに。■12世紀のイングランドとウェールズの国境地帯で、心に傷を負った騎士と花嫁は情熱的な愛を誓い合い、育みます。 -
ふたつの名前
平穏な家庭に潜むふたつの優しい殺意 高齢者向けの結婚相談所“サードライフ”で働く保奈美。控えめな母、義理の関係だが優しい父との平凡な家庭に育ち、仕事では女性社長からの信頼も厚く、何の問題も見当たらないはずの彼女を、ときおり「不安」としか言いようのない発作が襲う。保奈美がその正体を探りはじめたとき、平穏な家庭がひた隠しにしてきた哀しい事件が蘇る。長篇心理サスペンス。 ●松村比呂美(まつむら・ひろみ) 1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。 -
ペインティング・ナイフの群像
淡い叙情性を持つ物語が散りばめられた新形式“掌編組曲” 言葉のペインティング・ナイフが塗りこめてゆく現代人の叙述詩…。短篇、コント、詩、ショートショート、etc。12章に分けて組み合わされた62の物語は、ゆるやかな一つの長編として結実する。第71回直木賞候補作品。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。 -
本当は恐い! 日本むかし話 秘められた異聞録
「昔々あるところに――」 親しみ深い口上ではじまるむかり話には、秘められたもうひとつの顔がある。 原初の姿では、人生の教訓を伝える一方で、人間の禍々しい本性を語るものでもあったのだ。 その表現は、目を疑いたくなる描写に満ちたもの。 色欲、嫉妬、強欲といった卑しい心、猜疑、愛憎、そして狂気や殺意といった心の闇が至るところに散りばめられていた。 だが、親から子へ、子から孫へと語りつがれていくうちに、そうした残虐性や好色性は封印され、なじみやすい物語へとその姿を変えられてきたのである。 はたして、子どものころに聞いたむかし話の本来の姿は、いったいどんなものだったのか? 本書では、むかし話や民話をさまざまな角度から検証。 その裏側に秘められた“原点”を明らかにする。 -
本編前に殺されている乙女ゲームの悪役に転生しました【電子版特典付】
乙女ゲームの悪役に転生してしまった私。それも攻略対象の少年に散々なトラウマを植え付けた、ショタコン&ドSな美女ヒルダ!? 待ち受けるのは、ゲーム本編開始前に殺されてしまう運命!!? 殺意むき出しのヤンデレ少年や、バラエティ豊かなけもみみ獣人達に囲まれて、逆ハーレムなのに死亡フラグ待ったなし! 「小説家になろう」発、悪役女王様の生き残りをかけたショタ育成物語!! ※電子版には書き下ろしショートストーリー『エリオットと昼の太陽』が特別付録しております。 主婦と生活社刊 -
町の案内図 声、そして彼らの旅
演奏するかのように言葉が奏でられ、やがて幻想SFという魅力あふれる未知の領域を発見する 光と闇、生と死、喜悦と不安……はるかな記憶の底に内在するイメージを抽出し、選びぬかれた言葉と、乾いた文体で構築するユニークな作品世界。長らく入手困難だった幻想SF短篇集の名作が、ついに電子書籍で復刊! ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。 -
街の博物誌
現代人の心奥底に眠る原始への郷愁を呼び、未来への不安を暗示する幻想小説集 歩行者天国で賑わう渋谷の街にそそりたつメタセコイアの巨木、二人の若い婚約者たちに生えてしまったかわいらしいシッポ、老いて現代に見捨てられた男を訪れる面妖な鳥“ニッポンカサドリ”etc。日常性に覆い尽くされているかに見える私たちの街に、ふと垣間見えるこうした不思議なものの姿……。 幻想SFの名作が、新井苑子の表紙・挿し絵とともに奇跡の復刊! ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
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